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	<title>夢 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>夢 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>怒りの応援〜そして友人たちは今、何を想う</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 14 Jul 2024 09:45:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[そして支え]]></category>
		<category><![CDATA[エッセイストになるまで]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[怒りの友人たち]]></category>
		<category><![CDATA[目標]]></category>
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					<description><![CDATA[エッセイを書き始めてから4年目を迎え、始めた頃から応援してくれた友人たちとは数々の気持ちを共有しながら一緒に夢を追いかけてきました。 エッセイを書いている時は多少の孤独はつきものですが、作品を読んでもらい、感想やアドバイ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>エッセイを書き始めてから4年目を迎え、始めた頃から応援してくれた友人たちとは数々の気持ちを共有しながら一緒に夢を追いかけてきました。</p>
<p>エッセイを書いている時は多少の孤独はつきものですが、作品を読んでもらい、感想やアドバイスをもらったりしながら一緒に作品を作り上げてきました。</p>
<p>弱音を吐きそうになった時は、<strong>「しっかりしろ！」</strong>と尻を叩かれ、嫌なことが重なりすぎてやめそうになった時には<strong>「お前の夢はそんなもんか！」</strong>と喝を入れられます。</p>
<p>そんな友人たちは、心の底からワタシの夢を応援してくれています。</p>
<p>そして誰1人として、<span style="color: #ff0000;"><strong>「納言の夢は叶わないから、諦めた方がいい」</strong></span>とは言いませんでした。</p>
<p><img data-recalc-dims="1" fetchpriority="high" decoding="async" class="size-medium wp-image-2656 aligncenter" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-6.jpg?resize=300%2C300&#038;ssl=1" alt="" width="300" height="300" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-6.jpg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-6.jpg?resize=1024%2C1024&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-6.jpg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-6.jpg?resize=768%2C768&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-6.jpg?w=1080&amp;ssl=1 1080w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<h4><span id="toc1">擦り切れた心と共に</span></h4>
<p>以前応募した<strong>「〇〇ノンフィクション賞」</strong>は、ワタシの力不足ももちろんありますが、それと同時に大人の事情によりまさかの<strong>「大賞者なし」</strong>という結果になりました。</p>
<p>結果報告のメールが届いた時には、あまりの衝撃と追いつかない理解の中で頭の中が真っ白になってしまったのです。</p>
<p>たまたま出先だったこともあり、多少は気分がまぎれたけれど、家に帰り彼の顔を見た瞬間に玄関で崩れ落ちるように泣きました。</p>
<p>その姿を見て、彼も同じように泣いていました。</p>
<p>ある程度の事情も話した上で友人たちにも結果を報告しました。</p>
<p>その時のワタシは<span style="color: #ff00ff;"><strong>｢自分に才能がないからだ｣</strong></span>そう攻める言葉をたくさん並べていたと思います。</p>
<p>けれども友人たちの反応は、まるで違っていました。</p>
<p>LINEで想いを伝えてくれた友だちもいれば、すぐさま電話をかけてくれた友人もいました。</p>
<p>そして反応はみんな同じで、ワタシ以上に怒りに震え、そして電話越しやLINEのメッセージ越しからも伝わるやるせなさをヒシヒシと感じられたのです。</p>
<p><img data-recalc-dims="1" decoding="async" class="size-medium wp-image-2657 aligncenter" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-7.jpg?resize=300%2C300&#038;ssl=1" alt="" width="300" height="300" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-7.jpg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-7.jpg?resize=1024%2C1024&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-7.jpg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-7.jpg?resize=768%2C768&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-7.jpg?w=1080&amp;ssl=1 1080w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<h4><span id="toc2">「怒っていいんだよ」</span></h4>
<p>ある友人はワタシにこう言いました。</p>
<p><strong><span style="color: #ff6600;">「事情は分かる。でもね、こんなことされて黙ってるのはおかしいよ。自分の作品にもっと誇りを持たないと。命を削って書いたんでしょ？なら、自分が思ったことをきちんと相手に電話で伝えな。このまま何もせずにモヤモヤした気持ちで終わらせるなんて絶対ダメ！言わずに後悔する選択はありえないよ。思うことがあるんでしょ？なら我慢せずに伝えるんだよ</span>」</strong>と。</p>
<p>その言葉を聞いてから、ワタシはずいぶん悩みました。</p>
<p>本当に気持ちを伝えていいのだろうか。</p>
<p>才能と運がなかっただけなのではないだろうか。</p>
<p>あらゆる気持ちがぐちゃぐちゃになっていたと思います。</p>
<p>すると彼は、ワタシの目を真っ直ぐ見つめてこう言ったのです。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「納言ちゃんに才能がないと思ったことは、一度もないよ。納言ちゃんの友だちはみんなきっと僕と同じ気持ちだと思うよ。納言ちゃんを応援し続けてきて、時には支える側になっていたのに、それを蔑ろにされたんだ。これは納言ちゃんに同情してるわけじゃない。自分たちの気持ちも含めて蔑ろにされてるから怒ってるんだよ」</strong></span>と。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「おかしいことをおかしいって言っていいのかな・・・。『落ちたのに』って思われないかな」</strong></span></p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「いや、そんなことはない。間違った時は声に出さないといけないよ。我慢することが正義じゃないし、受け入れることが正しいとは限らない。自分の作品を守るために、そして応援してくれた人たちの気持ちを守るためにも、納言はここで立ち上がらないと」</strong></span>そう続けて言ったのです。</p>
<p><img data-recalc-dims="1" decoding="async" class="size-medium wp-image-2659 aligncenter" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9.jpg?resize=300%2C300&#038;ssl=1" alt="" width="300" height="300" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9-scaled.jpg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9-scaled.jpg?resize=1024%2C1024&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9-scaled.jpg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9-scaled.jpg?resize=768%2C768&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9-scaled.jpg?resize=1536%2C1536&amp;ssl=1 1536w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9-scaled.jpg?resize=2048%2C2048&amp;ssl=1 2048w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-9-scaled.jpg?w=2512&amp;ssl=1 2512w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<h4><span id="toc3">想いをぶつけ、前に進む</span></h4>
<p>次の日ワタシは友人たちや彼からもらった想いを胸に、主催者に電話をしました。</p>
<p>1時間の中であらゆることを話しました。</p>
<p>賞を取れなかったことを嘆いているのではなく、自分の作品を、この賞に応募した人たちの想いを、そして支えてくれた人たちの気持ち、全てをぶつけるようにして・・・。</p>
<p>結果が変わることを期待したわけでも、話したからといって<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ワタシを大賞にしてほしい」</strong></span>そんなことを言うためでもありません。</p>
<p>ただ自分自身の思いとけじめをつけ、そして前を向くためにも話す必要があったと思っています。</p>
<p>全てを話し終えても、なかなか気持ちが晴れることはありませんでした。</p>
<p>前に進む気にもすぐにはなれませんでした。</p>
<p>けれども彼と友人たちに結果を報告した時には、<strong><span style="color: #339966;">「よくやったよ。前に進む準備は整った。きっと時間の流れが解決してくれるよ。書きたいと思った時にまた書けばいい。それまで、ゆっくり自分の心と体を労ってあげて」</span></strong>そう誰もが言ってくれたのです。</p>
<p><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" class="size-medium wp-image-2658 aligncenter" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8.jpg?resize=300%2C300&#038;ssl=1" alt="" width="300" height="300" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8-scaled.jpg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8-scaled.jpg?resize=1024%2C1024&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8-scaled.jpg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8-scaled.jpg?resize=768%2C768&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8-scaled.jpg?resize=1536%2C1536&amp;ssl=1 1536w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8-scaled.jpg?resize=2048%2C2048&amp;ssl=1 2048w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-8-scaled.jpg?w=2512&amp;ssl=1 2512w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<h4><span id="toc4">前進のための最初の一歩</span></h4>
<p>あの頃からワタシはまだ、気持ちの整理がつかない日々が続いています。</p>
<p>マイナスな感情が生まれて<span style="color: #ff00ff;"><strong>「才能がないかもしれない・・・」</strong></span>そんな風に考えてしまうこともありました。</p>
<p>けれどもふと思ったんです。</p>
<p>ワタシにあるのは<strong>「才能」</strong>ではなく、応援してくれる家族や友人、そしてブログを読んでくれる人たちの大きな繋がりが。</p>
<p>そしてどんな感情も包み隠さず真っ直ぐ書くことができるのが、ワタシの唯一の武器だと改めて感じています。</p>
<p>文学が何かとか、文章の上手な書き方とか、そんなことは全くと言っていいほど分かりません。売れない作家の割に、実は本を読むのも得意ではありません。</p>
<p>だからこそ、ワタシにしか書けない文体があるのかもしれない。</p>
<p>伝えられることが別にあるのかもしれない・・・そう思うようにしました。</p>
<p><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" class="size-medium wp-image-2660 aligncenter" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10.jpg?resize=300%2C300&#038;ssl=1" alt="" width="300" height="300" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10-scaled.jpg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10-scaled.jpg?resize=1024%2C1024&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10-scaled.jpg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10-scaled.jpg?resize=768%2C768&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10-scaled.jpg?resize=1536%2C1536&amp;ssl=1 1536w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10-scaled.jpg?resize=2048%2C2048&amp;ssl=1 2048w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-10-scaled.jpg?w=2512&amp;ssl=1 2512w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<h4><span id="toc5">原動力はいつも、「復讐」から</span></h4>
