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	<title>出会い | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>出会い | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>保護者とワタシ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Jun 2024 09:52:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[保育士]]></category>
		<category><![CDATA[保護者]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[寄り添い]]></category>
		<category><![CDATA[思い出を]]></category>
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					<description><![CDATA[ワタシは保育士になって子どもたちから多くのことを学びました。 時には勇気をもらうこともあれば、どんよりと暗くよどんだ心を明るく照らしてもらうこともありました。 彼らから多くのことを学び、大人としてではなく人間としてたくさ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ワタシは保育士になって子どもたちから多くのことを学びました。</p>
<p>時には勇気をもらうこともあれば、どんよりと暗くよどんだ心を明るく照らしてもらうこともありました。</p>
<p>彼らから多くのことを学び、大人としてではなく人間としてたくさんの成長をさせてもらったと思っています。</p>
<p>正直な話、職場の人間関係には恵まれませんでした。</p>
<p>ニュースで言われているような虐待がなかったとしても、不適切保育と呼ばれるような行動をしている保育士も沢山みてきました。</p>
<p>時には、自分自身がその不適切保育に片足を突っ込んでしまいそうになったこともありました。</p>
<p>激務が続く、意味もなく上司に叱責をされる、そして評価もされずに賃金も安いまま休みを削って、時間を削って、仕事をしていれば心も体も少しずつ壊れてしまう。</p>
<p>もしもあのまま劣悪な環境で働き続けていれば、今のワタシは存在しなくなっていたでしょう。</p>
<h4><span id="toc1">手を差し伸べてくれた大人たち</span></h4>
<p>どれだけ辛くても職場の人たちは見て見ぬふりをしていたし、<strong>「辛いんです」</strong>と助けを求めれば<strong>「私の方が辛いんだよ」</strong>と言われてしまうことが当たり前でした。</p>
<p>だから誰かに相談をしたり、気持ちを吐き出すことができずにどんどん心が壊れていきました。</p>
<p>そんな時に手を差し伸べてくれたのは、保護者の方たちだったのです。</p>
<p>よくSNSやニュースなどで<strong>「モンスターペアレント」</strong>という言葉を目にすることがあります。</p>
<p>けれどもありがたいことに、ワタシは保護者の方たちには本当に恵まれたと思っています。</p>
<p>そして時折、ワタシの様子を心配して声をかけてくれたのも保護者の方々でした。</p>
<h4><span id="toc2">優しさに救われて</span></h4>
<p>必死に笑顔を作ろうとしても、きっと心の奥底の辛さは隠し通せていなかったのかもしれません。</p>
<p>ある時には、<strong>「先生大丈夫？ご飯食べれてる？」</strong>と聞いてくれる方がいました。</p>
<p><strong>「何かあったら、いつでも言ってね。話なら聞くからね」</strong>と声をかけてくれる方がいました。</p>
<p><strong>「先生も仕事すごく大変だよね。何か協力できることがあったらいつでも力になるよ｣</strong>と寄り添ってくれる方がいました。</p>
<p>それが一人、二人ではなく、本当に多くの方からそう声をかけてもらっていたのです。</p>
<p>そんなことを言わせてしまっている時点で、保育士失格かもしれません。</p>
<p>けれどもあの時は本当に心の底から救われたような気がしました。</p>
<p><strong>「子どもたちも先生のことが大好きだから、先生が元気でいてくれるのが一番だよ。だから、あんまり無理しないでね。頑張りすぎないでね」</strong>そう言われた時には涙が出そうになる程、救われたのです。</p>
<h4><span id="toc3">仕事をやめても</span></h4>
<p>結局ワタシは心の病に負けてしまい、前の園を辞めざるを得なくなってしまいました。</p>
<p>けれども今でもかつての教え子だった保護者の方々とは関わりがあって、小学校のイベントに呼んでもらったり、習い事の発表会のお誘いが来たりします。</p>
<p>辞めてもなお、子どもたちの成長を見ることができるて本当に嬉しく思っています。</p>
<p>そして会えたびに、<strong>「先生、元気になってよかった」「久しぶりに会えてすごく嬉しいよ」</strong>と声をかけてくれるんです。</p>
<p>中にはワタシの夢を知って応援してくださる方たちもいて、<strong>「いつか先生の夢が叶ったら、絶対に本買うからね。応援してるよ」</strong>と自分のことのように嬉しそうに話してくれたこともありました。</p>
<p>仕事を辞めてからも、こうして先生として接してくれること、そして何一つ変わらずに話しかけてくれることが嬉しくてたまりません。</p>
<p>それと同時に、<strong>「やっぱり保育士をしていてよかった」</strong>そう思うことができる瞬間でもあります。</p>
<h4><span id="toc4">言葉をかけられて</span></h4>
<p>世の中にはモンスターペアレントに悩み、苦しんでいる方も大勢いると思います。</p>
<p>ワタシは職場の人間には恵まれませんでしたが、保護者の方にはとても恵まれていたと思います。</p>
<p>だから、これまで関わってくださった方々、そして今でも繋がりを持っている方々には感謝の気持ちしかありません。</p>
<p>子どもたちを預けるということは、仕事のためとはいえ不安も多くあると思います。</p>
<p>それでも信じて預けてくださり、子どもたちの成長を一緒に見届けられることが本当に幸せでした。</p>
<p>子どもたちのことを一緒に話している時間が好きでした。</p>
<p>時には全然関係ないことを話している時間も、すごく楽しかったです。</p>
<p>だからどれだけ辛くても、なんとか続けられていたのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc5">夢を叶えて</span></h4>
<p>ワタシの夢はまだまだ走り出したばかりです。</p>
<p>この先の未来がどうなっていくかはわかりません。</p>
<p>けれども、未来ある子どもたちのために、そしてあの時寄り添ってくれた保護者の方たちに恩返しの気持ちも込めて、ワタシは文章を書いていこうと思っています。</p>
<p>そして<strong>「保育士になりたい」</strong>と言ってくれた子が大人になった時に、ワタシと同じ道を辿らないようにしたいんです。</p>
<p>心を病んでほしくないんです。</p>
<p>子どもたちの笑顔を守り、そして保護者の方たちと成長を見守る喜びを共に分かち合うのが保育士だと思っています。</p>
<p>だからこそ、<strong>「保育士って、すごく辛いんだね」</strong>ではなく、<strong>「先生、保育ってすごく楽しいね。子どもたちってかわいいね」</strong>と素直に思える環境にしたいと思います。</p>
<h4><span id="toc6">最後に</span></h4>
<p>世の中には今まさに保育園や幼稚園、子ども園にお子さんを預けている方が大勢いらっしゃると思います。</p>
<p>保育士の悪いニュースを見ると、きっと不安になることもあるでしょう。</p>
<p>ただそれはごく一部の人間であって、今目の前にいる保育士さんたちはお子さんのことを考え、そして笑顔を守るために必死に向き合っている人ばかりです。</p>
<p>どうか目の前にいる先生たちを信じ、そして安心してお子さんを預けてほしいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして、ワタシと関わってくださった保護者の皆様。</p>
<p>あれから保育士としてではなく、作家として生きる道を選びました。けれども、子どもたちに出会わせてくれたこと、皆さんと沢山お話をして、時には一緒に笑って、時には一緒に悩んだ時間が本当に幸せでした。</p>
<p>できることならもう一度、直接会って感謝の気持ちを伝えたいです。</p>
<p>ワタシを保育士として、一人の人間として対等に接してくださったこと、何よりワタシのことを信じてお子さんを預けてくださったこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。</p>
<p>そしていつの日か、また先生として子どもたちにも皆さんにも会える日が来ることを信じ、これからも夢を追いかけていこうと思います。</p>
<p>皆さんから頂いた優しさを、そして数々の言葉を胸に抱きながら・・・。</p>
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		<title>二つの縁の中にいる</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 30 Sep 2023 12:00:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[人間関係]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[別れ]]></category>
		<category><![CDATA[友人]]></category>
		<category><![CDATA[大切な人たち]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[縁]]></category>
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					<description><![CDATA[皆さんは「縁」という言葉を信じますか？ という書き出しになると、なんか勧誘みたいですが…。笑 ちなみにワタシは、今までの人生では信じていませんでした。 というよりも、正確には信じようとしていたけれど、信じた先に何もなく、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>皆さんは<span style="font-size: 28px"><span style="color: #ff0000"><strong>「縁」</strong></span></span>という言葉を信じますか？</p>
<p>という書き出しになると、なんか勧誘みたいですが…。笑</p>
<p>ちなみにワタシは、今までの人生では信じていませんでした。</p>
<p>というよりも、正確には信じようとしていたけれど、信じた先に何もなく、いつも悲しい思い出だけが残ることが多かった、というのが正しいかもしれません。</p>
<p>いつしか、<span style="color: #ff00ff"><strong>「世の中に縁というものなんてない。それはただ、都合のいいように解釈しているだけなんだ」</strong></span>と思うようになりました。</p>
<p>当たりっこないと思いながら向かった神社での参拝、縁を求めて占いに頼ったこともありました。</p>
<p>けれども、本当に合っているのかどうかさえも分からず、嫌なことは当たっているような気がするけれど、いいことはまるで当たらない気がしてならない。</p>
<p>人の繋がりも、物や出来事の繋がりも、どれもが胡散臭く感じるようになってしまったのです。</p>
<p>いつしか、縁という言葉を避けるようになり、そして信じることもやめてしまいました。</p>
<h4><span id="toc1">少しずつ動き出した歯車は</span></h4>
<p>しかし、去年の１０月に仕事を退職してから、縁というものを強く感じる出来事がありました。</p>
<p>そしてそれは今でも続いているようなんです。</p>
<p>かつて仲の良かった先輩は、仕事を辞める直前まで遊んだり、時には相談に乗ってくれることもありました。</p>
<p>けれども、辞める前に仕事を休職した途端、連絡はパタリと途絶え、そして辞めるまで一切の連絡を取ることはありませんでした。</p>
<p>その兆候に、まだ仕事を辞める気配が全くなかった頃、ある日を境に、理由はないのに話が合わなくなってしまったのです。</p>
<p>とても仲が良く、職場の中でも色んな相談ができるほど信頼関係はできていたはずなのに。</p>
<p>その関係はいとも簡単に、プツリと切れてしまいました。</p>
<p>そして友人関係もそうです。</p>
<p>彼と結婚する前までは頻繁に会っていたり、遊んでいた友人が何人もいました。</p>
<p>心の底から信頼していたはずなのに、その友人たちともパタリと連絡は途絶えてしまい、今では何をしているのかも分からない状態になっています。</p>
<p>どうして立て続けに関係が切れてしまったのか、それはワタシにも理解できず、そして頭の整理も追いつかないまま、時間だけが過ぎてしまったのです。</p>
<h4><span id="toc2">出ていく人と入ってくる人</span></h4>
<p>先ほど話した出ていく人の反対もあり、数年間連絡を取らなかった友人と再会し、昔以上に仲を深めている人もいます。</p>
<p>また出会ったこともなかった人と会ってみたり、知らない場所を訪れてみたりと、新しいことに挑戦する機会が増えていきました。</p>
<p>まさに入れ替わりのようにして、仲の良かった人たちは去り、新たな人との出会いがやってきた。</p>
<p>それはもしかしたら、<span style="color: #ff0000"><span style="font-size: 28px"><strong>「縁」</strong></span></span><span style="color: #ff0000"><span style="color: #000000">が</span></span>運んできてくれた何かなのかもしれない、そう思うようになったのです。</p>
<h4><span id="toc3">直感で感じる縁たちは</span></h4>
<p>最近では、本当に色々な人や物との出会いや別れを経験しています。</p>
<p>大切だと思っていた人と離れることもあれば、新しい人がやってきて人間関係を構築することもある。</p>
<p>昔のワタシであれば、過去の人たちにすがっていたし、離れてしまうことに恐怖心すら抱いていたかもしれません。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「どうして行ってしまうの・・・。一人にしないでよ」</strong></span>そう言いながら。</p>
<p>けれども今は、また別の感情が生まれ始めているのです。</p>
<p><strong>｢きっとこれは、もともと決まっていた運命であり、どんなことにも理由があって、縁というものが存在するんだ｣</strong>そうやって、引き止めることをやめました。</p>
<p>確かに昔からある縁が切れてしまうことは、とても悲しいことです。</p>
<p>気持ちが吹っ切れるまでには、随分と時間と、気持ちの整理が必要でした。</p>
<p>けれども今は自然の流れに逆らわずに、目の前に訪れた現実を受け止めるようにしたんです。</p>
<p>離れてしまうことには理由があるし、どうしようもないこともある。</p>
<p>それを一つひとつ悲しんで後悔していたら、ワタシの心も保てないでしょう。</p>
<p>だから、考えることをやめました。</p>
<p>きっとこれも運命であり、全ての縁に意味があるのだと思うようにしたから。</p>
<h4><span id="toc4">夢が運んでくれた、最大の縁</span></h4>
<p>こうして前向きに考えられるようになったのは、ワタシ自身が夢を持ち、活動をしているからだと思います。</p>
<p>そしてその中には応援してくれる人、支えてくれる人、そしてエッセイを読んでくれている人がいることが、何より心を安定させてくれているのでしょう。</p>
<p>もしも昔みたいに、目の前にあることばかりを見つめて、前を向くことをしなければ、きっといつまで経ってもその場で足踏みをしているような状態だったかもしれません。</p>
<p>人が離れていくことは、<strong>新しい縁と出会わせてくれるチャンス</strong>だと、今のワタシなら思えるんです。</p>
<p>そして一番大切なことは、どんな状態であっても離れずにそばに居続けてくれる人たちの存在ではないでしょうか。</p>
<p>去ってしまった人たちのことを考えて時間を潰すよりも、目の前にいる大切な人たちのことを考えて、毎日を生きていきたい。</p>
<p>そう思えるようになったのも、きっと夢が運んでくれた縁だと思うのです。</p>
<p>この先の未来では、人も、物も、運命さえも変わっているかもしれない。</p>
<p>けれども一つだけ、自信を持って言えることがあるんです。</p>
<p>それは、辛い時も嬉しい時も変わらずにそばに居続けてくれた人たちだけは、きっとどんなことがあっても離れることはないということ。</p>
<p>そしてその人たちをこれからも大切にしていくことが、人生を切り開くための縁を結んでくれる唯一の方法だと思うから。</p>
<p>今まで信じてこなかった縁というものを、これからは少しだけ、信じてみようと思いいます。</p>
<p>たった一人ではなく、大切な人たちと一緒に・・・。</p>
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		<title>納言のプチッと小話〜夢の彼は一体誰？</title>
