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	<title>地獄 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>地獄 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>死後の世界と地獄見学　後編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Jun 2023 10:00:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[オカルト]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[地獄]]></category>
		<category><![CDATA[実体験]]></category>
		<category><![CDATA[死後の世界]]></category>
		<category><![CDATA[見学]]></category>
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					<description><![CDATA[天国行きが決まった私たちは、スーツのおじさんに言われた通り、順番に長い長いエスカレーターに乗って、雲の上のそのまたさらに上を目指していました。 そこにいた誰もが穏やかな気持ちで、天国がある場所へと向かっていたと思います。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>天国行きが決まった私たちは、スーツのおじさんに言われた通り、順番に長い長いエスカレーターに乗って、雲の上のそのまたさらに上を目指していました。</p>
<p>そこにいた誰もが穏やかな気持ちで、天国がある場所へと向かっていたと思います。</p>
<p>誰1人として顔見知りではなかったのですが、天国仲間としてこれから仲良くしていきたいという気持ちもある、そんな雰囲気がエスカレーターに乗っている人たちから伝わっていました。</p>
<p>中には<span style="color: #008000;"><strong>「家族に会いたいなぁ。もう先に天国に行っているかもしれない」</strong></span>と話している人もいました。</p>
<p>しかし、私の家族は住み慣れた家の寝室で今も眠っているだろうから、私が家族に会えるのはもっと先のことなのかと思うと、なんだか嬉しい気持ちよりも切なかったり、悲しかったり、そんな負の感情の方が芽生えてしまいそうだったような気がします。</p>
<p>色々なことを考えながら、上を目指しエスカレーターに乗っていると<strong>、突如エスカレーターと並走するおじさん</strong>が現れたのです。</p>
<h4><span id="toc1">謎の乗り物に乗る謎多きおじさん</span></h4>
<p>おじさんはとても変わった<span style="color: #ff6600;"><strong>たまご</strong><strong><span style="color: #ff6600;">型の</span>小さなカプセル</strong></span>に乗って、登場したのです。</p>
<p>おじさんはカプセルの窓をオープンカーさながらに格好つけながら開けて、私に<span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃん！よかったねぇ〜。君は天国だってよ。いや〜、本当に良かった。私も嬉しいよ」</strong><span style="color: #000000;">と言いました。</span></span></p>
<p>話しかけられたこともあり、私はずっと心の中にあったことを思い切って聞いてみることにしたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「あの、おじさん！「地』って書いてあった人たちは、どこに行くの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そんなの決まっているよ。地獄だよ。<span style="font-size: 18px;">じ・ご・く</span>！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「地獄って怖いところだよね？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃんも本とかで見たことがあるだろ？悪いことをした人たちが行くところだよ。まぁ、滅多に行くことなんてないんだけどね。でも、今日みたいにたまにいるんだよ、地獄行きになるやつは」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「じゃあ、『七』って書いていた人たちは？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「あの人たちは、何かやり残していたことがあったり、誰かが『お願い、もう少しだけ一緒にいて！！』と強く願ったりすると、『七』になることがあるんだ。まあ、それも中々少ないけどね」</strong></span></p>
<p>今まで本でしか知らなかったことを、おじさんは私にも分かりやすく教えてくれました。</p>
