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	<title>体験談 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>体験談 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>死後の世界と地獄見学　後編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Jun 2023 10:00:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[オカルト]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[地獄]]></category>
		<category><![CDATA[実体験]]></category>
		<category><![CDATA[死後の世界]]></category>
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					<description><![CDATA[天国行きが決まった私たちは、スーツのおじさんに言われた通り、順番に長い長いエスカレーターに乗って、雲の上のそのまたさらに上を目指していました。 そこにいた誰もが穏やかな気持ちで、天国がある場所へと向かっていたと思います。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>天国行きが決まった私たちは、スーツのおじさんに言われた通り、順番に長い長いエスカレーターに乗って、雲の上のそのまたさらに上を目指していました。</p>
<p>そこにいた誰もが穏やかな気持ちで、天国がある場所へと向かっていたと思います。</p>
<p>誰1人として顔見知りではなかったのですが、天国仲間としてこれから仲良くしていきたいという気持ちもある、そんな雰囲気がエスカレーターに乗っている人たちから伝わっていました。</p>
<p>中には<span style="color: #008000;"><strong>「家族に会いたいなぁ。もう先に天国に行っているかもしれない」</strong></span>と話している人もいました。</p>
<p>しかし、私の家族は住み慣れた家の寝室で今も眠っているだろうから、私が家族に会えるのはもっと先のことなのかと思うと、なんだか嬉しい気持ちよりも切なかったり、悲しかったり、そんな負の感情の方が芽生えてしまいそうだったような気がします。</p>
<p>色々なことを考えながら、上を目指しエスカレーターに乗っていると<strong>、突如エスカレーターと並走するおじさん</strong>が現れたのです。</p>
<h4><span id="toc1">謎の乗り物に乗る謎多きおじさん</span></h4>
<p>おじさんはとても変わった<span style="color: #ff6600;"><strong>たまご</strong><strong><span style="color: #ff6600;">型の</span>小さなカプセル</strong></span>に乗って、登場したのです。</p>
<p>おじさんはカプセルの窓をオープンカーさながらに格好つけながら開けて、私に<span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃん！よかったねぇ〜。君は天国だってよ。いや〜、本当に良かった。私も嬉しいよ」</strong><span style="color: #000000;">と言いました。</span></span></p>
<p>話しかけられたこともあり、私はずっと心の中にあったことを思い切って聞いてみることにしたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「あの、おじさん！「地』って書いてあった人たちは、どこに行くの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そんなの決まっているよ。地獄だよ。<span style="font-size: 18px;">じ・ご・く</span>！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「地獄って怖いところだよね？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃんも本とかで見たことがあるだろ？悪いことをした人たちが行くところだよ。まぁ、滅多に行くことなんてないんだけどね。でも、今日みたいにたまにいるんだよ、地獄行きになるやつは」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「じゃあ、『七』って書いていた人たちは？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「あの人たちは、何かやり残していたことがあったり、誰かが『お願い、もう少しだけ一緒にいて！！』と強く願ったりすると、『七』になることがあるんだ。まあ、それも中々少ないけどね」</strong></span></p>
<p>今まで本でしか知らなかったことを、おじさんは私にも分かりやすく教えてくれました。</p>
<p>そこでふと気になったのは、あの大声で怒鳴っていた男の人が連れて行かれた<span style="color: #800000;"><strong>「地獄という場所」</strong></span>でした。もしもできることなら、一度でいいから見てみたいと思ってしまったのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「おじさん！地獄を見てみたいって言ったら、私は天国には行けなくなっちゃう？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「えっ！？地獄を見たいだって！？お嬢ちゃんは変わっている子だね・・・。地獄を見たいと言った人間なんて、今までいなかったよ・・・。見ても面白くないけど、それでも行きたいのかい？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「うん！本で見たことと同じなのか、確かめてみたいんです！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「それなら、連れて行ってあげよう。地獄に行っても地獄行きにはならないから、それは安心してくれ。ほんの少しだけだよ？いいね？」</strong></span></p>
<p>ということで、おじさんの変わったたまご型カプセルに乗って、私の地獄見学はスタートすることになりました。</p>
<h4><span id="toc2">地獄見学</span></h4>
<p>地獄に向かう道中、おじさんは私が不安にならないように学校の話や、友だちの話、今は何が好きで何をしている時が楽しいのかも聞いてくれました。</p>
<p>しかし、私には友だちがいなかったので<span style="color: #ff00ff;"><strong>「友だちはね、1人もいないんだ・・・」</strong></span>と答えると、<strong><span style="color: #000080;">「そうかぁ・・・。それは悪いことを聞いちゃったね。でもきっとこの先では良いことが沢山待っているよ」</span></strong>と励ましてくれました。</p>
<p>なんとも言えない絶妙に気まずい雰囲気になりながらも、おじさんと私を乗せたカプセルは、どんどん雲をくぐって下の方へと降りていきました。</p>
<p>そうこうしている間に、景色は真っ暗な闇へと変わり、なんだか蒸し暑いような屋内プールにいるような、なんとも言えない湿度と匂いを感じながら、さらに下の方まで降りていきました。</p>
<p>気がつけば辺りは漆黒の闇に包まれていて、自分がどのような場所で、どんな状況になっているかも把握することができません。</p>
<p>おじさんがいる気配すらも感じることが難しいくらい、全ての光が遮断された、そんなような場所でした。</p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃん着いたよ。ここが、有名な『血の池』地獄だ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「え・・・！？何も見えないよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「まぁ、そのうち分かるさ」</strong><span style="color: #000000;">その言葉を合図に、カプセルは浮遊した状態で止まりました。</span></span></p>
<p>すると、どこからか<span style="color: #800000;"><strong>ドボン</strong><span style="color: #000000;">という音と共に、</span><strong>チャプンチャプン</strong><span style="color: #000000;">とこちらに近づいてくるような音が聞こえてきました。</span></span></p>