		<link>https://orientalnagon.com/puci/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Sep 2023 10:00:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[予知夢]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[夫婦]]></category>
		<category><![CDATA[未来]]></category>
		<category><![CDATA[男女]]></category>
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					<description><![CDATA[日頃ブログでは、約3500文字〜5000文字の文章を書いています。 いつも読んでくださっている皆様には、これだけ長い文章を読んでいただけて感謝しかありません。 本当にいつも読んでくださり、ありがとうございます。 そしてほ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>日頃ブログでは、約3500文字〜5000文字の文章を書いています。</p>
<p>いつも読んでくださっている皆様には、これだけ長い文章を読んでいただけて感謝しかありません。</p>
<p>本当にいつも読んでくださり、ありがとうございます。</p>
<p>そしてほんのたまにですが、文字数を少し減らして、サクッと読んでもらえるような、題して<span style="color: #ff00ff; font-size: 24px"><strong>『納言のプチッとエピソード』</strong></span>もこれから進めていこうと思っています。</p>
<p>文字数を減らして少しでも多くの方にブログを読んでいただきたいので、文章が苦手だという人でも、文章に気軽に触れてもらえる機会になればいいなと思っています。</p>
<p>内容が濃いものに関しては、今まで通り書いていきますので、いつも読んでくださる読者の皆様！そして新規の皆様も楽しめるようなブログを引き続き作っていきたいと思います。</p>
<p>それでは、スタートです！！</p>
<h4><span id="toc1">夢で見た人</span></h4>
<p>ワタシは幼い頃、不思議な体験をすることがよくありました。</p>
<p>悪夢を見たり、幽体離脱のようなものが起こったり、時には予知夢や謎の現象に見舞われたりすることもありました。</p>
<p>そしてもう一つ、夢の中や心の中で願い事を唱えると、数年後に思いもよらないタイミングで夢が叶ってしまうという、なんとも不思議な体験をすることがありました。</p>
<p>全て確証がないものばかりなので、どうしてこんな不思議な体験ばかりをしてきたのか、それは本人のワタシにもわかりません。</p>
<p>ただ、それが後々ワタシの運命を大きく変えてきたことには間違いないのです。</p>
<p>ある時ワタシは、不思議な夢を見ました。</p>
<p>道路の高架下のところで、手を繋いで歩く姿が映し出されていく光景。</p>
<p>歩いている二人の後ろ姿を別の角度から見ているワタシと、横を向いた時にふと見えるワタシそっくりの人。</p>
<p>その隣を浅黒い肌で同じ背丈の男性が歩いていました。</p>
<p>高架下の映像はひたすら続き、二人が何を話しているのか、どこへ向かっているのかは分かりません。</p>
<p>ただ、同じような道を手を繋ぎながら幸せそうに歩く姿だけは、見ているワタシにも分かるほど。</p>
<p>一番初めに見たときは、まだ学生でした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「一体この人は誰なんだろう」</strong></span>と素朴な疑問が湧いたけれど、夢なので別に気にすることもありませんでした。</p>
<h4><span id="toc2">再び現れた高架下</span></h4>
<p>数年経って社会人になった時、懐かしい光景が夢の中で広がっていました。</p>
<p>それがあの高架下だったのです。</p>
<p>やっぱりワタシは後ろ姿を別の角度から見ていて、ワタシとそっくりな顔をした女性らしき人が、同じ背丈の浅黒い彼と歩いているんです。</p>
<p>別に何かをするわけでもなく、ただただ幸せそうに歩いているだけ。</p>
<p>一つだけ違ったのは、心なしか歩いている場所が進んだように感じたことくらいでしょうか。</p>
<p>なんとなく<span style="color: #ff00ff"><strong>「う〜ん、前とは景色が違うような・・・」</strong></span>と思ったけれど、二人に伝えられるわけでもないので、とりあえず様子を見守ることにしました。</p>
<p>チラッと見える横顔は確かにワタシだった。</p>
<p>けれども当時のワタシではなく、少し大人になっている顔立ちをしていたんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（もしかすると、隣に歩いている人は未来の彼氏！？もしくは旦那さん！？）</span>なんて思ったけれど、当時は身長が高い人に惹かれていたことも多かったので、もしも彼氏か旦那さんだったとしたら、身長の低さに少しだけがっかりしたような気持ちになっていました。</p>
<h4><span id="toc3">数年の時を経て</span></h4>
<p>さて、物語はここからが真骨頂なのですが、ワタシはあの夢を見てから数年もの間、散々な恋愛をしてきました。</p>
<p>もうそれは自分が惨めに感じてしまうほど、悲しい思いもしたし、いや、むしろ悲しい思いしかしていないくらい。</p>
<p>この時には夢のことなんてすっかり忘れてしまっていたのです。</p>
<p>そして27歳も終わりに近づこうとしている９月。</p>
<p>ワタシは運命の出会いを果たしました。</p>
<p>マッチングアプリで出会った彼は、背丈がワタシと全く同じで、浅黒い肌をしたハーフの男の人だったのです。</p>
<p>変なマスクをつけてきた彼を見た瞬間、<span style="color: #ff00ff">（ワタシこの人とどこかで会ったことがある）</span>そう思いました。</p>
<p>そして直感で<span style="color: #ff0000; font-size: 28px"><strong>結婚するんだ！！</strong></span>と思ったのです。</p>
<h4><span id="toc4">運命の行方は</span></h4>
<p>出会った頃には、彼にはこの話をしませんでした。</p>
<p>しかし、あまりにも私たちはとんとん拍子に全ての話が進んでいきました。</p>
<p>あれだけ上手くいかなかった恋愛が嘘のように幸せを与えてもらい、充実感に満ち溢れていました。</p>
<p>付き合って2ヶ月には結婚を意識し始め、5ヶ月目にはプロポーズを。</p>
<p>そして一年記念日に晴れて夫婦となったのです。</p>
<p>あれだけ上手くいっていなかったワタシが、ここまでスムーズにいくなんて誰が想像していたでしょう。</p>
<p>そして付き合って3ヶ月を過ぎたあたりで、彼にこの話をしました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「とても変な話なんだけど、ワタシ夢できっとましゅぴに会ってるんだ」</strong></span>と。</p>
<p>物好きな彼は、ワタシの夢の話を真剣に聞いて<span style="color: #3366ff"><strong>「夢とかでは見たことないけど、でも、なんだか懐かしい感じがするんだよね。昔から知ってるような、ずっと一緒にいたような、そんな気持ちに」</strong></span>と言いました。</p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p>結婚してもうすぐ一年が過ぎようとしていますが、いまだに不思議でならないのです。</p>
<p>あの高架下の夢は一体なんだったのか。</p>
<p>そして隣を歩いていた男性の正体は、結局誰だったのか。</p>
<p>ちなみにですが背丈が同じ浅黒い謎の男性は、別の夢にも登場したことがありました。</p>
<p>そしてその姿は、どことなくましゅぴに似ているような気がするのです。</p>
<p>もしかすると、ましゅぴとはずっと前から夢の中では、知り合いだったのかもしれません。</p>
<p>皆さんも不思議な体験をしたことは、ありますか？</p>
<p>もしかすると、それは未来へ繋がる何かしらの予知夢かもしれませんよ？</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>お願いだから、歯医者に行って　前編</title>
		<link>https://orientalnagon.com/motokare/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 02 Sep 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[優しさ]]></category>
		<category><![CDATA[元彼シリーズ]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[歯]]></category>
		<category><![CDATA[疑問]]></category>
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					<description><![CDATA[元彼の中で、1番くだらない理由で別れた人がいました。 タイトルになっている通り、歯医者に行かなかったことが原因で別れてしまったのです。 1年間の交際の中で「この人って、歯がないのかな？」と疑問に思うことは一度もありません [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>元彼の中で、1番くだらない理由で別れた人がいました。</p>
<p>タイトルになっている通り、歯医者に行かなかったことが原因で別れてしまったのです。</p>
<p>1年間の交際の中で<span style="color: #ff00ff"><strong>「この人って、歯がないのかな？」</strong></span>と疑問に思うことは一度もありませんでしたが、何となく違和感のようなものは感じていたんです。</p>
<p>巧妙に隠された歯は、別れ際の衝撃的な告白によって事実を知ることとなるのです。そして、歯がない人と出会ってしまったおかげで、その後マッチングアプリで出会った人や、いい雰囲気の人には必ず聞くようになってしまった質問があります。</p>
<p>そしてもちろん、ましゅぴと出会った頃にも聞いた質問。</p>
<p><span style="color: #ff00ff; font-size: 24px"><strong>「すみません・・・。こんなこと聞いていいか分からないんですけど、歯ってありますか？」</strong></span>って。</p>
<h4><span id="toc1">優しい雰囲気に魅せられて</span></h4>
<p>この頃のワタシは、まさに荒れ狂っていた時期でした。</p>
<p>友人としょっちゅうクラブに出かけ、隅っこの椅子に腰掛けながら、ジンジャエールを片手に音楽を聴いて体を揺らす。</p>
<p>爆音の中で嫌なことを吐き出して、友人と周りも気にせずに笑ったり、話したりする時間は本当に楽しかったです。</p>
<p>非日常感が味わえる空間がクラブにはあって、その世界観を楽しむことがストレス発散にもなっていました。</p>
<p>しかし、そんな遊びばかりしていたから、彼氏は出来ても上手くは行かないし、別れてもすぐに付き合って失敗する。まさに失敗エンドレス自転車操業みたいな感じになっていました。</p>
<p>今思えば、本当にただただ痛い人だったと思います。笑</p>
<p>そして付き合う人も、優しさよりも俺様気質や、自分勝手な人ばかりだったので、優しさに飢えていました。<span style="color: #ff00ff"><strong>「もう、優しかったら誰でもいいや」</strong></span>くらいに飢えていたんです。</p>
<p>けれども、当時の格好や出会いの場からして、優しい爽やかな好青年と出会えるわけがありませんでした。</p>
<p>しかし、ここでまさかの奇跡が起こったのです。</p>
<p>いつものように友人とジンジャエールを片手に人間観察を楽しんでいると、そこには爽やかでTHE優しい人という名前がピッタリな好青年が、目の前を通り過ぎていきました。</p>
<p>そしてなんと、通り過ぎた後に戻ってきて、話しかけてきたのです。</p>
<p><span style="color: #339966"><strong>「あの・・・。少しだけお話いいですか？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「えっ！？あっ、いいですよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #339966"><strong>「よかった。飲んでるのって、お酒ですか？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「いや、ジンジャエールです」</strong></span></p>
<p><span style="color: #339966"><strong>「そうなんですね。僕もお酒あんまり得意じゃなくて、ジュースなんですよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「そうなんですね！一緒だぁ・・・」</strong></span></p>
<p>もっと会話を弾ませればよかったのに、どうも人見知り気味なワタシは、それ以上会話を広げることもできず、結局は<span style="color: #ff00ff"><strong>「もうそろそろ他のフロアに行きますね」</strong></span>と言って、話を切り上げてしまったのです。</p>
<p>しかし、なんとなく彼に惹かれている部分があり、心のどこかで<span style="color: #ff00ff">（もう少し話ができたらよかったな）</span>と後悔の気持ちを持ちつつも、友人の元へと戻っていきました。</p>
<h4><span id="toc2">友人の一押しが</span></h4>
<p>この出来事を早速友人に話してみることにしたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのさ、さっき爽やかで優しそうな人と話をしたんだよね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #cc99ff"><strong>「うん、それで？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「なんか、今までとは違った雰囲気というか。なんか、元彼にはないような気がするというか・・・。話はしたんだけど、連絡先とかは交換してなくて」</strong></span></p>
<p><span style="color: #cc99ff"><strong>「珍しくない？そんな風に言うの」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「そうなんだよね。だから、もう一回話がしたいなぁって思ったりして・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #cc99ff"><strong>「えっ！？いいじゃん！探しに行こうよ！せっかくなんだから、このチャンス逃しちゃいけないでしょ」</strong></span></p>
<p>そう言って、友人はワタシの腕を掴み立ち上がりました。</p>
<p>そして先ほど話をしたフロアに行ってみましたが、彼の姿はどこにもありませんでした。</p>
<p>数十分間、色々なフロアに行って探してみたのですが、彼を見つけ出すことはできなかったのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「もういいよ・・・。ありがとうね！縁がなかったってことなんだと思う」</strong></span></p>
<p>その時、グラスを両手に持って歩いている彼を見つけた友人が、<span style="color: #cc99ff"><strong>「ねぇ！！もしかしてだけど、あの人なんじゃない？探していた人！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「本当だ！！なんで分かったの！？とりあえずワタシ声かけてくる！！！」</strong></span></p>
<h4><span id="toc3">もう一度、声をかけて</span></h4>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「すみません！さっき話したんですけど・・・覚えてますか？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008000"><strong>「えっ！もちろん覚えてますよ。どうしたんですか」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「その・・・、お話が楽しかったから、仲良くなりたいなって思って」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008000"><strong>「すごく嬉しいです。そのために僕を探してくれたんですか？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・はい」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008000"><strong>「あの、もしよければなんですけど、連絡先って教えてもらっていいですか？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「もちろんです！！」</strong></span></p>
<p>こうして連絡先を交換して、少し話した後、もう一度別れを告げ友人のところへと戻っていきました。</p>
