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	<title>マルチ商法 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>マルチ商法 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>マルチの夜　後編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Aug 2023 10:00:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[マッチングアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[マルチ商法]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[失恋]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
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					<description><![CDATA[そびえ建つタワーマンショを見て、漫画の主人公のように「俺はいつか、タワーマンションに住む！」と豪語していたマルチ。 その姿を見て、（ワタシはこいつのカモにされていたんだ）と、とても悲しく、同時に怒りさえ湧きながら、友人の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>そびえ建つタワーマンショを見て、漫画の主人公のように<span style="color: #808000"><strong>「俺はいつか、タワーマンションに住む！」</strong></span>と豪語していたマルチ。</p>
<p>その姿を見て、<span style="color: #ff00ff">（ワタシはこいつのカモにされていたんだ）</span>と、とても悲しく、同時に怒りさえ湧きながら、友人の待つ家へと帰って行きました。</p>
<p>時間は深夜に差し掛かっており、それでも彼女はワタシの帰りを待ってくれていました。</p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「納言ちゃん、どうだった？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのね、今日タワーマンションに連れて行かれたよ。笑」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「えっ！？タワーマンション！？なんで」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あれはね、本気で恋を探している奴じゃなくて、マルチ商法の勧誘するために恋を武器にしていた奴だった」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「そうだったんだ・・・。これからどうするの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「それがね、明日の午後</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>7</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>時に契約書を持ってこっちに来るんだって。多分契約成立すると思ってるんだけど、絶対に怪しいから断ろうと思う。そんで全部気持ちをぶつけようかなって思う」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「そうなんだ。一人で大丈夫？他にも人が来たら怖いよね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「確かに・・・」</strong></span>そんやり取りを交わし、話し合いの結果、友人も決戦日に同行してくれることになりました。</p>
<p>友人はとりあえず車で待機し、ワタシがマルチと話す。何かあればいつでも誰かを呼べるように待機する手はずを組んで…。</p>
<h4><span id="toc1">決戦の午後7時</span></h4>
<p>そしていよいよ日付は変わり、決戦当日を迎えました。</p>
<p>様子がバレてしまわないように、マルチには何も言わず行く時間と集合場所を決めて、向かうことにしたのです。</p>
<p>友人は<span style="color: #99cc00"><strong>「何かあったらすぐに連絡してね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>集合場所に着くと奴はすでに待っており、<span style="color: #ff00ff"><strong>「着いたよ！」</strong></span>と連絡を入れたすぐに、書類を持って颯爽と車から降りてきました。</p>
<p>そして一言、<span style="color: #808000"><strong>「納言ちゃ〜ん。今日も素敵だね」</strong></span>といつも以上にテンション高めに言ってきたのです。</p>
<p>もうその顔は、<span style="color: #808000">（俺はこれで契約が取れたぞ）</span>という、勝利の顔をしていました。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「納言ちゃん、ハンコ持ってきた？これで晴れて仲間だね。うれしいよ。困った事があれば、いつでも相談に乗るから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「ん？何か不安なことでもあるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのさ、ごめんだけど契約はできない」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「えっ！？なんで、どうして、えっ！？あんなに素晴らしい話を聞いたのに。どうして！！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あれって、マルチ商法だよね？投資って言ってた話も、投資という名の賭博で違法だよね？どうしてそんな危ない橋を渡らないといけないの？それに、消費者金融からお金を借りさせるなんて、どう考えてもおかしいよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・。でも俺も借りてるし、安全だよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「借りてるの！？だってまだ信頼関係も何もないのに、『消費者金融から、お金を借りて』っていうのっておかしいと思わない？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「それは・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「申し訳ないけど、ワタシから聞き出した個人情報とかあるよね？書類があるなら、それ破るから貸して。無断で出来ないなら、あの社長に今すぐ聞いて」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・分かった」</strong></span></p>