<p>この数ヶ月、本当に色々なことがありました。発表までの7ヶ月間は生きた心地がしませんでした。</p>
<p>結果があのような形になり、一旦は目標を見失いかけてしまった。けれども、ワタシがエッセイを書き始めた大きな一歩は<strong><span style="color: #ff0000;">「復讐」</span></strong>です。</p>
<p>いつか、<span style="color: #808000;"><strong>「納言を選べばよかった・・・」</strong></span>と思ってもらえるように。</p>
<p>今の姿からは想像もつかないほどの人になれるように、これからも書き続けていこうと思います。</p>
<p>ワタシの作品が本になった時、石川県の被災地に支援をする第2の目標を実現するためにも。</p>
<p>まだまだやれることは、きっとある。</p>
<p>そして挫けそうになった時には、あらゆる人に言葉をもらい、そしてその度に心のギアを入れていこうと思うのです。</p>
<p>愛のある喝によって…。</p>
<p><span style="color: #ff9900;"><strong>「納言の夢は、もはや</strong><strong>1</strong><strong>人の夢じゃなくなってる。あらゆる人たちの想いを背負ってやってることを覚えておいて。同じように夢を追いかけてる</strong><strong>1</strong><strong>人として息が切れるまで、最後の力が出なくなるまで、とことんやってみようよ。そのためなら、どんな苦悩も一緒に分かち合うから」</strong></span></p>
<p><img data-recalc-dims="1" loading="lazy" decoding="async" class="size-medium wp-image-2661 aligncenter" src="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11.jpg?resize=300%2C300&#038;ssl=1" alt="" width="300" height="300" srcset="https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11-scaled.jpg?resize=300%2C300&amp;ssl=1 300w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11-scaled.jpg?resize=1024%2C1024&amp;ssl=1 1024w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11-scaled.jpg?resize=150%2C150&amp;ssl=1 150w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11-scaled.jpg?resize=768%2C768&amp;ssl=1 768w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11-scaled.jpg?resize=1536%2C1536&amp;ssl=1 1536w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11-scaled.jpg?resize=2048%2C2048&amp;ssl=1 2048w, https://i0.wp.com/orientalnagon.com/wp-content/uploads/2024/07/f64465893df5602256bba00ff4b912d3-11-scaled.jpg?w=2512&amp;ssl=1 2512w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
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		<title>リクエスト企画『納言の行動計画書』</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 14 May 2024 02:31:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラボ企画]]></category>
		<category><![CDATA[エッセイスト]]></category>
		<category><![CDATA[リクエスト]]></category>
		<category><![CDATA[保育士]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[文章で伝えて]]></category>
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					<description><![CDATA[今回のリクエストは「納言の行動計画書」についてです。 今という時代を生きるには、少々大変なことが多かったり、時にはあらゆる面で不安になる材料が転がっていたりします。 まだ１０代だった頃は、社会に対しての不満や不安、そして [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今回のリクエストは<strong>「納言の行動計画書」</strong>についてです。</p>
<p>今という時代を生きるには、少々大変なことが多かったり、時にはあらゆる面で不安になる材料が転がっていたりします。</p>
<p>まだ１０代だった頃は、社会に対しての不満や不安、そして将来に対しての想いなんてものはあまりなく、ただ一つだけ<strong>「保育士になるんだ」</strong>それだけのために生きていたような気がします。</p>
<p>けれども今、あらゆることに目を向けられるようになったからこそ、自分の人生の計画のようなものをリクエストでいただいたので、書いていきたいと思います。</p>
<p>それでは、スタートです！</p>
<h4><span id="toc1">夢を叶えて</span></h4>
<p>かつてのワタシは<strong>「保育士になる」</strong>という、たった一つの大きな目標を夢として掲げていました。</p>
<p>幼い頃から大好きだった先生に憧れて、そしてその先生と一緒に働く日を夢に見て、小さい頃から保育士になれるためにはどうしたらいいかだけを考えて生きていました。</p>
<p>小学生の頃には、もう入りたい大学も決めていたし、どんな先生になって、どんな風に保育士として働いているかもある程度は想像をしていたんです。</p>
<p>昔はまだいろいろな面で助けが多く、夏の自由研究と称して自分が通っていた園に行って職場体験なるものをさせてもらえたこともありました。</p>
<p>中学での職場体験でも、もちろん保育園を選びました。</p>
<p>やがて高校卒業をして、小学生から行くと決めていた短期大学にも宣言通り入ることができました。</p>
<p>もう、頭の中では保育士になる未来がすでに出来上がっていたんです。</p>
<h4><span id="toc2">唯一の誤算</span></h4>
<p>夢と希望で満ち溢れている保育士、その保育士になって唯一の誤算は、想像以上のこの業界が厳しく、そして人間関係の劣悪さに直面したことでした。</p>
<p>笑顔いっぱいで接してくれていた先生たちのイメージのままで止まっていたワタシにとって、働き始めた職場は正反対であり、この世のものとは思えないほどの苦痛と地獄の場所へと変わっていきました。</p>
<p><strong>保育士ってこんなに大変なんだ。</strong></p>
<p><strong>こんなに苦しくて、辛くて、厳しい世界なんだ。</strong></p>
<p>そう思わざるを得ないほどに、人間関係はひどく歪んでいました。</p>
<p>それでも子どもたちのことは大好きで、<strong>「先生」</strong>と呼ばれることに誇りを持って仕事をしていたんです。</p>
<h4><span id="toc3">あれから職を転々として</span></h4>
<p>ワタシは幼稚園を辞めて、保育園に勤めることにしました。けれども結果は同じで、職場の人間関係によって、またもや心を壊し、保育士という夢を粉々に叩き割られたような気持ちになってしまったのです。</p>
<p>うつ病も少しずつ回復をしていくにつれて、少しずつ<strong>「保育士に戻りたい。子どもたちと関わりたい</strong>と思う気持ちが増していきました。</p>
<p>だからもう一度、ワタシは新たな職場で保育士として働き始めたのです。</p>
<p>しかし、やっぱり保育という業界の難しさを、人間関係の複雑さをここでも体験しています。</p>
<p>ワタシにも保育士としての理想や想いがあるからこそ、今の保育の現場には思うことが正直たくさん出てきてしまうのです。</p>
<h4><span id="toc4">文才のないエッセイスト</span></h4>
<p>保育士の傍でワタシは今、毎日地道に文章を書いています。</p>
<p>読書も苦手だし、文才があるわけでもありません</p>
<p>ただもしも、<strong>「自分だけの強みは何？」</strong>と聞かれたら、それは自分以上に誰かのことを想い、真っ直ぐな気持ちを文章に落とし込むことができるところでしょうか。</p>
<p>昔から相手の気持ちを読み取ることが癖のようになってしまい、その性格のせいで苦労をしたこともありました。</p>
<p>けれどもそのおかげで、相手の気持ちに寄り添い、時には想像しながら言葉をかけることができるようにもなりました。</p>
<p>まさに今それを、文章として書き続けているのが納言のエッセイの形だと思っています。</p>
<p>きっとこれは、納言にしかできないことだと自分に言い聞かせているんです。</p>
<p>文才もなければ、素晴らしい小説を書けるわけでもない。けれども、誰かの気持ちに寄り添って、時には自分の心と見つめ合って、子どものような純粋な気持ちで文章を書いていくことができると思うんです。</p>
<h4><span id="toc5">納言の計画書</span></h4>
<p>ワタシの中では、これからの人生も「保育士」として生きていきたいと思っています。それは何も現場に常にいる保育士ではなく、上下関係のしがらみや、昔ながらの体勢へのしがらみのない中で保育士として一人でやっていきたいと考えています。</p>
<p>そしてその傍、文章を書き続けることで多くの保育士さんの笑顔を守っていきたいと思っているんです。</p>
<p>どれだけ素晴らしい先生でも、どれだけ優しくて素敵な先生でも腐った環境の中で過ごし続ければその身さえも腐らせてしまうことがあります。</p>
<p>心を病むという形なのか、同じように腐った思考になっていくのか、それはその人次第です。</p>
<p>そしてワタシは、その両方を経験してきました。</p>
<p>子どもの笑顔を守る人たちが、心から笑って仕事をしてほしんです。</p>
<p>誰の笑顔を一番守らなければいけないのか。</p>
<p>ワタシは保育士の笑顔だと思っています。</p>
<p>純粋に子どもたちと関わることを楽しんで、子どもたちのあらゆる成長を目にして、純粋に感動したり、笑ったり、時には感情を表しながら一緒に成長できる環境になっていくのが当たり前だと思っています。</p>
<p>それが今の保育の現場では、多分ほとんど不可能だと思っています。</p>
<p>だからこそ、ワタシは書き続けていく必要があるんです。</p>
<h4><span id="toc6">約束の未来まで</span></h4>
<p>まだワタシが保育士として正規で働いていた頃、クラスの子が<strong>「なごんせんせいとおなじ、ほいくしさんになるんだ！」</strong>と言ってくれたことがありました。</p>
<p>その時、心の底から嬉しいと思うことができなかったんです。</p>
<p>この子が大きくなった時に、同じように心を壊すことになってほしくないと思ってしまったから。</p>
<p>保育業界の闇に触れたときに、夢が絶望に変わってしまわないかが、不安になってしまったから。</p>
<p>それでも<strong>「そうなんだ。一緒にお仕事できるの楽しみにしてるね」</strong>と声をかけました。</p>
<p>あの時、ワタシは約束したんです。</p>
<p>自分の大切な教え子が保育士になる前に、できる限りのことをしていこうと。</p>
<p>そして大人になった時には、<strong>「先生、保育士になってよかったよ。本当に楽しいね！」</strong>と笑って子どもたちと関わってほしいと思うから。</p>
<h4><span id="toc7">あらゆることから芽を出して</span></h4>
<p>ワタシは今、まだ夢を追いかけ始めたところです。</p>
<p>本屋に行けば育児書や参考書、保育に関する本は山のように異様な色合いをした状態でいくつも置かれています。けれども、保育士自身に寄り添ってくれるような本は、どこを探してもありませんでした。</p>
<p>保護者に寄り添うことも、とても大切です。</p>
<p>もちろん子どもたちに寄り添うことは、保育士として当たり前のことです。</p>
<p>ただ、忘れてほしくないんです。</p>
<p>保育士だって人間で、同じように心があることを。</p>
<p>保育士に寄り添う本がないのなら、ワタシがその役割をさせてほしいんです。もちろん、完璧な人間ではないし、素晴らしい保育士はこの世の中にも大勢いると思います。</p>
<p>けれどもあらゆる環境の中で悩み、そしてたまたま文章を書くという夢を追いかけ始めたワタシは、これから保育士さんに寄り添う初めてのエッセイストになりたいと考えています。</p>
<p>技術や知識なんかじゃなくて、現場で言いえなかった現実を伝えられるように。</p>
<p>そしていつの日か、保育士さんが心から笑って子どもたちと向き合える環境になるように、ワタシは小さな芽を出して動き続けていこうと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>リクエスト企画「名前の由来」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 28 Mar 2024 11:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラボ企画]]></category>
		<category><![CDATA[リクエスト企画]]></category>
		<category><![CDATA[ワタシの名前]]></category>
		<category><![CDATA[友人]]></category>
		<category><![CDATA[名前の由来]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
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					<description><![CDATA[今回のリクエストは「名前の由来」についてです。 誰しも名前には由来があって、両親が想いを乗せてつけられたと思います。 そしてワタシの名前もまた、同じように想いが込められていたらいいのですが・・・。 ということで、スタート [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今回のリクエストは<strong>「名前の由来」</strong>についてです。</p>
<p>誰しも名前には由来があって、両親が想いを乗せてつけられたと思います。</p>
<p>そしてワタシの名前もまた、同じように想いが込められていたらいいのですが・・・。</p>
<p>ということで、スタートです！</p>
<h4><span id="toc1">ある日のLINEで</span></h4>
<p>ワタシがこの<strong>「オリエンタル納言」</strong>という名前に出会ったのは、今からもう8年ほど前のことになります。</p>
<p>当時のワタシは幼稚園を辞めたばかりで、毎日暗いトンネルの中にいるような日々を過ごしていました。</p>
<p>きっとその姿を見た人たちは、<strong>「生きているように見えて、心は死んでいるのだろう」</strong>と思うほどに、精神が崩壊していました。</p>
<p>誰かと会うことが怖くてたまりませんでした。</p>