<p>なんとも言えない、静けさの中にあるのは水の中で何かが流れている音と気配、それだけでした。</p>
<p>何度も何度も繰り返される<span style="color: #800000;"><strong>ドボン</strong></span>という音と<strong><span style="color: #800000;">チャプン</span></strong>という水のような音を聞くだけで、全身がゾワっとしてしまうほど、言葉では言い表せない恐怖が植え付けられていくような感覚がありました。</p>
<p>それでも<span style="color: #ff00ff;">（せっかく来たんだから、本と同じことが起きているのかどうかを確かめたい！）</span>と思い、目を凝らしながら辺りを見渡し続けました。</p>
<p>すると下から急に、<strong><span style="color: #ff00ff;">ピンク</span></strong>、<span style="color: #3366ff;"><strong>青</strong></span>、<span style="color: #ff9900;"><strong>黄色</strong></span>、<span style="color: #008000;"><strong>緑</strong></span>、<span style="color: #ff0000;"><strong>赤</strong></span>、<span style="color: #cc99ff;"><strong>紫</strong></span>などの鮮やかな色で水のようなものを照らし始めたのです。</p>
<p>もしも例えるのなら、<strong>何一つ弾けていないナイトプールのような照明</strong>だったと思います。</p>
<h4><span id="toc3">「血の池」地獄で起きていたこととは</span></h4>
<p>何一つ弾けていないナイトプールのような照明が、人らしき物を捉えることがあるのですが、その人の表情までは確認することができませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「おじさん、『血の池』地獄では何が起きているの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「ここではね、水じゃなくて血のプールみたいになってるんだよ。だけどね、このプールは普通のやつとは違って、泳げば泳ぐほど下に沈んでいくんだよ。だからほら、よくあそこを見てごらん？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「・・・。あっ！！人がいる！</strong>（もしかしてあの人・・・さっきの）。<strong>でも、泳いでない。なんかじっとしてるみたい」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうだよ。沈まないように動かずにじっとしてるんだ。声を出しても動いても苦しくなるだけだからね。まぁ、そんなことして足掻いたところで、無駄なんだけどね・・・」</strong><span style="color: #000000;">と静かに語るおじさんの表情は、まるで全てを悟っているかのような、なんとも不気味な表情をしていました。</span></span></p>
<p>何度も繰り返される血の沈む音と、下品な照明に照らされた人たちを、何も言わずにただじっと見つめていました。</p>
<p>私は他のところも見てみたいと思いましたが、おじさんの妙に冷めた声と、不気味な表情を忘れることが出来ず、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「もっと見たい！」</strong></span>とお願いすることは、やめることにしました。</p>
<h4><span id="toc4">おじさんとの別れ</span></h4>
<p>どれくらい時間が経ったかは分かりませんが、これ以上何かを聞くことも見ることもないだろうと思い、おじさんに声をかけることにしました。</p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「おじさん、連れてきてくれてありがとう！もう地獄は大丈夫」</span></strong></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうか、楽しかったかい？」</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「う〜ん。怖かったけど、本と違うことも知れたから」</span></strong></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうかそうか。それなら良かった。でも、二度と地獄に行きたいなんて言っちゃダメだよ？次は、大変なことになってしまうからね？おじさんと約束だ」</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「わ、わかったよ！ありがとう。約束する」</span></strong></p>
<p>そう言ったところで、私は勢いよく体を起こしたのです。</p>
<p>そこに広がっていたのは、分厚い雲でも長い長いエスカレーターでもなく、見慣れた寝室の光景でした。</p>
<p>そしてあの日以降、私は死後の世界に行ったことは一度もありません。</p>
<p>この話を大人になって夫にした時、<span style="color: #3366ff;"><strong>「死後の世界は、その人が1番わかりやすい姿になって現れたり、見えたりするって何かの本で読んだことがあるよ」</strong></span>と言われました。</p>
<p>当時の私は空手を習っていたのですが、<strong>道場が死後の世界との中継場所</strong>になっていたのは、状況を理解させやすいようにするためだったのかもしれません。</p>
<p>大人になった今では、天国や地獄を信じるかと聞かれれば、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「分からない」</strong></span>と答えるでしょう。</p>
<p>ただ当時の私は、この夢以外にも不思議な体験をすることが何度もありました。</p>
<p><strong>心霊現象</strong>や<strong>、幽体離脱</strong>、<strong>進み続ける夢</strong>に、<strong>予知夢</strong>、そして<strong>人の死期や別れが分かる感覚</strong>など、あげたらキリがないほどの経験をしてきました。</p>
<p>そしてその中でも、<strong>進み続ける夢</strong>と、<strong>人の死期や別れが分かる感覚</strong>だけは、今もうっすら残っています。</p>
<p>それらの全てが、あの悪夢を見たことがきっかけでした。また、当時私が住んでいたマンションは、霊道というものの上に建てられていたらしいのです。そして何よりも、あの頃の私がとても寂しい人間だったということ自体が、奇妙な現象や体験を呼び寄せていたのかもしれません。</p>
<p>それはあくまで、後付けで思ったことなのですが・・・。</p>
<p>もしも、私に死が訪れた時、<strong>「天」「七」「地」</strong>のどの漢字を見ることになるのかを、今では少しだけ楽しみにしています。</p>
<p>幼い頃の私が、本当に死後の世界に行っていたかどうかの確認をするためにも・・・。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>〜完〜</strong></span></p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>死後の世界と地獄見学　 前編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 14 Jun 2023 10:00:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[オカルト]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[地獄]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
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					<description><![CDATA[「天国への道は地獄から始まる」（ダンテ『神曲』より） 始まりの悪夢 小学3年生の頃に、たった一度だけ見た悪夢がありました。人間と動物が入れ替わる世界の中では、言葉を話すのは、人間ではなく動物でした。真っ黒な場所には、石の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: center;"><strong>「天国への道は地獄から始まる」（ダンテ『神曲』より）</strong></p>
<h4><span id="toc1">始まりの悪夢</span></h4>