<p>そこでふと気になったのは、あの大声で怒鳴っていた男の人が連れて行かれた<span style="color: #800000;"><strong>「地獄という場所」</strong></span>でした。もしもできることなら、一度でいいから見てみたいと思ってしまったのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「おじさん！地獄を見てみたいって言ったら、私は天国には行けなくなっちゃう？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「えっ！？地獄を見たいだって！？お嬢ちゃんは変わっている子だね・・・。地獄を見たいと言った人間なんて、今までいなかったよ・・・。見ても面白くないけど、それでも行きたいのかい？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「うん！本で見たことと同じなのか、確かめてみたいんです！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「それなら、連れて行ってあげよう。地獄に行っても地獄行きにはならないから、それは安心してくれ。ほんの少しだけだよ？いいね？」</strong></span></p>
<p>ということで、おじさんの変わったたまご型カプセルに乗って、私の地獄見学はスタートすることになりました。</p>
<h4><span id="toc2">地獄見学</span></h4>
<p>地獄に向かう道中、おじさんは私が不安にならないように学校の話や、友だちの話、今は何が好きで何をしている時が楽しいのかも聞いてくれました。</p>
<p>しかし、私には友だちがいなかったので<span style="color: #ff00ff;"><strong>「友だちはね、1人もいないんだ・・・」</strong></span>と答えると、<strong><span style="color: #000080;">「そうかぁ・・・。それは悪いことを聞いちゃったね。でもきっとこの先では良いことが沢山待っているよ」</span></strong>と励ましてくれました。</p>
<p>なんとも言えない絶妙に気まずい雰囲気になりながらも、おじさんと私を乗せたカプセルは、どんどん雲をくぐって下の方へと降りていきました。</p>
<p>そうこうしている間に、景色は真っ暗な闇へと変わり、なんだか蒸し暑いような屋内プールにいるような、なんとも言えない湿度と匂いを感じながら、さらに下の方まで降りていきました。</p>
<p>気がつけば辺りは漆黒の闇に包まれていて、自分がどのような場所で、どんな状況になっているかも把握することができません。</p>
<p>おじさんがいる気配すらも感じることが難しいくらい、全ての光が遮断された、そんなような場所でした。</p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃん着いたよ。ここが、有名な『血の池』地獄だ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「え・・・！？何も見えないよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「まぁ、そのうち分かるさ」</strong><span style="color: #000000;">その言葉を合図に、カプセルは浮遊した状態で止まりました。</span></span></p>
<p>すると、どこからか<span style="color: #800000;"><strong>ドボン</strong><span style="color: #000000;">という音と共に、</span><strong>チャプンチャプン</strong><span style="color: #000000;">とこちらに近づいてくるような音が聞こえてきました。</span></span></p>
<p>なんとも言えない、静けさの中にあるのは水の中で何かが流れている音と気配、それだけでした。</p>
<p>何度も何度も繰り返される<span style="color: #800000;"><strong>ドボン</strong></span>という音と<strong><span style="color: #800000;">チャプン</span></strong>という水のような音を聞くだけで、全身がゾワっとしてしまうほど、言葉では言い表せない恐怖が植え付けられていくような感覚がありました。</p>
<p>それでも<span style="color: #ff00ff;">（せっかく来たんだから、本と同じことが起きているのかどうかを確かめたい！）</span>と思い、目を凝らしながら辺りを見渡し続けました。</p>
<p>すると下から急に、<strong><span style="color: #ff00ff;">ピンク</span></strong>、<span style="color: #3366ff;"><strong>青</strong></span>、<span style="color: #ff9900;"><strong>黄色</strong></span>、<span style="color: #008000;"><strong>緑</strong></span>、<span style="color: #ff0000;"><strong>赤</strong></span>、<span style="color: #cc99ff;"><strong>紫</strong></span>などの鮮やかな色で水のようなものを照らし始めたのです。</p>