<p>外に出る勇気もありませんでした。</p>
<p>そんな時に、ある友人から連絡が来たんです。</p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「久しぶりにさ、外に出てみない？カフェでお茶でもしながら気分転換しようよ」</strong></span>と。</p>
<p>その文章を読んだ時、行きたい気持ちと行けない気持ちの両方で揺れ動いていたと思います。</p>
<h4><span id="toc2">久しぶりの外を感じて</span></h4>
<p>しかし、いつまでも家に閉じこもっているのも良くないと思い、友人には<span style="color: #ff00ff"><strong>「行きたい」</strong></span>と伝えることにしました。</p>
<p>場所は、何度か訪れたことのある山の中にあるカフェにして、集合時間を決めて、一緒に目的地まで向かうことにしました。</p>
<p>向かっている道中はいつも通り話をしたり、たわいもない会話に花を咲かせることができました。一人でいる時には考えてしまうよからぬことも、彼女と一緒にいると少しだけ消えてくれたような気がします。</p>
<p>目的地に着いて車から降りると、自然の香りが鼻を通り抜けて、新鮮な空気がしっかりと入ってくるような感覚になりました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（息苦しさから解放されてるみたい・・・。久しぶりに空気をちゃんと吸ってる気がする）</span>そう思ったんです。</p>
<h4><span id="toc3">窓際の席で</span></h4>
<p>案内された場所は、大きな窓に二人掛けのソファがある席でした。</p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「保育士をまだ続けたいって思う？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・どうだろう。自分でもわからない」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「そっか。私はね、ずっと言ってると思うけど、あんたはきっとこの先とんでもないことをやると思うんだよ。広い世界に出てさ、私が経験しないようなことも経験するくらい、魅力的な人だよ。保育士も確かに大切な夢だったと思う。でもね、きっとこの先、あんたは面白いことになるよ。絶対にね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「面白いことって？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「それは私にもわからないけど、こうやってウジウジ考えて閉じこもった生活じゃなくなるってことだけは確かだね。今は家の中での狭い世界しか見えていないでしょ？違うんだよ。もっと世界は広いし、もっと楽しいこともたくさんある。そしていつかあんたは、その広い世界に自分から足を踏み込んでいく力があるってことだよ」</strong></span></p>
<p>そう言われたところで頼んだご飯が運ばれて来ました。</p>
<h4><span id="toc4">新たなワタシが生まれた時</span></h4>
<p>少しだけ言われたことについて考えていたら、<span style="color: #ff6600"><strong>「早く食べないと冷めちゃうよ」</strong></span>と言われ、考えることをやめました。</p>
<p>するとまた突然、<span style="color: #ff6600"><strong>「あんたは服が好きで、お洒落で自分の世界観を持ってるよね。それでもって、顔は平安ぽいよね。なんか納言って感じする」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「平安ぽいって何？笑」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「なんだろうなぁ。こう、平安時代の美人というか、でも完全な平安じゃなくて、ほら、あの・・・あっ、そう！オリエンタル！オリエンタルな雰囲気があるよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「オリエンタル？なんじゃそりゃ。そしたらワタシはオリエンタルな納言ってこと？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「あっ！いいじゃんそれ。オリエンタル納言って芸名みたいだし。もしも何か始める時は、その名前で活動したらいいじゃん！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「待って待って。ワタシがオリエンタル納言だとしたら、あんたは何になるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「そうだなぁ。納言に合わせたら・・・やっぱり殿か」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「じゃあ、今日から名前は殿だね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「オリエンタル納言と殿。まさに平安じゃん」</strong></span></p>
<p>そんな適当な感じで、ワタシは彼女のことを<strong>「殿」</strong>と呼ぶようになったのですが、彼女は特に<strong>「オリエンタル納言」</strong>と呼ぶことはありませんでした。</p>
<h4><span id="toc5">エッセイを書き始めて</span></h4>
<p>それから数年が経ったある日、ワタシはましゅぴと出会い、彼がきっかけでエッセイというものと出会うことになります。</p>
<p>ふと昔の会話を思い出し、ペンネームを一から考えるのも面倒だったワタシは、<span style="color: #ff00ff"><strong>「いっそ、オリエンタル納言がペンネームでいいか」</strong></span>というなんとも安易な考えでつけてしまったのです。</p>
<p>エッセイを書き始めた頃はまだ、読者と呼べる人もおらず、友人や彼にエッセイを読んでもらうことで文章に慣れていく作業をしていました。</p>
<p>その姿を近くで見ていた殿は、ワタシがエッセイを始めたことを心から喜んでくれたんです。</p>
<p>そして少しずつ読者が増えるたびに、新しく何かを始めるたびに、いつも同じ言葉をかけてくれます。</p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「納言は小さな世界にとどまってる人じゃない。この先の人生はきっと面白いことになるんだから、自信を持ってやり続けな」</strong></span>と。</p>
<p>そして弱気になっている時には、<span style="color: #ff6600"><strong>「へこたれるな！やり続けてもないのに、まだ何にもなってないのに簡単に諦めるな！読んでくれる人が一人でもいるなら、書き続けるのが納言のできることでしょ！負けるな！」</strong></span>と怒られるんです。笑</p>
<h4><span id="toc6">名前に想いを込めて</span></h4>
<p>このペンネームは、本当に偶然できたものでした。むしろ遊びの延長線上で勝手に出来上がったものだったので、それこそ由来と呼べるような立派なものはほとんどありませんでした。</p>
<p>しかし、少しずつ文章を書くようになり、色々な方に<strong><span style="color: #33cccc">「納言ちゃん」</span><span style="color: #339966">「納言さん」</span><span style="color: #3366ff">「オリナゴ」</span></strong>そう呼ばれるたびに、少しずつこの名前に意味が与えられていくような感覚になっています。</p>
<p>そしてつい最近、また新たな意味を発見することになったのです。</p>
<p>オリエンタルOrientalは、「東洋、東洋的」という意味合いがあります。その反対の意味がオクシデンタルOccidental「西洋、西洋的」です。</p>
<p>このオクシデントには、もともとラテン語で<span style="color: #3366ff"><strong>『太陽が落ちる所』</strong></span>という意味もあるそうです。</p>
<p>オリエンタル（オリエント）にはその逆で<span style="color: #ff0000"><strong>『日が昇るところ』</strong></span>という意味があるそうです。</p>
<p>かつて暗いトンネルの中を何度も彷徨い、もがき続けてきたワタシですが、ワタシと同じように辛い気持ちを味わって人たちに、そして暗いトンネルの抜け道がわからなくなってしまった人たちの道標になるように、これからも文章で寄り添っていきたいと思うのです。</p>
<p>太陽が昇るように、暗く見えなくなってしまった道を照らしていきたいから。</p>
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		<title>さようなら、無職</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 24 Mar 2024 08:37:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[保育士]]></category>
		<category><![CDATA[元保育士]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[就職]]></category>
		<category><![CDATA[無職]]></category>
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					<description><![CDATA[さて、今回のタイトルを見た瞬間に、「えっ！？なになに。さよなら無職って！！」と思ってくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・。 そうなんです。 納言はなんと、4月から新たなことを始めます。 今回は、そのご報告 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>さて、今回のタイトルを見た瞬間に、<strong>「えっ！？なになに。さよなら無職って！！」</strong>と思ってくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・。</p>
<p>そうなんです。</p>
<p>納言はなんと、4月から新たなことを始めます。</p>
<p>今回は、そのご報告も兼ねて書いていこうと思います。</p>
<p>それでは、スタートです。</p>
<h4><span id="toc1">地獄の2022年6月</span></h4>
<p>ワタシが栄養失調とうつ病で倒れたのが、この2022年の6月末でした。</p>
<p>それと同時に、病院からは<strong>「今すぐ休職してください」</strong>とまさかのドクターストップがかけられてしまったのです。</p>
<p>文字通り、ここから地獄のうつ病と闘う毎日がやってくるのですが、この期間はワタシにとっても、そして陰で支え続けてくれたましゅぴにとっても、暗いトンネルの入り口に立った瞬間でもあったと思います。</p>
<p>いつ抜け出せるかもわからない道を、ただひたすら歩いて行かなければならない毎日が、ここから始まったのです。</p>
<h4><span id="toc2">こぼれ落ちる涙を</span></h4>
<p>休職してからほぼ毎日のように、ワタシは夜になると涙が溢れて止まらなくなりました。</p>
<p>寝るのが怖くて、夜に身を委ねることに恐怖心すら抱くようになりました。</p>
<p>目を閉じたら最後、この世界と永遠にお別れになってしまうのではないだろうか。そんなありもしない漠然とした恐怖に体ごと支配されていきました。</p>
<p>ワタシが疲れ果てて眠るまで、彼は震える体をさすり、何度も<span style="color: #3366ff"><strong>「大丈夫。大丈夫」</strong></span>と声をかけ続けてくれました。</p>
<p>夜が怖くてたまらない。</p>
<p>生きているのが、辛くて仕方がない。</p>
<p>そう思いながら、いつも枕をびしょびしょに濡らしながら眠りについていたのです。</p>
<h4><span id="toc3">止まらない暴言は</span></h4>
<p>心が蝕まれて以降、うまく行かないことの全てを彼のせいにするようになりました。</p>
<p>考えればわかるようなことなのに、考える前に彼を傷つけるための言葉が出てしまい、後悔する間もなく見えない刃物で切り付けるようなことをしていたと思います。</p>
<p>時には寄り添って、時にはじっと耐えて、目に涙を浮かべながら我慢する彼の顔は、今でも忘れることができません。</p>
<p>それでもワタシはワタシで、どうすることもできない怒りも、悲しみも、そして虚無感も全て、彼にぶつけるしかありませんでした。</p>
<h4><span id="toc4">少しずつ前を向いて</span></h4>
<p>長いトンネルの出口が見え始めたのは、今から数ヶ月前からだったと思います。</p>
<p>これまでの出来事について、人生を賭けて書いた私小説の応募、それがワタシが前を向くきっかけになったと思います。</p>
<p>言えなかった気持ちを吐き出すように、感情をぶつけるように、文字通り命を削って書いたのです。</p>
<p>賞の応募をきっかけに、私たち夫婦は、人生で一番と言ってもいいほど文字と、そして過去と向き合いました。</p>
<p>時には大きな喧嘩もしたし、2人で涙を流しながら、パソコンに向かうこともありました。</p>
<p>ワタシは命を削りながら文章を書き、彼は命を削りながら、ワタシを支え続けてくれました。</p>
<h4><span id="toc5">一歩を踏み出して</span></h4>
<p>そして今年の3月、ワタシはある行動を起こしました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ましゅぴ。ワタシそろそろ働こうと思う」</strong></span>と。</p>
<p>そこから求人サイトを見たり、無職の集いに行ったりもしましたが、なかなかいいところが見つからず、また過去に負った心の傷のせいで不安もあって、さらに視界がぼやけてしまうこともありました。</p>
<p>あれだけ傷ついたはずなのに、どこかで思ってしまったんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「どんな形でもいいから、保育士に戻りたい」</strong></span>と。</p>
<p>そして今年の4月に、ワタシはまた新しい場所で保育士として働くことが決まりました。</p>
<p>ワタシは無職の元保育士ではなく、現役保育士に戻る選択をしたのです。</p>
<h4><span id="toc6">夢を追いかけて</span></h4>
<p>今まではがむしゃらに保育のことだけを考えて生きてきました。</p>
<p>子どもたちと関わることが、人生の全てだったから。</p>
<p>けれども、今のワタシには大きな夢があります。</p>
<p>だから保育士に戻ると言っても、がむしゃらに働く道は選びませんでした。</p>
<p>子どもたちともう一度関わりながら、エッセイストとして保育士の笑顔を守るために、そして子どもたちの未来を守るために文章を書き続けていこうと思っています。</p>
<p>元保育士だからこそ言えることが沢山ありました。</p>
<p>これからは、現役保育士だから言えることをワタシなりに文章にしていこうと思うのです。</p>
<h4><span id="toc7">うつ病と向き合って</span></h4>
<p>うつ病は、心の風邪だと言われたことがありました。</p>
<p>完治したわけではなく、これからも上手に向き合っていかなければならない病気だと思っています。</p>
<p>そんなワタシが約2年の歳月をかけて、ようやく本当の意味で前を向いて歩き始めています。</p>
<p>病気になって失ったものが、山ほどありました。</p>
<p>その反対に得られたものも、また多くありました。</p>
<p>この先もまた、つまずいて、悩んで、自信をなくすことがあるかもしれません。</p>
<p>けれども、やっぱりワタシは保育士という仕事が好きで、子どもたちのことが大好きです。</p>
<p>そんな自分を誇りに思い、ワタシにしかできないやり方でこれからも文章を紡いでいこうと思います。</p>