<p>そこから少し外れた場所で、何やら社長に頭を下げて話をしているマルチ、この時点で30分以上の時間が過ぎていました。幸い来ていたのはマルチだけだったので、友人には<span style="color: #ff00ff"><strong>「ちょっと長くなりそうだから、家まで送るよ。また何かあったら、連絡するね」</strong></span>と話し、友人を家に送り、マルチのいる場所へと戻ったのです。</p>
<p>友人は心配そうに<span style="color: #99cc00"><strong>「大丈夫？何かあったらすぐに連絡してね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>そしてここからが、本当の修羅場となっていったのです。</p>
<h4><span id="toc2">マルチの過去、そして闇落ちへ</span></h4>
<p>社長と話がついたところで、ワタシも戻ってきたので、書類は目の前でビリビリにさせてもらい、そして全てのものをこちらで預かることにしました。</p>
<p>しかし、コピーを取られていたらどうしようもないので、そこは自己責任だと自分の軽率な判断をとても悔やみました。</p>
<p>マルチ自身は、そもそもの目的が絶たれてしまった今、放心状態でどうしていいのかが分からなくなっているような顔をしながら、呆然とワタシの顔を眺めていました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのさ、どうしてマルチ商法なんて始めたの？おじいちゃんの話を聞いた時、和食屋の話を聞いた時、今なんかよりもずっと嬉しそうに話してたのに。自分だって分かってるんじゃないの？こんなことしていていいのかって」</strong></span></p>
<p>その言葉が彼の何かを動かしたのか、マルチは周りも気にせずに涙を流しながら、自分の話をし始めたのです。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「元々は、じいちゃんに憧れて料理人になりたかった。けど、投資で失敗した時に消費者金融でお金を借りて、そこで今やってる話が舞い込んでいたんだよ。その時、『自分には、これが次の生きる道なんだ』って思ってしまって。借金も抱えて、才能もないし、社長たちと一緒にいたら、いつか金持ちになれると本気で思ってしまって・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「じゃあ、会社を経営してるっていうのも、あいつらのところで出してるってだけで、本当は経営してないの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「うん・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「マルチ商法だから、きっとノルマとかがあるよね？人を紹介したら、自分にもお金が入るシステムだったでしょ？じゃあ何？マッチングアプリで女の子に恋愛感情を持たせて、マルチ商法に引っ張ってたってこと？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・そうなるのかな」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシもその一人だったってことね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「でも、本当に納言ちゃんのこと素敵だと思っていたし、幸せにしたいと思った。もしも、これが成功したら保育士なんて辞めて、もっと自由にさせてあげられるって本気で思ったんだよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「よく考えてみてよ！自由になる前に、複数の消費者金融で借金させてる時点で、自由なんてあるわけないじゃん。その人となりはね、身なりや立ち振る舞いから出るんだよ。あんな歯の朽ち果てた社長から、何一つ学ぶことなんてないよ。あのタワーマンションも、実際は住んでないでしょ。自分の人生犠牲にして、どうするの。どれだけ貧乏でも、心まで貧乏になって、大切なことまで忘れたら、それこそ希望なんて無くなってしまうんだよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000000">その言葉が彼の心を動かしたのか、えぐってしまったのかは分かりませんが、マルチはへたり込みながら再び涙を流していました。</span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">そして</span></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #808000"><strong>「僕には、もうこの道しかないんだよ・・・。これしか生きていく道が残されてないんだ」</strong></span></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">という言葉に、猛烈に虚しさが響き渡りました。</span></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff">（この人は、もう取り返しのつかないところまで、進んでしまったんだ）</span>そう悟ったからです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「今やっていることは、家族に言えることなの？大好きだったお爺さんに話せることなの？」</strong></span></p>
<p>その言葉を聞き、彼は涙を流しながら<span style="color: #808000"><strong>「言えない・・・。こんなこと、言えないよ」</strong></span>と呟くばかりでした。</p>
<p>まだ22歳の若き人生が、こうして食い物にされていることを目の当たりにして、そしてワタシ自身も食い物にされかけた。</p>
<p>きっと他にも被害者がいて、中にはマルチ商法の中へと飛び込んだ人もいるかもしれません。</p>
<p>一番許せなかったのは、人の気持ちを弄び、金儲けの道具として使おうとしたことでした。</p>
<p>そしてその異常性に気付けなくなってしまうほど、どっぷり浸かり込んでしまったことも、悲壮感でいっぱいでした。</p>
<p>どうしてもこうもワタシは見る目がないんだろうと、泣いている彼を見つめながら、余計に切なくなってしまいました。</p>
<p>ただ純粋に大切な人と巡り合って、恋をして、未来を共に歩んでいきたかっただけなのに。</p>
<h4><span id="toc3">驚きの展開へ</span></h4>
<p>ここまで涙を流して、自分の過ちを認めながら感情を抑えきれない様子のマルチを、ワタシは今までの思い出の分だけ、せめて泣き止むまで寄り添うことにしました。</p>
<p>時折微かに聞こえる<span style="color: #808000">「・・・ごめん。俺、どうしたら」</span>という声には決して反応はしませんでした。</p>