<p>もしも例えるのなら、<strong>何一つ弾けていないナイトプールのような照明</strong>だったと思います。</p>
<h4><span id="toc3">「血の池」地獄で起きていたこととは</span></h4>
<p>何一つ弾けていないナイトプールのような照明が、人らしき物を捉えることがあるのですが、その人の表情までは確認することができませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「おじさん、『血の池』地獄では何が起きているの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「ここではね、水じゃなくて血のプールみたいになってるんだよ。だけどね、このプールは普通のやつとは違って、泳げば泳ぐほど下に沈んでいくんだよ。だからほら、よくあそこを見てごらん？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「・・・。あっ！！人がいる！</strong>（もしかしてあの人・・・さっきの）。<strong>でも、泳いでない。なんかじっとしてるみたい」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうだよ。沈まないように動かずにじっとしてるんだ。声を出しても動いても苦しくなるだけだからね。まぁ、そんなことして足掻いたところで、無駄なんだけどね・・・」</strong><span style="color: #000000;">と静かに語るおじさんの表情は、まるで全てを悟っているかのような、なんとも不気味な表情をしていました。</span></span></p>
<p>何度も繰り返される血の沈む音と、下品な照明に照らされた人たちを、何も言わずにただじっと見つめていました。</p>
<p>私は他のところも見てみたいと思いましたが、おじさんの妙に冷めた声と、不気味な表情を忘れることが出来ず、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「もっと見たい！」</strong></span>とお願いすることは、やめることにしました。</p>
<h4><span id="toc4">おじさんとの別れ</span></h4>
<p>どれくらい時間が経ったかは分かりませんが、これ以上何かを聞くことも見ることもないだろうと思い、おじさんに声をかけることにしました。</p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「おじさん、連れてきてくれてありがとう！もう地獄は大丈夫」</span></strong></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうか、楽しかったかい？」</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「う〜ん。怖かったけど、本と違うことも知れたから」</span></strong></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうかそうか。それなら良かった。でも、二度と地獄に行きたいなんて言っちゃダメだよ？次は、大変なことになってしまうからね？おじさんと約束だ」</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「わ、わかったよ！ありがとう。約束する」</span></strong></p>
<p>そう言ったところで、私は勢いよく体を起こしたのです。</p>
<p>そこに広がっていたのは、分厚い雲でも長い長いエスカレーターでもなく、見慣れた寝室の光景でした。</p>
<p>そしてあの日以降、私は死後の世界に行ったことは一度もありません。</p>
<p>この話を大人になって夫にした時、<span style="color: #3366ff;"><strong>「死後の世界は、その人が1番わかりやすい姿になって現れたり、見えたりするって何かの本で読んだことがあるよ」</strong></span>と言われました。</p>
<p>当時の私は空手を習っていたのですが、<strong>道場が死後の世界との中継場所</strong>になっていたのは、状況を理解させやすいようにするためだったのかもしれません。</p>
<p>大人になった今では、天国や地獄を信じるかと聞かれれば、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「分からない」</strong></span>と答えるでしょう。</p>
<p>ただ当時の私は、この夢以外にも不思議な体験をすることが何度もありました。</p>
<p><strong>心霊現象</strong>や<strong>、幽体離脱</strong>、<strong>進み続ける夢</strong>に、<strong>予知夢</strong>、そして<strong>人の死期や別れが分かる感覚</strong>など、あげたらキリがないほどの経験をしてきました。</p>
<p>そしてその中でも、<strong>進み続ける夢</strong>と、<strong>人の死期や別れが分かる感覚</strong>だけは、今もうっすら残っています。</p>