<p>小学3年生の頃に、たった一度だけ見た悪夢がありました。人間と動物が入れ替わる世界の中では、言葉を話すのは、人間ではなく動物でした。真っ黒な場所には、石のようなもので仕切りがしてあり、人間は言葉ではなく、うめき声をあげていました。</p>
<p>ムチで打たれている者、暴力を振るわれている者、そこでは声にならないような悲痛な叫び声が響き渡り、動物たちはその声に歓喜の雄叫びをあげていました。</p>
<p><span style="color: #800000; font-size: 18px;"><strong>「もっとやれ！！！もっと苦しめ！！」</strong></span>そんな言葉が飛び交う地獄のような場所に、1人ポツンと影から様子を覗いていたのが私でした。</p>
<p>恐怖のあまり、何度も何度も<span style="color: #ff00ff;">（これは夢だ、これは夢だ、これは夢だ！！！）</span>と唱えると、そこには見慣れた家の寝室の風景がありました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;">（あぁ、助かった・・・。これでもう大丈夫）</span>そう思ってまた眠りにつくと、夢は振り出しに戻り、また人間と動物が逆転した世界に引き戻されてしまうのです。</p>
<p>たったその日だけ見た夢でしたが、何度も目を覚ましても、泣いて起きても、家族が目を覚ますこともなければ、夢が変わることもありませんでした。</p>
<p>小学校3年生の頃に見た夢から、私の不思議な奇怪体験は起こるようになってしまったのです。</p>
<h4><span id="toc2">死後の世界へ</span></h4>
<p>悪夢を見てすぐのこと、私はとても不思議な体験をしました。</p>
<p>決して簡単に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「行ってみたいな！」</strong></span>と思って行ける場所ではないことは、確かだと思います。そんなありもしないような世界に、一度だけ行ったことがあるのです。</p>
<p style="text-align: center;"><strong><span style="font-size: 18px; color: #800000;">「死後の世界」と言われる場所に・・・。</span></strong></p>
<p>小さい頃からオカルトじみた話が好きで、図書館やテレビなどで浅い知識を入れながら、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「天国は存在するんだなぁ」</strong></span>とか<span style="color: #ff00ff;"><strong>「地獄ってどんなところなんだろう」</strong></span>なんて考えることが、度々ありました。</p>
<p>そしてふと<strong>天国はどんな人が行けて、地獄はどんな人が選ばれてしまうんだろう</strong>ということも、疑問に抱くようになっていったのです。そこで気になることは、自分が天国行きなのか、地獄行きなのかというところなのですが、考え出したら少しの期待と漠然とした恐怖が襲ってきて、ありとあらゆる人に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「天国はある？地獄って誰が行くの？」</strong></span>と聞いていたような気がします。</p>
<p>両親に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ねえ、地獄って本当にあると思う？」</strong></span>と聞くと決まって<span style="color: #ff9900;"><strong>「行ったことがないからわからない」</strong></span>と言われるか、<strong><span style="color: #3366ff;">「悪い子は連れていかれるぞ」</span></strong>なんて脅されるかのどちらかでした（笑）。</p>
<p>それもそうですよね。だって彼ら自身も一度も見た事もなければ、ましてや行った事なんてないのだから・・・。</p>
<p>けれども不思議だったのです。どうして行ったことも見たこともない人が大半なのに、死後の世界についての本が沢山あるのか。</p>
<p>そんな疑問も日が経てば少しずつ薄らいでしまいます。</p>
<p>しかしとうとう私は、生きていながら死後の世界に行く機会が巡ってきたのです。</p>
<h4><span id="toc3">目の前に広がる景色と階段と</span></h4>
<p>ある日私はいつものように、父に<strong><span style="color: #ff00ff;">「おやすみなさい」</span></strong>と声をかけて、母が寝ている寝室に行くことにしました。</p>
<p>母が<span style="color: #ff9900;"><strong>「もう寝るの？」</strong></span>と聞いてきたので<span style="color: #ff00ff;"><span style="color: #000000;">、</span><strong>「うん」</strong></span>とだけ言って、足をピタッとくっつけながら温もりを感じつつ、ウトウトしはじめました。</p>
<p>ふと体が軽くなった気がした私は、ぼんやりする視界が徐々にひらけていくのを感じながら、辺りを見渡しました。そこに映る景色には、全てを包み込んでしまいそうな分厚い雲と大きな階段がありました。</p>
<p>そしてその階段を老若男女が、自分たちのペースで上へ上へと登っていく姿も見えていました。あまりにも長い階段だったので、中には休憩したり、下を眺めながら<span style="color: #00ccff;"><strong>「おお〜高いなぁ」</strong></span>と感心している人もいました。</p>
<p>その誰もが、今ある状況に疑問を持っている様子でもなく、とりあえず階段があるし、周りの人たちが登っているから一緒に登っているという感じだった気がします。</p>
<p>私もとりあえず周りの様子をうかがいながら、長くて高い階段を一つひとつ登っていきました。</p>
<p>不思議と疲れることはありませんでした。</p>
<p>やっとの思いで階段を登りきると、そこにあったのは木造の道場のような建物だったのです。</p>
<h4><span id="toc4">ついた先の道場で</span></h4>
<p>目の前にドンっと構える道場に、誰1人疑問を持つことなく、吸い込まれるように中へと進んでいました。やっぱり私も、ここは真似をしておこうと思い、同じように木造の道場のような建物へと入っていきました。</p>
<p>入り口にはスーツを着た審判みたいなおじさんが立っていたり、奥に置いてあるパイプ椅子に座っているおじさんもいました。</p>
<p>すると後ろから<span style="color: #cc99ff;"><strong>「ねえ！あそこだよ！あれを見ればいいんだって〜」</strong></span>という声が聞こえてきたのです。</p>
<p>その声が指す方向に目を向けてみると、そこにあったのは長方形の大きな木で作られた看板が飾られていたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;">（あぁ、これを見ればいいのか）</span>と思い看板に近づいてみると、そこには受験発表のように数字の代わりに名前がズラーっと並んで書かれていました。</p>
<h4><span id="toc5">「天」「地」「七」の意味を知る</span></h4>
<p>私はとりあえず、自分の名前を探してみることにしました。</p>
<p>看板の端の方に名前を見つけたのですが、名前の下に<strong>「天」</strong>という文字も一緒に書かれていました。<span style="color: #ff00ff;">（この『天』の文字はなんだろう・・・）</span>と不思議に思っていると、私の隣にいた人は、どうやら名前の下に<strong>「七」</strong>と記されていました。</p>
<p>「七」と書かれていた人は、おもむろにパイプ椅子に座っているおじさんのところに向かい、<span style="color: #ff99cc;"><strong>「あの、私の名前のところに『七』と書かれていたんですけど、これってどういう意味ですか？」</strong></span>と聞いていました。</p>
<p>おじさんは、表情を変えることなく淡々と<strong>「『七』と書かれている方は、人生をもう一度初めからやり直してもらいます」</strong>とだけ答えました。</p>
<p><span style="color: #ff99cc;"><strong>「えっ！？もう一度やり直すってどういうことですか！？天国とか地獄とかならわかりますけど、もう一度ってどういうことなんですか！？詳しく教えてください！！」</strong></span></p>
<p><strong>「もう一度やり直すという意味です。それ以上でもそれ以下でもありません。規則ですから。その規則に従ってください」</strong>と言って、それ以降何かを発することはしませんでした。</p>