<p>あなたが泣いている以上に、騙されていたワタシは悲しかった。</p>
<p>一緒に過ごした日々も、かけてもらった言葉もそう簡単に忘れることはできない。</p>
<p>寄り添うことはするけれど、決して優しくすることはしませんでした。自分の過ちを認めて、そしてこの先の人生に活かせていけるように。先はまだまだ長いから、いつでも軌道修正はできる。</p>
<p>それが今、この瞬間であって欲しいと願いも込めて・・・。</p>
<p>ひとしきり涙を流し、うなだれていたマルチはスクッと立ち上がって、深呼吸をしました。</p>
<p>すると<span style="color: #808000"><strong>「僕にはもう、後がないんだ。これから先、まともな仕事ができるかも分からない・・・</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #808000">だから、これからも</span><span style="font-size: 24px"><span style="color: #ff0000">マッチングアプリで女の子を勧誘して、いつかタワーマンションに住むんだ！！！！</span></span></strong></p>
<p>その瞬間、<span style="color: #ff00ff">（こいつはもうだめだ）</span>と見切りをつけて「まぁ、頑張りなよ」と言い、ワタシは帰宅することを選びました。</p>
<h4><span id="toc4">後日談</span></h4>
<p>家に帰り、全ての経緯を友人に話すと<span style="color: #99cc00"><strong>「もうダメだね。ワタシも何度か勧誘されたことがあったけど、あの環境の中にいたら抜け出すことは難しいと思う」</strong></span>そう言いながら遠くの方を見つめていました。</p>
<p>彼からの連絡や写真も全て消し、挨拶もなしにこの関係は終わりを迎えました。</p>
<p>楽しかった日々は、作られたものだと思うと本当に悔しかったです。</p>
<p>そしてワタシは誓いました。</p>
<p>いつか別の形で、<span style="font-size: 24px; color: #ff0000"><strong>こいつよりも充実した人生を送って</strong></span>やるって。</p>
<p>後々、別の友人から聞いた話では、マルチ商法を勧誘する前に、タロット占いから興味を惹きつけて、そこから関係を構築していくやり方が流行っているという衝撃的な話を耳。</p>
<p><strong>ルームシェアの友人が抱いた違和感、そしてタロット占いからの勧誘、そしてマルチ商法へ。</strong></p>
<p>もちろん、マッチングアプリも今の時代では堂々とやれるようになった分、そして情報社会が進んでいるが故の、このやり方が増えてきているんだろうなと実際に体験し思いました。</p>
<p>あれから数年が経ち、彼が何をしているのか、マルチ商法で天下を取ったのか、それとも昔と変わらず迷いながらもやり続けているのかは、分かりません。</p>
<p>ただどこかのタイミングで、彼と出会うことがあるのだとしたら、もしくは、このエッセイを読んでくれる機会があるのだとしたら、ワタシはあいつに言ってやりたいんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>どれだけお金がなくても、本当にやりたいことを見つけて堂々とやればきっと人生は変わっていくよ。人のお金を当てにせず、気持ちを騙すこともなく、自分の人生は自分で切り開かないとね。ワタシもね、保育士は辞めてしまったけれど、あの時と比べ物にならないくらい、幸せだよ。</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>だって、自分のやるべき本当の道が見つかったから。</strong></span></p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p>20歳からこそこそと始めたマッチングアプリで、ようやく7年越しに運命の相手と出会い、そして結婚することができました。</p>
<p>ほとんどの彼氏は、マッチングアプリかクラブでの出会いだったので、こんなにもネタが豊富になっていってしまったんだと思います。笑</p>
<p>今でこそ、当たり前になってきましたが、始めた当時は、誰にも言うことはできませんでした。</p>
<p>それくらい、まだマッチングアプリは出会い系というイメージが強かったからです。</p>
<p>しかし写真を加工して、画面上だけでも<span style="color: #ff9900"><strong>「かわいい」</strong></span>と言ってもらえることは、多くの自信を与えてくれました。</p>
<p>現実世界では決して起きないことが起きていたからこそ、ワタシも正常な判断ができず、自分自身を大切にする方法も分からずに、ダメンズたちにすがっていたのでしょう。</p>
<p>ましゅぴに出会えたのも、マッチングアプリだから、この出会いには本当に感謝しています。むしろ神様からの最初で最後の贈り物だと思っています。</p>
<p>しかしここまで来るのには、十分過ぎるほどの傷つく思い出が山ほどあったんです。</p>
<p>出会いがなかった職業ということもあり、ワタシに取っては救世主みたいなアプリでした。笑</p>
<p>しかし、世の中には優しいフリをしてとんでもないことをしたり、騙したり、傷つけたりする人たちが沢山います。気持ちを踏み躙るような行為をしても、何とも思わないような人も一杯います。</p>
<p>便利になったからこそ、使い方を間違えてしまったら、取り返しのつかないことになりかねません。</p>
<p>どうか、マッチングアプリやSNSでの出会いは慎重に考えて欲しいと願います。</p>
<p>ワタシのような愚か者を出さないように。</p>
<p>これからも元彼シリーズをどんどん書いていこうと思うので、それが注意喚起になれば幸いです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>マルチの夜　中編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Aug 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[タワーマンション]]></category>
		<category><![CDATA[マッチングアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[マルチ商法]]></category>
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		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[社長]]></category>
		<category><![CDATA[騙されないように]]></category>