<h4><span id="toc4">日々のやり取りの中で</span></h4>
<p>それから少しずつLINEでやり取りを深めていきました。（ここからは、彼のことを<span style="color: #008000"><strong>優男</strong></span>と呼ばせていただきます）。</p>
<p>優男は、やり取りの中でも優しさを出してきました。控えめの中には思いやりがあって、ワタシの話を聞くことに徹しているような態度をとってくれていたのです。</p>
<p>あらゆる種類の元彼がいましたが、こんな風に優しく思いやりを持って接してくれた人は、一人もいませんでした。</p>
<p>常に自分のことを考えて、<span style="color: #ff0000"><strong>傲慢</strong></span>で、<span style="color: #ff0000"><strong>自分勝手</strong></span>で、そして<span style="color: #ff0000"><strong>プライドの高い人</strong></span>。それが元彼たちでしたが、優男はまるで正反対の性格をしていました。</p>
<p>顔から漂っていた優しさ。</p>
<p>そして言葉の使い方も本当に優しかったんです。</p>
<p>それから数回デートを重ねることとなりましたが、デート中もやっぱり優男は優しくて、一生懸命デートが楽しくなるように話をしてくれたり、ご飯を調べてくれたり、車を出してくれたりと、<span style="color: #ff00ff">（ここまで優しい人が世の中には存在していたんだ！）</span>と感動するレベルでした。笑</p>
<p>まぁ、ワタシの基準が低すぎるのも、この感動を生んだ一つの理由だとは思いますが・・・。</p>
<h4><span id="toc5">晴れて付き合い、平和な日々</span></h4>
<p>3回目くらいのデートで、晴れて恋人同士になりました。</p>
<p>ワタシよりも一つ年下だった優男は、一生懸命エスコートをしようと頑張ってくれていました。</p>
<p>一緒にいる時も特に喧嘩もなく、穏やかな時間が続いていく。</p>
<p>家のデートでも外のデートでも、どこにいても穏やかな時間が続いていくんです。</p>
<p>今まで刺激しかなかった交際を経験していたので、ほんの少しだけ物足りなさを感じていましたが、それでも大切にされていることが伝わっていました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（これが本当の恋人同士なのかもしれない）</span>そんなことまで思ってしまうほど、優男との日々は平和そのものでした。</p>
<h4><span id="toc6">怪しげな香り</span></h4>
<p>順調そのものに思えた交際でしたが、3ヶ月を過ぎたあたりから、少しずつ違和感を感じるようになっていきました。</p>
<p>元々ワタシは鼻がよく効くタイプで、犬みたいな嗅覚だと家族からも言われるほど鼻がいいんです。</p>
<p>保育士をしていた時代だったから、余計に嗅覚は研ぎ澄まされており、この時もワタシの鼻は若干の異変をキャッチしていました。</p>
<p>それが優男とキスをした時だったのです。</p>
<p>ふわっと香る匂いに、少しだけ鼻を背けたくなる時がありました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（ん？なんだろう・・・）</span>そう思っても、もちろん本人にも聞けないし、きっとこれは私の思い過ごしだろうと思っていたのですが、キスのたびに微かに香る違和感がワタシの鼻を突き抜けていくような気がしていました。</p>
<p>しかし、本人に<span style="color: #ff00ff"><strong>「歯磨きしてる？」</strong></span>なんて聞けないし、<span style="color: #ff00ff"><strong>「ちょっと口の中見せて」</strong></span>とも言えない。</p>
<p>ましてやこれが口臭なのか、それと体の内側から出ている香りなのかも分からない状態での質問は危険過ぎたので、確信に変わるまではとりあえず様子を見ることにしました。</p>
<p>しかし一度抱いてしまった疑問は、簡単に拭い切れるものではなく、それからは少しずつキスを拒むようになってしまったのです。</p>
<p>付き合って5ヶ月目を過ぎたあたりからは、私からキスをすることもなくなってしまいました。</p>
<p>原因も分からない香りの正体に拒否反応が出始めていましたが、人としての優しさはとてもある人だから、余計に傷つけてしまうのではないかと、気を回し過ぎて言い出すことができませんでした。</p>
<p>そして結果的に、キスをさりげなく拒むという方法しか見つからなかったのです。</p>
<h4><span id="toc7">気になり出したら・・・</span></h4>
<p>口臭が気になり出したら、今度は別の香りまで気になり出してきました。</p>
<p>けれども、他人に指摘されることなんて辛いだろうし、でも言ってあげたほうがいいだろうしという葛藤の中、中々覚悟も決まらずに、言い出すことができませんでした。</p>
<p>ふと<span style="color: #ff00ff">（匂いが合わない人と、このまま一緒にいることができるのだろうか）</span>という疑問まで浮かび上がってくる始末ではありましたが、何せ他のことに関しては優しかったので、この優しさを無駄にすることも、ましてや優しさ離れすることも嫌だったので、匂いは我慢する方向にしたんです。</p>
<p>そしてもう一つ、優男の癖にはとても不思議なものがありました。</p>
<p>それが歯を極力見せずに笑ったり、ご飯を食べたりすることでした。</p>
<p>巧妙に隠された口の中は、まさに秘境。</p>
<p>どれだけ口の中を見ようとしても、手で隠したり、唇で見せないようにするという技術を駆使して、全く見えないようにしていました。</p>
<p>だからワタシは<span style="color: #ff00ff">（きっと、口の中に香りの秘密が隠されているはずだ！）</span>と密かに思い、口内秘境を見つけ出す日を虎視眈々と狙っていたのです。</p>
<h4 style="text-align: center"><span id="toc8">〜次回予告〜</span></h4>
<div class="blank-box bb-red" style="text-align: center">絶対的な鉄壁となる唇、一切口内環境を見せようとしない優男の理由とは。そして香りの原因が明らかとなる。<br />
優男との関係は、そして香りの行方は・・・。<br />
次回もお楽しみ〜（笑）。</div>
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		<title>マルチの夜　後編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Aug 2023 10:00:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[マッチングアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[マルチ商法]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[失恋]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
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					<description><![CDATA[そびえ建つタワーマンショを見て、漫画の主人公のように「俺はいつか、タワーマンションに住む！」と豪語していたマルチ。 その姿を見て、（ワタシはこいつのカモにされていたんだ）と、とても悲しく、同時に怒りさえ湧きながら、友人の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>そびえ建つタワーマンショを見て、漫画の主人公のように<span style="color: #808000"><strong>「俺はいつか、タワーマンションに住む！」</strong></span>と豪語していたマルチ。</p>
<p>その姿を見て、<span style="color: #ff00ff">（ワタシはこいつのカモにされていたんだ）</span>と、とても悲しく、同時に怒りさえ湧きながら、友人の待つ家へと帰って行きました。</p>
<p>時間は深夜に差し掛かっており、それでも彼女はワタシの帰りを待ってくれていました。</p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「納言ちゃん、どうだった？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのね、今日タワーマンションに連れて行かれたよ。笑」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「えっ！？タワーマンション！？なんで」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あれはね、本気で恋を探している奴じゃなくて、マルチ商法の勧誘するために恋を武器にしていた奴だった」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「そうだったんだ・・・。これからどうするの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「それがね、明日の午後</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>7</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>時に契約書を持ってこっちに来るんだって。多分契約成立すると思ってるんだけど、絶対に怪しいから断ろうと思う。そんで全部気持ちをぶつけようかなって思う」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「そうなんだ。一人で大丈夫？他にも人が来たら怖いよね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「確かに・・・」</strong></span>そんやり取りを交わし、話し合いの結果、友人も決戦日に同行してくれることになりました。</p>
<p>友人はとりあえず車で待機し、ワタシがマルチと話す。何かあればいつでも誰かを呼べるように待機する手はずを組んで…。</p>
<h4><span id="toc1">決戦の午後7時</span></h4>
<p>そしていよいよ日付は変わり、決戦当日を迎えました。</p>
<p>様子がバレてしまわないように、マルチには何も言わず行く時間と集合場所を決めて、向かうことにしたのです。</p>
<p>友人は<span style="color: #99cc00"><strong>「何かあったらすぐに連絡してね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>集合場所に着くと奴はすでに待っており、<span style="color: #ff00ff"><strong>「着いたよ！」</strong></span>と連絡を入れたすぐに、書類を持って颯爽と車から降りてきました。</p>
<p>そして一言、<span style="color: #808000"><strong>「納言ちゃ〜ん。今日も素敵だね」</strong></span>といつも以上にテンション高めに言ってきたのです。</p>
<p>もうその顔は、<span style="color: #808000">（俺はこれで契約が取れたぞ）</span>という、勝利の顔をしていました。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「納言ちゃん、ハンコ持ってきた？これで晴れて仲間だね。うれしいよ。困った事があれば、いつでも相談に乗るから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「ん？何か不安なことでもあるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのさ、ごめんだけど契約はできない」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「えっ！？なんで、どうして、えっ！？あんなに素晴らしい話を聞いたのに。どうして！！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あれって、マルチ商法だよね？投資って言ってた話も、投資という名の賭博で違法だよね？どうしてそんな危ない橋を渡らないといけないの？それに、消費者金融からお金を借りさせるなんて、どう考えてもおかしいよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・。でも俺も借りてるし、安全だよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「借りてるの！？だってまだ信頼関係も何もないのに、『消費者金融から、お金を借りて』っていうのっておかしいと思わない？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「それは・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「申し訳ないけど、ワタシから聞き出した個人情報とかあるよね？書類があるなら、それ破るから貸して。無断で出来ないなら、あの社長に今すぐ聞いて」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・分かった」</strong></span></p>
<p>そこから少し外れた場所で、何やら社長に頭を下げて話をしているマルチ、この時点で30分以上の時間が過ぎていました。幸い来ていたのはマルチだけだったので、友人には<span style="color: #ff00ff"><strong>「ちょっと長くなりそうだから、家まで送るよ。また何かあったら、連絡するね」</strong></span>と話し、友人を家に送り、マルチのいる場所へと戻ったのです。</p>
<p>友人は心配そうに<span style="color: #99cc00"><strong>「大丈夫？何かあったらすぐに連絡してね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>そしてここからが、本当の修羅場となっていったのです。</p>
<h4><span id="toc2">マルチの過去、そして闇落ちへ</span></h4>
<p>社長と話がついたところで、ワタシも戻ってきたので、書類は目の前でビリビリにさせてもらい、そして全てのものをこちらで預かることにしました。</p>
<p>しかし、コピーを取られていたらどうしようもないので、そこは自己責任だと自分の軽率な判断をとても悔やみました。</p>
<p>マルチ自身は、そもそもの目的が絶たれてしまった今、放心状態でどうしていいのかが分からなくなっているような顔をしながら、呆然とワタシの顔を眺めていました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのさ、どうしてマルチ商法なんて始めたの？おじいちゃんの話を聞いた時、和食屋の話を聞いた時、今なんかよりもずっと嬉しそうに話してたのに。自分だって分かってるんじゃないの？こんなことしていていいのかって」</strong></span></p>
<p>その言葉が彼の何かを動かしたのか、マルチは周りも気にせずに涙を流しながら、自分の話をし始めたのです。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「元々は、じいちゃんに憧れて料理人になりたかった。けど、投資で失敗した時に消費者金融でお金を借りて、そこで今やってる話が舞い込んでいたんだよ。その時、『自分には、これが次の生きる道なんだ』って思ってしまって。借金も抱えて、才能もないし、社長たちと一緒にいたら、いつか金持ちになれると本気で思ってしまって・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「じゃあ、会社を経営してるっていうのも、あいつらのところで出してるってだけで、本当は経営してないの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「うん・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「マルチ商法だから、きっとノルマとかがあるよね？人を紹介したら、自分にもお金が入るシステムだったでしょ？じゃあ何？マッチングアプリで女の子に恋愛感情を持たせて、マルチ商法に引っ張ってたってこと？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・そうなるのかな」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシもその一人だったってことね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「でも、本当に納言ちゃんのこと素敵だと思っていたし、幸せにしたいと思った。もしも、これが成功したら保育士なんて辞めて、もっと自由にさせてあげられるって本気で思ったんだよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「よく考えてみてよ！自由になる前に、複数の消費者金融で借金させてる時点で、自由なんてあるわけないじゃん。その人となりはね、身なりや立ち振る舞いから出るんだよ。あんな歯の朽ち果てた社長から、何一つ学ぶことなんてないよ。あのタワーマンションも、実際は住んでないでしょ。自分の人生犠牲にして、どうするの。どれだけ貧乏でも、心まで貧乏になって、大切なことまで忘れたら、それこそ希望なんて無くなってしまうんだよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000000">その言葉が彼の心を動かしたのか、えぐってしまったのかは分かりませんが、マルチはへたり込みながら再び涙を流していました。</span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">そして</span></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #808000"><strong>「僕には、もうこの道しかないんだよ・・・。これしか生きていく道が残されてないんだ」</strong></span></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">という言葉に、猛烈に虚しさが響き渡りました。</span></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff">（この人は、もう取り返しのつかないところまで、進んでしまったんだ）</span>そう悟ったからです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「今やっていることは、家族に言えることなの？大好きだったお爺さんに話せることなの？」</strong></span></p>