<p>戸惑うことしかできない女性をよそに、また別のおじさんが道場の外からやって来て<strong>「『七』の方はこちらに来てください。『七』の方はこちらですよ〜！」</strong>と声をかけ始めました。</p>
<p>先ほどの女性はなんとも言えない表情を浮かべ、声のする方へとトボトボ歩いて行ってしまいました。</p>
<p>どれくらいの人が『七』だったのかは、分かりませんが道場の中は、少しだけスッキリとした雰囲気になり、残されたのは<strong>『天』</strong>と書かれた人と、<strong>『地』</strong>と書かれた人だけになっていました。</p>
<p>この状況に若干の恐怖を感じ始めていた私は、勇気を出してその辺にいるおじさんに<span style="color: #ff00ff;"><strong>「『天』ってどういう意味ですか？」</strong></span>と聞いてみました。</p>
<p>するとおじさんは、優しい表情で<strong>「天国に行けるって意味だよ。よかったね！お嬢ちゃんは天国だ！」</strong>と頭を撫でながら教えてくれたのです。</p>
<p>私は内心、ホッとして<span style="color: #ff00ff;">（あぁ、よかった。私天国に行けるんだ）</span>と、このおかしな状況に飲まれ始めていました。</p>
<p>すると後ろから、<span style="color: #800000;"><strong>「じゃあ、俺は地獄ってことかよ！！！そんなの誰が決めたんだ！責任者を出せ！勝手にくだらねぇことしやがって！！！」</strong></span>と怒鳴り始めたのです。</p>
<p>どんどんこちらに近づいてくる怒り狂った人を見て、殴られるかもしれないと体にギュッと力が入った瞬間、怒っていた人はスーツを着たおじさんたちに捕まえられてどこかに連れていかれてしまいました。</p>
<p>様子を見ていた人たちは、その光景に何か言うわけでもなく、ただ空気感だけは<strong>「あ〜あ・・・」</strong>と言う、自業自得というような空気感だけが流れているような状況でした。</p>
<p>そんな雰囲気をカラッと晴れさせるかのように<strong>、「『天』と書かれている方は、こちらに来てください」</strong>と呼ばれたのです。</p>
<p>私も含めた、残った数名の人たちは呼ばれた場所に向かい、おじさんの指示の指示に従って、道場を出た先にある長いエスカレーターに乗ることになりました。</p>
<p>こうして私たち『天』と書かれた人たちは、長い長いエスカレーターに乗り、天国と言われる場所に行くことになったのです。</p>
<p>その場所にいた誰もが、安堵と喜びの表情を浮かべ、<span style="color: #99cc00;"><strong>「よかったね。あなたも天国なんだね。おめでとう！！」</strong></span>、<strong><span style="color: #ff6600;">「こちらこそ、よろしくお願いします」</span></strong>と挨拶を交わしながら、各々天国に行く準備をしているようでした。</p>
<h4><span id="toc6">次回予告</span></h4>
<div class="blank-box bb-red" style="text-align: center;"><strong>天国に向かう途中で出会った人は一体誰なのか？</strong><br />
<strong>私の真の地獄見学がいよいよ始まる。</strong><br />
<strong>その先で見たものは、そして本当の地獄の意味とは・・・。</strong><br />
<strong>次回、全貌が明かされる。</strong><br />
<strong>あなたも地獄の目撃者となるだろう・・・。</strong></div>
<p>&nbsp;</p>
<h4 style="text-align: center;"><span id="toc7">お願い</span></h4>
<p class="p2"><b>ぜひコメント欄、もしくは</b><span class="s1"><b>Instagram</b></span><b>に、読んだ感想をいただけると大変励みになります。皆さんのメッセージをお待ちしています！また、相談や困りごと、どんな些細なことでも構いません。ブログのトップに「あなたの悩み・相談」もありますので、皆さんの声をぜひお聞かせください。<br />
</b><b>いただいたコメントや感想には、全て返信をしています&#x1f60c;&#x1f9e1;</b></p>
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		<title>第2回　手話日記</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 12 Jun 2023 10:00:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[人間関係]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[元保育士]]></category>
		<category><![CDATA[手話]]></category>
		<category><![CDATA[日記]]></category>
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					<description><![CDATA[5月から始まった手話は、少しだけ不安な出発から始まりました。 元々新しいことを進んでやる冒険家みたいな性格ではなかったので、とにかく緊張していたし、1人で通うことも内心、心臓をバクバクさせながら行くことを決意したくらいで [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>5月から始まった手話は、少しだけ不安な出発から始まりました。</p>
<p>元々新しいことを進んでやる冒険家みたいな性格ではなかったので、とにかく緊張していたし、1人で通うことも内心、心臓をバクバクさせながら行くことを決意したくらいです。</p>
<p>ただ手話を始めたきっかけは、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ろう者である子どもたちと手話を通して、会話をしてみたい！その子たちの心の声に耳を傾けてみたい」</strong></span>という思いから、自分でも驚くくらいの行動力で始めたのが、この手話講座でした。</p>
<p>市がやっている定期講座なので、どこまでやれるかなんて正直わかりません。けれども、新しいことにチャレンジをしてみたかった。</p>
<p>自分の殻をこじ開けるチャンスにしたかったという想いもあったのかもしれません。</p>
<p>色々な気持ちを持ちながら、第1回は若干の消化不良となり、第2回にはもっと学びたいと思い、第2回目の講座の日を迎えました。</p>
<h4><span id="toc1">実はいい人？</span></h4>
<p>第1回目の時に、1人無愛想で手話講座に対して分からないことをブツブツと言っている人がいました。正直周りの雰囲気も<span style="color: #ff9900;">（<strong><span style="color: #ff9900;">なん</span>だろう・・・この人）</strong></span>という、あまりいい印象ではなかったと思います。</p>
<p>そして近くに座っていた私自身も<span style="color: #ff00ff;"><strong>（なんだろう・・・この人。大丈夫か？）</strong></span>と思っていたくらいだったのです。</p>
<p>さらには、気になることはとことん知りたいのか、何度も何度も手話講座をやっている場所の職員に、あれやこれやを質問していました。どれだけ丁寧に説明しても、納得する様子がなく<span style="color: #ff00ff;">（もう、そんなこといいから・・・）</span>と言ってしまいそうな気持ちを、グッと押し殺すのに必死だったような気がします（笑）。</p>
<p>とはいえ、始めたからには知らないままにしておくことも嫌だという気持ちもよくわかるから、なんともいえない気持ちになりながら、しばらく2人のやりとりに耳を澄ませて聞いていました。</p>
<p>しかし、第2回目の時には驚きの行動力を見せてくれたのです。</p>
<p>今回は、初めて机を片付けて広いスペースの中で手話をやる日でした。</p>
<p>早めに来た人たちで会場の設置をしたり、机を移動したりしながら協力をしていたのですが、第1回目の問題児らしき人も、進んで手伝ってくれたのです。</p>
<p>窓の開け方が複雑だった場所では、一緒になって開けようとしてくれたり、机や椅子も率先して移動するのを手伝ってくれました。他の人とも話している時には、笑って見せる姿に、<span style="color: #ff00ff;"><strong>（もしかして、本当に困っていただけだったのかもしれない）</strong></span>と、1回目の時に抱いた負の感情を少しだけ反省しました。</p>