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					<description><![CDATA[さて今ワタシは、好きになりかけているマルチと共に、外に来ていました。 閑静な住宅街の中に凛と建つマンションがある。 しかし、そこには今のところ用事はありません。 だって今日は、社長と名乗る男性とカフェでお茶をしながら話を [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>さて今ワタシは、好きになりかけているマルチと共に、外に来ていました。</p>
<p>閑静な住宅街の中に凛と建つマンションがある。</p>
<p>しかし、そこには今のところ用事はありません。</p>
<p>だって今日は、社長と名乗る男性とカフェでお茶をしながら話を聞く回だったからです。</p>
<p>頭の中では、<span style="color: #ff00ff">（ワタシにとって保育士って何だろう。今やりたいことって何だろう。今できることって何だろう。もしかしたら、この会合で何かが変わるきっかけになるのかもしれない）</span>そんな淡い期待を持たずにはいられなかったんです。</p>
<p>当時のせっぱ詰まった状況と、この先の未来に希望も持てない現状。</p>
<p>そして自分自身が何者になろうとしているのかも分からない今を、彼なら何とかしてくれるかもしれないと、思ってしまったのです。</p>
<p>だからこそ、冷静な判断ができなかったのかもしれません。</p>
<p>きっと今なら、この異常な状況に気づけたかもしれないのに。</p>
<h4><span id="toc1">不信感は募るばかり</span></h4>
<p>マルチと共に歩いていると、突然こんな茶番を繰り出してきたんです。</p>
<p>それはマルチの電話が鳴り、険しい顔をしながらワタシの元から少し離れた場所で電話をし始めました。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「はい、はい・・・。あぁ、確かに。はい、わかりました。いえ、こちらこそです」</strong></span>相槌オブ相槌を繰り返しながら、電話越しで深々と頭を下げるマルチ。</p>
<p>その間ワタシは、ぼーっと彼らのやり取りを見守るばかり。</p>
<p>一体これからどんなことが起きるのか、むしろ今はこの時間は、一体何なのか。</p>
<p>全てが謎のまま進み始めていく恐怖も、正直どうでも良くなっている自分がいました。</p>
<p>電話が済むとマルチは、<span style="color: #808000"><strong>「ごめん。なんかカフェじゃなくなったんだ」</strong></span>と言い、その後ただ一言<span style="color: #808000"><strong>「ついて来てくれる？」</strong></span>とワタシの手を掴み、そのまま歩き始めたのです。</p>
<p>このままどこかへ連れて行かれるのかもしれないという恐怖より、何が始まって、一体どんな社長が出てくるのか、そっちの方に興味が湧き始めていたんです。</p>
<p>もしも、おかしい人だったとしても、それもまた人生のネタになるかもしれないと思ってしまったのです。</p>
<h4><span id="toc2">いざ社長の元へ</span></h4>
<p>元々はカフェで落ち合うはずが、どこかで話がおかしくなったのか、何と社長が住むタワーマンションに行くことが決まっていたのです。</p>
<p>するとマルチはおもむろに<span style="color: #808000"><strong>「これ、一応アンケートだから答えてくれる？」</strong></span>とワタシにスマホを差し出しました。</p>
<p>その時に全てを悟ったのです。</p>
<p>マルチは恋愛感情なんかなくて、ただワタシを利用しようとしていたことを。</p>
<p>しかし、ここまで来て帰るのも何だか勿体無い気がして、雑な質問に雑な答えを書きながら、<span style="color: #ff00ff">（今ワタシは何をしているんだろう）</span>という虚無感というか、虚しさというか、悲しさというか、もう感情ぐちゃぐちゃになりながら、言われた通りアンケートに答えていきました。</p>
<p>そして<span style="color: #808000"><strong>「社長はね、中々会ってくれない人だから納言ちゃんはラッキーだよ。きっと人生変わるよ」</strong></span>なんて言ってくるんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（こいつまじかよ）</span>とも思いましたが、<span style="color: #ff00ff"><strong>「そうなんだ。楽しみだな」</strong></span>と楽しさを演じるワタシは、まさに女優のような気持ちでマルチの言葉に感情を込めて答えていきました。</p>
<p>そして、マルチとまた歩き出したのです。</p>
<p>向かっている途中コンビニに寄りたいということで、待っていると一本のお茶を手に持ち、颯爽と戻って来ました。</p>
<p>その顔からは、<span style="font-size: 24px; color: #ff0000"><strong>俺は、一仕事やってみせるぜ！</strong></span>という気持ちが溢れており、輝きすら放っているような気がしました。</p>
<h4><span id="toc3">社長登場</span></h4>
<p>そしてついた先は、大きく街が一望できるほどの高級なタワーマンションでした。</p>
<p>エントランスからもオレンジ色の光が点滅しており、高級感に溢れていました。</p>
<p>待つこと10分。</p>
<p>エントランスの扉が開き、肩で風を切りながら歩いて来た奴こそ、マルチが恩を感じている社長だったのです。</p>
<p>しかし、社長というにはオーラがなく、そして何だか見た目もだらしない感じにしか見えませんでした。</p>
<p>しかし、マルチの目は輝きに満ちており、<span style="color: #808000"><span style="color: #000000">社長に会うなり</span></span><span style="color: #808000"><strong>「夜遅くに時間を作ってくださり、本当にありがとうございます！！！」</strong></span>と腰を90度に曲げて深々とお辞儀をしていました。</p>
<p>そして社長は言うのです。</p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「いやね、マルチのためだから時間作るわけよ。お前じゃなかったら時間なんて作らねーよ」</strong></span>と。</p>
<p>まさに茶番、茶番、茶番の連続。</p>
<p>社長とマルチとワタシの順番にタワーマンションに入り、高級そうなエレベーターに乗り込みました。</p>
<p>そこではジャズが流れており、まるでホテルのような雰囲気さえ感じさせるほどでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（こんな世界もあるんだな・・・）</span>と思いつつ、この二人の関係性も不安になるし、たった一人で来てしまったことも間違いだったと思いましたが、もうすでに遅かったのです。</p>
<h4><span id="toc4">謎に包まれた部屋</span></h4>
<p>社長が住んでいると言われていた部屋に案内されたワタシは、すごく違和感を感じていました。</p>