<p>保育士とエッセイスト、二足の草鞋を履いて活動を広げられるように・・・。</p>
<h4><span id="toc8">最後に</span></h4>
<p>今まで多くの時間を共にしてくれたあなたには、感謝の気持ちでいっぱいです。</p>
<p>働けないワタシのために、必死で働いてくれてありがとう。</p>
<p>どれだけ疲れていても、文句を言わずに寄り添い続けてくれてありがとう。</p>
<p>地獄のような日々を一番近くで見ていたからこそ、前を向き始めたワタシを見て、涙を流してくれたあなたの顔は、この先も一生忘れることはないでしょう。</p>
<p>あなたに出会えて、夢を追いかけることへの希望を見つけ出しました。</p>
<p>生きる喜びを感じられるようになりました。</p>
<p>これからもきっと、ぶつかり合うこともあるでしょう。</p>
<p>2人で悩んだり、迷ったりすることもあるかもしれません。</p>
<p>そんな時は、2人で話した言葉を思い出して欲しいんです。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「夢を追いかけることは、簡単じゃない。そして、その夢に向かって走り続けることはもっと簡単じゃない。でもきっと君ならやれる。その力が君にはあるんだから。だからどれだけ辛くても、険しい道のりだったとしても、僕は君の夢を応援するから」</strong></span>そう言ってくれたことを。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あなたの言葉で、ワタシは夢を追いかける喜びを知りました。自分が初めて何者かになれる気がしたんです。だからどうか力尽きるまで、一緒に走り続けて欲しいんです」</strong></span>と返したことを。</p>
<p>そしていつか、夢が叶った時には、<strong>「あの時は辛かったけど、この景色を見るために走り続けてきたんだ」</strong>そうやって2人で泣きたいと思うから。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>リクエスト企画「シンクロニシティ」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 05 Mar 2024 13:03:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラボ企画]]></category>
		<category><![CDATA[そして感情]]></category>
		<category><![CDATA[シンクロニシティ]]></category>
		<category><![CDATA[別れ]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[感覚]]></category>
		<category><![CDATA[縁]]></category>
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					<description><![CDATA[今回のリクエストでいただいたものは全てとなります。 多くの方からリクエストをいただき、色々なことに関して考えたり、気持ちを傾けたりしながら新たな視点を見出せることができました。 沢山送ってくださり、本当にありがとうござい [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今回のリクエストでいただいたものは全てとなります。</p>
<p>多くの方からリクエストをいただき、色々なことに関して考えたり、気持ちを傾けたりしながら新たな視点を見出せることができました。</p>
<p>沢山送ってくださり、本当にありがとうございました！</p>
<p>これを機に、今後もこの企画を行なっていこうと思います。</p>
<p>それでは、今回最後のリクエストエッセイ<strong>「シンクロニシティについて」</strong>スタートです。</p>
<h4><span id="toc1">心と体の偶然の一致</span></h4>
<div class="blank-box sticky">シンクロニシティ（英語：cynchronicity）とは、ユングが提唱した概念で、「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では主に「共時性」と訳され、他にも「同時性」もしくは「同時発生」と訳されることもある。例えば、虫の知らせのようなもので因果関係がない２つの事象が、類似性と近接性を持つこと。（Weblio辞書）</div>
<p>シンクロニシティはよく<strong>「虫の知らせ」</strong>や<strong>「偶然の一致」</strong>なんて言われることがあります。</p>
<p>ワタシの場合、その感覚は、以前にも話した<span style="color: #ff0000"><strong>「別れの第六感」</strong></span>として現れることがありました。</p>
<p>ある日を境に夢で頻繁に現れ、無意識にその人のことが頭から離れなくなり、胸の奥底でゾワゾワする感覚が急に出始めると、別れがすぐそこまで迫っていることを意味しています。</p>
<p>そういった形で、感情から先走ったものが現実の世界で別れを引き起こすことが多々ありました。</p>
<p>ワタシ自身シンクロニシティという言葉を知らず、今回のテーマをいただき初めて知ったのですが、偶然の一致は、ワタシの場合は良いことではなく悪いことに適応されることが多かったんです。</p>
<h4><span id="toc2">夢の知らせ</span></h4>
<p>虫の知らせという言葉があるのなら、ワタシはいつも<strong>「夢」</strong>で知らせを受けているような気がします。</p>
<p>突然特定の人が頻繁に夢に出てきて、走り去っていくんです。</p>
<p>その距離は夢に登場する回数を重ねるごとに開いてしまいます。どれだけ追いかけても、どれだけ声をかけても相手は振り向こうとはせずに、ワタシはその後ろ姿をひたすら追いかける。</p>
<p>そんな夢を見始めると、<span style="color: #ff00ff"><strong>「あぁ、それそろ何かしらの別れが迫っているんだ」</strong></span>と感じています。</p>
<p>嫌いな人との別れならいいのですが、仲良くしていた人、これから関係を深めていきたい人、そして大好きな人。そんな人に限ってこの夢は訪れて、ワタシに知らせてくるんです。</p>
<p><span style="color: #ff0000"><strong>「そろそろ別れが近づいてきているから、心の準備をしておきなさい」</strong></span>と。</p>
<h4><span id="toc3">結末はいつも一緒で</span></h4>
<p>夢はたった一度きりではなく、ある一定の期間で何度も見ています。そして少しずつ離れていく後ろ姿が完全に見えなくなると、現実世界でも別れがやってくるんです。</p>
<p>そしてこの別れは死をもたらすこともあれば、縁が切れる形で離れることもあります。</p>
<p>過去に別れを回避しようとあの手この手で対策を取ってみたことがありました。</p>
<p>色々な手段を使って、時にはそのことを相手に伝えてみたりもしました。</p>
<p>けれども結果は全て同じで、別れがやってきてしまうんです。</p>
<p>そして夢と同じように、去っていく人の後ろ姿を見つめながら<span style="color: #ff00ff">（この光景を夢で見ていたんだな）</span>と愕然としてしまうんです。</p>
<h4><span id="toc4">幸運のシンクロニシティを</span></h4>
<p>今まで偶然の一致は、幸運とは程遠いものばかりでした。</p>
<p>もしも幸運な偶然に一致があるのだとしたら、一度でいいから体験したいと思うんです。</p>
<p>誰かとの別れや縁が切れるような前触れを感じるのではなく、心がざわざわと騒いで、いてもたってもいられないような状況になるのでもなく、偶然の一致を、虫の知らせを心から喜び、<span style="color: #ff00ff"><strong>「これがシンクロニシティなんだ」</strong></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">と感動できる</span></span>ような体験をいつかしたいと思うんです。</p>
<p>夢の中で背中を追いかけて離れていくのではなく、全く会ったこともない人と握手を交わし、それが現実世界で起こるような、新たな出会いを予感させるような虫の知らせが訪れることを密かに楽しみにしながら・・・。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>納言のプチッと小話〜夢の彼は一体誰？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Sep 2023 10:00:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[予知夢]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[夫婦]]></category>
		<category><![CDATA[未来]]></category>
		<category><![CDATA[男女]]></category>
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					<description><![CDATA[日頃ブログでは、約3500文字〜5000文字の文章を書いています。 いつも読んでくださっている皆様には、これだけ長い文章を読んでいただけて感謝しかありません。 本当にいつも読んでくださり、ありがとうございます。 そしてほ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>日頃ブログでは、約3500文字〜5000文字の文章を書いています。</p>
<p>いつも読んでくださっている皆様には、これだけ長い文章を読んでいただけて感謝しかありません。</p>
<p>本当にいつも読んでくださり、ありがとうございます。</p>
<p>そしてほんのたまにですが、文字数を少し減らして、サクッと読んでもらえるような、題して<span style="color: #ff00ff; font-size: 24px"><strong>『納言のプチッとエピソード』</strong></span>もこれから進めていこうと思っています。</p>
<p>文字数を減らして少しでも多くの方にブログを読んでいただきたいので、文章が苦手だという人でも、文章に気軽に触れてもらえる機会になればいいなと思っています。</p>
<p>内容が濃いものに関しては、今まで通り書いていきますので、いつも読んでくださる読者の皆様！そして新規の皆様も楽しめるようなブログを引き続き作っていきたいと思います。</p>
<p>それでは、スタートです！！</p>
<h4><span id="toc1">夢で見た人</span></h4>
<p>ワタシは幼い頃、不思議な体験をすることがよくありました。</p>
<p>悪夢を見たり、幽体離脱のようなものが起こったり、時には予知夢や謎の現象に見舞われたりすることもありました。</p>
<p>そしてもう一つ、夢の中や心の中で願い事を唱えると、数年後に思いもよらないタイミングで夢が叶ってしまうという、なんとも不思議な体験をすることがありました。</p>
<p>全て確証がないものばかりなので、どうしてこんな不思議な体験ばかりをしてきたのか、それは本人のワタシにもわかりません。</p>
<p>ただ、それが後々ワタシの運命を大きく変えてきたことには間違いないのです。</p>
<p>ある時ワタシは、不思議な夢を見ました。</p>
<p>道路の高架下のところで、手を繋いで歩く姿が映し出されていく光景。</p>
<p>歩いている二人の後ろ姿を別の角度から見ているワタシと、横を向いた時にふと見えるワタシそっくりの人。</p>
<p>その隣を浅黒い肌で同じ背丈の男性が歩いていました。</p>
<p>高架下の映像はひたすら続き、二人が何を話しているのか、どこへ向かっているのかは分かりません。</p>
<p>ただ、同じような道を手を繋ぎながら幸せそうに歩く姿だけは、見ているワタシにも分かるほど。</p>
<p>一番初めに見たときは、まだ学生でした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「一体この人は誰なんだろう」</strong></span>と素朴な疑問が湧いたけれど、夢なので別に気にすることもありませんでした。</p>
<h4><span id="toc2">再び現れた高架下</span></h4>
<p>数年経って社会人になった時、懐かしい光景が夢の中で広がっていました。</p>
<p>それがあの高架下だったのです。</p>
<p>やっぱりワタシは後ろ姿を別の角度から見ていて、ワタシとそっくりな顔をした女性らしき人が、同じ背丈の浅黒い彼と歩いているんです。</p>
<p>別に何かをするわけでもなく、ただただ幸せそうに歩いているだけ。</p>
<p>一つだけ違ったのは、心なしか歩いている場所が進んだように感じたことくらいでしょうか。</p>
<p>なんとなく<span style="color: #ff00ff"><strong>「う〜ん、前とは景色が違うような・・・」</strong></span>と思ったけれど、二人に伝えられるわけでもないので、とりあえず様子を見守ることにしました。</p>
<p>チラッと見える横顔は確かにワタシだった。</p>
<p>けれども当時のワタシではなく、少し大人になっている顔立ちをしていたんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff">（もしかすると、隣に歩いている人は未来の彼氏！？もしくは旦那さん！？）</span>なんて思ったけれど、当時は身長が高い人に惹かれていたことも多かったので、もしも彼氏か旦那さんだったとしたら、身長の低さに少しだけがっかりしたような気持ちになっていました。</p>
<h4><span id="toc3">数年の時を経て</span></h4>
<p>さて、物語はここからが真骨頂なのですが、ワタシはあの夢を見てから数年もの間、散々な恋愛をしてきました。</p>
<p>もうそれは自分が惨めに感じてしまうほど、悲しい思いもしたし、いや、むしろ悲しい思いしかしていないくらい。</p>
<p>この時には夢のことなんてすっかり忘れてしまっていたのです。</p>
<p>そして27歳も終わりに近づこうとしている９月。</p>
<p>ワタシは運命の出会いを果たしました。</p>
<p>マッチングアプリで出会った彼は、背丈がワタシと全く同じで、浅黒い肌をしたハーフの男の人だったのです。</p>
<p>変なマスクをつけてきた彼を見た瞬間、<span style="color: #ff00ff">（ワタシこの人とどこかで会ったことがある）</span>そう思いました。</p>
<p>そして直感で<span style="color: #ff0000; font-size: 28px"><strong>結婚するんだ！！</strong></span>と思ったのです。</p>
<h4><span id="toc4">運命の行方は</span></h4>
<p>出会った頃には、彼にはこの話をしませんでした。</p>
<p>しかし、あまりにも私たちはとんとん拍子に全ての話が進んでいきました。</p>
<p>あれだけ上手くいかなかった恋愛が嘘のように幸せを与えてもらい、充実感に満ち溢れていました。</p>
<p>付き合って2ヶ月には結婚を意識し始め、5ヶ月目にはプロポーズを。</p>
<p>そして一年記念日に晴れて夫婦となったのです。</p>
<p>あれだけ上手くいっていなかったワタシが、ここまでスムーズにいくなんて誰が想像していたでしょう。</p>
<p>そして付き合って3ヶ月を過ぎたあたりで、彼にこの話をしました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「とても変な話なんだけど、ワタシ夢できっとましゅぴに会ってるんだ」</strong></span>と。</p>
<p>物好きな彼は、ワタシの夢の話を真剣に聞いて<span style="color: #3366ff"><strong>「夢とかでは見たことないけど、でも、なんだか懐かしい感じがするんだよね。昔から知ってるような、ずっと一緒にいたような、そんな気持ちに」</strong></span>と言いました。</p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p>結婚してもうすぐ一年が過ぎようとしていますが、いまだに不思議でならないのです。</p>
<p>あの高架下の夢は一体なんだったのか。</p>
<p>そして隣を歩いていた男性の正体は、結局誰だったのか。</p>