<h4><span id="toc2">先生は明るい人</span></h4>
<p>1回目の時にいた通訳さんはおらず、第2回からは、ろう者の先生と生徒の私たちだけで講座を受けることになりました。</p>
<p>私含めて他の生徒の方の中にはきっと、<strong>（上手く聞き取ることができるだろうか）</strong>と微かな不安を抱いた人も少なからずいたと思います。</p>
<p>しかし、その気持ちは先生のコミュ力の高さのおかげで、一瞬にして吹き飛ばされることになったのです。</p>
<p>先生はとても明るい人で、手話ではあるけれど極力私たちが分かるようにしてくれていました。時には笑いを交えながら、おどけてみたり、表情でアピールしてみたり、教室内でも笑い声が起こることも何度もありました。</p>
<p><span style="color: #008000;"><strong>「ろう者だけれど、耳が聞こえないだけで、健康で皆さんと何も変わらないんです」</strong></span>と初めの頃に言っていた通り、耳が聞こえない以外は何も変わりません。だからこそ先生は、同じようにふざけることもあるし、笑わせて楽しませてもくれました。</p>
<p>もしも、手話講座に参加していなければ、そんな簡単なことにさえ気づくことなく過ごしていたかもしれません。</p>
<h4><span id="toc3">初めて自分の名前を表して</span></h4>
<p>第２回という事もあり、1回目よりも難易度は上がり、それぞれ手話で自己紹介をすることになりました。</p>
<p>もちろん、前に習っていた人もいれば、私みたいに初めての人もいます。そんな時は、先生が手本を見せて真似をして、自分の苗字を手話で表してみました。</p>
<p>手話にも文字と同じで成り立ちがあり、動作もその文字に合わせた動きをしました。私の苗字はとても簡単だったので、見ながら<span style="color: #ff00ff;">（なるほど、そういうことか）</span>と感心しつつも、真似をするのに必死でした。</p>
<p>中には難しい苗字の方もいたのですが、成り立ちを知るとやっぱり、なるほどと腑に落ちる瞬間がある。何も知らずに見ていた時と、理由を知った上で見てみるのとでは、比べものにならないくらい理解の速度が<strong>ぐぐぐんっと</strong>上がったような気がして、ひっそり隅の方で自分の苗字を練習していました。</p>
<p>その他にも<strong>、数字、色</strong>、あとは<strong>コンビニ</strong>の表し方なんかも教えてもらいました。</p>
<p>今まで知らなかったことを知ることが、こんなに楽しいことだとは思いませんでした。</p>
<p>私の中で眠り続けていた<span style="color: #ff0000;"><strong>探究心</strong></span>が、ようやく目覚めた瞬間でもあったと思います。</p>
<h4><span id="toc4">2時間の講座の中で</span></h4>
<p>仕事をしていた頃、毎日が目まぐるしく過ぎていたので、2時間なんてあっという間でした。しかし、その間に何をして、どうしなければいけないかを考えている暇があったかといえば、難しいことの方が多かったと思います。</p>
<p>けれどもやりたい目標があって、学び始めた手話も同じようにあっという間だけれど、充実感に満ち溢れ<strong><span style="color: #ff00ff;">「もっと知りたい！他の言葉も覚えてみたい」</span></strong>と思う瞬間が何度もありました。</p>
<p>この先どれだけのことを覚えられるか、そして私がどのように変化していくかは、まだ分かりませんが、<strong>いつかろう者の子どもたちと話せる日が来ることを夢に見ながら</strong>、第3回の手話講座も先生と共に多くのことを学んでいきたいと思います。</p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p><strong><span style="color: #008000;">「ろう者も健聴者も同じ健康な人なんだよ」</span></strong>と教えてもらった第1回目のあの日、私はまだまだ自分の視野の狭さを痛感しました。</p>
<p>耳が聞こえている私にとって、聞こえない世界がどのようなものかを全て理解することは、とても難しいことだと思います。</p>
<p>ですが、回数を重ね始めて少しずつ先生の人柄や、明るさを知り、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「やっぱり同じ人と人との関わりなんだ」</strong></span>と強く感じています。</p>
<p>だからこそ、ろう者の人たちのコミュニケーションを知りたいし、もっと新しい世界を見てみたいと強く思うことができたのだと思います。全てを理解することは難しいけれど、知ろうとすることはできる。</p>
<p>それはどんなことにでも通じることだと、私は思うのです。</p>
<p>私の手話への道は、まだ始まったばかりです。</p>
<p>けれども、その大きな一歩を踏み出した今、新しい何かが動き始めた喜びを感じながら、これからも楽しく学んでいきたいと思います。</p>
<p>いつか、本当の意味で心が通い合える日が来ることを願いながら。</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>チェーン店でイキリ散らかしてきた男女</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 02 Jun 2023 09:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[エピソード]]></category>
		<category><![CDATA[カップル]]></category>
		<category><![CDATA[ホスト]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[怒り]]></category>
		<category><![CDATA[飲食店]]></category>
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					<description><![CDATA[さて新しい企画が始まりました。 題して・・・ 本当は言いたいけど言えない、社会に怒っている話 〜それって甘んじてない？〜 というサブタイトルまでつけて、これからお届けしようと思っています！！ 身近に潜む身勝手な行動をして [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>さて新しい企画が始まりました。</p>
<p>題して・・・</p>
<p style="text-align: center"><span style="color: #ff0000"><span style="font-size: 20px"><strong>本当は言いたいけど言えない、社会に怒っている話</strong></span></span><span style="color: #ff0000"><span style="font-size: 20px"><strong><br />
</strong></span></span><span style="color: #ff0000"><span style="font-size: 20px"><strong>〜それって甘んじてない？〜</strong></span></span></p>
<p>というサブタイトルまでつけて、これからお届けしようと思っています！！</p>
<p>身近に潜む身勝手な行動をしてくる人たちにガツンッ！！！と言いたいけれど、言えずに悶々としてしまうこと。これは私のみならず、誰しも感じたり思ったりしたことがあるのではないでしょうか。</p>
<p>心の中で<span style="color: #3366ff">（強気！強気！強気！）</span>と言い聞かせても、中々言うことが出来ずに消化不良が起きてしまう・・・。まぁ、昔以上に物騒な世の中になってきているので、何か言った後に事件に巻き込まれてしまう可能性を考えたら、黙っている方が安全なのですが・・・。</p>
<p>そうだとしたら、真面目にルールを守っている私たちが不公平な気がしてならない！<span style="color: #0000ff"><strong>ズル</strong></span>をしている人が許されるなんておかしいと、心の隅っこにいる正義感が強い私がいたので、エッセイで消化することにしました。</p>
<p>皆さんの周りにはいませんか？</p>
<p><strong>ルールを守らない人、世の中は自分を中心に回っていると思っている人。<br />
</strong>そんな人たちに文章で<span style="font-size: 20px; color: #ff0000"><strong>喝</strong></span>を入れていけたらと思います（笑）</p>
<div class="blank-box bb-blue">