<p>その言葉を聞き、彼は涙を流しながら<span style="color: #808000"><strong>「言えない・・・。こんなこと、言えないよ」</strong></span>と呟くばかりでした。</p>
<p>まだ22歳の若き人生が、こうして食い物にされていることを目の当たりにして、そしてワタシ自身も食い物にされかけた。</p>
<p>きっと他にも被害者がいて、中にはマルチ商法の中へと飛び込んだ人もいるかもしれません。</p>
<p>一番許せなかったのは、人の気持ちを弄び、金儲けの道具として使おうとしたことでした。</p>
<p>そしてその異常性に気付けなくなってしまうほど、どっぷり浸かり込んでしまったことも、悲壮感でいっぱいでした。</p>
<p>どうしてもこうもワタシは見る目がないんだろうと、泣いている彼を見つめながら、余計に切なくなってしまいました。</p>
<p>ただ純粋に大切な人と巡り合って、恋をして、未来を共に歩んでいきたかっただけなのに。</p>
<h4><span id="toc3">驚きの展開へ</span></h4>
<p>ここまで涙を流して、自分の過ちを認めながら感情を抑えきれない様子のマルチを、ワタシは今までの思い出の分だけ、せめて泣き止むまで寄り添うことにしました。</p>
<p>時折微かに聞こえる<span style="color: #808000">「・・・ごめん。俺、どうしたら」</span>という声には決して反応はしませんでした。</p>
<p>あなたが泣いている以上に、騙されていたワタシは悲しかった。</p>
<p>一緒に過ごした日々も、かけてもらった言葉もそう簡単に忘れることはできない。</p>
<p>寄り添うことはするけれど、決して優しくすることはしませんでした。自分の過ちを認めて、そしてこの先の人生に活かせていけるように。先はまだまだ長いから、いつでも軌道修正はできる。</p>
<p>それが今、この瞬間であって欲しいと願いも込めて・・・。</p>
<p>ひとしきり涙を流し、うなだれていたマルチはスクッと立ち上がって、深呼吸をしました。</p>
<p>すると<span style="color: #808000"><strong>「僕にはもう、後がないんだ。これから先、まともな仕事ができるかも分からない・・・</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #808000">だから、これからも</span><span style="font-size: 24px"><span style="color: #ff0000">マッチングアプリで女の子を勧誘して、いつかタワーマンションに住むんだ！！！！</span></span></strong></p>
<p>その瞬間、<span style="color: #ff00ff">（こいつはもうだめだ）</span>と見切りをつけて「まぁ、頑張りなよ」と言い、ワタシは帰宅することを選びました。</p>
<h4><span id="toc4">後日談</span></h4>
<p>家に帰り、全ての経緯を友人に話すと<span style="color: #99cc00"><strong>「もうダメだね。ワタシも何度か勧誘されたことがあったけど、あの環境の中にいたら抜け出すことは難しいと思う」</strong></span>そう言いながら遠くの方を見つめていました。</p>
<p>彼からの連絡や写真も全て消し、挨拶もなしにこの関係は終わりを迎えました。</p>
<p>楽しかった日々は、作られたものだと思うと本当に悔しかったです。</p>
<p>そしてワタシは誓いました。</p>
<p>いつか別の形で、<span style="font-size: 24px; color: #ff0000"><strong>こいつよりも充実した人生を送って</strong></span>やるって。</p>
<p>後々、別の友人から聞いた話では、マルチ商法を勧誘する前に、タロット占いから興味を惹きつけて、そこから関係を構築していくやり方が流行っているという衝撃的な話を耳。</p>
<p><strong>ルームシェアの友人が抱いた違和感、そしてタロット占いからの勧誘、そしてマルチ商法へ。</strong></p>
<p>もちろん、マッチングアプリも今の時代では堂々とやれるようになった分、そして情報社会が進んでいるが故の、このやり方が増えてきているんだろうなと実際に体験し思いました。</p>
<p>あれから数年が経ち、彼が何をしているのか、マルチ商法で天下を取ったのか、それとも昔と変わらず迷いながらもやり続けているのかは、分かりません。</p>
<p>ただどこかのタイミングで、彼と出会うことがあるのだとしたら、もしくは、このエッセイを読んでくれる機会があるのだとしたら、ワタシはあいつに言ってやりたいんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>どれだけお金がなくても、本当にやりたいことを見つけて堂々とやればきっと人生は変わっていくよ。人のお金を当てにせず、気持ちを騙すこともなく、自分の人生は自分で切り開かないとね。ワタシもね、保育士は辞めてしまったけれど、あの時と比べ物にならないくらい、幸せだよ。</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>だって、自分のやるべき本当の道が見つかったから。</strong></span></p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p>20歳からこそこそと始めたマッチングアプリで、ようやく7年越しに運命の相手と出会い、そして結婚することができました。</p>
<p>ほとんどの彼氏は、マッチングアプリかクラブでの出会いだったので、こんなにもネタが豊富になっていってしまったんだと思います。笑</p>
<p>今でこそ、当たり前になってきましたが、始めた当時は、誰にも言うことはできませんでした。</p>
<p>それくらい、まだマッチングアプリは出会い系というイメージが強かったからです。</p>
<p>しかし写真を加工して、画面上だけでも<span style="color: #ff9900"><strong>「かわいい」</strong></span>と言ってもらえることは、多くの自信を与えてくれました。</p>
<p>現実世界では決して起きないことが起きていたからこそ、ワタシも正常な判断ができず、自分自身を大切にする方法も分からずに、ダメンズたちにすがっていたのでしょう。</p>
<p>ましゅぴに出会えたのも、マッチングアプリだから、この出会いには本当に感謝しています。むしろ神様からの最初で最後の贈り物だと思っています。</p>
<p>しかしここまで来るのには、十分過ぎるほどの傷つく思い出が山ほどあったんです。</p>
<p>出会いがなかった職業ということもあり、ワタシに取っては救世主みたいなアプリでした。笑</p>
<p>しかし、世の中には優しいフリをしてとんでもないことをしたり、騙したり、傷つけたりする人たちが沢山います。気持ちを踏み躙るような行為をしても、何とも思わないような人も一杯います。</p>
<p>便利になったからこそ、使い方を間違えてしまったら、取り返しのつかないことになりかねません。</p>
<p>どうか、マッチングアプリやSNSでの出会いは慎重に考えて欲しいと願います。</p>
<p>ワタシのような愚か者を出さないように。</p>
<p>これからも元彼シリーズをどんどん書いていこうと思うので、それが注意喚起になれば幸いです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>マルチの夜　中編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Aug 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[タワーマンション]]></category>
		<category><![CDATA[マッチングアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[マルチ商法]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[社長]]></category>
		<category><![CDATA[騙されないように]]></category>
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					<description><![CDATA[さて今ワタシは、好きになりかけているマルチと共に、外に来ていました。 閑静な住宅街の中に凛と建つマンションがある。 しかし、そこには今のところ用事はありません。 だって今日は、社長と名乗る男性とカフェでお茶をしながら話を [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>さて今ワタシは、好きになりかけているマルチと共に、外に来ていました。</p>
<p>閑静な住宅街の中に凛と建つマンションがある。</p>
<p>しかし、そこには今のところ用事はありません。</p>
<p>だって今日は、社長と名乗る男性とカフェでお茶をしながら話を聞く回だったからです。</p>
<p>頭の中では、<span style="color: #ff00ff">（ワタシにとって保育士って何だろう。今やりたいことって何だろう。今できることって何だろう。もしかしたら、この会合で何かが変わるきっかけになるのかもしれない）</span>そんな淡い期待を持たずにはいられなかったんです。</p>
<p>当時のせっぱ詰まった状況と、この先の未来に希望も持てない現状。</p>
<p>そして自分自身が何者になろうとしているのかも分からない今を、彼なら何とかしてくれるかもしれないと、思ってしまったのです。</p>
<p>だからこそ、冷静な判断ができなかったのかもしれません。</p>
<p>きっと今なら、この異常な状況に気づけたかもしれないのに。</p>
<h4><span id="toc1">不信感は募るばかり</span></h4>
<p>マルチと共に歩いていると、突然こんな茶番を繰り出してきたんです。</p>
<p>それはマルチの電話が鳴り、険しい顔をしながらワタシの元から少し離れた場所で電話をし始めました。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「はい、はい・・・。あぁ、確かに。はい、わかりました。いえ、こちらこそです」</strong></span>相槌オブ相槌を繰り返しながら、電話越しで深々と頭を下げるマルチ。</p>
<p>その間ワタシは、ぼーっと彼らのやり取りを見守るばかり。</p>
<p>一体これからどんなことが起きるのか、むしろ今はこの時間は、一体何なのか。</p>
<p>全てが謎のまま進み始めていく恐怖も、正直どうでも良くなっている自分がいました。</p>
<p>電話が済むとマルチは、<span style="color: #808000"><strong>「ごめん。なんかカフェじゃなくなったんだ」</strong></span>と言い、その後ただ一言<span style="color: #808000"><strong>「ついて来てくれる？」</strong></span>とワタシの手を掴み、そのまま歩き始めたのです。</p>
<p>このままどこかへ連れて行かれるのかもしれないという恐怖より、何が始まって、一体どんな社長が出てくるのか、そっちの方に興味が湧き始めていたんです。</p>
<p>もしも、おかしい人だったとしても、それもまた人生のネタになるかもしれないと思ってしまったのです。</p>
<h4><span id="toc2">いざ社長の元へ</span></h4>
<p>元々はカフェで落ち合うはずが、どこかで話がおかしくなったのか、何と社長が住むタワーマンションに行くことが決まっていたのです。</p>
<p>するとマルチはおもむろに<span style="color: #808000"><strong>「これ、一応アンケートだから答えてくれる？」</strong></span>とワタシにスマホを差し出しました。</p>
<p>その時に全てを悟ったのです。</p>
<p>マルチは恋愛感情なんかなくて、ただワタシを利用しようとしていたことを。</p>
<p>しかし、ここまで来て帰るのも何だか勿体無い気がして、雑な質問に雑な答えを書きながら、<span style="color: #ff00ff">（今ワタシは何をしているんだろう）</span>という虚無感というか、虚しさというか、悲しさというか、もう感情ぐちゃぐちゃになりながら、言われた通りアンケートに答えていきました。</p>
<p>そして<span style="color: #808000"><strong>「社長はね、中々会ってくれない人だから納言ちゃんはラッキーだよ。きっと人生変わるよ」</strong></span>なんて言ってくるんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（こいつまじかよ）</span>とも思いましたが、<span style="color: #ff00ff"><strong>「そうなんだ。楽しみだな」</strong></span>と楽しさを演じるワタシは、まさに女優のような気持ちでマルチの言葉に感情を込めて答えていきました。</p>
<p>そして、マルチとまた歩き出したのです。</p>
<p>向かっている途中コンビニに寄りたいということで、待っていると一本のお茶を手に持ち、颯爽と戻って来ました。</p>
<p>その顔からは、<span style="font-size: 24px; color: #ff0000"><strong>俺は、一仕事やってみせるぜ！</strong></span>という気持ちが溢れており、輝きすら放っているような気がしました。</p>
<h4><span id="toc3">社長登場</span></h4>
<p>そしてついた先は、大きく街が一望できるほどの高級なタワーマンションでした。</p>
<p>エントランスからもオレンジ色の光が点滅しており、高級感に溢れていました。</p>
<p>待つこと10分。</p>
<p>エントランスの扉が開き、肩で風を切りながら歩いて来た奴こそ、マルチが恩を感じている社長だったのです。</p>
<p>しかし、社長というにはオーラがなく、そして何だか見た目もだらしない感じにしか見えませんでした。</p>
<p>しかし、マルチの目は輝きに満ちており、<span style="color: #808000"><span style="color: #000000">社長に会うなり</span></span><span style="color: #808000"><strong>「夜遅くに時間を作ってくださり、本当にありがとうございます！！！」</strong></span>と腰を90度に曲げて深々とお辞儀をしていました。</p>
<p>そして社長は言うのです。</p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「いやね、マルチのためだから時間作るわけよ。お前じゃなかったら時間なんて作らねーよ」</strong></span>と。</p>
<p>まさに茶番、茶番、茶番の連続。</p>
<p>社長とマルチとワタシの順番にタワーマンションに入り、高級そうなエレベーターに乗り込みました。</p>
<p>そこではジャズが流れており、まるでホテルのような雰囲気さえ感じさせるほどでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（こんな世界もあるんだな・・・）</span>と思いつつ、この二人の関係性も不安になるし、たった一人で来てしまったことも間違いだったと思いましたが、もうすでに遅かったのです。</p>
<h4><span id="toc4">謎に包まれた部屋</span></h4>
<p>社長が住んでいると言われていた部屋に案内されたワタシは、すごく違和感を感じていました。</p>
<p>生活感のまるでない部屋、電化製品も電子レンジと簡易的な冷蔵庫のみ。</p>
<p>ソファーが置いてあるわけでもなく、きっと趣味でもないような絵が飾ってあるその手前には、塾で使われるようなホワイトボードが置かれていました。</p>
<p>ガラスで作られたテーブルに腰掛け、あたりを見渡しましたが、誰が見ても人が住んでいるような生活感は、ありませんでした。</p>
<p>レンタルハウスのような場所で、今から話をするなんて、もうそれはマルチ商法のそれでしかない。</p>
<p>完全にマッチングアプリを利用したマルチ商法に騙されたのだと、理解するのに時間は全くかかりませんでした。</p>
<p>しかし、どこかでは<span style="color: #ff00ff">（彼は本気で心配してくれているのかもしれない）</span>と信じたい気持ちもあったんです。</p>
<h4><span id="toc5">信頼ゼロの理由</span></h4>