<p>ちなみにですが背丈が同じ浅黒い謎の男性は、別の夢にも登場したことがありました。</p>
<p>そしてその姿は、どことなくましゅぴに似ているような気がするのです。</p>
<p>もしかすると、ましゅぴとはずっと前から夢の中では、知り合いだったのかもしれません。</p>
<p>皆さんも不思議な体験をしたことは、ありますか？</p>
<p>もしかすると、それは未来へ繋がる何かしらの予知夢かもしれませんよ？</p>
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		<title>マルチの夜　後編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Aug 2023 10:00:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[マッチングアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[マルチ商法]]></category>
		<category><![CDATA[出会い]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[失恋]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
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					<description><![CDATA[そびえ建つタワーマンショを見て、漫画の主人公のように「俺はいつか、タワーマンションに住む！」と豪語していたマルチ。 その姿を見て、（ワタシはこいつのカモにされていたんだ）と、とても悲しく、同時に怒りさえ湧きながら、友人の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>そびえ建つタワーマンショを見て、漫画の主人公のように<span style="color: #808000"><strong>「俺はいつか、タワーマンションに住む！」</strong></span>と豪語していたマルチ。</p>
<p>その姿を見て、<span style="color: #ff00ff">（ワタシはこいつのカモにされていたんだ）</span>と、とても悲しく、同時に怒りさえ湧きながら、友人の待つ家へと帰って行きました。</p>
<p>時間は深夜に差し掛かっており、それでも彼女はワタシの帰りを待ってくれていました。</p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「納言ちゃん、どうだった？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのね、今日タワーマンションに連れて行かれたよ。笑」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「えっ！？タワーマンション！？なんで」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あれはね、本気で恋を探している奴じゃなくて、マルチ商法の勧誘するために恋を武器にしていた奴だった」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「そうだったんだ・・・。これからどうするの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「それがね、明日の午後</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>7</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>時に契約書を持ってこっちに来るんだって。多分契約成立すると思ってるんだけど、絶対に怪しいから断ろうと思う。そんで全部気持ちをぶつけようかなって思う」</strong></span></p>
<p><span style="color: #99cc00"><strong>「そうなんだ。一人で大丈夫？他にも人が来たら怖いよね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「確かに・・・」</strong></span>そんやり取りを交わし、話し合いの結果、友人も決戦日に同行してくれることになりました。</p>
<p>友人はとりあえず車で待機し、ワタシがマルチと話す。何かあればいつでも誰かを呼べるように待機する手はずを組んで…。</p>
<h4><span id="toc1">決戦の午後7時</span></h4>
<p>そしていよいよ日付は変わり、決戦当日を迎えました。</p>
<p>様子がバレてしまわないように、マルチには何も言わず行く時間と集合場所を決めて、向かうことにしたのです。</p>
<p>友人は<span style="color: #99cc00"><strong>「何かあったらすぐに連絡してね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>集合場所に着くと奴はすでに待っており、<span style="color: #ff00ff"><strong>「着いたよ！」</strong></span>と連絡を入れたすぐに、書類を持って颯爽と車から降りてきました。</p>
<p>そして一言、<span style="color: #808000"><strong>「納言ちゃ〜ん。今日も素敵だね」</strong></span>といつも以上にテンション高めに言ってきたのです。</p>
<p>もうその顔は、<span style="color: #808000">（俺はこれで契約が取れたぞ）</span>という、勝利の顔をしていました。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「納言ちゃん、ハンコ持ってきた？これで晴れて仲間だね。うれしいよ。困った事があれば、いつでも相談に乗るから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「ん？何か不安なことでもあるの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのさ、ごめんだけど契約はできない」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「えっ！？なんで、どうして、えっ！？あんなに素晴らしい話を聞いたのに。どうして！！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あれって、マルチ商法だよね？投資って言ってた話も、投資という名の賭博で違法だよね？どうしてそんな危ない橋を渡らないといけないの？それに、消費者金融からお金を借りさせるなんて、どう考えてもおかしいよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・。でも俺も借りてるし、安全だよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「借りてるの！？だってまだ信頼関係も何もないのに、『消費者金融から、お金を借りて』っていうのっておかしいと思わない？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「それは・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「申し訳ないけど、ワタシから聞き出した個人情報とかあるよね？書類があるなら、それ破るから貸して。無断で出来ないなら、あの社長に今すぐ聞いて」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・分かった」</strong></span></p>
<p>そこから少し外れた場所で、何やら社長に頭を下げて話をしているマルチ、この時点で30分以上の時間が過ぎていました。幸い来ていたのはマルチだけだったので、友人には<span style="color: #ff00ff"><strong>「ちょっと長くなりそうだから、家まで送るよ。また何かあったら、連絡するね」</strong></span>と話し、友人を家に送り、マルチのいる場所へと戻ったのです。</p>
<p>友人は心配そうに<span style="color: #99cc00"><strong>「大丈夫？何かあったらすぐに連絡してね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>そしてここからが、本当の修羅場となっていったのです。</p>
<h4><span id="toc2">マルチの過去、そして闇落ちへ</span></h4>
<p>社長と話がついたところで、ワタシも戻ってきたので、書類は目の前でビリビリにさせてもらい、そして全てのものをこちらで預かることにしました。</p>
<p>しかし、コピーを取られていたらどうしようもないので、そこは自己責任だと自分の軽率な判断をとても悔やみました。</p>
<p>マルチ自身は、そもそもの目的が絶たれてしまった今、放心状態でどうしていいのかが分からなくなっているような顔をしながら、呆然とワタシの顔を眺めていました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あのさ、どうしてマルチ商法なんて始めたの？おじいちゃんの話を聞いた時、和食屋の話を聞いた時、今なんかよりもずっと嬉しそうに話してたのに。自分だって分かってるんじゃないの？こんなことしていていいのかって」</strong></span></p>
<p>その言葉が彼の何かを動かしたのか、マルチは周りも気にせずに涙を流しながら、自分の話をし始めたのです。</p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「元々は、じいちゃんに憧れて料理人になりたかった。けど、投資で失敗した時に消費者金融でお金を借りて、そこで今やってる話が舞い込んでいたんだよ。その時、『自分には、これが次の生きる道なんだ』って思ってしまって。借金も抱えて、才能もないし、社長たちと一緒にいたら、いつか金持ちになれると本気で思ってしまって・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「じゃあ、会社を経営してるっていうのも、あいつらのところで出してるってだけで、本当は経営してないの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「うん・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「マルチ商法だから、きっとノルマとかがあるよね？人を紹介したら、自分にもお金が入るシステムだったでしょ？じゃあ何？マッチングアプリで女の子に恋愛感情を持たせて、マルチ商法に引っ張ってたってこと？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「・・・そうなるのかな」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシもその一人だったってことね」</strong></span></p>
<p><span style="color: #808000"><strong>「でも、本当に納言ちゃんのこと素敵だと思っていたし、幸せにしたいと思った。もしも、これが成功したら保育士なんて辞めて、もっと自由にさせてあげられるって本気で思ったんだよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「よく考えてみてよ！自由になる前に、複数の消費者金融で借金させてる時点で、自由なんてあるわけないじゃん。その人となりはね、身なりや立ち振る舞いから出るんだよ。あんな歯の朽ち果てた社長から、何一つ学ぶことなんてないよ。あのタワーマンションも、実際は住んでないでしょ。自分の人生犠牲にして、どうするの。どれだけ貧乏でも、心まで貧乏になって、大切なことまで忘れたら、それこそ希望なんて無くなってしまうんだよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000000">その言葉が彼の心を動かしたのか、えぐってしまったのかは分かりませんが、マルチはへたり込みながら再び涙を流していました。</span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">そして</span></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #808000"><strong>「僕には、もうこの道しかないんだよ・・・。これしか生きていく道が残されてないんだ」</strong></span></span><span style="color: #ff00ff"><span style="color: #000000">という言葉に、猛烈に虚しさが響き渡りました。</span></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff">（この人は、もう取り返しのつかないところまで、進んでしまったんだ）</span>そう悟ったからです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「今やっていることは、家族に言えることなの？大好きだったお爺さんに話せることなの？」</strong></span></p>
<p>その言葉を聞き、彼は涙を流しながら<span style="color: #808000"><strong>「言えない・・・。こんなこと、言えないよ」</strong></span>と呟くばかりでした。</p>
<p>まだ22歳の若き人生が、こうして食い物にされていることを目の当たりにして、そしてワタシ自身も食い物にされかけた。</p>
<p>きっと他にも被害者がいて、中にはマルチ商法の中へと飛び込んだ人もいるかもしれません。</p>
<p>一番許せなかったのは、人の気持ちを弄び、金儲けの道具として使おうとしたことでした。</p>
<p>そしてその異常性に気付けなくなってしまうほど、どっぷり浸かり込んでしまったことも、悲壮感でいっぱいでした。</p>
<p>どうしてもこうもワタシは見る目がないんだろうと、泣いている彼を見つめながら、余計に切なくなってしまいました。</p>
<p>ただ純粋に大切な人と巡り合って、恋をして、未来を共に歩んでいきたかっただけなのに。</p>
<h4><span id="toc3">驚きの展開へ</span></h4>
<p>ここまで涙を流して、自分の過ちを認めながら感情を抑えきれない様子のマルチを、ワタシは今までの思い出の分だけ、せめて泣き止むまで寄り添うことにしました。</p>
<p>時折微かに聞こえる<span style="color: #808000">「・・・ごめん。俺、どうしたら」</span>という声には決して反応はしませんでした。</p>
<p>あなたが泣いている以上に、騙されていたワタシは悲しかった。</p>
<p>一緒に過ごした日々も、かけてもらった言葉もそう簡単に忘れることはできない。</p>
<p>寄り添うことはするけれど、決して優しくすることはしませんでした。自分の過ちを認めて、そしてこの先の人生に活かせていけるように。先はまだまだ長いから、いつでも軌道修正はできる。</p>
<p>それが今、この瞬間であって欲しいと願いも込めて・・・。</p>
<p>ひとしきり涙を流し、うなだれていたマルチはスクッと立ち上がって、深呼吸をしました。</p>
<p>すると<span style="color: #808000"><strong>「僕にはもう、後がないんだ。これから先、まともな仕事ができるかも分からない・・・</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #808000">だから、これからも</span><span style="font-size: 24px"><span style="color: #ff0000">マッチングアプリで女の子を勧誘して、いつかタワーマンションに住むんだ！！！！</span></span></strong></p>
<p>その瞬間、<span style="color: #ff00ff">（こいつはもうだめだ）</span>と見切りをつけて「まぁ、頑張りなよ」と言い、ワタシは帰宅することを選びました。</p>
<h4><span id="toc4">後日談</span></h4>
<p>家に帰り、全ての経緯を友人に話すと<span style="color: #99cc00"><strong>「もうダメだね。ワタシも何度か勧誘されたことがあったけど、あの環境の中にいたら抜け出すことは難しいと思う」</strong></span>そう言いながら遠くの方を見つめていました。</p>