<p>それらの全てが、あの悪夢を見たことがきっかけでした。また、当時私が住んでいたマンションは、霊道というものの上に建てられていたらしいのです。そして何よりも、あの頃の私がとても寂しい人間だったということ自体が、奇妙な現象や体験を呼び寄せていたのかもしれません。</p>
<p>それはあくまで、後付けで思ったことなのですが・・・。</p>
<p>もしも、私に死が訪れた時、<strong>「天」「七」「地」</strong>のどの漢字を見ることになるのかを、今では少しだけ楽しみにしています。</p>
<p>幼い頃の私が、本当に死後の世界に行っていたかどうかの確認をするためにも・・・。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>〜完〜</strong></span></p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>死後の世界と地獄見学　 前編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 14 Jun 2023 10:00:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[オカルト]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[地獄]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
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					<description><![CDATA[「天国への道は地獄から始まる」（ダンテ『神曲』より） 始まりの悪夢 小学3年生の頃に、たった一度だけ見た悪夢がありました。人間と動物が入れ替わる世界の中では、言葉を話すのは、人間ではなく動物でした。真っ黒な場所には、石の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: center;"><strong>「天国への道は地獄から始まる」（ダンテ『神曲』より）</strong></p>
<h4><span id="toc1">始まりの悪夢</span></h4>
<p>小学3年生の頃に、たった一度だけ見た悪夢がありました。人間と動物が入れ替わる世界の中では、言葉を話すのは、人間ではなく動物でした。真っ黒な場所には、石のようなもので仕切りがしてあり、人間は言葉ではなく、うめき声をあげていました。</p>
<p>ムチで打たれている者、暴力を振るわれている者、そこでは声にならないような悲痛な叫び声が響き渡り、動物たちはその声に歓喜の雄叫びをあげていました。</p>
<p><span style="color: #800000; font-size: 18px;"><strong>「もっとやれ！！！もっと苦しめ！！」</strong></span>そんな言葉が飛び交う地獄のような場所に、1人ポツンと影から様子を覗いていたのが私でした。</p>
<p>恐怖のあまり、何度も何度も<span style="color: #ff00ff;">（これは夢だ、これは夢だ、これは夢だ！！！）</span>と唱えると、そこには見慣れた家の寝室の風景がありました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;">（あぁ、助かった・・・。これでもう大丈夫）</span>そう思ってまた眠りにつくと、夢は振り出しに戻り、また人間と動物が逆転した世界に引き戻されてしまうのです。</p>
<p>たったその日だけ見た夢でしたが、何度も目を覚ましても、泣いて起きても、家族が目を覚ますこともなければ、夢が変わることもありませんでした。</p>
<p>小学校3年生の頃に見た夢から、私の不思議な奇怪体験は起こるようになってしまったのです。</p>
<h4><span id="toc2">死後の世界へ</span></h4>
<p>悪夢を見てすぐのこと、私はとても不思議な体験をしました。</p>
<p>決して簡単に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「行ってみたいな！」</strong></span>と思って行ける場所ではないことは、確かだと思います。そんなありもしないような世界に、一度だけ行ったことがあるのです。</p>
<p style="text-align: center;"><strong><span style="font-size: 18px; color: #800000;">「死後の世界」と言われる場所に・・・。</span></strong></p>
<p>小さい頃からオカルトじみた話が好きで、図書館やテレビなどで浅い知識を入れながら、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「天国は存在するんだなぁ」</strong></span>とか<span style="color: #ff00ff;"><strong>「地獄ってどんなところなんだろう」</strong></span>なんて考えることが、度々ありました。</p>