<p>生活感のまるでない部屋、電化製品も電子レンジと簡易的な冷蔵庫のみ。</p>
<p>ソファーが置いてあるわけでもなく、きっと趣味でもないような絵が飾ってあるその手前には、塾で使われるようなホワイトボードが置かれていました。</p>
<p>ガラスで作られたテーブルに腰掛け、あたりを見渡しましたが、誰が見ても人が住んでいるような生活感は、ありませんでした。</p>
<p>レンタルハウスのような場所で、今から話をするなんて、もうそれはマルチ商法のそれでしかない。</p>
<p>完全にマッチングアプリを利用したマルチ商法に騙されたのだと、理解するのに時間は全くかかりませんでした。</p>
<p>しかし、どこかでは<span style="color: #ff00ff">（彼は本気で心配してくれているのかもしれない）</span>と信じたい気持ちもあったんです。</p>
<h4><span id="toc5">信頼ゼロの理由</span></h4>
<p>社長は自慢げに部屋を紹介し、そしてワタシの目の前に座りました。</p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「マルチ、この子が言ってたマッチングアプリで出会った子だよね？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「そうなんですよ。本当にいい子で、素敵なんです。ねっ！納言ちゃん」</strong></span></p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「いいねぇ。もう二人は付き合ってるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「いや、そういうわけではないんですけど、頻繁に遊んでるんですよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「そうなんだ。納言ちゃんて言ったっけ？いやぁ、いい子そうだし、関われて嬉しいよ」</strong></span></p>
<p>そんなことを話す二人をよそにワタシは、あることが気になって仕方がありませんでした。</p>
<p>そう、社長の前歯が朽ち果てていることに。</p>
<p>社長という人間の前歯がなぜ朽ち果てているのか。</p>
<p>お金があるのなら、なぜ前歯を治さないのか。</p>
<p>つい最近朽ち果てたような雰囲気ではなく、ずっと前から<span style="font-size: 24px; color: #993300"><strong>朽ち果てているその前歯</strong></span>に、不信感が募りまくっていました。</p>
<p>だって、社長というのであれば、きっと容姿にとても気を遣うはず。</p>
<p>清潔感は一番大切な身だしなみ。</p>
<p>それなのに、それなのに・・・。</p>
<p><span style="color: #993300; font-size: 24px"><strong>前歯が朽ち果てて</strong></span>いるなんて・・・。</p>
<h4><span id="toc6">始まる話は嘘だらけ</span></h4>
<p>前歯が気になりながらも、約1時間半の間、社長の生い立ちや学生時代の話を永遠と聞かされていました。</p>
<p>どんな学生時代を送り、自分がどんな人間なのかをひたすら聞かされたんです。</p>
<p>もう、それはそれは地獄みたいな時間でした。</p>
<p>あんなつまらない話を聞かされたのは、一体いつぶりなんだろうと考えてしまうほど、本当に<span style="color: #ff0000"><strong>武勇伝</strong></span>、<span style="color: #ff0000"><strong>武勇伝</strong></span>、また話は戻って<span style="color: #ff0000"><strong>武勇伝</strong></span>。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><span style="font-size: 24px"><strong>いつまで武勇伝を話すんだよ！！！！！！！！</strong></span></span>と怒り散らかしたくなるほどの武勇伝は、あれ以来ないかもしれません。</p>
<p>そしてひとしきり武勇伝を話した頃、社長に一本の電話がかかってきました。</p>
<p>夜景を一望できるような高さのベランダに出て、こちらをチラチラ見ながら電話をしている。</p>
<p>すると、<span style="color: #808000"><strong>「どう？社長すごくいい人でしょう？納言ちゃん、、分からない事とかない？大丈夫？僕もアシストするから、いつでも言ってね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・あっ、うん」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff">（この武勇伝の中で分からないことなんてあるわけないだろ！お前らの思考がわからんわ！）</span>という気持ちをグッと堪えた自分を褒めてやりたいです。</p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「ごめんごめん。会議の電話だったわ。もう忙しくて困っちゃうよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「さすがですね。社長みたいに俺もなりたいですよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「お前ならすぐになれるよ。そろそろ本題話していこうか」</strong></span></p>
<p>そんな雑な会話を最後に、ここから本当の話へと向かっていきました。</p>
<h4><span id="toc7">マルチ商法の全貌</span></h4>
<p>ここからはワタシが覚えている限りの話になってしまうのですが、結論から言うと、起業のセミナーに入るというマルチ商法の一つに、勧誘されていました。</p>
<p>半年間と半永久コースがあり、その2つでは値段が倍以上も変わること。</p>
<p>そしてほとんどの人が半永久の方で申し込みをすることも、合わせて伝えられました。</p>
<p>実際にセミナーと言っても、集会に出たり、zoomで会議を聞いたりする程度の話。その前段階には商材を買って、どうしたら起業できるのかを教えてくれると言う話だったのですが、そこでまた一つ、不信感が募る話が出て来たのです。</p>
<p>この起業スクールに入ると、あることを学べると言われました。</p>
<p>それが、投資という名の賭博だったのです。</p>
<p>上手く話をしながら、賭博をすることを勧められていました。</p>
<p>そしてお金が作れない場合は、<strong>何軒かの消費者金融からお金を借りて返済していけばいい</strong>ということまで伝えられたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「消費者金融ではなく、分割で口座引き落としとかじゃダメなんですか？」</strong></span>と聞いてみると、<span style="color: #800000"><strong>「いや、消費者金融の方がいいよ。うん。それがいいと思う。ほとんどの人がそうしてるしね」</strong></span>とだけ言うのです。</p>