<p>彼からの連絡や写真も全て消し、挨拶もなしにこの関係は終わりを迎えました。</p>
<p>楽しかった日々は、作られたものだと思うと本当に悔しかったです。</p>
<p>そしてワタシは誓いました。</p>
<p>いつか別の形で、<span style="font-size: 24px; color: #ff0000"><strong>こいつよりも充実した人生を送って</strong></span>やるって。</p>
<p>後々、別の友人から聞いた話では、マルチ商法を勧誘する前に、タロット占いから興味を惹きつけて、そこから関係を構築していくやり方が流行っているという衝撃的な話を耳。</p>
<p><strong>ルームシェアの友人が抱いた違和感、そしてタロット占いからの勧誘、そしてマルチ商法へ。</strong></p>
<p>もちろん、マッチングアプリも今の時代では堂々とやれるようになった分、そして情報社会が進んでいるが故の、このやり方が増えてきているんだろうなと実際に体験し思いました。</p>
<p>あれから数年が経ち、彼が何をしているのか、マルチ商法で天下を取ったのか、それとも昔と変わらず迷いながらもやり続けているのかは、分かりません。</p>
<p>ただどこかのタイミングで、彼と出会うことがあるのだとしたら、もしくは、このエッセイを読んでくれる機会があるのだとしたら、ワタシはあいつに言ってやりたいんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>どれだけお金がなくても、本当にやりたいことを見つけて堂々とやればきっと人生は変わっていくよ。人のお金を当てにせず、気持ちを騙すこともなく、自分の人生は自分で切り開かないとね。ワタシもね、保育士は辞めてしまったけれど、あの時と比べ物にならないくらい、幸せだよ。</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>だって、自分のやるべき本当の道が見つかったから。</strong></span></p>
<h4><span id="toc5">最後に</span></h4>
<p>20歳からこそこそと始めたマッチングアプリで、ようやく7年越しに運命の相手と出会い、そして結婚することができました。</p>
<p>ほとんどの彼氏は、マッチングアプリかクラブでの出会いだったので、こんなにもネタが豊富になっていってしまったんだと思います。笑</p>
<p>今でこそ、当たり前になってきましたが、始めた当時は、誰にも言うことはできませんでした。</p>
<p>それくらい、まだマッチングアプリは出会い系というイメージが強かったからです。</p>
<p>しかし写真を加工して、画面上だけでも<span style="color: #ff9900"><strong>「かわいい」</strong></span>と言ってもらえることは、多くの自信を与えてくれました。</p>
<p>現実世界では決して起きないことが起きていたからこそ、ワタシも正常な判断ができず、自分自身を大切にする方法も分からずに、ダメンズたちにすがっていたのでしょう。</p>
<p>ましゅぴに出会えたのも、マッチングアプリだから、この出会いには本当に感謝しています。むしろ神様からの最初で最後の贈り物だと思っています。</p>
<p>しかしここまで来るのには、十分過ぎるほどの傷つく思い出が山ほどあったんです。</p>
<p>出会いがなかった職業ということもあり、ワタシに取っては救世主みたいなアプリでした。笑</p>
<p>しかし、世の中には優しいフリをしてとんでもないことをしたり、騙したり、傷つけたりする人たちが沢山います。気持ちを踏み躙るような行為をしても、何とも思わないような人も一杯います。</p>
<p>便利になったからこそ、使い方を間違えてしまったら、取り返しのつかないことになりかねません。</p>
<p>どうか、マッチングアプリやSNSでの出会いは慎重に考えて欲しいと願います。</p>
<p>ワタシのような愚か者を出さないように。</p>
<p>これからも元彼シリーズをどんどん書いていこうと思うので、それが注意喚起になれば幸いです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>あなたの見ている景色は</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 26 Jul 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[やり続けること]]></category>
		<category><![CDATA[不安]]></category>
		<category><![CDATA[困難]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[憧れ]]></category>
		<category><![CDATA[挑戦]]></category>
		<category><![CDATA[迷い]]></category>
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					<description><![CDATA[ワタシとましゅぴはそれぞれ夢を持っています。 元保育士として働いていたワタシと、古書店で働いている彼。 そんな二人が目指し始めた夢は、簡単に叶うはずもなく、もはや無謀であり、人生の大きな賭けに出ているようなものです。 夢 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ワタシとましゅぴはそれぞれ夢を持っています。</p>
<p>元保育士として働いていたワタシと、古書店で働いている彼。</p>
<p>そんな二人が目指し始めた夢は、簡単に叶うはずもなく、もはや無謀であり、人生の大きな賭けに出ているようなものです。</p>
<p>夢のためにあらゆるものを、諦めました。</p>
<p>二人の中で何度も話し合いを重ねて、今は自分たちのやりたいことを続けようと決めたから。</p>
<p>だからといって、今の生活に満足しているかといえば、迷ったり、諦めてしまいそうになることもあります。</p>
<p>その度に<strong>「夢を追いかけるには、相当の覚悟が必要なんだから」</strong>と思うようにしているんです。</p>
<p>そうでもしなければ、諦めてしまいそうになるから。</p>
<p>いつ叶うかも分からない、行き先もゴールも見当たらない冒険の旅は、何一つ予想が立たないのです。</p>
<h4><span id="toc1">憧れを捨てて</span></h4>
<p>彼と出会うまで結婚することを、諦めていました。</p>
<p>とても極端な考え方をしてしまうワタシは、どこかで<span style="color: #ff00ff;"><strong>「結婚なんて夢の話なんだ。ワタシにはまるでかけ離れたファンタジーの世界と同じくらい難しいことだ」</strong></span>と思うようにしていました。</p>
<p>だから好きな人ができたとしても、結婚を考えたことも、ましてや子どもを欲しいと思ったこともありません。</p>
<p>どこかで諦めようとしている部分もあったのかもしれないし、自分に言い訳を作るための道具として、そのような言葉を吐き続けるようにしていたのかもしれません。</p>
<p>そして友人たちにも、奇跡が起こって結婚できたとしても、子どもは必要ないと言い続けていました。</p>
<p>それは本心でもあり、言い訳でもありました。</p>
<p>保育士をしていたワタシが、子どもを望まないというと、ほとんどの人に驚かれていたくらいでしたから。</p>
<p>子どもたちと関わる仕事をしていたから、余計に楽しさも厳しさも知っていました。だからこそ、中途半端に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「子どもが欲しいと」</strong></span>言えない気持ちも大きかったのかもしれません。</p>
<p>たった数時間を共にするのと、人生を背負う覚悟を持つのとは、まるで責任の重さは違うから。</p>
<p>けれどもそんなワタシには、愛する人ができて心境の変化が起きてしまいました。</p>
<p>彼と過ごす中で、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「この人となら、我が子として迎え入れることができるのなら、子どもが欲しい」</strong></span>そんなことを思うようになっていきました。</p>
<p>しかし、結婚してから夢を持った私たちは二人で決めたのです。</p>
<p>夢が叶うまでは、全力で走り続けられる今は、子どもは諦めようと。</p>
<p>それは当然のことでもあり、心のどこかで寂しさを覚える感情を抱きました。</p>
<p>世の中には、子育てと夢を両立している人たちだっています。けれどもワタシたちは、器用ではないから、きっと両立をすることができないんだと思います。</p>
<p>そして子どもたちと過ごしてきたからこそ、子育てをしながら何かをする大変さも知っているつもりです。</p>
<p>中途半端になるくらいなら、途中で夢を諦めてしまうことになるのならと、二人で決めました。</p>
<p>夢が叶うまでは、子どもは諦めようと。</p>
<h4><span id="toc2">羨ましいという感情を</span></h4>
<p>結婚してから、今まで聞かれなかったことを聞かれるようになりました。</p>
<p><strong>お子さんはいるの？</strong></p>
<p><strong>子どもは考えているの？</strong></p>
<p><strong>若いうちに子育てしておいた方がいいよ。</strong></p>
<p>そんなことを言われるたびに、少しだけ胸がちくりと傷んでしまうのです。結婚をしたからといって、子どもを持たない選択をしている人もいる。ワタシたちは、いつか会える日を思い浮かべることもあるけれど、今は自分たちの夢のために生きている。</p>
<p>それは時に、大きな重圧となってのしかかることもありました。</p>
<p><strong>結婚したら子どもを産むことが、全てなんだろうか。</strong></p>
<p>そんなことを言われた時には、無意識に家族で手を繋ぎ、幸せそうに歩く姿が目に映ってしまうのです。</p>
<p>そしてどこからか、羨ましいと思う感情が芽生えて、いつしか劣等感に変化していく。</p>
<p>自分のやっていることはなんなんだろう。</p>
<p>夢を追いかけることは、本当にいいことなのだろうか。</p>
<p>そうやって、深い森の中に入るように、どんどん思考の森へと迷い込んでしまうのです。</p>
<p>そして心のほんの隙間から生まれた嫉妬の感情を、表に出さないようにグッと押し戻す作業を何度も繰り返していました。</p>
<h4><span id="toc3">夢と生活と心</span></h4>
<p>ワタシは数年前からうつ病を発症しています。もちろん今も完治したわけではなく、日々の生活の中で向き合い続けている状態です。</p>
<p>この1年間の間、仕事を休職して、そして辞めて、無職になって、夢を追いかけて・・・。</p>
<p>様々な出来事がいっぺんに起こりすぎて、ついていけないことも沢山ありました。</p>
<p>子どもが欲しいと思う気持ちもあるけれど、夢を追いかけたい気持ちもある。そして現実的に、ワタシの今の体調では、体力では、そして精神力では、子育てが出来ないことも知っています。</p>
<p>仕事にすら復帰もできていない今、現実は思った以上に厳しく、夢を追いかける以前に二人で生きていくことに精一杯なんです。</p>
<p>だからこそ、頭の中では<span style="color: #ff00ff;">（早く仕事に復帰しないと）</span>なんて思ったり、<span style="color: #ff00ff;">（次も上手くいかなかったら）</span>と自暴自棄になったりもする。</p>
<p>そんなワタシに母親という存在になる日は、まだまだ遠いと思い知らされてしまうのです。</p>
<p>夢を持った時、純粋に頑張ろうと思った気持ちがありました。</p>
<p>その一方で、現実逃避をしようとしている気持ちが生まれなかったわけではありません。</p>
<p>そして今も、その感情と闘いながら生きていると実感しています。</p>
<h4><span id="toc4">二人の約束</span></h4>
<p>結婚してからワタシも欲深くなったと思います。</p>
<p>一人で生きていた頃は、明日なんてどうでもいい、明日なんて来なくてもいいと思うことも少なくありませんでした。</p>
<p>もちろん、交際自体も上手くいっていなかったから、結婚はおとぎ話と同じくらいフィクションの世界のことだと思っていました。</p>
<p>しかし、結婚してから欲深くなったもので、彼と少しでも長い時間を過ごしていたいと思ってみたり、二人の子どもに出会えたら、どれだけ幸せなんだろうと漠然と考えることだってあります。</p>
<p>買い物に出かけていると、ふと目に映る家族連れに、羨ましいと思ってしまうことだってある。</p>
<p>新しい家族なんて必要ないと思っていたくせに、家族という繋がりが無性に愛おしく、そして時に寂しさを感じさせてくれるのです。</p>
<p>ただ、今はその時期ではないのだと思います。</p>
<p>二人で夢を追いかけると決めたあの日、彼と約束をしたから…。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「楽しいことよりも辛いことも、悩むことも沢山ある。けれども、可能性がほんの少しでもあるのなら、やってみよう。時には諦めなくてはいけないこともあるかもしれない。出来ないことも増えてしまうかもしれない。けれどいつかきっと、思い出話になる日が来るはずだから。面白いと思ったことを信じてやり続ければきっと、人生は面白くなるはずだから」</strong></span><span style="color: #3366ff;"><span style="color: #000000;">そう言われたあの日、決断をしたのです。</span></span></p>
<p><span style="color: #3366ff;"><span style="color: #000000;">夢のために生きることを</span></span><span style="color: #3366ff;"><span style="color: #000000;">…</span></span><span style="color: #3366ff;"><span style="color: #000000;">。</span></span></p>
<h4><span id="toc5">期待されなくて</span></h4>
<p>ワタシもましゅぴも、今までの人生で期待をされたことがありませんでした。</p>
<p><strong>「面白い」</strong>と思ったことをやっていても、理解されずに笑われてきたり、関心を抱いてもらえなかったことがほとんどだったんです。</p>
<p>そんな時にようやく、互いに持っているものを認め、支え合える人に出会ったと思っています。</p>
<p>そして数少ない友人や、周りの人たちに「あなたたちのやっていることは、面白い」と言ってもらえることも増えてきました。</p>
<p>今までは、全て一人でやって自問自答をし続けてきたから、正しいことなのかどうなのかの判断さえできなかったんです。</p>
<p>二人ともが自信がなくて、内に秘めた思いを隠しながらも夢を追い続けてきたもの同士でした。</p>
<p>だからこそ、新たに見つけた挑戦に、人生を賭けてみたいと思ったのかもしれません。</p>
<p>ようやくなんです。</p>
<p>自分たちのやっていることを、声に出して<strong>「面白い」</strong>と認められるようになってきたのは。</p>
<p>私たちは夫婦であり、友であり、そして戦友でもあります。だから夢のことになると熱くなりすぎてぶつかり合うことだってある。</p>
<p>不安になって、諦めてしまいそうになることだってあります。</p>
<p>そんな時は、どちらかが必ず伝えるんです。</p>
<p><span style="color: #008080;"><strong>「あなたのやっていることは、間違っていないよ。人生を賭けて、何かをやることなんてそうそうないんだから。やると決めたなら、諦めてはいけないよ。やり続けている限り、チャンスは巡ってくる。でもね、やめた途端に全てが終わってしまうから。自分たちだけは信じてやり続けていこうよ」</strong></span>と。</p>
<h4><span id="toc6">今を生きて</span></h4>
<p>私たちのように夢を持っている人は、この世界中に沢山いると思います。けれども、夢半ばで諦めたり、何かを理由に辞めたりする人も多くいると思うのです。</p>