<p>社長は自慢げに部屋を紹介し、そしてワタシの目の前に座りました。</p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「マルチ、この子が言ってたマッチングアプリで出会った子だよね？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「そうなんですよ。本当にいい子で、素敵なんです。ねっ！納言ちゃん」</strong></span></p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「いいねぇ。もう二人は付き合ってるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「いや、そういうわけではないんですけど、頻繁に遊んでるんですよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #993300"><strong>「そうなんだ。納言ちゃんて言ったっけ？いやぁ、いい子そうだし、関われて嬉しいよ」</strong></span></p>
<p>そんなことを話す二人をよそにワタシは、あることが気になって仕方がありませんでした。</p>
<p>そう、社長の前歯が朽ち果てていることに。</p>
<p>社長という人間の前歯がなぜ朽ち果てているのか。</p>
<p>お金があるのなら、なぜ前歯を治さないのか。</p>
<p>つい最近朽ち果てたような雰囲気ではなく、ずっと前から<span style="font-size: 24px; color: #993300"><strong>朽ち果てているその前歯</strong></span>に、不信感が募りまくっていました。</p>
<p>だって、社長というのであれば、きっと容姿にとても気を遣うはず。</p>
<p>清潔感は一番大切な身だしなみ。</p>
<p>それなのに、それなのに・・・。</p>
<p><span style="color: #993300; font-size: 24px"><strong>前歯が朽ち果てて</strong></span>いるなんて・・・。</p>
<h4><span id="toc6">始まる話は嘘だらけ</span></h4>
<p>前歯が気になりながらも、約1時間半の間、社長の生い立ちや学生時代の話を永遠と聞かされていました。</p>
<p>どんな学生時代を送り、自分がどんな人間なのかをひたすら聞かされたんです。</p>
<p>もう、それはそれは地獄みたいな時間でした。</p>
<p>あんなつまらない話を聞かされたのは、一体いつぶりなんだろうと考えてしまうほど、本当に<span style="color: #ff0000"><strong>武勇伝</strong></span>、<span style="color: #ff0000"><strong>武勇伝</strong></span>、また話は戻って<span style="color: #ff0000"><strong>武勇伝</strong></span>。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><span style="font-size: 24px"><strong>いつまで武勇伝を話すんだよ！！！！！！！！</strong></span></span>と怒り散らかしたくなるほどの武勇伝は、あれ以来ないかもしれません。</p>
<p>そしてひとしきり武勇伝を話した頃、社長に一本の電話がかかってきました。</p>
<p>夜景を一望できるような高さのベランダに出て、こちらをチラチラ見ながら電話をしている。</p>
<p>すると、<span style="color: #808000"><strong>「どう？社長すごくいい人でしょう？納言ちゃん、、分からない事とかない？大丈夫？僕もアシストするから、いつでも言ってね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・あっ、うん」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff">（この武勇伝の中で分からないことなんてあるわけないだろ！お前らの思考がわからんわ！）</span>という気持ちをグッと堪えた自分を褒めてやりたいです。</p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「ごめんごめん。会議の電話だったわ。もう忙しくて困っちゃうよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「さすがですね。社長みたいに俺もなりたいですよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「お前ならすぐになれるよ。そろそろ本題話していこうか」</strong></span></p>
<p>そんな雑な会話を最後に、ここから本当の話へと向かっていきました。</p>
<h4><span id="toc7">マルチ商法の全貌</span></h4>
<p>ここからはワタシが覚えている限りの話になってしまうのですが、結論から言うと、起業のセミナーに入るというマルチ商法の一つに、勧誘されていました。</p>
<p>半年間と半永久コースがあり、その2つでは値段が倍以上も変わること。</p>
<p>そしてほとんどの人が半永久の方で申し込みをすることも、合わせて伝えられました。</p>
<p>実際にセミナーと言っても、集会に出たり、zoomで会議を聞いたりする程度の話。その前段階には商材を買って、どうしたら起業できるのかを教えてくれると言う話だったのですが、そこでまた一つ、不信感が募る話が出て来たのです。</p>
<p>この起業スクールに入ると、あることを学べると言われました。</p>
<p>それが、投資という名の賭博だったのです。</p>
<p>上手く話をしながら、賭博をすることを勧められていました。</p>
<p>そしてお金が作れない場合は、<strong>何軒かの消費者金融からお金を借りて返済していけばいい</strong>ということまで伝えられたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「消費者金融ではなく、分割で口座引き落としとかじゃダメなんですか？」</strong></span>と聞いてみると、<span style="color: #800000"><strong>「いや、消費者金融の方がいいよ。うん。それがいいと思う。ほとんどの人がそうしてるしね」</strong></span>とだけ言うのです。</p>
<p>ますます信用できない話は続き、半年の契約と半永久の契約では何が違うのかも聞いてみると、あんまり大差がない上に、<span style="color: #800000"><strong>「オーダーメイドのスーツがもらえるよ」</strong></span>と付録のような扱いのスーツが最高の特典だと言わんばかりに紹介されました。</p>
<p>どこからどう見ても不信感しかないプラン、そして紛れもなくこれはマルチ商法への勧誘だと気づいた時には、もう悲しさと悔しさでいっぱいでした。</p>
<p>マルチと過ごした数ヶ月間が全て仕組まれたことだと、気づかざるを得なかったから。</p>
<p>そして社長は最後に、言いました。</p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「納言ちゃんはどっちにする？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「いや、ワタシはちょっと相談してみます」</strong></span></p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「あっ。相談はダメだよ。だってみんな『絶対やめとけ』って言うから。そんなこと信頼してたら起業なんてできないからね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「大丈夫だよ納言ちゃん！僕も出来る限りサポートするから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #800000"><strong>「ここで即決できない人は、成功しないんだよ。即決できる人だけが成功者になるんだ。な？マルチ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「そうですね！」</strong></span></p>
<p>しかし、いかにも怪しすぎる話に、<span style="color: #ff00ff"><strong>「今日ハンコとかも持って来てないですし、また明日返事でもいいですか？」</strong></span>と伝えると、<span style="color: #800000"><strong>「ならマルチ！明日納言ちゃんのところまで行って誓約書交わしてやりな」</strong></span>と言いました。</p>
<p>こうして謎に包まれたタワーマンションでの会合は、お開きとなったのです。</p>
<h4><span id="toc8">マルチの想い、タワーマンションへ届け</span></h4>
<p>マンションを出た後、ワタシは悲しさよりも騙そうとしているマルチに怒りの感情が芽生えていました。</p>
<p>そして聞いてみたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「どうして消費者金融で借りることを、あんなに進めるの？返すなら、銀行とかの引き落としだって何も変わらないじゃん。それなのに、カード使ってお金を借りさせるなんて変じゃない？あれはどういう意味があるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・。いや、まぁ、とにかくそれの方が楽だからだよ。僕も消費者金融で借りてるし。大丈夫だよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あとさ、こんなこと言っていいか分からないけど、社長ならどうして歯がないの？身だしなみって一番大切だよね？歯がないのはなんでなの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「それは僕にも分からないけど、面倒なんじゃない？まぁ、とりあえず明日書類持って行くからさ。一緒に頑張ろうよ。納言ちゃんならきっとうまく行くから。僕もサポートするし｣</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「最後に聞いていい？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「何？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「自分で起業したって言ってたけど、あれって本当は、あのセミナーから出してもらったとかじゃないよね？形式上、会社を持ってるって、形上だけして、マッチングアプリの女の子を騙そうとしてる訳じゃないよね？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・。」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「答えてよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「いや、うん。とりあえず今日はもう遅いから、送っていくよ」</strong></span></p>
<p>そう一言だけ呟き、彼はワタシを駅まで送って行くと言いました。</p>
<p>しかし、何を思ったのかタワーマンションの前で止まり<span style="color: #808000"><strong>「僕もいつかタワーマンションに住むんだ！！！」</strong></span>とまるでアニメの主人公ばりの意気込みを述べた後、静かに駅まで送り届けられたのです。</p>
<p>駅に着くと<span style="color: #808000"><strong>、「明日また会いに行くから」</strong></span>そう言って、ワタシの頬にキスをしました。</p>
<p>内心<span style="color: #ff00ff">（こいつどんな神経してんだよ！！）</span>と思いましたが、それ以上にとても悲しかったんです。</p>
<p>もうすぐ契約が取れることで嬉しく思っているであろうマルチと、きっとこれで最後のお別れになるだろうと悟っているワタシ。</p>
<p>こうも恋愛が上手くいかないことがあるなんてと、悲しみと共に電車に揺られながら、一人寂しく家へと帰っていきました。</p>
<h4 style="text-align: center"><span id="toc9">〜次回〜</span></h4>
<div class="blank-box bb-red">
<p style="text-align: center">マルチとの話し合いはどうのように進んでいくのか。<br />
そしてワタシの恋の行方はどのような終結を迎えるのか。<br />
次回に乞うご期待です！！！</p>
</div>
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		<title>写真の中に命を吹き込んで</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 15 Aug 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[あなたにスポットライトをあてて]]></category>
		<category><![CDATA[SNS]]></category>
		<category><![CDATA[モデル]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[表現者]]></category>
		<category><![CDATA[被写体]]></category>
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					<description><![CDATA[今まで数々のスポットライト企画を行ってきましたが、今回は、Instagramで出会った写真家のたけぼぅさんにスポットライトを当てていこうと思います。 たけぼぅさんと出会ったのは、1ヶ月前ほどだったんです。 その前から別の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今まで数々のスポットライト企画を行ってきましたが、今回は、Instagramで出会った写真家のたけぼぅさんにスポットライトを当てていこうと思います。</p>
<p>たけぼぅさんと出会ったのは、1ヶ月前ほどだったんです。</p>
<p>その前から別のフォロワーさんを通して、作品を拝見したことはあったのですが、その世界観に圧倒され、フォローしたい気持ちを何故だか抑えてしまいました。笑</p>
<p>撮られている写真の数々も、こだわりと思いが込められており、<span style="color: #ff00ff"><strong>「きっと職人気質な人なんだろうな」</strong></span>と憧れのようなものを抱きながら、遠くで見ることに徹していました。</p>
<p>しかし、あることがきっかけとなり、ワタシとたけぼぅさんは繋がることができたのです。</p>
<p>SNS上で見ていた彼と、直接会った時の彼とではまた雰囲気も感じ方も違い、とても素敵な経験となりました。</p>
<p>ということで、今回はたけぼぅさんにスポットライトを当ててエッセイを書いていこうと思います。</p>
<h4><span id="toc1">被写体になりませんか？</span></h4>
<p>ある日、フォローと共に一通のDMが届きました。</p>
<p>そこには「ぜひ納言さんを被写体にして、写真を撮らせていただけませんか？」というメッセージが書かれていました。</p>
<p>ワタシは驚きと嬉しさと、<span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシが被写体なんて・・・」と</strong></span>いう若干の不安を交えながらも、ましゅぴに<span style="color: #3366ff"><strong>「ねぇ、たけぼぅさんて人から、メッセージが来たんだよ！」</strong></span>とすぐさま報告をしたんです。</p>
<p>ましゅぴはそ<span style="color: #3366ff"><strong>の言葉を聞いて</strong></span> <span style="color: #3366ff"><strong>｢たけぼぅさんてどんな人なの？」</strong></span>と問いかけてきました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「実はね、何度か写真見たことあるんだよ。オオハラさんのフォロワーさんだったから。写真はね、かっこよくてどこかダークな感じかな。一つひとつの作品に物語があって、その人の色を一枚の作品として映し出してる感じがする人」そう</strong></span>話すと、<span style="color: #3366ff"><strong>「えっ！？見てみたい！」</strong></span>ということで、二人でたけぼぅさんの作品を見ていくことにしました。</p>
<p>そこにはワタシの話した通り、モデルさんによって、雰囲気も色合いも全く異なるように見えて、一つひとつが彼のこだわりと、そして思いが込められているものばかりでした。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「こんなに素敵な作品を作り上げている人なら、被写体やらせてもらいなよ！中々ある機会じゃないよ？これはきっと面白いことになるよ。僕も見てみたいし」</strong></span>と言ってくれたのことが背中を押すこととなり、ワタシは被写体に初めてなることを決意したのです。</p>
<h4><span id="toc2">想像が膨らむ中で</span></h4>
<p>たけぼぅさんと当日の打ち合わせを改めてしたのですが、撮影の日を迎えるまでの間、色々なことを想像していました。</p>
<p>なにしろワタシはましゅぴ以外の人に撮ってもらった写真に、今まで一度もいい思い出がないんです。</p>