<p class="p2"><b>ぜひコメント欄、もしくは<span class="s1">Instagram</span>に、読んだ感想をいただけると大変励みになります皆さんのメッセージをお待ちしています！また、相談や困りごと、どんな些細なことでも構いません</b>&#x263a;&#xfe0f;<b>ブログのトップに「あなたの悩み・相談」もありますので、皆さんの声をぜひお聞かせくださいいただいたコメントや感想には、全て返信をしています</b></p>
</div>
<p>それではスタートです！</p>
<h4><span id="toc1">忍び寄る二人組</span></h4>
<p>実はこの事件は、前回書かせていただいたオオハラさんに会う日に起こった出来事でした。</p>
<p>夫と二人でおめかしをして、<span style="color: #ff00ff"><strong>「オオハラさんってどんな人んだろう。緊張するね」</strong></span>なんて言いながら、某パスタのチェーン店へ腹ごしらいに行きました。</p>
<p>入り口近くの席に通されて、大好きなカルボナーラを注文しました。</p>
<p>先にスープが運ばれてきたので、熱々のスープをゆっくり飲みながら、オオハラさんと何を話そうかと二人で話していたところに、奴らはやってきたのです。</p>
<p>男は黒いジャケットを着てスマートに現れ、女はクネクネしながら男の後ろをついてきていました。</p>
<p>私たちの隣の席に案内された瞬間、二人同時にカバンをボンっと投げるようにして置きました。まずここで言いたいのは、物に対しての扱いがとても雑な姿と、大きすぎる音を出して置いた仕草に、私は<span style="font-size: 20px; color: #ff0000"><strong>プチイラ</strong></span>を感じました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>（おいおいおい、こいつらが隣かよ。大丈夫か？この二人カップルか？隣かぁ・・・。やだなぁ）</strong></span>と心の納言はささやきました。</p>
<p>奥に女、手前に男が座りました。つまり私の視界にはスマートな男が映り込んでくる状況が生まれ、一体どんな顔をしているんだろうとチラッと見ると、黒い髪マッシュで前髪に命をかけているような風貌をしていたような気がします。</p>
<p>男はおもむろにジャケットを脱ぐと、なんとデカデカと英語が書かれた脇がガラ空きのタンクトップ姿へと変身したのです。</p>
<p>この日は暑いとはいえ、タンクトップを着るような温度ではないし、むしろ<strong>デカデカ英語プリントタンクトップ</strong>は、もはやダサさを通り越して天然記念物に指定できるほどのレア感をかもし出していました。</p>
<p>すると真っ直ぐ座ればいいのに、組んだ足を斜めに放り出し、私と完全に目線が合うような姿勢で、大声で女と話し始めました。<strong>（これより先はタンクトップと呼ばせていただきます）</strong>。</p>
<p><strong>まるでこの世は俺のものだ</strong>的な、<strong>全ての女性を虜にできるぜ</strong>的な雰囲気も出しながら、完全にチラチラと目線を感じさせてくるタンクトップ。なるべく見ないようにしようとする私の企業努力は、タンクトップの目力の前ではまさに無力でした。</p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「あっちぃ〜。ちょ、まじで疲れたんだけどぉ&#x2934;︎。てかここ来るの何回目って感じなんだよね。俺さぁ、ここのメニューまじで網羅してるから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「お疲れ様です。えぇ、私あんまりきたことないかもぉ&#x2934;︎。パスタって食べるの難しくないですかぁ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「いや俺は普通に食える。てかさ、ここのメニュー全部食える気がしてならんわ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「えぇ〜、それは絶対にうそだぁ。全部食べたらお腹いっぱいになっちゃうよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「それなぁ」</strong></span></p>
<p>会話に中身がなさすぎる、そして語尾がうざすぎる。</p>
<p>そしてチラチラ見られているのが、気になって仕方がなさすぎる。もう全てにツッコミを入れたくなって仕方がない気持ちを、とりあえずグッと抑え込みました。</p>
<h4><span id="toc2">タンクトップと女の関係</span></h4>
<p>初めはカップルかと思いきや、聞いているうちにホストとお客さんの関係であることが新たに分かりました。</p>
<p>女はひたすら甘えた声を出しながら、某チェーン店でタンクトップにアピールをしていました。時には他のテーブルを見ながらクスクス笑ってみたり、<span style="color: #000080"><strong>「俺だったら、あれとはご飯無理だわ」</strong></span>と言うタンクトップに対して<span style="color: #ff9900"><strong>「そんなこと言ったら、可哀想だよ」</strong></span>と満足げにする女に、美味しいスープも私たちの気持ちもどんどん冷めていきました。</p>
<p>まさに二人の世界に、<span style="color: #ff0000"><strong>なんだかこちらがお邪魔しているような感覚にすらなってくるこの状況は一体なんなんだ！</strong></span>と誰かに聞いてみたいけれど、そんな切なる思いも心の中に止める事しかできない気持ちに、悶々とする事しかできませんでした。</p>
<p>しかし、二人のやりとりを見ていた私たち含めてほとんどのお客さんは、<span style="color: #ff0000"><strong>「こっちこそ、お前となんかパスタ食いたくねーわ！！！！てか、いいから届いたスープ静かに飲んでろよ！」</strong></span>と総ツッコミしていたでしょう。</p>
<p>するとタンクトップがまた奇妙なことを言い出したのです。</p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「俺さぁ、この白いやつ（豆腐）見て、いつも思ってたんだけど、何これ？グミ？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「え〜。何それ面白い違うよ。豆腐だよ。ほら、白いの可愛いよ？パクって食べられるよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「グミだろこれ絶対。これグミじゃないとか笑えるんですけど〜」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>（いやいやいやいや、何一つ笑えないんですけど。グミなわけねぇじゃん！どこの世界にスープにグミ入れる文化が存在するんだよ。あったとしてもそれはもはや珍味として紹介してくれ。日本人なら豆腐くらい知ってるだろ？もしかしてあれか？ウケ狙ったのか？それはウケ狙いなのか？だとしたらめちゃくちゃスベってるぞ。後もう一つ、頼むからこっちをチラチラ見ながら話すのやめてくれ）</strong></span></p>
<p>さっきまで<strong>「オオハラさんと会えるの楽しみだね」</strong>と平和的な会話をしていたのに、今となってはこの空気、殺伐とした雰囲気は世紀末くらいの温度差を感じざるを得ませんでした。</p>
<p>もはや隣にこいつらを配置してきた店員にさえ、腹が立ってくる。</p>
<p>するとタイミングよく<strong>「カルボナーラのお客様〜」</strong>と私の愛すべきソウルフードがやってきたではありませんか。</p>
<p>さっさと食べて、この場から離れたいという気持ちが強すぎて、いつもよりも何倍も早くカルボナーラを鬼の形相で食べました。</p>
<h4><span id="toc3">世紀末からの地獄絵図</span></h4>
<p>しかし、彼らの会話は声が大きいこともあり、どんどん入り込んでくるのです。</p>
<p>美味しいカルボナーラ、夫とのデート、オオハラさんに会える嬉しさ、全てを今まさに帳消しにしてくる勢いでのボリュームは、何をしても勝てそうにありませんでした。</p>
<p>するとタンクトップは急に<span style="color: #000080"><strong>「</strong></span><span style="color: #000080"><strong>早く俺</strong></span><span style="color: #000080"><strong>と結婚して」</strong></span>言い出したのです。</p>
