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	<title>幼少期の思い出 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>リクエスト企画「タバコについて」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 11 Mar 2024 04:09:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラボ企画]]></category>
		<category><![CDATA[タバコ]]></category>
		<category><![CDATA[リクエスト企画]]></category>
		<category><![CDATA[幼少期の思い出]]></category>
		<category><![CDATA[思い出に浸りながら]]></category>
		<category><![CDATA[祖父とタバコ]]></category>
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					<description><![CDATA[今回いただいたリクエストは「タバコについて」です。 いつも投稿を見てくださっている皆さんだったら、「納言にピッタリなお題だなぁ」と思ってくださるかもしれません。 ということで今回は、タバコとの関係を余すところなく書いてい [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今回いただいたリクエストは<strong>「タバコについて」</strong>です。</p>
<p>いつも投稿を見てくださっている皆さんだったら、<span style="color: #ff6600"><strong>「納言にピッタリなお題だなぁ」</strong></span>と思ってくださるかもしれません。</p>
<p>ということで今回は、タバコとの関係を余すところなく書いていこうと思います。笑</p>
<p>それでは、スタートです。</p>
<h4><span id="toc1">香りの先に</span></h4>
<p>幼い頃、ワタシはある特定の香りがすごく好きでした。</p>
<p>それは他の人からしたら、嫌な気分になる人もいるかもしれないけれど、ワタシにとってはお香やキャンドルみたいな癒しの香りと同じ成分が入っているようなものでした。</p>
<p>誰かが生み出した白い煙に、焦げたような香り、そして独特の匂いを放つもの、それがタバコだったんです。</p>
<p>まだ幼少期の頃は、タバコを吸っている人が当たり前にいたし、電車やバスの中で吸えるほどではなくても、喫煙者の方が多く存在する時代だったと思います。</p>
<p>カフェに入ると、タバコの香りが染み付いたソファーの匂いにうっとりして、その空間自体に安心感を抱いていました。</p>
<p>いつしか「大人になったら、ワタシもタバコを吸おう」そう思うようになったんです。</p>
<h4><span id="toc2">未経験から経験へ</span></h4>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>20</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>歳になったら吸う」</strong></span>そう心に決めてから、ずっと大人の仲間入りをする日を心待ちにしていました。</p>
<p>ワタシにとっては、タバコは大人になった証であり、そして勲章のようなものに思えていたのかもしれません。</p>
<p>そしてとうとう20歳の誕生日を迎えてから数ヶ月後の仕事帰りに、初めて同期たちと一緒にコンビニでタバコを買って、吸うことができました。</p>
<p>あの日の景色は今でも忘れられません。</p>
<p>どんよりとした黒い雲が空を覆い、ポツポツと雨が降っていました。</p>
<p>濡れないようにコンビニの灰皿を屋根の下ギリギリに寄せて、ゆっくり吸ったんです。</p>
<p>どうやってやったらいいかが分からずに、最初はただ口の中に含ませるだけでした。</p>
<p>しかし、一度吸い始めたことで、今まで我慢していたものが一気に溢れて、なくてはならないアイテムの一つとなりました。</p>
<h4><span id="toc3">煙に感情を乗せて</span></h4>
<p>それからというもの、仕事で疲れた時や、1人になりたい時にはタバコを吸うようになりました。</p>
<p>ベランダに出て、大好きな音楽をイヤホンから垂れ流し、空を見上げながら煙の行方を見つめる時間が大好きだったんです。</p>
<p>そうすると自然と感情が溢れて、時には煙と共に涙を流すこともありました。</p>
<p>口の中に広がる苦い味と、煙の香りがワタシを包み込むような気がして。</p>
<h4><span id="toc4">祖父とワタシは愛煙家</span></h4>
<p>まだ祖父が生きていた頃、私たちだけの秘密の時間がありました。</p>
<p>それが漁師だった祖父の船が止まっている海で、2人でタバコを吸う時間だったんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「じいちゃん。吸いにいこうか」</strong></span>そう言うと<span style="color: #000080"><strong>「おいね」</strong></span>とだけ言って、軽トラを走らせてくれました。</p>
<p>何かを話すわけでもなく、ただ一緒にタバコを吸うだけの時間が好きでした。</p>
<p>トンビが鳴いていたり、船の音が遠くの方から聞こえてきたり。潮風の香りとタバコの煙が妙に私たち2人の絆を深めてくれたような気がしていたから。</p>
<p>そんな姿を見た祖母は、<span style="color: #339966"><strong>「タバコばっかり吸って」</strong></span>と怒っていましたが、普段無口な祖父との時間は、ワタシにとってかけがえのない瞬間だったのです。</p>
<p>しかし、祖父は83歳で私たちに別れを告げることなく、亡くなってしまいました。</p>
<p>葬式が終わった後、思い出の海に1人で向かい、たった1人で吸ったタバコの味は今でも忘れることができないんです。</p>
<p>潮風のせいでしょっぱいのか、それとも涙で塩気を感じていたのかがわかりませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「一緒に吸おうって言ったくせに。じいちゃんの嘘つき・・・」</strong></span>そう言って、何本もタバコを吸い続けたことだけは、今でも鮮明に覚えているんです。</p>
<h4><span id="toc5">過去と思い出とタバコの煙</span></h4>
<p>今の世の中は、喫煙者にとっては肩身の狭い時代となってしまいました。</p>
<p>けれどもワタシにとってタバコは、幼い頃の憧れを思い出させてくれて、祖父との秘密の時間を蘇らせてくれる大切なものです。</p>
<p>そして未だにタバコがやめられないのも、どこかで祖父との思い出が消えないように、存在していることを煙で伝えるようにしているのかもしれません。</p>
<p>海を見つめてタバコを吸う時には、こう語りかけているんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「じんちゃん、今日も一緒にタバコ吸おうよ」</strong></span>って。</p>
<p>線香をあげる代わりに、タバコの煙を空へと届けるようにして・・・。</p>
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