<p>成人式の前撮りも、三白眼のせいか半目に見えていたり、睨んでいるような写真ばかりでした。</p>
<p>結婚式の前撮りでは、ガリガリに痩せていたから幸せそうな雰囲気よりも、どこか悲壮感しか漂っていないような写真が出来上がるばかり。</p>
<p>そして追い討ちをかけるように、結婚式での最後のページを締め括った写真は、顔は垂れ下がり、どこを見ているのかも分からないような、数年後にはあっという間に黒歴史に、いや、もうすでに黒歴史になりかねないような写真が使われてしまっていました。</p>
<p>だから他の人に撮ってもらう写真がことごとく上手く行ったことのないワタシにとって、楽しみよりも不安の方が大きかったのです。</p>
<p><strong>変な顔になってたらどうしよう。</strong></p>
<p><strong>期待してたけど、全然良くなかったと思われたらどうしよう。</strong></p>
<p><strong>そもそも被写体なんてワタシに成立するのだろうか。</strong></p>
<p>そんなことを考え出したら、もう止まらない。笑</p>
<p>反対にましゅぴは<span style="color: #3366ff"><strong>「すごく楽しみだね！どんな風になるんだろう。ワクワクするなぁ」</strong></span>なんて言っているところも、<span style="color: #ff00ff"><strong>「能天気なやつ。笑」</strong></span>と思うくらい、緊張は日ごとに増していきました。</p>
<p>散々写真を投稿しているのですが、全てましゅぴが撮影してくれていたし、ワタシのことを唯一深いところまで知っている人だからこそ撮れる写真だとも思っていました。</p>
<p>人見知り兼、意外に恥ずかしがりやなワタシに果たして被写体が務まるのか、それが当日までの不安として残り続けていたのです。</p>
<p>しかし、その気持ちを軽くする出来事がありました。</p>
<p>それがたけぼぅさんが言ってくれた言葉だったのです。</p>
<p>多分ワタシが何かの弾みで不安をぽろっと出してしまった時がありました。</p>
<p>すると、<span style="color: #008000"><strong>「納言さん、すごく素敵な被写体さんになると思います。今まで見てきた投稿もそうですが、『この人撮りたいなぁ』って思ったんで、本当に撮影すごく楽しみですよ。どんな雰囲気になるのか、きっとカッコよくて納言さんらしい作品になると思うんです」</strong></span>と。</p>
<p>その言葉はお世辞でもなく、たけぼぅさんの気持ちが込められた言葉なんだと、感じたのです。</p>
<p>きっとこの人なら、良さを引き出してくれると確信に変わり、当日までの日を、心待ちにできるようになりました。</p>
<p>しかしこの時にはまだ、たけぼぅさん自身の顔を見たことはなく、勝手なイメージですが、少しだけ強面で怖い人なのかもしれないと、夫婦揃ってビビっていたのは内緒です。笑</p>
<h4><span id="toc3">心優しい写真家</span></h4>
<p>当日、衣装の替えやら靴やらを持って、いざ撮影場所へと向かっていました。</p>
<p>大好きな音楽をかけながら、気持ちを落ち着かせてリラックスできるように。</p>
<p>何より、助手席に座るましゅぴは、ひたすら<span style="color: #3366ff"><strong>「たけぼぅさんてどんな人なんだろう。きっと面白い人なんだろうな。納言ちゃんのモデル姿すごく楽しみだよ。あっ！僕は荷物持ちしっかりやるから！安心してね」</strong></span>なんて言いながら、ワタシ以上に期待に胸を膨らませていたんです。</p>
<p>撮影場所に着くと、オレンジ色のリュックを背負い、すでに待っている人がいました。</p>
<p>私たちの姿に気づくと、少し駆け足で駆け寄って<span style="color: #008000"><strong>「今日はよろしくお願いします。撮影の許可は取りました！今日は、暑いので水分をこまめに補給しながら撮影していきましょう」</strong></span>と丁寧に挨拶をしてくれました。</p>
<p>その姿に一瞬で心を奪われ、<span style="color: #ff00ff"><strong>「いえ、こちらこそ、今日はよろしくお願いします」</strong></span>と挨拶を交わしました。</p>
<p>想像している人とはまるで正反対の物腰の柔らかい方で、そして負担にならないように、不安を感じさせないように心遣いをしてくださる方だったのです。</p>
<p>ワタシのような小心者にとって、何より初めての撮影ということもあり、楽しく時間を共有できるよう心がけてくれたことが、何より嬉しかったのです。</p>
<p>撮影の中でも、表情やポーズを丁寧に伝えてくれたり、ワタシが勝手にやったことも<span style="color: #008000"><strong>「それ、すごくいいですね」</strong></span>となるべく話しかけてくれるようにしてくれていました。</p>
<p>もしかしたらそれが当たり前のことなのかもしれませんが、初めての人間からしたら、どれも新鮮で楽しく、そして不安になっていた気持ちもどこかに吹っ飛んでしまうほど、落ち着いて撮影に臨むことができました。</p>
<p>撮影の中でたけぼぅさんと話す場面も多くあったのですが、やっぱり物腰が柔らかく、優しさが滲み出ているような方でした。</p>
<p>しかし、カメラを持った時の真剣さや、カメラへの想い、そしてプロ意識の高さを感じたのです。</p>
<p>カメラを愛し、撮影を行っている人は世界中に大勢いる。</p>
<p>けれども、たけぼぅさんのところに集まってくるモデルさんたちは、彼の人柄に惚れ込み、一緒に一つの作品を作り上げたいと思う人が集まっているのではないかと感じることができたのです。</p>
<h4><span id="toc4">撮影を通して</span></h4>
<p>初めての撮影は、とても穏やかで自分自身の新たな可能性を知る機会にもなりました。</p>
<p>今までは誰か別の人に撮ってもらうことに抵抗があったけれど、短い時間の中で、最大限に良さを引き出してくれたたけぼぅさんには、感謝しかありません。</p>
<p>そしてどんなことでも、一緒に行うには、その人自身の人柄や想いを知り、共に作り上げたいと共感できる部分があるかどうかだと、ワタシは思うのです。</p>
<p>彼のように、一人ひとりの個性や人間味にフォーカスを当てて、写真という一枚の作品に収める技術は、そう簡単に手に入るものではありません。</p>
<p>きっと今までのカメラ人生の中では、失敗を重ね、何度も何度も向き合い続けてきたからこそ、彼にしかできないスタイルがあるのだと思いました。</p>
<p>そしてその価値あるプライドと信念は、ワタシにも大きな影響と勇気を与えてくれたのです。</p>
<p>素晴らしい技術の中には、相手に対するリスペクトと、そして自分の作品に対して妥協をしない信念を感じることができたのです。</p>
<p>そしてワタシ自身も、彼のように自分のやっていることに誇りを持ち、そしてやり続ける大切さを、カメラ越しに教えられたような気がします。</p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p>どんなこともやっぱり人同士だから、合う合わないがあると思うんです。</p>
<p>どれだけいい作品を作っていたとしても、どれだけ素晴らしい技術があったとしても、一番大切なのは、その人自身の人柄とブレることのない信念だと思うから。</p>
<p>今まで写真を撮ってもらう機会は、幾度となくありました。</p>
<p>写真館やブライダル、時にはテーマパークで見知らぬ人に声をかけ、撮ってもらうこともありました。</p>
<p>写真の中には思い出があって、その時の感情が乗せられていて、大切な宝物へと変化していく。</p>
<p>数々の写真の中でも、今回撮っていただいた写真にも同じように、多くの想いが込められていました。</p>
<p>たけぼぅさんとワタシ、そして陰で支えてくれたましゅぴによって、また新しく人生に大きな宝物を残してくれたのです。</p>
<p>この先、もう一度彼とお会いすることがあるのなら、また新しい自分を見つけ出してもらいたいと思います。</p>
<p>その名の通り、写真の中に命を吹き込むようにして・・・。</p>
<h4 style="text-align: center"><span id="toc6">〜宣伝〜</span></h4>
<p>たけぼぅさんは、色々な方の写真を一つの作品として、カメラに収めています。</p>
<p>一人のひとりの個性を引き出し、そして色を見つけ出してくれる人です。物腰の柔らかさの中には、彼の写真への想いが沢山込められています。</p>
<p>もしよければ、そんな彼の大切な写真を多くの方に見てもらえたら嬉しいです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="blank-box bb-red" style="text-align: center"><a href="https://instagram.com/d800.t.bou?igshid=MzRlODBiNWFlZA==">たけぼぅさん　Instagram</a></div>
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		<title>ハンドメイド作家との出会い</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 21 Jun 2023 10:00:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[あなたにスポットライトをあてて]]></category>
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					<description><![CDATA[小さな世界で生きていた頃、私の視野はとても狭く、偏った見方しかできませんでした。 前向きになれるような言葉は、とにかく自分の中から排除して、できない理由を探しながら、言い訳ばかりをしていたような気がします。 新しい世界に [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>小さな世界で生きていた頃、私の視野はとても狭く、偏った見方しかできませんでした。</p>
<p>前向きになれるような言葉は、とにかく自分の中から排除して、できない理由を探しながら、言い訳ばかりをしていたような気がします。</p>
<p>新しい世界に飛び込むことが怖くて、知らないことを知ることを嫌っていました。<span style="color: #ff00ff"><strong>「私は、今のままでいいから</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>」</strong></span>と、そんな言い訳を思いつくことだけで精一杯だったのかもしれません。</p>
<p>でも本心を言うと、チャレンジすることが怖くて、新しいことを知ることに臆病になっていただけなんです。だから、自分と違う世界の人や、新しいことにチャレンジしている人を、羨ましがってあえて否定的になっていたのかもしれません。</p>
<p>しかし、最近になってようやく気づき始めているんです。</p>
<p>チャレンジすることは、とても楽しいことだということに。</p>
<p>そして、新しい世界を知り、飛び込むことは勇気がいるけれど、飛び込んだ先には、今まで得られなかったものが得られるようになることも。</p>
<p>そうやって少しずつ、私は自分の殻をこじ開けて前に進もうとしているのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc1">オオハラさんが繋いだ新しい世界</span></h4>
<p>オオハラさんと出会ってから、私にはいろいろなチャンスが舞い込んでくるようになりました。</p>
<p>彼の人柄に惹かれて、自然と人が集まってくるところは、本当に尊敬しかありません。見た目は確かに、ぶっきらぼうで怖そうに見えるけれど、話してみると心の温かい、優しい人なんだと会った時に、初めて知ることができました。</p>
<p>初めてお会いして以来、オオハラさんと私は話をすることも、直接会う機会も少しずつ増えていきました。</p>
<p>互いにやりたいことがあって、目標があって、進むべき道を分かっているからこそ、手を取り合いながら支え合っていこうとしています。</p>
<p>そして今回は、そんなオオハラさんが繋げてくれた新たな人との出会い、<span style="font-size: 18px"><strong>クマさん</strong></span>にスポットライトをあてていきたいと思います。</p>
<h4><span id="toc2">クマさんとの出会い</span></h4>
<p>それはオオハラさんのある投稿から始まりました。</p>
<p>いつものようにお洒落で自分のスタイルを貫いている姿に、<span style="color: #ff00ff"><strong>「やっぱりこの人のファッションは面白いな」</strong></span>と投稿を見ていました。</p>
<p>その服の中でパッと目に入ったのがスマホショルダーだったのです。</p>
<p>オオハラさんの良さを崩すことなく、それで持って一つの個性として存在感を発揮しているショルダーに、私は目を奪われてしまいました。</p>
<p>元々スマホショルダーを集めるのが趣味みたいな私は、様々なお店に行って自分好みのスマホショルダーを探していました。</p>
<p>しかし、求めている色がなかったり、形がイマイチだったり、どうしても運命的な出会いができずに、仕方なく<span style="color: #ff00ff"><strong>「これかな？」</strong></span>と思ったものをつけていました。</p>
<p>あまりにも素敵なものだったので、オオハラさんに会った時に聞こうと思っていた時に、出会ってしまったのです。</p>
<p>スマホショルダーはクマさんという1人のハンドメイド作家によって作られたものでした。</p>
<p>私はすぐさま投稿を見にいくと、アクセサリーやネイルチップ、そしてスマホショルダーなど多岐にわたって、様々な作品を生み出していました。</p>
<p>その中で1番私が興味をそそられたのは、やっぱりスマホショルダーだったのです。</p>
<p>ハンドメイドの中でレディースの作品はよく見かけることがあるのですが、ユニセックスやメンズにも使える作品は、あまり見たことがありませんでした。</p>
<p>私が以前使っていたのも、メンズのショップで買ったスマホショルダーだったので、<span style="color: #ff00ff"><strong>「まさかこんな縁があるなんて！！！」</strong></span>と、すぐさまインスタのアカウントをフォローし、クマさんと繋がることになりました。</p>
<h4><span id="toc3">実際に商品を手に取って</span></h4>
<p>これも何かの縁だと思い、クマさんとのやり取りを重ねた後、私は実際に自分のショルダーをオーダーすることにしました。</p>
<p>クマさんも快く引き受けてくださり、<span style="color: #008080"><strong>「納言さんが喜んでくださるように、頑張って作りますね」</strong></span>と言ってくださいました。</p>
<p>写真で見る限りでも、素敵な作品には間違いないけれど、実物はどんなものになっているんだろうと、まるで遠足前の子どものように、届く日を今か今かと待ち侘びていました。</p>
<p>気持ちが伝わっていたのかは分かりませんが、クマさんはなるべく早く手元に届くようにと、想像していたよりも早く作ってくださり、あっという間に私の手元に商品が届きました。</p>
<p>実物を見た瞬間に、私たち夫婦はあまりにも精巧に作られた作品と、細やかな作業、そして対応の速さの全てに驚いていました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「素敵なスマホショルダーだね！しかも、色合いも納言ちゃんにあってるし。いいなぁ。僕も欲しい！！！」</strong></span>と夫は羨ましがっていました。</p>
<p>何より1人の作家としてのプロ意識と、丁寧に作り込まれた作品には、彼女の真心も詰まっていました。作品の中にある温もりのようなものを、手に取った時に私自身も感じることができたのですから。</p>
<p>そのスマホショルダーには、一枚の手紙が入っていました。</p>
<p>綺麗な文字で書かれた文章の中には、クマさんの人柄も映し出されていたのです。謙虚で、優しく、そして心遣いができる人柄が・・・。</p>
<p>もっとクマさんを知りたい、どんな人か話してみたいと思い、行動に移すことにしました。</p>
<p>それがクマさんにスポットライトをあてるべく、取材の交渉をすることでした。</p>
<h4><span id="toc4">クマさんに取材をして</span></h4>
<p>商品が届いたと同時に、すぐさまクマさんにお礼のDMと取材交渉をしました。</p>
<p>すると<span style="color: #339966"><span style="color: #008080"><strong>「えっ！？私なんかでいいんですか？ぜひよろしくお願いします」</strong></span></span><span style="color: #339966"><span style="color: #000000">と</span></span>快く承諾してくれました。</p>
<p>とうとうクマさんに取材をすることとなった当日、お互いのLINEが上手く機動せず、通話ができないトラブルに見舞われました。</p>
<p>そのおかげもあって、話すときは緊張することなく話すことができました。</p>
<p>クマさんは人見知りで、私と話す時も緊張していたそうです。しかし、<span style="color: #008080"><strong>「納言さんとお話ししてみて、とても話しやすい方でよかった」</strong></span>と笑って言ってくれました。</p>
<p>それから取材というよりも、お互いに話したいことを話しながら、クマさんがハンドメイドに対する想いや、実は人見知りで、Instagramも苦手だったけど、もっと知って欲しくて始めたことなども教えてくれました。</p>