<p>そしてふと<strong>天国はどんな人が行けて、地獄はどんな人が選ばれてしまうんだろう</strong>ということも、疑問に抱くようになっていったのです。そこで気になることは、自分が天国行きなのか、地獄行きなのかというところなのですが、考え出したら少しの期待と漠然とした恐怖が襲ってきて、ありとあらゆる人に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「天国はある？地獄って誰が行くの？」</strong></span>と聞いていたような気がします。</p>
<p>両親に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ねえ、地獄って本当にあると思う？」</strong></span>と聞くと決まって<span style="color: #ff9900;"><strong>「行ったことがないからわからない」</strong></span>と言われるか、<strong><span style="color: #3366ff;">「悪い子は連れていかれるぞ」</span></strong>なんて脅されるかのどちらかでした（笑）。</p>
<p>それもそうですよね。だって彼ら自身も一度も見た事もなければ、ましてや行った事なんてないのだから・・・。</p>
<p>けれども不思議だったのです。どうして行ったことも見たこともない人が大半なのに、死後の世界についての本が沢山あるのか。</p>
<p>そんな疑問も日が経てば少しずつ薄らいでしまいます。</p>
<p>しかしとうとう私は、生きていながら死後の世界に行く機会が巡ってきたのです。</p>
<h4><span id="toc3">目の前に広がる景色と階段と</span></h4>
<p>ある日私はいつものように、父に<strong><span style="color: #ff00ff;">「おやすみなさい」</span></strong>と声をかけて、母が寝ている寝室に行くことにしました。</p>
<p>母が<span style="color: #ff9900;"><strong>「もう寝るの？」</strong></span>と聞いてきたので<span style="color: #ff00ff;"><span style="color: #000000;">、</span><strong>「うん」</strong></span>とだけ言って、足をピタッとくっつけながら温もりを感じつつ、ウトウトしはじめました。</p>
<p>ふと体が軽くなった気がした私は、ぼんやりする視界が徐々にひらけていくのを感じながら、辺りを見渡しました。そこに映る景色には、全てを包み込んでしまいそうな分厚い雲と大きな階段がありました。</p>
<p>そしてその階段を老若男女が、自分たちのペースで上へ上へと登っていく姿も見えていました。あまりにも長い階段だったので、中には休憩したり、下を眺めながら<span style="color: #00ccff;"><strong>「おお〜高いなぁ」</strong></span>と感心している人もいました。</p>
<p>その誰もが、今ある状況に疑問を持っている様子でもなく、とりあえず階段があるし、周りの人たちが登っているから一緒に登っているという感じだった気がします。</p>
<p>私もとりあえず周りの様子をうかがいながら、長くて高い階段を一つひとつ登っていきました。</p>
<p>不思議と疲れることはありませんでした。</p>
<p>やっとの思いで階段を登りきると、そこにあったのは木造の道場のような建物だったのです。</p>
<h4><span id="toc4">ついた先の道場で</span></h4>
<p>目の前にドンっと構える道場に、誰1人疑問を持つことなく、吸い込まれるように中へと進んでいました。やっぱり私も、ここは真似をしておこうと思い、同じように木造の道場のような建物へと入っていきました。</p>
<p>入り口にはスーツを着た審判みたいなおじさんが立っていたり、奥に置いてあるパイプ椅子に座っているおじさんもいました。</p>
<p>すると後ろから<span style="color: #cc99ff;"><strong>「ねえ！あそこだよ！あれを見ればいいんだって〜」</strong></span>という声が聞こえてきたのです。</p>
<p>その声が指す方向に目を向けてみると、そこにあったのは長方形の大きな木で作られた看板が飾られていたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;">（あぁ、これを見ればいいのか）</span>と思い看板に近づいてみると、そこには受験発表のように数字の代わりに名前がズラーっと並んで書かれていました。</p>
<h4><span id="toc5">「天」「地」「七」の意味を知る</span></h4>
<p>私はとりあえず、自分の名前を探してみることにしました。</p>
<p>看板の端の方に名前を見つけたのですが、名前の下に<strong>「天」</strong>という文字も一緒に書かれていました。<span style="color: #ff00ff;">（この『天』の文字はなんだろう・・・）</span>と不思議に思っていると、私の隣にいた人は、どうやら名前の下に<strong>「七」</strong>と記されていました。</p>
<p>「七」と書かれていた人は、おもむろにパイプ椅子に座っているおじさんのところに向かい、<span style="color: #ff99cc;"><strong>「あの、私の名前のところに『七』と書かれていたんですけど、これってどういう意味ですか？」</strong></span>と聞いていました。</p>