<p><strong>（おっと・・？これは聞き捨てならね〜よ？）</strong>といったん水を飲むふりして、箸を置きました。</p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「えぇ、本当にする気あるんですかぁ？嘘言ってる」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「だったら嘘。そういうところめんどくせーよな。お前」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「えっ、すみません・・・。」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「まぁ、いつも店来てくれるから感謝してるけどさぁ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「そうですね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>（お前はもう、ホスト失格だ。確実に女心を弄びやがって。遊ぶのはお前の開きすぎた脇くらいにしとけよ。女の子黙っちゃったよ。何この空気。誰が悪いの？もうお前は、掃除から出直してこい。諸先輩たちの話術を学んでからやり直せ！）</strong></span></p>
<p>もう私の心の暴言も止まらないし、隣の空気は冷え切ったし、夫は心を無にしてパスタを食べてるし。</p>
<p>世紀末から地獄絵図に変わったチェーン店は、その後、とんでもない空気のまま終わりを迎えました。</p>
<p>タンクトップは<span style="color: #3366ff"><strong>「俺の何がいけないわけ？」</strong></span>的な顔をしながら、辺りを見渡すふりをして、こちらをチラチラ見てくるし、たまに髪の毛をかき上げなが<span style="color: #ff0000"><strong>チラ脇</strong></span>してくるしで、とんでもない刺客と共にランチを済ませ、そそくさとその場を逃げるように私たちは出ていきました。</p>
<h4><span id="toc4">教訓</span></h4>
<p>お店を出た後、私と夫は心の中に溜まった鬱憤を吐き散らかすようにして、喋り倒しました。</p>
<p>そして<strong>「あいつら、何がしたかったんだろうね」</strong>という答えで話は終わりました。</p>
<p>誰と食事をしようが、好きな人とイチャイチャしようがかまいません。ただ、TPOというものが世の中にはあって、その会話は人を不快にするかどうかは、大人であれば考えなくてはなりません。</p>
<p>不特定多数の人がいるチェーン店だからこそ、というよりも公共の場だからこそ、<strong>来ている人が嫌な思いをせずに美味しくパスタを食べられたら良かったのにな</strong>と思いました。</p>
<p>自分があることは、自己肯定感が高いことはいいことだと思います。</p>
<p>けれども拗らせて、一緒に来ている人や周りにいる人に不快感を味合わせてしまったら、それはただの害でしかありません。</p>
<p>私はこの出来事を教訓にして、<strong>「会話って意外に聞かれているんだな」</strong>と改めて学びました。</p>
<p>そして世の中には、私のようにエピソードを文字にして、鬱憤を晴らすような<span style="color: #ff00ff"><span style="font-size: 20px"><strong>変態</strong></span></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">が</span></span><span style="color: #000000">いることを</span>彼らには伝えたいですね（笑）。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>番外編　セフレに恋した男　前編</title>
		<link>https://orientalnagon.com/renai-7/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 19 May 2023 04:08:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[デート]]></category>
		<category><![CDATA[マッチングアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[人間関係]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
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					<description><![CDATA[今回もインスタグラムで、アンケートを実施させていただきました。皆さんに参加していただくことで、私も書くネタに困らず大変助かっています&#x1f647;&#x200d;&#x2642;&#xfe0f; 心から、感謝です！！ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今回もインスタグラムで、アンケートを実施させていただきました。皆さんに参加していただくことで、私も書くネタに困らず大変助かっています&#x1f647;&#x200d;&#x2642;&#xfe0f;</p>
<p>心から、感謝です！！！</p>
<p>さて、今回は元カレシリーズではなく、<span style="font-size: 18px; color: #ff0000;"><strong>『番外編　〇〇な男シリーズ』</strong></span>から、<strong><span style="color: #ff0000;">セ</span><span style="color: #ff9900;">フ</span><span style="color: #339966;">レ</span><span style="color: #33cccc;">に</span><span style="color: #3366ff;">恋</span><span style="color: #ff00ff;">し</span><span style="color: #00ccff;">た</span><span style="color: #ff6600;">男</span></strong>が選ばれました！！！<span style="color: #000000;">当時は何一つ上手くいかずに本当に辛かった</span>し、心底「お前もかいっ！！！」となっていました（笑）。</p>
<p>それも今となっては、良い思い出です。</p>
<p>まだまだオリエンタル納言の〇〇シリーズは続きますので、どうか最後までお付き合い下さい。</p>
<div class="blank-box bb-blue">
<p class="p1"><b>ぜひコメント欄に、読んだ感想をいただけると大変励みになります。皆さんのメッセージをお待ちしています！また、相談や困りごと、どんな些細なことでも構いません。ブログのトップに「あなたの悩み・相談」もありますので、皆さんの声をぜひお聞かせください</b><span class="s1">&#x1f60c;&#x1f9e1;</span></p>
</div>
<p>それでは、本題スタートです&#x2764;&#xfe0f;</p>
<h4><span id="toc1">出会い</span></h4>
<p>安定のマッチングアプリの登場ではありますが、この頃から狂ったように相手を探していました。<strong>将来を見据えて</strong>とか<strong>本気で好きな人を探す</strong>とか、そんなことは微塵も考えていませんでした。</p>
<p>この頃の私は、一人でいることがとにかく寂しくて、ただ温もりが欲しかっただけだと思います。だから相手のことなんか知ろうとせず、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「この人いいな」</strong></span>というだけで、やり取りをしたり、会ったりしていました。</p>
<p>今考えれば、そんなやつに幸せなんか来るはずないし、むしろ自分のことを愛してくれる人なんて現れるはずがないのに、それすら分からなくなってしまうくらい、後先なんて考えていませんでした。</p>
<p>周りから見たらよほど哀れで、可哀想な人間だったでしょう。</p>
<p>しかし、当の本人は冷静に分析するほど周りは見えていません。<span style="color: #3366ff;"><strong>ゴキブリホイホイのように甘い言葉に誘われて</strong></span>、ダメな奴ばかりを引き寄せてしまう構図が、いとも簡単に出来上がってしまったのです。</p>
<p>もちろんこの話も、<span style="color: #3366ff;"><strong>ゴキブリホイホイ現象</strong></span>によって生み出された関係でした。</p>
<h4><span id="toc2">やり取りを重ねて</span></h4>
<p>彼はトレードマークのマッシュの髪型に、とても物腰が柔らかく、優しそうな雰囲気が漂う人でした。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>マッシュ（名前）</strong></span>は、LINEのやり取りからとても優しく紳士的で、話すのが好きというよりも、聞くのが好きなタイプだと言い、私の話を引き出すのも上手だったような気がします。</p>