<p>ワタシの父は言いました。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「やっていなくても、文句を言ったり、語ったりすることもできる。でも、やり続けて見えた景色は、やり続けた人にしか分からないんだよ。写真を見たり、文字を読んで知った知識とは比べ物にならないほどの価値があるんだ。やり続けた人にしか見えない景色をお前は見たいか？見たいなら、やり続けなさい。やってもいないのに、起きてもいないのに、景色のことなんて語っては意味がないんだよ。本当の絶景は、登った人にしか味わうことができないんだから」</strong></span>と。</p>
<p>父は、ワタシが保育士をしていた時、すごく誇りに思ってくれていました。</p>
<p>「納言には、先生という仕事が本当に天職だ」と言い続けてくれました。</p>
<p>その言葉を言われてすごく嬉しかったのを覚えています。</p>
<p>けれどもうつ病になって、仕事を辞めざるを得なくなった時、とても悲しそうな顔をしながら、<span style="color: #3366ff;"><strong>「心を壊してまでやる必要はないよ。保育士は本当に向いていたと思う。でも、無理に続けなくてもいい」</strong></span>そう言いました。</p>
<p>子どもたちの話を家族にすると、嬉しそうに話を聞いてくれるのは、いつも父でした。</p>
<p>父も教職をしていたから、ワタシが先生と呼ばれる仕事をしていたことに誇りを持っていたのかもしれません。</p>
<p>そして保育の仕事を心の底から大好きだったことも、きっと分かっていたのでしょう。</p>
<p>そして今、新しい夢を目指していることを、密かに応援してくれています。</p>
<p>だからこそ、あの言葉をワタシに投げかけてくれたのかもしれません。</p>
<p>時には不安になり、諦めてしまいそうになることもある。</p>
<p>他人が羨ましくて、自分が惨めに思えて仕方がなくなる時だってある。</p>
<p>けれども、まだ山に登り始めたばかりなのです。</p>
<p>いつか絶景を見れる日が来ることを信じ、これからもやり続けていこうと思います。</p>
<p>そして最後に、もしも夢があるのなら、やりたいことがあるのなら、諦めずにとことんやり続けてください。</p>
<p>追いかけることは、決して楽しいことばかりじゃない。</p>
<p>まさに山登りのように、登っている最中には、本当に多くの困難が立ちはだかってきます。</p>
<p><strong>何度も下山しようと考えてしまうこともあるでしょう。</strong></p>
<p><strong>けれども登った人にしか見られない絶景があるのだとしたら。</strong></p>
<p><strong>もしも、その人にしか分からない価値のあるものと出会うことができるとしたら。</strong></p>
<p>夢を持つことに年齢は関係ないと思います。</p>
<p>そしてもしも、やりたいことを見つけた時、胸を張って「自分のやっていることは面白いんだ」と言い続けてください。</p>
<p>信じる気持ちが夢を叶える一歩だと思うから。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>ネガティブの種を蒔く</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 24 Jul 2023 10:00:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[ネガティブ]]></category>
		<category><![CDATA[不安]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[夫婦]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
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					<description><![CDATA[私はエッセイを書き始めた頃よりも、気持ちが前向きになりました。 常に抱えていた心の影を少しずつ受け止めて、「大丈夫。あなたなら出来るはず」そうやって、自分自身を受け入れることを学びました。 昔は「なんでこんなこともできな [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>私はエッセイを書き始めた頃よりも、気持ちが前向きになりました。</p>
<p>常に抱えていた心の影を少しずつ受け止めて、<span style="color: #ff00ff"><strong>「大丈夫。あなたなら出来るはず」</strong></span>そうやって、自分自身を受け入れることを学びました。</p>
<p>昔は<span style="color: #ff00ff"><strong>「なんでこんなこともできないの？どうして簡単なことも、失敗してしまうの？あぁ、そうか。私は無能で必要のない存在だった」</strong></span>と責める言葉を並べて、1番の味方でいなければいけないワタシ自身が、言葉の刃物を突きつけていたんです。</p>
<p>周りが羨ましくて仕方がなかった。</p>
<p>同じ人として生まれたのに、持って生まれた才能の違いを見せつけられることが、羨ましくて、苦しくて、そしてどうしようもなくてたまらなかった。</p>
<p>そんなワタシの唯一の才能は、自分自身を責めることだったんだと思います。</p>
<p>けれども、エッセイを書くようになり、少しずつだけれど、<span style="color: #33cccc"><strong>「納言ちゃんのエッセイ読んでるよ！」</strong></span>とか<span style="color: #99cc00"><strong>「過去を思い出しながら読ませてもらいました」</strong></span>と直接言ってくれる人が現れるようになりました。</p>
<p>時には感想をくれたり、応援をしてくれたりと、最近になって本当に多くの方々の支えに救われて、今のワタシが出来上がりつつある。</p>
<p>そんな風に思えるようになったんです。</p>
<p>しかし、時折芽生えてしまうのです。</p>
<p>小さなネガティブの種が。</p>
<p>どこからか顔を出して囁くことがあるんです。</p>
<p><strong>あなたは一体、何がしたいの？</strong></p>
<p><strong>あなたに出来ることなんてあるの？</strong></p>
<p><strong>ほら、見てごらん。あなたよりも優れた人がこんなに沢山いるんだよ？あなたは何もない、無名の作家もどきでしかないのだから。</strong></p>
<p>そんな種が一つまたひとつ増えていく感覚に襲われる時があるんです。</p>
<p>それは決まって、深く静かな夜の間でした。</p>
<h4><span id="toc1">夜が怖くて</span></h4>
<p>昔は夜が大好きでした。</p>
<p>澄み切った夜空にチラホラと輝く星を眺めながら、大好きな音楽を聴いて景色の一部になっている時間が。</p>
<p>何も考えなくていい。</p>
<p>誰かに何かを言われるわけでもない。</p>
<p>ただただ、ワタシがワタシでいられる時間が好きでした。</p>
<p>そして思うのです。<span style="color: #ff00ff"><strong>「ずっとこの時間が続けばいいのに」</strong></span>って。</p>
<p>それはきっと、忙しすぎる社会の中でがむしゃらに働きすぎていたからだと思います。子どもたちの声がいつまでも耳の中で響き、声を拾い上げようとしても、雲のように目の前にあるのに、掴むことができない。</p>
<p>そして嫌な言葉だけが、体にまとわりついて離れようとしないんです。</p>
<p><strong>どうして子どもたちのことだけを考えて過ごせないんだろう。</strong></p>
<p><strong>どうして自分の意見を言うだけで、こんなに怯えてしまうんだろう。</strong></p>
<p><strong>子どもたちのことが大好きなのに、保育士の仕事が嫌いになってしまう、それが1番辛いことだって分かっているのに・・・。</strong></p>
<p>そんな生活をしていたから、忙しない日中は何も考えられず、笑顔の仮面を被りながら、生きることに必死だったのかもしれません。</p>
<p>人という歯車の中で常に動かされていたあの時、ワタシはワタシを失っていたんです・・・。</p>
<p>しかし今では、社会の中には入らずに、一人でいる時間の方が多くなってしまいました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「行ってきます」</strong></span>と遠くの方から聞こえてくる声は、孤独が始まる合図でもあるんです。</p>
<p>機会音だけが鳴り響く部屋に、ワタシの話し相手はどこにもいません。けれども、外の世界が明るいから、まだ寂しくはならないんです。</p>
<p>暑さにうんざりしながらも、明るさを求めて、カーテンの近くで作業をする。少しだけ社会との関わりを感じて、生活音を聞きながら夫の帰りをただひたすら待てばいい。</p>
<p>保育士をしている頃は、とにかく朝が早くてあっという間に寝る時間になっていました。どれだけ怒られても、どれだけ悲しい出来事があっても、それでも疲れと共に眠ることができました。</p>
<p>しかし、遅くに起きて体も動かさずに過ごしている今の環境では、そう簡単に眠ることができないんです。</p>
<p>疲れ切って帰ってきた夫に話をするけれど、時折申し訳なくなってしまう。優しい彼は、なんとかワタシの話を聞こうとするけれど、少しずつ体力の限界を感じながら、返答もそぞろになっていく。</p>
<p>どこかで疲れているからと思っている部分と、1日の寂しさをなんとか紛らわしたい気持ちの両方が欲として出てしまうんです。</p>
<p>ご飯を食べてお風呂に入ると、あっという間に寝る時間になり、彼は疲れているから、ベッドにダイブして気づけば寝息をスースーたてながら深い眠りの中へ入ってしまうのです。</p>
<p>ワタシは眠れない時間寝返りを打ったり、何か楽しいことを考えても、不安の渦が少しずつ大きくなっていくのを感じ、どんどん目が冴えてしまう。</p>
<p>常にある罪悪感と、将来への不安。</p>
<p>何一つ見えない未来のことに対しての恐怖心は、夜の暗闇と静けさが余計に孤独を煽ってくるように感じてしまうのです。</p>
<p>頭の中で繰り広げられる妄想は止まることはなく、考えてはいけないことまで安易に想像させてしまう時もありました。</p>
<p>そして行き着く答えは、<span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシはこの先、どうなってしまうんだろう」</strong></span>という言葉と共に、ようやく眠り、そして夢の中にまで持ち込んでしまうのです。</p>
<h4><span id="toc2">いつまでも消えない想い</span></h4>
<p>仕事を辞めて、エッセイ活動に全勢力を尽くしている今、もしかしたら周りの反応はワタシとはまるで違った見え方をしているかもしれません。</p>
<p>好きなことを自由にしているように見えているかもしれない。</p>
<p>今ある自分の時間を有意義に使えていると思われているのかもしれない。</p>
<p>SNSに投稿している写真たちは、ワタシのもう一つの姿であり、そして憧れている姿なのかもしれません。</p>
<p>好きな事をとことんやり、自分の思いを貫く姿は、ワタシが作り出した憧れの存在を具現化したものかもしれません。</p>
<p>本当のワタシは、とても弱くて脆い存在なのだから。</p>
<p>常に劣等感を感じて生きてきたから、誰かと比べてきた人生にお別れを告げることは、簡単なことではないみたいです。</p>
<p><strong>羨ましいと思わなかったことはありません。</strong></p>
<p><strong>自分にはないものを持っている人たちに、憧れなかったこともありません。</strong></p>
<p><strong>そして今も、その想いが消えることもありません。</strong></p>
<p>昔よりも薄らいできた感情ですが、ふとした瞬間に現れて、ワタシの感情ごと連れ去ってしまうことだってあります。</p>
<p>変化することが怖いくせに、変化しないことも怖くてたまらない。</p>
<p>未来に不安があるくせに、希望を持って期待をしてしまうこともある。</p>
<p>だからこそ、文章の中だけでも素直に自分の心をさらけ出す作業をしているのでしょう。</p>
<p>表現しようのない感情を表に出したくて、誰かに見つけて欲しくて、言葉にしているのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc3">夫婦で表現することは</span></h4>
<p>ワタシは文章を書き、彼はAIアートを作ることをしています。それは側から見たら、面白いことをしている夫婦として見てくださっているかもしれません。</p>
<p>けれども、やっぱり先行きの見えない不安は時として、<span style="color: #800000; font-size: 18px"><strong>喧嘩</strong></span>という形で表に現れてしまうこともあります。</p>
<p>感情の行き場がない時、どうしようもない気落ちが溢れ出てしまった時、私たちは本音でぶつかり合い、そして声を出して泣きます。</p>
<p>お互いに繊細で、そして弱さを持っているんです。そして何より、報われてこなかった人生を歩んできたから、余計に不安と期待の狭間で闘い続けているのかもしれません。</p>
<p>今までにも表現の道への挑戦を何度も行ってきました。</p>
<p>表では期待はしていないと言いつつも、どこかで<strong>もしかしたら</strong>という感情を捨てきれず、期待をしてしまったことが何度もありました。</p>
<p>けれども、上手く行ったことなければ、期待を裏切られて、傷ついて帰ってくることの方が多かったです。</p>
<p><strong>「どうしてこんなに上手くいかないんだろう・・・」</strong>と何度も涙を流しながら、それでも<strong>「きっと大丈夫。きっとそのうち光が見えてくるから」</strong>と互いに言い続けてきました。</p>
<p>しかし、その成果を得られたこともないんです。</p>
<p>どこかで<strong>「もう、無理なのかもしれない」</strong>なんて思うこともありました。</p>
<p>けれども二人とも往生際が悪いから、<strong>「もう一度だけ、やってみよう」</strong>と諦めてこないまま、今の形になっているんだと思います。</p>
<h4><span id="toc4">ネガティブの種をまく</span></h4>
<p>今までの人生を振り返ると、ネガティブ以外で物事を考えたことは、ほとんどありませんでした。</p>
<p>そして、期待をした先にはいつも後悔の感情が芽生え、悲しい思いをしながらまた一つネガティブの種を蒔く作業をしてきました。</p>
<p>しかし、もしも悲しい経験がなければ、ネガティブな性格でなければ、きっとエッセイは書いていなかったと思います。</p>
<p>そして、もっと別の生活を送り、別の人との未来を歩んでいたと思うんです。</p>
<p>彼と出会い、ワタシはエッセイを書き始めました。</p>
<p>そして彼も、歌うことから離れたけれど、表現することはやめませんでした。</p>
<p>ネガティブの種は、少しずつ前を向くための花を咲かせようとしているのかもしれません。</p>
<p>一つひとつ蒔いてきた種に、涙という水をあげて。</p>
<p>時には声をかけながら、誰かに励ましという名の肥料をもらって。</p>
<p>そうやって今ワタシも彼も、新たな道を歩み始めているのかもしれません。</p>
<p>ポジティブだったらどれだけ楽になるんだろうと思ったことは、何度もありました。</p>
<p>別の考え方ができて、溜め込まずに発散する方法を知っていたら、病気にだってならずに済んだのかもしれません。</p>
<p>けれども、きっとこの性格にはそれなりの役目があるのだと思うんです。</p>
<p>同じ気持ちを抱いたことのある人、心に傷を抱えている人の想いを、ワタシは痛いほど分かるから。</p>
<p>それは同じようにネガティブの種を蒔いてきた側の人間だからこそ、痛みが分かるんだと今なら思うんです。</p>
<p>これまでの人生を振り返り、本当にロクでもない人生を送ってきました。</p>
<p>側から聞いたら<span style="color: #ff9900"><strong>「なんて運のない子なの？」</strong></span>と思われるような体験も、いっぱいしてきました。</p>
<p>それも全ては、痛みを分け合う役目を担う準備期間だったと思っています。</p>
<p>それが、ネガティブの種を蒔く作業だったのかもしれません。</p>
<p>生きていれば辛いことの方が多いと感じてしまうもの。</p>
<p>それは、どれだけ幸福を感じていても、傷つく感情の方が心や記憶に強く残るからなんです。</p>
<p>そしてその気持ちは、決して堪えなくていい感情だと思います。</p>