<p>ますます信用できない話は続き、半年の契約と半永久の契約では何が違うのかも聞いてみると、あんまり大差がない上に、<span style="color: #800000"><strong>「オーダーメイドのスーツがもらえるよ」</strong></span>と付録のような扱いのスーツが最高の特典だと言わんばかりに紹介されました。</p>
<p>どこからどう見ても不信感しかないプラン、そして紛れもなくこれはマルチ商法への勧誘だと気づいた時には、もう悲しさと悔しさでいっぱいでした。</p>
<p>マルチと過ごした数ヶ月間が全て仕組まれたことだと、気づかざるを得なかったから。</p>
<p>そして社長は最後に、言いました。</p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「納言ちゃんはどっちにする？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「いや、ワタシはちょっと相談してみます」</strong></span></p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「あっ。相談はダメだよ。だってみんな『絶対やめとけ』って言うから。そんなこと信頼してたら起業なんてできないからね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「大丈夫だよ納言ちゃん！僕も出来る限りサポートするから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「ここで即決できない人は、成功しないんだよ。即決できる人だけが成功者になるんだ。な？マルチ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「そうですね！」</strong></span></p>
<p>しかし、いかにも怪しすぎる話に、<span style="color: #ff00ff"><strong>「今日ハンコとかも持って来てないですし、また明日返事でもいいですか？」</strong></span>と伝えると、<span style="color: #800000"><strong>「ならマルチ！明日納言ちゃんのところまで行って誓約書交わしてやりな」</strong></span>と言いました。</p>
<p>こうして謎に包まれたタワーマンションでの会合は、お開きとなったのです。</p>
<h4><span id="toc8">マルチの想い、タワーマンションへ届け</span></h4>
<p>マンションを出た後、ワタシは悲しさよりも騙そうとしているマルチに怒りの感情が芽生えていました。</p>
<p>そして聞いてみたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「どうして消費者金融で借りることを、あんなに進めるの？返すなら、銀行とかの引き落としだって何も変わらないじゃん。それなのに、カード使ってお金を借りさせるなんて変じゃない？あれはどういう意味があるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・。いや、まぁ、とにかくそれの方が楽だからだよ。僕も消費者金融で借りてるし。大丈夫だよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あとさ、こんなこと言っていいか分からないけど、社長ならどうして歯がないの？身だしなみって一番大切だよね？歯がないのはなんでなの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「それは僕にも分からないけど、面倒なんじゃない？まぁ、とりあえず明日書類持って行くからさ。一緒に頑張ろうよ。納言ちゃんならきっとうまく行くから。僕もサポートするし｣</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「最後に聞いていい？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「何？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「自分で起業したって言ってたけど、あれって本当は、あのセミナーから出してもらったとかじゃないよね？形式上、会社を持ってるって、形上だけして、マッチングアプリの女の子を騙そうとしてる訳じゃないよね？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・。」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「答えてよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「いや、うん。とりあえず今日はもう遅いから、送っていくよ」</strong></span></p>
<p>そう一言だけ呟き、彼はワタシを駅まで送って行くと言いました。</p>
<p>しかし、何を思ったのかタワーマンションの前で止まり<span style="color: #808000"><strong>「僕もいつかタワーマンションに住むんだ！！！」</strong></span>とまるでアニメの主人公ばりの意気込みを述べた後、静かに駅まで送り届けられたのです。</p>
<p>駅に着くと<span style="color: #808000"><strong>、「明日また会いに行くから」</strong></span>そう言って、ワタシの頬にキスをしました。</p>
<p>内心<span style="color: #ff00ff">（こいつどんな神経してんだよ！！）</span>と思いましたが、それ以上にとても悲しかったんです。</p>
<p>もうすぐ契約が取れることで嬉しく思っているであろうマルチと、きっとこれで最後のお別れになるだろうと悟っているワタシ。</p>
<p>こうも恋愛が上手くいかないことがあるなんてと、悲しみと共に電車に揺られながら、一人寂しく家へと帰っていきました。</p>
<h4 style="text-align: center"><span id="toc9">〜次回〜</span></h4>
<div class="blank-box bb-red">
<p style="text-align: center">マルチとの話し合いはどうのように進んでいくのか。<br />
そしてワタシの恋の行方はどのような終結を迎えるのか。<br />
次回に乞うご期待です！！！</p>
</div>
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		<title>マルチの夜 前編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 19 Aug 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[マッチングアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[マルチ商法]]></category>