<p>おじさんは、表情を変えることなく淡々と<strong>「『七』と書かれている方は、人生をもう一度初めからやり直してもらいます」</strong>とだけ答えました。</p>
<p><span style="color: #ff99cc;"><strong>「えっ！？もう一度やり直すってどういうことですか！？天国とか地獄とかならわかりますけど、もう一度ってどういうことなんですか！？詳しく教えてください！！」</strong></span></p>
<p><strong>「もう一度やり直すという意味です。それ以上でもそれ以下でもありません。規則ですから。その規則に従ってください」</strong>と言って、それ以降何かを発することはしませんでした。</p>
<p>戸惑うことしかできない女性をよそに、また別のおじさんが道場の外からやって来て<strong>「『七』の方はこちらに来てください。『七』の方はこちらですよ〜！」</strong>と声をかけ始めました。</p>
<p>先ほどの女性はなんとも言えない表情を浮かべ、声のする方へとトボトボ歩いて行ってしまいました。</p>
<p>どれくらいの人が『七』だったのかは、分かりませんが道場の中は、少しだけスッキリとした雰囲気になり、残されたのは<strong>『天』</strong>と書かれた人と、<strong>『地』</strong>と書かれた人だけになっていました。</p>
<p>この状況に若干の恐怖を感じ始めていた私は、勇気を出してその辺にいるおじさんに<span style="color: #ff00ff;"><strong>「『天』ってどういう意味ですか？」</strong></span>と聞いてみました。</p>
<p>するとおじさんは、優しい表情で<strong>「天国に行けるって意味だよ。よかったね！お嬢ちゃんは天国だ！」</strong>と頭を撫でながら教えてくれたのです。</p>
<p>私は内心、ホッとして<span style="color: #ff00ff;">（あぁ、よかった。私天国に行けるんだ）</span>と、このおかしな状況に飲まれ始めていました。</p>
<p>すると後ろから、<span style="color: #800000;"><strong>「じゃあ、俺は地獄ってことかよ！！！そんなの誰が決めたんだ！責任者を出せ！勝手にくだらねぇことしやがって！！！」</strong></span>と怒鳴り始めたのです。</p>
<p>どんどんこちらに近づいてくる怒り狂った人を見て、殴られるかもしれないと体にギュッと力が入った瞬間、怒っていた人はスーツを着たおじさんたちに捕まえられてどこかに連れていかれてしまいました。</p>
<p>様子を見ていた人たちは、その光景に何か言うわけでもなく、ただ空気感だけは<strong>「あ〜あ・・・」</strong>と言う、自業自得というような空気感だけが流れているような状況でした。</p>
<p>そんな雰囲気をカラッと晴れさせるかのように<strong>、「『天』と書かれている方は、こちらに来てください」</strong>と呼ばれたのです。</p>
<p>私も含めた、残った数名の人たちは呼ばれた場所に向かい、おじさんの指示の指示に従って、道場を出た先にある長いエスカレーターに乗ることになりました。</p>
<p>こうして私たち『天』と書かれた人たちは、長い長いエスカレーターに乗り、天国と言われる場所に行くことになったのです。</p>
<p>その場所にいた誰もが、安堵と喜びの表情を浮かべ、<span style="color: #99cc00;"><strong>「よかったね。あなたも天国なんだね。おめでとう！！」</strong></span>、<strong><span style="color: #ff6600;">「こちらこそ、よろしくお願いします」</span></strong>と挨拶を交わしながら、各々天国に行く準備をしているようでした。</p>
<h4><span id="toc6">次回予告</span></h4>
<div class="blank-box bb-red" style="text-align: center;"><strong>天国に向かう途中で出会った人は一体誰なのか？</strong><br />
<strong>私の真の地獄見学がいよいよ始まる。</strong><br />
<strong>その先で見たものは、そして本当の地獄の意味とは・・・。</strong><br />
<strong>次回、全貌が明かされる。</strong><br />
<strong>あなたも地獄の目撃者となるだろう・・・。</strong></div>
<p>&nbsp;</p>
<h4 style="text-align: center;"><span id="toc7">お願い</span></h4>
<p class="p2"><b>ぜひコメント欄、もしくは</b><span class="s1"><b>Instagram</b></span><b>に、読んだ感想をいただけると大変励みになります。皆さんのメッセージをお待ちしています！また、相談や困りごと、どんな些細なことでも構いません。ブログのトップに「あなたの悩み・相談」もありますので、皆さんの声をぜひお聞かせください。<br />
</b><b>いただいたコメントや感想には、全て返信をしています&#x1f60c;&#x1f9e1;</b></p>
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