<p><strong>辛い時は辛いんだって言っていいんです。</strong></p>
<p><strong>苦しい時は助けてって言っていいんです。</strong></p>
<p><strong>嬉しい時は嬉しいと言うし、楽しい時は楽しいと言えるのに、負の感情は隠さなければいけないなんてことはないんです。</strong></p>
<p><strong>だってどれも大切な感情なのだから。</strong></p>
<p>もしもあなたが持っているネガティブの種を蒔きき終えた時、空を見上げるように考えてほしいんです。</p>
<p><strong>辛い時に言葉をかけてくれた人のことを。</strong></p>
<p><strong>涙をそっと拭いてくれた人のことを。</strong></p>
<p><strong>そして、<span style="color: #99cc00">「よく頑張ったね」</span>と言ってくれた人のことを。</strong></p>
<p>思い浮かべれた時、今度は種に向かって<span style="color: #33cccc"><strong>「ありがとう」</strong></span>と水をあげてほしいのです。</p>
<p>ネガティブの種は、悲しい感情から生まれるけれど、優しい言葉できっと綺麗な花を咲かせるとワタシは思っています。</p>
<p>相手を想う、思いやりの花を・・・。</p>
<p>そんなワタシも、ネガティブの種に水をあげているんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「どんな些細な言葉も、ワタシにとっては大きな勇気になっています。出会ってくれてありがとう。沢山の気持ちを伝えてくれてありがとう。そして何より、優しさを与えてくれてありがとう」</strong></span>そう言いながら。</p>
<p>いつか綺麗な花を咲かせた時、恩という形でお返しができるように、今日も静かにネガティブの種に水をあげて・・・。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>才能の芽に花が咲く日まで</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 19 Jun 2023 10:00:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[人間関係]]></category>
		<category><![CDATA[叶える力]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[夫婦]]></category>
		<category><![CDATA[支え]]></category>
		<category><![CDATA[目標]]></category>
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					<description><![CDATA[夫と出会うまでの私の人生は、本当に悲惨なものでした。 常に誰かを羨み、時には憧れが嫉妬に変わり、そして最後には「どうせ私なんて・・・」と下を向くことしかできませんでした。 いや、もしかすると、負の感情を抱きながら生きる事 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>夫と出会うまでの私の人生は、本当に悲惨なものでした。</p>
<p>常に誰かを羨み、時には憧れが嫉妬に変わり、そして最後には<span style="color: #ff00ff;"><strong>「どうせ私なんて・・・」</strong></span>と下を向くことしかできませんでした。</p>
<p>いや、もしかすると、負の感情を抱きながら生きる事で、自分の気持ちをなんとか保っていたのかもしれません。</p>
<p>今までにも何度も書いてきたのですが、私には高校生まで心から友だちと呼べる人がいませんでした。そして常に<strong>「いつかは、離れていく存在」</strong>として深い仲になることを、私自身が避けていたのかもしれません。</p>
<p>信じた先に裏切られた過去があったから。</p>
<p>それは、幼い頃から学生に至るまでずっと心の中のシコリとして、残り続けていました。</p>
<p>人はいつかは裏切るものだから、どれだけ相手のことを想い大切にしようとしても、一瞬でどこかへ飛んでいってしまう、まるで風船のような存在だと。</p>
<p>だから期待することも、信じることもやめました。</p>
<p>そのうち、私自身が心を開かなくなってしまったから、余計に信頼関係を築くことも、お互いに歩み寄ることも出来なくなってしまったのかもしれません。</p>
<p>しかし、短大に行くようになり、心の底から友人と思える人や、社会人になってからも気を許すことのできる人たちに、出会うことができました。</p>
<p>その人たちは、今でも私にとって唯一心から信頼できる友人たちなのです。</p>
<p>そして私の不幸と幸福の両方を見てきた人たちでもあります。</p>
<h4><span id="toc1">病気だった私と出会って</span></h4>
<p>夫との出会いは、マッチングアプリでした。</p>
<p>そして出会った頃の私は、人生の中で1番心が荒んでおり、仕事もプライベートも何もかもがうまくいかなかった時期でもありました。</p>
<p>ふっくらとした顔は痩せこけてしまい、アバラが浮き出た体と、膨らんだお腹は栄養失調そのものの体型をしていました。</p>
<p>久しぶりに会った友人たちは、顔面蒼白な私をみて<span style="color: #ff9900;"><strong>「どうしてこんなことになったの！！」</strong></span>と悲しそうな表情を浮かべて、ご飯に連れて行ってくれたり、深夜まで電話に付き合ってくれることもありました。</p>
<p>しかし、ご飯の量も一人前を食べ切ることはできず、さらには食べたら出てしまうこともあり、外食に行くこともあまり出来ませんでした。</p>
<p>みるみる変わっていく自分の姿に嫌悪感を抱くこともあれば、どこかで（<span style="color: #ff00ff;">もっと痩せなきゃ・・・。もっと細くならなきゃ）</span>と思い続け、あえて食事を取らないようにしていたこともあり、周りから<span style="color: #008080;"><strong>「痩せたね」</strong></span>とか<span style="color: #008000;"><strong>「細すぎるんじゃない？」</strong></span>と言われるたびに、<span style="color: #ff00ff;">（あぁ、痩せているんだな。よかった）</span>と、幸福感を味わってしまっていたのです。</p>
<p>今考えると、その思考自体が病的だったと思います。</p>
<p>まさに1番病的で、病んでいた時期に出会ったのが夫だったのです。</p>
<p>夫は、私の健康だった頃を知りません。</p>
<p>ふっくらとした姿も、ご飯を一人前食べているところも、いまだに知りません。</p>
<p>そんな私を、夫は偏見なく受け入れてくれました。</p>
<p>そして初めて出会った約束の駅前で夫を見た時、私は<span style="color: #ff00ff;">（あっ、この人と結婚するんだな）</span>と感じたのです。</p>
<p>初めてデートをした日、夫はとても緊張をしていました。それは私が見ても明らかに、気を遣っているようで、私のことも少しだけ怖いと感じているような、近寄りがたいと思っていることも手に取るように分かりました。</p>
<p>反対に私は、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「きっとこの人と人生を共にするんだ」</strong></span>と思っていたから、最初の印象はそれぞれ全く別のことを考えていたのです。</p>
<p>けれども話していく中で、少しずつ打ち解けていき、交際に発展することとなりました。</p>
<h4><span id="toc2">心の扉を開いたとき</span></h4>
<p>私は小さい頃から、クローゼットの中に入るという癖がありました。</p>
<p>悲しくて涙が出てしまいそうな時、怒られた時、逃げ場所はいつもクローゼットの中でした。それが唯一、自分自身でいられる場所であり、ありのままの姿に戻れる場所でもありました。</p>
<p>涙を流しているところを見られたくなくて、弱い自分をさらけ出したくなくて、常に強くいなければいけないと思い、誰にも見つからない場所を選んでいたのです。</p>
<p>しかし、大人になると自然とクローゼットの中に入ることもなくなり、泣きたい時には車の中で泣いたり、誰もいないような場所を探して気持ちを落ち着かせることもありました。</p>
<p>しかし、大きな喧嘩をした時、私は初めて人前でクローゼットの中に入ってしまいました。</p>
<p>まるで子どもに戻ったみたいに、泣きながら・・・。</p>
<p>今まで夫と喧嘩をしたことは、何度もありました。けれども、私が泣いたり、怒ったりすることはなく、淡々と正論だけをぶつけていくということを繰り返していました。</p>
<p>それを夫は、<span style="color: #800000;"><span style="font-size: 18px;"><strong>裁判官モード</strong></span></span>と名前をつけて呼んでいました。</p>
<p>心を全て閉ざして、まるで機械のように淡々と話す姿に、ハートがまるでないと言っていたからです。</p>
<p>けれどもその日だけは、なぜかクローゼットの中に入ったのです。</p>
<p>すると<span style="color: #3366ff;"><strong>「ねえ、納言ちゃん・・・。僕も入っていい？」</strong></span>と聞かれ、当然私は無視をしていました。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「あのね、入るね？」</strong></span>そう言ってきた彼は、静かに隣に座り私の肩を抱きながら<span style="color: #3366ff;"><strong>「だいじょうぶ、だいじょうぶ」</strong></span>と言い続けていました。</p>
<p>その言葉に、気がつけば涙が溢れて止まらなくなっていました。</p>
<p>私の気が済むまでひたすらクローゼットの中に入り、寄り添ってくれました。当時の私は、仕事自体がうまくいかずに、心も体もボロボロになっていました。</p>
<p>子どもたちのために仕事をしたいのに、全く別の人間関係や大人の汚さを見させられ、時には理不尽に怒られたり、無視をされたり、嫌がらせをされることもありました。</p>
<p>それでも子どもたちの前では、笑顔の先生を演じなければならない。それが何より辛かったのです。</p>
<p>夫との喧嘩はただのきっかけでしかない。</p>
<p>何よりも、自分の心が限界だと言っていることに、彼はすでに気づいてくれていたのかもしれません。</p>
<p>クローゼットから出てしばらく経った後、夫はゆっくり話し始めました。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「納言ちゃんは僕に怒っているというよりも、今までにされたことや、今ある状況全てにきっと怒っているんだろうね。どうしていいか分からなくて、助けてもらいたくても方法がわからない、そんな感じがするんだ。でもね、クローゼットに入ったとき、僕は君の心の中が初めて見えた気がしたんだ。今まで開かなかった大きな扉が、ゆっくり開いていく感覚を、僕は感じたよ。ありがとう、本当の君を見せてくれて。辛かったら言っていいんだよ？無理なんてしないでいいから。これだけは覚えておいて。僕はずっと君の味方だからね」</strong></span>そう言って優しく抱きしめてくれました。</p>
<p>あの優しさは、今でも忘れません。</p>
<p>そしてしばらくして、私は仕事を休職することになり、それに伴い同棲を始め、9月に晴れて夫婦となりました。</p>
<p>私が出会った時に感じた<span style="color: #ff00ff;"><strong>「結婚する」</strong></span>という直感は、間違っていなかったのです。</p>
<h4><span id="toc3">彼と出会い、見え方は変わる</span></h4>
<p>私の人生が大きく変わったのは、紛れもなく夫のおかげだと思っています。</p>
<p>元彼たちにはなかった、心の温かさを感じたのです。</p>
<p>それはきっと、夫自身も同じように痛みを味わった経験が何度もあったからだと思います。辛いことも悲しいことも、人には見せず1人で戦ってきたからこそ、私の心の傷を見たときに、同じように胸を痛めてくれたのかもしれません。</p>
<p>そして夫婦になってから、私は仕事を辞めて夢を追いかけることを決めました。</p>
<p>その時も<span style="color: #3366ff;"><strong>「今までの人生は辛いことばかりだったと思う。けどね、これからだよ！もっと面白いことになっていくのは。君には沢山の才能があるから。今までは才能の芽に肥料をあげたり、水を撒いたりしながら、芽が出るのを待っていたんだ。これからなんだ。今までの経験がきっと活きてくるはずだから。僕は君のそばで言い続けるよ。『きっと面白いことになるから、やり続けて』って」</strong></span><span style="color: #3366ff;"><span style="color: #000000;">と。</span></span></p>
<p>そして今、夫の言った通り本当に面白くなり始めています。</p>
<p>新しい世界を見始めて、知らない人たちに会って、視野が広がっていく。夫はきっとそのことを言い続けていたのかもしれません。</p>
<p>今までの人生で心から私を見て、愛してくれる人はいませんでした。</p>
<p>付き合ってきた人たちの飾りのような存在として、飽きられたら可燃ゴミのように簡単にポイっと捨てられる。</p>
<p>それだけの存在でした。</p>
<p>何より私の心の中を知ろうとする人も、いませんでした。</p>
<p>だから隠し続けていたんだと思います。</p>
<p>表の顔で笑って、裏の顔で泣いていたことも。</p>
<h4><span id="toc4">夢を託され、共に向かう</span></h4>
<p>夫にも夢がありました。</p>
<p>歌手になる夢が・・・。けれども、才能をお金の道具に使われたり、酷い扱いを受けたりして、結局は諦めてしまいました。</p>
<p>だから夫はよく言うんです。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「僕は夢を持っていたけど、続ける才能がなかった。だから、今度は君の夢を応援させてほしい。辞めたくなった時は、『きっと面白いことになるから。やり続けて！』と言い続けるよ。何より</strong></span><span style="color: #3366ff;"><strong>1</strong></span><span style="color: #3366ff;"><strong>人で夢を追いかけることは難しいけれど、</strong></span><span style="color: #3366ff;"><strong>2</strong></span><span style="color: #3366ff;"><strong>人でチャレンジするならきっと上手くいくから」</strong></span>そう言い続けてくれています。</p>
<p>人生何が起こるか分かりませんが、私のように地獄の底まで落ちていた人間でも、手を差し伸べてくれる人がいることを、夫と出会ってから知りました。</p>
<p>そして、夫が言い続けてくれるおかげで、私は今こうして新しい人との関わりを心から楽しめるようになっています。</p>
<p>きっと1人では、立ち直ることも前を向こうとすることもしませんでした。ましてや、夢を持つことなんて全く予想もしていませんでした。</p>
<p>ようやくスタートした2人の夢は、沢山の人たちの応援や支えによって一歩ずつ確実に叶っていくと思います。</p>
<p>そのためにも、諦めずに才能の芽に水をあげ続けていきたいと思います。</p>
<p>そしていつか同じ気持ちの人が現れた時、私は夫の言葉を借りてこう伝えるでしょう。</p>
<p><strong>「あなたには、沢山の可能性と才能がある。だから、好きなことを見つけた時、夢ができた時には、諦めずにやり続けてほしい。そして、あなたの夢を目標を応援している人がいることも、忘れないでほしい」</strong>と伝えたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
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