		<category><![CDATA[恋は盲目]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[社長]]></category>
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					<description><![CDATA[数々の元彼シリーズを書いてきたワタシですが、ふと「そういえばアイツについて書いてなかったな」と思い出した話がありました。 今思い出しても、何やってるんだよ！と言ってやりたくなるような、そんな話が。笑 何度もお話ししている [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>数々の元彼シリーズを書いてきたワタシですが、ふと「そういえばアイツについて書いてなかったな」と思い出した話がありました。</p>
<p>今思い出しても、<span style="color: #ff0000"><span style="font-size: 20px"><strong>何やってるんだよ！</strong></span></span>と言ってやりたくなるような、そんな話が。笑</p>
<p>何度もお話ししている通り、ましゅぴに出会うまでのワタシは、まるで恋の廃人と言っても過言ではないほどの落ちぶれ方をしていたし、付き合う人はどれもこれも、タイプの違ったクズ男ばかりだったし、何よりきっと、<strong>ワタシ自身もクズ</strong>だったと思うんです。</p>
<p><span style="color: #ff0000"><span style="font-size: 24px"><strong>類は友を呼ぶ</strong></span></span>と昔から言われているけれど、まさにその言葉通り<span style="color: #ff0000"><span style="font-size: 24px"><strong>類友</strong></span></span>として、一緒にクズ街道を爆走していたんです。</p>
<p>だからこそ、これだけ豊富な話ができるんですけどね。笑</p>
<p>さてそんな中、今回のエピソードは元彼ではないけれど、ワタシがマルチ商法とは知らずに恋心を抱き、騙されかけた話を書いていこうと思います。</p>
<p>最近では、色々な詐欺やマルチに引っ張る手法が横行していますので、SNSでの出会いや、これからマッチングアプリをやろうとしている人は、特に気をつけてほしいと思います。</p>
<p>それでは、スタートです！！</p>
<h4><span id="toc1">メガネがよく似合う彼</span></h4>
<p>出会った彼<strong>（通称マルチ）</strong>はプロフィールからも伝わるほど清潔感が漂い、まさに好青年という印象を与えてくれる人でした。</p>
<p>当時のワタシは27歳になり、彼はまだ22歳。</p>
<p>初めの頃は恋愛感情なんて全く抱いてはいなかったのですが、その見た目と清潔感、そして洗練されたプロフィールに<span style="color: #ff00ff"><strong>「仲良くなれたらいいな」</strong></span>なんて思っていました。</p>
<p>この時からすでにマルチにとってワタシは<strong>カモ</strong>だったかもしれませんが、それを微塵も感じさせない洗練されたやり取りは、すぐにワタシの心をガッと鷲掴みしてきたんです。</p>
<p>とは言っても、その後のことが衝撃的すぎて、どんな話のやり取りをしたのかは、もう思い出すことが出来ません。しかし、とにかく好青年、そして清潔感の二つが印象的でした。</p>
<h4><span id="toc2">新たな特技を知って</span></h4>
<p>主にLINEでやり取りをしていたのですが、仲を深めていくうちに、週に何回かは電話をするようになりました。</p>
<p>仕事の話をしたり、趣味の話をしたり、その時間はとても楽しくてあっという間に過ぎていきました。</p>
<p>特に仕事が忙し過ぎて、疲れを常に感じていたワタシにとって彼とのやり取りは、まさにオアシス以外の何者でもありませんでした。</p>
<p>電話をした後には、幸福感に包まれて、「また明日も仕事、頑張ろ！」とやる気がみなぎってくる。そんな存在に出会えたことも純粋に嬉しかったんです。</p>
<p>そんなある時、彼はいきなりこんなことを言い出しました。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「納言ちゃん！僕ね、タロット占いができるんだよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「タロット占い！？えっ？すごい」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「毎月決まった日に占って、月末には来月の運勢を見ながら、次の月がより良いものになるように占ってるの」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000">ここ</span>でワタシは気づかなかった。</p>
<p>このタロット占いは、占いが好きな人のためにマルチに引っ張るための口実に使われていることに。</p>
<p>そして占いという言葉に興味を持ってしまったワタシの言葉を瞬時に察知したところで、<span style="color: #808000"><strong>「もしよければ占ってあげるよ。友だちも一緒に見てあげるよ？」</strong></span>なんて言ってくれるんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「えっ！？いいの？やってほしい！！」</strong></span></p>
<p>この時はそこまで深く考えていなかったし、タダで占ってもらえるなんてラッキーとしか思っていなかったんです。</p>
<p>上手い話には罠がある。それを全く感じることも、察知することもできない当時のワタシは、本当に愚かでした・・・。</p>
<h4><span id="toc3">いざ、タロットを</span></h4>
<p>そして約束を決めて、当日はワタシの友人と共にタロット占いをしてもらうことになりました。</p>
<p>当時、友人とルームシェアをしていたということもあり、その友人と一緒に今の運勢だったり、今後の行く末だったりを占ってもらいました。</p>
<p>ワタシ的には仲も深まってきていたので、占いをしてもらっている間、<span style="color: #ff00ff">（色んなことに興味を持つことって素敵だなぁ）</span>としか思っていなかったんです。</p>
<p>しかし、友人は全く違う考えを抱いていたのです。</p>
<p>タロットをしている間、マルチは必死に何かを読みながら話をしていました。</p>
<p>このカードはどんな意味なのかも、その都度その都度、説明書を読みながら話していました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「すごいね！」</strong></span>と声をかけると、どんどん嬉しそうに誇らしげに話す姿とは対照的に、友人の顔は少しずつ曇りを見せていきました。</p>