<p>話しながら、プロだなと感じる部分もあれば、可愛らしくお茶目な部分も感じることができました。</p>
<p>何より話すことで、クマさんの人となりを知ることができたこと、そして、おおらかで優しい心を持っているところは、オオハラさんに通じるものがあるんだなと、類は友を呼ぶように、心が温かい人が集まるんだなと感じながら、その一員になれたことも嬉しく思い、終始笑いが絶えない通話となりました。</p>
<h4><span id="toc5">話してみて分かること</span></h4>
<p>作品を見ている時、私は素晴らしい作家さんであるとともに、彼女がどんな人なのかを知ることまではできませんでした。</p>
<p>物作りが苦手な私に取って、オオハラさんやクマさんのように物を作れる人たちのことを、尊敬する以上に少しだけ遠い存在として思ってしまう節がありました。</p>
<p>だからこそ、声を通して会話をすることで、その人の持つ空気感を知ることが大切だとも思っています。</p>
<p>クマさん自身会話の中で、<span style="color: #008080"><strong>「ハンドメイドを始めたばかりで自分よりも、もっとすごい人が沢山いるんです。自信を持つことって難しいですよね」</strong></span>と話してくれました。</p>
<p>ただ私は思うのです。</p>
<p>どれだけ素晴らしい作品を作ったとしても、人としての魅力がなければ、心がなければ、ただの物でしかない。</p>
<p>手作りを買う中で、私自身が1番大切にしているのは、作っている人自身の想いや、その人が持っている人間味だと。</p>
<p>そしてそれを知るには、話すことが1番大切なことだと改めて痛感しました。</p>
<p>今回の取材という名の通話を通して、私はクマさんの心の部分を少しだけ触れることができたんです。</p>
<p>作る人も使う人もやっぱり同じ人だから、これから先もクマさんの作品を手に取り、使っていきたいと改めて思うことができました。</p>
<p>そして誰かの贈り物をする時には、クマさんの作品を手に取ってもらいたいなと思います。</p>
<p><strong>きっと手に取った人にしか分からない、彼女の心の温かさや想いがきっと伝わってくるはずだから。</strong></p>
<h4><span id="toc6">最後に</span></h4>
<p>通話の中でクマさんが言ってくれた言葉を綴り、終わりたいと思います。</p>
<p><span style="color: #339966; font-size: 18px"><strong>作ることはとても大変なんですが、それでも喜んでくれたり、使ってくれたりすることで、私の自信に繋がるんです。まだまだ始めたばかりですが、男性や女性に限らず、色々な方に手に取ってもらえたら、それが何より嬉しいですね。</strong></span></p>
<h4 style="text-align: center"><span id="toc7">〜宣伝〜</span></h4>
<div class="primary-box" style="text-align: center"><img data-recalc-dims="1" fetchpriority="high" decoding="async" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/95B87189-7EFB-4B31-87A8-AD8BB59C5BDA.jpeg?resize=300%2C225&#038;ssl=1" class="aligncenter size-medium wp-image-865" width="300" height="225" alt="" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/95B87189-7EFB-4B31-87A8-AD8BB59C5BDA.jpeg?resize=300%2C225&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/95B87189-7EFB-4B31-87A8-AD8BB59C5BDA.jpeg?resize=1024%2C768&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/95B87189-7EFB-4B31-87A8-AD8BB59C5BDA.jpeg?resize=768%2C576&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/95B87189-7EFB-4B31-87A8-AD8BB59C5BDA.jpeg?w=1166&amp;ssl=1 1166w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />スマホショルダーのカラーやデザインも、とても素敵です！<br />
プレゼントとしても渡しても、喜ばれています。<br />
インスタグラムで作品の紹介などをしています。</div>
<p style="text-align: left">またアクセサリーやネイルチップなど、ハンドメイド作品を手掛けています。<br />
個性的なものからナチュラルに馴染むものまで、それぞれのお洒落を楽しめるように。</p>
<p style="text-align: center"><strong>日常に使いやすさと、プラスアルファを取り入れて・・・。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="blank-box bb-blue" style="text-align: center">
<p><a href="https://instagram.com/903.paraknit?igshid=MzRlODBiNWFlZA==">Kuma Original　スマホショルダー</a></p>
<p><a href="https://instagram.com/903.kumasan?igshid=MzRlODBiNWFlZA==">Kuma Original　アクセサリー</a></p>
</div>
]]></content:encoded>
					
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		<item>
		<title>繊細な線画を描くアーティスト</title>
		<link>https://orientalnagon.com/maychan/</link>
					<comments>https://orientalnagon.com/maychan/#comments</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 Jun 2023 10:00:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[あなたにスポットライトをあてて]]></category>
		<category><![CDATA[SNS]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[友人]]></category>
		<category><![CDATA[夢に向かって]]></category>
		<category><![CDATA[繋がり]]></category>
		<category><![CDATA[語り合う]]></category>
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					<description><![CDATA[このシリーズを始めるきっかけになったのは、夫との会話の中でした。 「この世の中、芸能人や有名人にスポットライトが当たる。けれども、今もどこかで素晴らしい才能を持っている人たちがいて、面白いことをしている人が沢山いる。そん [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>このシリーズを始めるきっかけになったのは、夫との会話の中でした。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「この世の中、芸能人や有名人にスポットライトが当たる。けれども、今もどこかで素晴らしい才能を持っている人たちがいて、面白いことをしている人が沢山いる。そんな人に納言が光を当てる形でエッセイを書いたら、面白いことになるかもしれない」</strong></span>そんな夫の思いつきと、私の大賛成の中で始まったのが、このスポットライト企画でした。</p>
<p>少しずつではあるけれど、フォロワーさんも増えてきて、見てくれる人が現れて、時には感想をくれたりもする。</p>
<p>そんなありがたい環境を、もっと面白いことに活かすことができるのではないかと思い始めたのが、1番のきっかけだったかもしれません。</p>
<p>そして<strong>オオハラさん</strong>や、<strong>のぶやんさん</strong>、<strong>モトさん</strong>に私の<strong>リアルな友人</strong>までもが参加してくれて、私の言葉に身を委ねてくれました。</p>
<p><span style="color: #ff9900;"><strong>「ぜひ書いてください」</strong></span>と言ってくれた言葉の中には、見えない信頼関係や、互いにもっと面白いことをしていきたいという想いもあったのではないでしょうか。</p>
<p>エッセイを始めてから、いや、今までの人生の中で、これほどワクワクするような気持ちになったことはないかもしれません。</p>
<p>自分のことだけではなく、周りの人のことを考えて、視野を広げていこうとする行動力は、今までの私には1番足りない物だったと思います。</p>
<p>SNSを始める前、ブログを始める前、私はこんな風に前向きに考えることはありませんでした。</p>
<p>全ての人が敵に見えていたし、きっと社会の中でいらない存在となっているという考えは、深海よりも深く沈み続けていました。その頃の私が今の姿を見たら、きっと泣いてこう言うでしょう。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「今のあなたのようになれるのなら、勇気の一歩を踏み出してみようかな」</strong></span>と・・・。</p>
<p>そして今回は、まだInstagramを始めたばかりに出会ったmayちゃんとの話を、もう一度書きたいと思います。</p>
<h4><span id="toc1">繋がりを深めて</span></h4>
<p>mayちゃんとは、逆オファー企画から繋がり始めた関係です。</p>
<p>初めましての時は<span style="color: #ff6600;"><strong>「ぜひ、納言さんの写真をイラストとして描かせてください」</strong></span>と、お互いに距離をとりながら会話をするところから始まっています。</p>
<p>もちろん、今まで描いてもらう機会もなければ、逆にオファーをしてもらうことなんて全くありませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「私なんかでいいのだろうか、作品を汚してしまったら申し訳ない」</strong></span>と、いつものマイナス思考スイッチ全開になりながらも、やっぱり嬉しかったので、<strong><span style="color: #ff00ff;">「ぜひお願いします」</span></strong>と両手を広げて喜んでいました。</p>
<p>きっとmayちゃんは、私が<span style="color: #ff00ff;">「こんな風に思っていたよ」</span>と話すと、<span style="color: #ff6600;"><strong>「えぇ！！！こんなに素敵なのに！？」</strong></span>と驚いてくれるような気がします（笑）。</p>
<p>それでもやっぱり、描いてもらうことに緊張しなかったわけではないし、そう言ってもらえることも、心の底から嬉しい気持ちになっていました。</p>
<p>初めて描いてもらった作品を見た時、<span style="color: #ff00ff;">（こんなに素晴らしい才能を持っている人が、まだ世の中にはゴロゴロいるんだ）</span>と思うと、そんな人と出会えたことに喜びつつも、世界はなんて宝の宝庫なんだと、内心ビビりまくっていました。</p>
<p>それから少しずつ、私とmayちゃんは、絵やエッセイ以外にやり取りをするようになりました。</p>
<p>お互いの話をしたり、好きなことを語り合ったり。</p>
<p>色々な側面から彼女という存在を知ることも、嬉しかったことの一つです。</p>
<h4><span id="toc2">mayちゃんは褒め上手</span></h4>
<p>私がmayちゃんと話している中で、絵の才能はもちろんのこと、もう一つ驚きの才能を見つけてしまった時がありました。</p>
<p>きっと彼女の中では、思ったことを口に出しているだけだと思うのですが、それがまた尊敬してしまう一つでもありました。</p>
<p>それが彼女の褒めるスキルの高さでした。</p>
<p>いやこれはもう、ナチュラルに言葉で伝えられるからすごいんです。</p>
<p>mayちゃんは、自分の苦手なことも私に伝えてくれることがあります。けれども、そこに悲観することもなく、そして相手のことを一生懸命見ようとして、良さを引き出してくれるのです。</p>
<p>目に見えるところを褒めることは、お世辞だとしても多くの人ができると思います。けれども、やり取りを重ねていくうちに<span style="color: #00ccff;"><strong>「この子はきっと、こういう人なのかな？」</strong></span>とか<span style="color: #00ccff;"><strong>「</strong></span><span style="color: #00ccff;"><strong>こんなところも素敵なところだな」</strong></span>と見つけてくれるのです。</p>
<p>その良さを、魅力を最大限に引き出してくれるのが、彼女の絵でした。</p>
<h4><span id="toc3">絵の中に込められた想い</span></h4>
<p>私は過去にmayちゃんから、絵を描いてもらったことがあります。</p>
<p>その度に、表情の一つひとつを丁寧にとらえ、私が今までコンプレックスだと思っていた部分も、魅力の一つだと思わせてくれる表現の仕方をしてくれました。</p>
<p>ある日、私が一重であることがずっとコンプレックスだったと話すと、<span style="color: #00ccff;"><strong>「納言の目は、涼しげでとっても素敵だよ。綺麗な目をしていて、描いていて『もっと描きたい！こんな風にしたい。また別の表現もしたい』ってワクワクさせてくれるの」</strong></span>と、真っ直ぐとした言葉で伝えてくれました。</p>
<p>その言葉は、私に大きな勇気を与えてくれたんです。</p>
<p>心の中ではもう吹っ切れていたけれど、どこかで過去の記憶が思い出される瞬間がありました。</p>
<p>小さくて細い目は、私にとって最大のコンプレックスであり、長年の呪縛的要素も兼ね備えていました。けれども、<span style="color: #00ccff;"><strong>「とっても素敵だよ」</strong></span>という言葉に、私は随分と気持ちが救われたのです。</p>
<p>もしも、学生時代に彼女のような言葉をかけてくれる人がいたら、私の生き方はまた別の形に変わっていたのかも知れません。</p>
<p>そして、描かれた作品を見たときに<span style="color: #ff00ff;"><strong>「あぁ、私ってこんな目をしていたんだ。褒めてもらえたことで、描いてもらえた事で、確実に自信にも繋がっている」</strong></span>そう思えました。</p>
<h4><span id="toc4">私たちの関係は</span></h4>
<p>SNSを始めてから、早い段階でmayちゃんと知り合い、今も交流を深めています。ただ残念ながら、まだ会ったことは一度もありません。</p>
<p>けれども文章でのやり取りを交わしながら、いつか彼女と直接話をする機会が来ることを楽しみにしています。</p>
<p>SNSの繋がりが少しずつ広がっていくことを感じていますが、ただ広がっていけばいい物ではないと思っているんです。</p>
<p>互いに素敵だなと思える存在の人と出会い、その人たちを大切にしていくことが私の1番のポリシーでもあります。</p>
<p>エッセイを書いている今、決して知名度は高くありません。</p>
<p>けれども、今まさに私という存在を見つけて、関わってくれる人がいます。</p>
<p>投稿を見てくれる人や、コメントを残してくれる人もいます。</p>
<p>けれども、それだけでは意味がないのです。</p>
<p><strong>意味のない大量のフォロワー数よりも、互いに素敵だなと思い合える、本当のフォロワーさんを、私はこの先も大切にしていきたいと思います。</strong></p>
<p>mayちゃんは私にとって大切なフォロワーさんであり戦友のような存在です。</p>
<p>そして私は、彼女のファンの1人でもあり、これからもそうやってお互いに良さを認め合い、一緒に支え合える人がいることで、人との繋がりは、自然と広がっていくものだと、私は思うから。</p>
<p>この先もずっと独りよがりではなく、<span style="color: #ff00ff;"><strong>周りの支えがあっての私であること</strong></span>を胸に刻みながら、未来ある活動を続けていきたいと思います。</p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p>mayちゃんが言ってくれた言葉を綴り、終わりたいと思います。</p>
<p><span style="font-size: 18px;"><strong><span style="color: #00ccff;">沢山の悩みを抱えてきた納言と、その中で明るい気持ちになろうと、一歩を踏み出した納言の変化が写真にも現れているんだろうね。絵を描く中で、心の揺れ動きが見えてきて、余計にありのままの納言を描くことができたんだと思う。<br />