<p>何度か電話をしたもことがあるのですが、少し高めの声に、優しい笑い方、そして褒め上手で、さらに甘いものが好きだったり、可愛らしい小物が好きだったり、雑貨屋さんに行くのが好きだったり、そんなマッシュに、私は簡単に心を開きかけていました。</p>
<p>とはいえ、普通に話すくらいでしたが、仕事の話や好みの話、普段は何をしているのかなどを基本的には、話していたような気がします。</p>
<p>マッシュとは共通点がありました。</p>
<p>それがファッションだったのです。綺麗めカジュアルな服装が好きなマッシュと、行くお店も似ていました。服の話になると、とても嬉しそうに話してくれるマッシュに、私は好印象しか抱いていませんでした。</p>
<p>しかし、これも全てマッシュの戦略だったということに、私は全く気づいていなかったのです・・・。</p>
<h4><span id="toc3">初めてのデート</span></h4>
<p>何週間かやり取りを重ねているうちに<strong>、「そろそろ会いたいね」</strong>という話になっていました。住んでいる地域も電車で30分の距離だったので、集合場所を決めてデートをすることにしました。</p>
<p>初めてマッシュに会うこともあり、アクセサリーを新調して、当日のために服も新しくしました。マッシュに会える嬉しさと、少しでもいいなと思ってもらいたい気持ちで、胸がいっぱいのまま当日を迎えました。</p>
<p>少し早く待ち合わせ場所に着いて待っていると、小走りで手を振りながら向かってくるマッシュの姿が見えました。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「お待たせ〜！ごめんね、納言ちゃん。待たせちゃった？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「ううん、今来たところだよ。焦らなくてもよかったのに」</strong></span></p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「だって早く会いたかったから、でも道が混んでて遅れちゃった</strong></span><span style="color: #3366ff;">&#x1f4a6;</span><span style="color: #3366ff;"><strong>ごめんね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「大丈夫だよ！気にしないで」</strong></span></p>
<p>嬉しそうにニコッと微笑むマッシュの顔を見ながら、<span style="color: #ff00ff;">（私こういう顔、好きかもしれないな）</span><span style="color: #ff00ff;"><span style="color: #000000;">と密かに考えながら、彼の横を歩いていました。</span></span></p>
<p>到着早々マッシュは私の服装を見<span style="color: #3366ff;">て、「とっても素敵だね。やっぱり納言ちゃんはオシャレだな」</span>と言ってくれたので、嬉しさと恥ずかしさで、<span style="color: #ff00ff;">「ありがとう」</span><span style="color: #ff00ff;"><span style="color: #000000;">しか言えませんでした。</span></span></p>
<p>デートした日はとても暑い夏の日で、歩くだけでバテてしまいそうになっていました。人も多くどこに行くにも混んでいたので、休憩をする場所を探すのも苦労した記憶があります。</p>
<p>「ねえ、僕の家この近くだから、もしよければ寄って行かない？美味しいケーキ買ってさ、ゆっくり映画でも見るのはどうかな？」。</p>
<p>私は一瞬考えましたが、この時には色々とバグっていたので「ならお邪魔しようかな」と、いとも簡単に家に行くことを承諾してしまったのです。</p>
<p>するとマッシュはあるお店で止まり、<span style="color: #3366ff;"><strong>「ここのケーキ、すごく美味しいんだよ。納言ちゃん甘いもの好きだったよね？どれがいいか選んで。僕の家で食べよう」</strong></span>と言って少し高めのケーキを買ってくれたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;">（都会はケーキさえも高いのかぁ）</span><span style="color: #ff00ff;"><span style="color: #000000;">と思いながら、私は大好きなミルクレープを選びました。</span></span></p>
<p>そして美味しそうなケーキを持って、マッシュの家へと向かったのです。</p>
<h4><span id="toc4">お宅訪問</span></h4>
<p>部屋に入ると白とグレーが基調とされている空間に、お洒落な小物が所々に並べられていました。</p>
<p>いい香りのするディフューザー、アクセサリーを置く金のお皿、ハンガーにかけられた服、見たこともない雑誌、部屋の中にはマッシュのこだわりを感じました。</p>
<p>しかし、微かに残っていた私の察知センサーが、少しだけ反応しました。何となく女性がいたような感じがする雰囲気に、胸のざわつきが下の方から湧き上がってくるような感覚がしていました。</p>
<p>気のせいだろうと思いたくても、何だか胸騒ぎがして仕方がなかったのです。</p>
<p>私の思いとは裏腹に、マッシュはケーキを綺麗なお皿に並べて持ってきてくれました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「すごく綺麗な部屋だね。全部マッシュくんの趣味なの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「えっ？うん、まぁそうだね。僕はこういう感じが好きなんだ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「そうなんだ。服もお洒落で、お部屋も素敵だなんて、絶対モテるよね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「そんなことないよ・・・。僕はあんまり女の子との関わりってないから。それよりも、ケーキ食べてみてよ。すごく美味しいんだ」。</strong></span></p>
<p>何となく胸のざわつきは取れないまま、私たちは美味しいケーキを一緒に食べながら、映画を鑑賞することにしました。</p>
<p>映画を見ている間、他の人みたいに手を繋ごうとしたり、スキンシップをとろうとすることもなく、二人とも少しだけ距離を空けたまま映画を最後まで見たのです。</p>
<p>初めから手を出さないところに、<span style="color: #ff00ff;">「もしかして、ヤリモクじゃないのかな」</span>と少しだけ、胸を撫で下ろしたのです。</p>
<h4><span id="toc5">何もなく終わったデート</span></h4>
<p>家に来てから映画を見ましたが、結局は何一つ進展もなく、ただ単に人の家でケーキを食べて映画を見ただけの1日となりました。</p>
<p>手を出すことのない紳士な対応に<span style="color: #ff00ff;">「いい人だな」</span>と感心しながら、その日は解散することになりました。</p>
<p>もちろんマッシュは、最寄りの駅まで私を送り届けてくれて、<span style="color: #3366ff;">「気をつけて帰ってね」</span>とマメにLINEまで入れてくれたのです。</p>
<p>今までの人とは違う対応に麻痺していた私は、少しだけ物足りなさを感じつつも、紳士で良い人だなと思い、また会いたいと思っていました。</p>
<p>マッシュもどうやら同じ気持ちでいてくれたらしく、家に帰ったところで、すぐにデートの約束が決まりました。</p>
<p>心の中で密かに（もしかしたら、このまま上手くいけば付き合えるのかもしれない）と淡い期待をしていたのも事実です。しかし、マッシュの本性を知らなかった私は、これから少しずつ彼の本当の姿を目の当たりにしていくのでした。</p>
<p>優しく振る舞う人ほど、心の奥底が腹黒く、虎視眈々と機会をうかがっている、ということにこれから気づいていくのでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>＜次回予告＞</strong></span></p>
<div class="blank-box bb-red"><strong>彼の本性はいかに？見せてくれた笑顔の裏に隠された真実とは！？<br />
そして、マッシュの想いとは・・・。次回、全てが明らかになる。</strong><br />
<strong>優しい人ほど、慎重に見極めなければいけないことを、あなたも知ることとなる・・・。</strong></div>
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