<p>ご満悦で帰宅をした彼がいなくなった家では、すぐさま友人が口を開き、こう言い始めたのです。</p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「ねえ、あの人って大丈夫かな・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「えっ？どうして」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「いや、だってさ、タロット占いって言ってもなんかずっと紙見てたし、なんか裏があるような気がするんだよね・・・。分からないけど、なんかちょっと私はあの人苦手かも」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「そうだったの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「いやでも、うーん・・・。何かあったらすぐに話してね。ちょっと何考えているか分からない感じの人だったから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「わかった！ありがとう」</strong></span>そのやり取りは、後々の出来事の中で伏線を回収することとなるのです。</p>
<h4><span id="toc4">デートを重ねて</span></h4>
<p>友人の忠告は、どこかワタシの心に引っ掛かっていました。</p>
<p>それでも会えば<span style="color: #808000"><strong>、「今日の納言ちゃんも素敵だね」</strong></span>と言われて、喜んでしまうワタシがいたし、会っている時だって、楽しい気持ちの方が強かったです。</p>
<p>彼とのデートは基本的に夕方からが多かったのですが、知らない場所に連れていってくれたり、美味しいご飯屋さんを知っていたりと、とても22歳にしては大人びているところも魅力を感じる一つでした。</p>
<p>そんなある日、彼の過去の話を聞くこととなったのです。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「実は今、会社を経営してるんだ。映像を取り扱ってるんだけど、ある社長さんと出会って。僕の人生は</strong></span><span style="color: #808000"><strong>180</strong></span><span style="color: #808000"><strong>度変化したんだよ。元々は料理人を目指していたんだけど、毎日拘束時間も長くて、忙しさのあまり自分を大切にできていなかったんだよね。だけど、今は自分の会社を持って、新しいことにチャレンジして、すごく充実してる。『僕の生きる場所は、ここだったんだ』そう初めて思えたんだ」</strong></span>と。</p>
<p>そして続けて、<span style="color: #808000"><strong>「ところで納言ちゃんは、今の保育士の仕事で満足してるの？」</strong></span>と聞かれたのです。</p>
<p>ワタシはここで「満足してるよ」とは言えなかった。</p>
<p>仕事は忙しく確かにやりがいもあるけれど、自分を大切にするほどの時間もなければ、やりがいだけではどうにもできな現状もありました。</p>
<p>どれだけ頑張っても報われないし、理解もできないような場面で怒鳴られたり、指摘されたり、思い描いた保育が出来ないことも多くありました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「一体ワタシは何のために保育士として働いているんだろう」</strong></span>それが今の本音だったんです。</p>
<p>そこを突かれた今、口篭ってしまい、考え込んでしまったのです。</p>
<p>すると微かにフッと笑ったかと思うと、<span style="color: #808000"><strong>「きっと今の現状に満足できていないんでしょ？納言ちゃんはきっと面白い人だから、このままじゃダメだよ。もっと自由に、やりたいことにチャレンジしなきゃ」</strong></span>その言葉が、背中を押してしまったのかもしれません。</p>
<p>当時のワタシからしたら、まさに救世主のような存在に見えてしまったんです。</p>
<p>この人だったら、もしかしたら今の現状から抜け出す方法を知っているかもしれない。そんな淡い期待を抱く機会を与えられたような気がしてしまったのです。</p>
<h4><span id="toc5">徐々に縮まる距離と忍び寄る黒幕</span></h4>
<p>あの一件以来、ワタシとマルチの距離はグッと縮まりました。</p>
<p>前よりもデートに行く回数も増え、人目も気にせずに手を繋いだり、ハグをしたり、まさに友達以上、恋人未満という関係のまま時間をかけて距離を縮めていきました。</p>
<p>そしていつしか、ただの友人として接していた気持ちから、恋心が芽生えてしまったんです。</p>
<p>新しいことにチャレンジしている姿に憧れて。</p>
<p>年齢を感じさせないほどの大人な対応に惹かれて。</p>
<p>そして何より、やりたいことに真っ直ぐ進む姿を尊敬し始めていました。</p>
<p>しかし、この時のワタシの気持ちとは裏腹に、マルチは水面下で動いていたんです。</p>
<p>マルチ商法に引きずり込むタイミングを今か今かと狙い、そしていつでも落とせるように。</p>
<p>社長という名を使って、尊敬できると言っていた人の存在をちらつかせて。</p>
<p>そちらの世界に来させるための策略を虎視眈々と狙っていることに、ワタシは微塵も感じることも、気づくこともできなかったのです。</p>
<h4><span id="toc6">会わせたい人がいるからと</span></h4>
<p>その日は突然やってきました。</p>
<p>いつも通り、夕食を共にしていると、「ねえ、実はね納言ちゃんに会わせたい人がいるんだ。僕の尊敬できる、ほら、恩人だって話してた人。その人に納言ちゃんのことを言ったら、『ぜひ会いたい』って言ってくれてさ。もしよかったら、会ってくれないかな？紹介したいんだ」</p>
<p>実はこの時、一瞬だけ脳裏をよぎっていたのです。</p>
<p>社長という言葉に、もしかすると社長という名のマルチ勧誘ではないかということを。</p>
<p>しかしそんなことを言ったら、今まで築き上げてきた関係性が失われてしまう。もしかすると、今までみたいに遊んでくれなくなってしまう。</p>
<p>そんなことを考えてしまったもんだから、ワタシは心にもないことを言ってしまいました。</p>
<p>「え！ワタシも会ってみたい」そう喜んだふりをして。</p>
<p>この時には少しずつ関係性も崩れ始めていたのでしょう。</p>
<p>そして、とうとう恩人という名の謎の社長に会うことが決まってしまったのです。</p>
<h4 style="text-align: center"><span id="toc7">〜次回予告〜</span></h4>
<p>マルチに連れられ行った場所とは…</p>
<p>初めての体験に不安と不信感の連続に、物語は、どんどん進み始めていく。</p>
<p>次回お楽しみに！！！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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