あなたは、とても素敵だから。</span></strong></span></p>
<h4 style="text-align: center;"><span id="toc6">〜宣伝〜</span></h4>
<p>mayちゃんのInstagramです！もし良ければ覗いてみてください。</p>
<p>逆オファー企画という、斬新でとても面白い企画もしています。<br />
繊細で丁寧に描かれた線画は、私自身も今まで知らなかった新しい自分を発見することができました。</p>
<p>とても素敵なアーティストが、これから先もっと多くの方に知ってもらえますように・・・。</p>
<div class="blank-box bb-blue" style="text-align: center;"><a href="https://instagram.com/may.meiko_illustration?igshid=MzRlODBiNWFlZA==">mayちゃん　Instagram</a></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>作品と人生に色をつける</title>
		<link>https://orientalnagon.com/deai-2/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 06 Jun 2023 09:22:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[あなたにスポットライトをあてて]]></category>
		<category><![CDATA[SNS]]></category>
		<category><![CDATA[人生]]></category>
		<category><![CDATA[作品]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[抽象画]]></category>
		<category><![CDATA[繋がり]]></category>
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					<description><![CDATA[今回は、SNSで繋がったモトさんについて書いていこうと思います。 彼と出会ったのは、私がInstagramで映画や音楽についてのアカウントを作成したばかりの頃でした。 初めて彼の投稿を拝見した時のことは、よく覚えています [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今回は、SNSで繋がったモトさんについて書いていこうと思います。</p>
<p>彼と出会ったのは、私がInstagramで映画や音楽についてのアカウントを作成したばかりの頃でした。</p>
<p>初めて彼の投稿を拝見した時のことは、よく覚えています。</p>
<p>モトさんは、抽象画や龍をモチーフにした絵、そしてジオラマなどを中心に投稿されている方でした。プロフィールには<strong>「趣味のアカウントです」</strong>と記載してあったのですが、とても趣味とは思えないほどの作品の数々に、言葉を失ったまま見ていたことを、今でも覚えています。</p>
<p>趣味の範囲を超えた作品たちの虜になり、モトさんの投稿を一人のファンとして見るようになっていきました。</p>
<h4><span id="toc1">初めて涙を流した作品</span></h4>
<p>モトさんの投稿が上がるたびに、彼の世界観の中に入り込み、眺めることを楽しみにしていました。</p>
<p>しかしある作品を見た時、私の心を動かされ涙を流すことになったのです。</p>
<p>それは、2023年5月23日に投稿された『水面の想像』という作品でした。鮮やかな青色とエメラルドの輝きを放つ緑、そして2つの色を中和する黄色で描かれた作品でした。</p>
<p>その作品を見た時、亡くなった石川県の祖父との思い出が蘇ってきたのです。</p>
<p>元々漁師だった祖父は、煙草が大好きでした。親族の中で煙草を吸うのは私と祖父の2人だけだったので、祖父とはよく一緒に近くの海に行き煙草を吸うことがありました。</p>
<p>その間、二人に会話はありません。</p>
<p>ただ、流れていく潮風と波の音、そして遠くから聞こえるトンビの声がどこまでも広がり海へと降り注ぐ。その光景を見つめながら二人で時間をかけて煙草を吸っていたのです。</p>
<p>そしてボソッと<span style="color: #808000"><strong>「うまいか？」</strong></span><span style="color: #808000">と</span>聞かれ、<span style="color: #ff00ff"><strong>「うまいよ。じいいちゃん」</strong></span>とだけ会話を交わし、また無言で煙を見つめるのが、2人だけの秘密の時間でした。</p>
<p>けれどもコロナ禍で2年間石川県に帰省することが出来ず、ようやく会える日にちが決まった一昨年の8月に、祖父は私たちと再会することもなく突然この世を去ってしまったのです。</p>
<p>二人きりの思い出の海と、モトさんの作品がリンクしたように、私は一つの景色として彼の作品を見つめていました。どうしようも無い悲しさと寂しさが湧き上がり、気がつけば頬をすーっと伝いながら涙が流れていました。</p>
<p>実は祖父の葬式が終わった後、もう一度一人で思い出の海に行き、誰もいない静かな場所で煙草を吸いながらどこまでも広がる海を見ていたのです。</p>
<p>その時の景色もやっぱり、モトさんの作品と同じ色をした海でした。</p>
<p>初めてだったんです。</p>
<p>誰かの作品を見て涙を流したのは。</p>
<p>今まで我慢していたものが溢れ出し、感情として表に出てきた瞬間でもあったのかもしれません。</p>
<p>しかし私は、その作品にいいねを押すことも、コメントを書くことも出来ませんでした。自分の心と折り合いがつかないまま、素晴らしい作品に自分の思いを乗せて伝える勇気がなかったんです。</p>
<h4><span id="toc2">勇気の一歩を踏み出し</span></h4>
<p>それからも、モトさんの作品を一ファンとして見ることを続けていました。そしてモトさんも、私のブログを定期的に読んだり、感想をくれたりしながら、交流を深めていきました。</p>
<p>次第に私の中で、いつかモトさんと直接話をしてみたい、どんな人か自分の目で確かめてみたいと思うようになっていったのです。</p>
<p>ブログを読んでくださるお礼も兼ねたかったという理由もありますが、彼の描く作品と想い、そしてあの日の感動を伝えたかったことが、1番の理由でした。</p>
<p>しかし、私とはまた別の表現の仕方をされている方に、<span style="color: #ff00ff"><strong>「お話をしたいです」</strong></span>なんて言ったら、変なやつだと思われてしまうかもしれないと、優柔不断で臆病者の私は、いつまでも話をする機会をうかがい、勇気の一歩を踏み出すことが出来ずにいました。</p>
<p>しかし、このまま終わってしまうのは嫌だったので、とうとう勇気を出して連絡を取ることにしました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「もしよければ、モトさんと一度お話をしてみたいのですが・・・」</strong></span>と連絡をしてみると、意外にも<span style="color: #0000ff"><strong>「僕でよければ、全然大丈夫ですよ」</strong></span>と快く引き受けてくださいました。</p>
<p>こうして私は、憧れのモトさんと話す機会を作ることに成功したのです。</p>
<h4><span id="toc3">初めて言葉を交わして</span></h4>
<p>約束は、2023年の6月6日でした。</p>
<p>その前の週からソワソワしたり、モトさんの作品を見て妙に緊張しながら当日を迎えました。</p>
<p>第一声は互いに緊張していたのか、絶妙な距離感を保ちながら世間話をしました。</p>
<p>しかし、時間が経つにつれて私はモトさんの作品に対しての想いを熱く語ってしまったのです。もはや一人のファンが作者に物凄い勢いで話してしまったことは、今となっては、少しだけ後悔しています（笑）。それでも、優しく話を聞いてくださり、時には<span style="color: #0000ff"><strong>「そんな風に言ってもらえて、すごく嬉しいです。ありがとう」</strong></span>と声をかけてくれました。</p>
<p>しかし、モトさんと話しているうちに、彼のうちに秘めた想いや信念、心の中にある大切な言葉たちを私に教えてくれました。</p>
<p>実は私とモトさんには、いくつかの共通点がありました。</p>
<p>仕事をしていた頃、120%の力を出し続けてしまい、真面目が故に力を抜くことが出来ずに心を壊してしまったこと。</p>
<p>働いている中で、間違ったことをしている人たちに違和感を覚えていても、自分一人が責められてしまい、会社にいる意味が、自分のやっていることが分からなくなってしまったことなど、職種は違うけれど似たような境遇だったところに、強く共感することがありました。</p>
<p>モトさんは16年間のうちの１０年間会社のために働いてきたけれど、６年間は惰性のような、どうしょうもない気持ちのまま働いていたと教えてくれました。</p>
<p>しかし、あるきっかけで仕事を辞めることが出来たそうです。</p>
<h4><span id="toc4">友人の言葉に背中を押されて</span></h4>
<p>それは、モトさんが30代の頃に出会った、利他食堂を営んでいる友人夫婦に言われた言葉がきっかけだったそうです。</p>
<p>詳しい事情を聞いたわけではないけれど、前の職場での環境の悪さや、間違ったことをしている人たちを見続けることに違和感を覚えていたモトさんでしたが、話をしていくうちに、モトさんが悪者になってしまうという構図が出来上がってしまったそうです。</p>
<p>そんな時に利他食堂に足を運んで、心の中にあった想いを友人たちに吐き出したことが運命を変える出来事となりました。</p>
<p><span style="color: #0000ff"><strong>「やってはいけないことをしている人たちを許して、仕事を続けることはできないと思う・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「モトくんの気持ちはどこにあるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #0000ff"><strong>「正義感とかではないけれど、やっぱり許すことが出来なかったんだ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「そっか。その言葉が答えじゃないかな？」</strong></span>と。</p>
<p>きっとこれ以外にも、背中を押してくれた言葉があったのではないでしょうか。ただ、多くは語らなくても、気持ちを聞いた上でスパッと言って欲しかった言葉を言ってくれたことが、何よりモトさんの辞める後押しをしてくれたそうです。</p>
<p>私自身も保育士をしていた頃、同じ経験がありました。</p>
<p>間違っている人たちが正義となって、正しいことをしている人が悪になってしまう環境が。きっと、私以外にも同じような経験をされた方は、少なからずいると思います。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「もしも、友人さんの言葉がなければ続けていましたか？」</strong></span>聞くと、<span style="color: #0000ff"><strong>「うーん。どちらにしても辞めていたと思うけれど、二人の言葉が背中を押してくれたし、勇気をくれたんだ」</strong></span>と話していました。</p>
<p>長く勤めれば勤めるほど、辞めるという選択をすることは、とても勇気がいることだと思います。けれども、モトさん自身も自分から行動を起こし、そして二人の大切な友人がかけてくれた言葉が、何より背中を押してくれたのでしょう。</p>
<h4><span id="toc5">人生に色をつけて</span></h4>
<p>モトさんと話した時間は本当にあっという間で、気を抜いていたら1日が終わってしまうくらいでした。</p>
<p>エッセイを書いていなかったら、SNSを始めていなかったら、モトさんと繋がることも素晴らしい作品を見て涙を流す体験をすることも出来ませんでした。</p>
<p>話をしている間、モトさんは私に<span style="color: #0000ff"><strong>「人はね、自分の見たいものを自分の色で見ようとするんです。良いことも悪いことも偶然だって思っているかもしれない。けれどそれは、その人が見たいと思ったものが写し出されているんです。嫌なことが心の中で浮かんでいる時、自然と悪いことが見てくる。良いところが浮かんでいる時は、自然といいことは舞い込んでいくる。そうやって人は、自分の本質の中にある見たいものを無意識に見ているんです。自分が持っている心の色でね」</strong></span>と言いました。</p>
<p>私はその言葉を聞いた時、ハッとして普段の生活を思い浮かべていました。</p>
<p>嫌なものを見ようとばかりしていると、嫌なことは向こうから近づいてくる。</p>
<p>良いものをみようとすると、心が軽くなったように小さなことでも幸せに感じることができる。それをモトさんは、人の中にある<span style="color: #99ccff"><strong>色</strong></span>という言葉で表現してくれたのです。</p>
<p>そして続けて<span style="color: #3366ff"><strong>「どんな些細なことでも、『面白そうだな。どうなっているんだろう』って思いながら見ていくと、人生は全く違う見え方をするんです。視野を広くすることで見える景色が変わるように」</strong></span><span style="color: #3366ff"><span style="color: #000000">と。</span></span></p>
<p>それは今の私には、1番刺さった言葉だったかもしれません。</p>
<p>新しいことを始めて挑戦している今、下を向いて歩き続けていた世界は、暗く同じ色ばかりが並んでいたような気がします。</p>
<p>けれども新しいものに挑戦し始めたことをきっかけに、顔を上げて前を向いて歩くようになり、色とりどりの景色が広がるようになっていきました。</p>
<p>小さなことに目を向けて、些細なことに感謝をして。</p>
<p>凝り固まった考えのまま、誰かを否定して、自分を蔑ろにしていた頃には、見えなかった景色を気づき始めているのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc6">最後に</span></h4>
<p>モトさんとの対談は、真面目な話もちょっぴりふざけた話も、時にはオカルト話まで本当に幅広く話させていただきました。まだまだ私の知らない世界があることを知るきっかけになりました。</p>
<p>彼に出会い話したことで、私の世界もまた違った色をつけて見えてくるのでしょう。</p>
<p>そして最後に、モトさんが言った言葉を綴り、終わりたいと思います。</p>
<p><span style="font-size: 18px; color: #0000ff"><strong>今まで辛い経験も沢山してきたけれど、それがなければ大切なことに気づくことは出来ませんでした。だからこそ、今まで起きたどんなことにも、ありがとうの気持ちを持ち続けていたいと思うんです。</strong></span></p>
<h4><span id="toc7">宣伝</span></h4>
<p>モトさんのInstagramです！もしよければ覗いてみてください&#x263a;&#xfe0f;</p>
<p>抽象画や龍をテーマにした作品、またジオラマなども多岐にわたって作られています。大胆かつ繊細に作られた作品は、見た人それぞれで解釈も見え方も違う姿に変化するような、素敵なものばかりです。</p>
<p><img data-recalc-dims="1" decoding="async" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8134.jpeg?resize=300%2C300&#038;ssl=1" class="aligncenter size-medium wp-image-789" width="300" height="300" alt="" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8134.jpeg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8134.jpeg?resize=1024%2C1019&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8134.jpeg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8134.jpeg?resize=100%2C100&amp;ssl=1 100w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8134.jpeg?w=1283&amp;ssl=1 1283w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>少しでも多くの方に知ってもらえますように、そして新たな人との繋がりが増えることを心から願っています。</p>
<div class="blank-box bb-blue" style="text-align: center"><a href="https://instagram.com/mo_to_su?igshid=MzRlODBiNWFlZA==">モトさん　Instagram</a></div>
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