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	<title>思い | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>思い | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>ワタシが見つけた働くこと</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 10 Oct 2023 09:00:18 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[仕事]]></category>
		<category><![CDATA[働くこと]]></category>
		<category><![CDATA[思い]]></category>
		<category><![CDATA[授賞式]]></category>
		<category><![CDATA[無職]]></category>
		<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[考える]]></category>
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					<description><![CDATA[2023年10月8日、あるエッセイの授賞式に参加してきました。 人生で初めて呼ばれた式典に、数日前から緊張と言葉では表現できないような気持ちになっていたのを、つい昨日のことのように思い出します。 授賞式は『若者を考えるつ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>2023年10月8日、あるエッセイの授賞式に参加してきました。</p>
<p>人生で初めて呼ばれた式典に、数日前から緊張と言葉では表現できないような気持ちになっていたのを、つい昨日のことのように思い出します。</p>
<p>授賞式は<strong>『若者を考えるつどい</strong>』というタイトルのもと、あらゆる職種や年齢の方々が、それぞれの想いの中でエッセイを書かれていたのです。</p>
<p>中には高校生の姿もありました。</p>
<p>スーツに身を包んでいた人、制服や綺麗なワンピースを着ていた人もいました。</p>
<p>その中でワタシと夫は、少し異質な雰囲気を放っていたのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc1">一度式を抜け出して</span></h4>
<p>一番初めは授賞式でした。</p>
<p>優秀な賞に選ばれた人たちの名前が呼び出されていく姿を、ワタシは遠くから見ていました。</p>
<p>文章の中でも仕事の中で起こった困難と立ち向かい、そしてこれからをどう生かしていくのか、働くこととどう向き合っていくのかなども綴られていました。</p>
<p>その姿を見て、ワタシの手はかすかに震えていたんです。</p>
<p>なぜなら、ワタシは働く社会の中から離脱していたから。</p>
<p>少し前のワタシなら、保育士として働いていたから、もっと凛として賞を受け取れていたのかもしれない。</p>
<p>けれども今のワタシは違ったのです。</p>
<p>仕事を辞めて、新たな人生の選択をしようとしているところに立っていたから。</p>
<p>キラキラと輝く人たちと、正反対のわたし。</p>
<p>まるで社会の縮図を見ているようで、いても立ってもいられなくなり、一度席を外してしまったのです。</p>
<h4><span id="toc2">違和感に気づいて</span></h4>
<p>いち早くワタシの異変に気づいた夫は、何も言わずに隣を歩きながら、背中を摩り続けてくれました。</p>
<p>人のいないところまでやってきて、大きな窓を開けると、そこには生活感が漂う団地やマンションなどが視界に入り込んできたんです。</p>
<p>大きく息を吸い込むと、なんだか懐かしい香りがしてきました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「昔僕も同じことを考えた時期があったよ。大学生のころ、周りは就活のために色々としていたけれど、僕はなんだかそれが合わなかったんだ。いきなり社会の中で生きなければいけない、そんなことを押し付けられた気がして。だから納言ちゃんが感じている違和感、僕もなんとなくわかる気がするよ」</strong></span></p>
<p>それだけを言って、私たちは無言のまま外を見つめ続けていました。</p>
<h4><span id="toc3">ディスカッションの中で・・・</span></h4>
<p>授賞式が終わると、第二部ではディスカッションというものが行われました。</p>
<p>年齢も職種も違う人たちが、それぞれの体験や想いを若い世代に伝えながら、働くことを考えていくという名目でした。</p>
<p>高校生や大学生、社会人になりたての人や管理職を任されている人など、ワタシ含めて約6名ほどのグループの中で話をしました。</p>
<p>けれどもやっぱり、<strong>「今後仕事をしていく中で、どうやって社会と向き合い、職場と調和していくか」</strong>なんてことが焦点になっていました。</p>
<p>仕事が全てだと思ってしまうような会の中で、ワタシは勇気を出して切り出したんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシはずっと好きだった保育士を辞めました。今までの人生の中では、仕事と趣味しかなかったんです。けれども、仕事を辞めてから初めて気づいたことがあるんです。働かなければ生きてはいけない。けれども、人生は仕事と趣味だけではないということに。大切なのは、自分の気持ちを大切にすることだと思うんです。理由もなく働くことを拒絶することは、間違っているけれど、自分の心に嘘をついてまで働く必要はないと思います」</strong></span>と。</p>
<p>そして、ある人は<span style="color: #ff9900"><strong>「好きなことを仕事にしたいけれど、向いていることが別だから迷っている」</strong></span>と言いました。</p>
<p><span style="color: #339966"><strong>「嫌いでもやっていくうちに、好きなことに変わっていく事もある」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「やり続ければ、苦手なこともできるようになっていく事もある」</strong></span><span style="color: #000000">などの意見も出ていました。</span></p>
<p>グループの中にいた高校生の子は、メモを一生懸命取りながら、まだ先の働くことへの色々な感情が巡り、少しだけ困惑しているようでした。</p>
<p>ワタシは話を聞きながら、色々なことを考え、高校生の子の目を見てこう伝えました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ワクワクすることだったり、『なんだろう』って興味や関心が湧いたものを深掘りしていくと、少しずつ道は開けて新たな目標だったり、好きなことに繋がったりすると思うんです。『好き、嫌い』『得意、不得意』の二択で考えないで、今自分が興味を持っているものを軸に、色々なことに挑戦したり試してみると、意外と好きなものは近くにやってくるかもしれません」</strong></span>そう伝えました。</p>
<p>それはかつて、子どもたちにワタシが伝えてきた言葉でもありました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「楽しいなって思ったり、心がワクワクすることをやってごらん。嫌いなことを頑張ってするよりも、楽しいと思えることを続けてみると、色々なことが楽しくなってやりたくなるんだよ。途中でやめてもいいし、別のワクワクすることをしたっていい。一番大切なことは、自分の気持ちに嘘をつかないことだから」</strong></span>と。</p>
<h4><span id="toc4">授賞式に出て気づいたこと</span></h4>
<p>今回の授賞式では、社会で働くことへの縮図が見えてきたような気がしました。</p>
<p>苦手な事をやったり、社会に貢献するにはどうしたらいいのか、そんな風な言葉が、他のグループのディスカッション発表でも出ていました。</p>
<p>しかし、ワタシは思うのです。</p>
<p>もっと柔軟に考えてもいいんじゃないかって。</p>
<p>二択しかないから、ほとんどの人は<span style="color: #ff0000"><strong>「好きでもないことを、無理にでも好きになろうと経験と実績を積んで心を誤魔化しているような気がする」</strong></span>と。</p>
<p>好きなことを仕事にするのではなく、興味があることをやり進めたうちに、いつの間にか好きになっていったが、本来あるべき姿なのだと感じました。</p>
<p>そして以前働いていた頃もそうでしたが、誰もが平均点を求められていて、皆ある程度はできる範囲は同じく足並みを揃えなければいけない、そんな目には見えない圧力のようなものを感じることが多くありました。</p>
<p>けれども本当に大切なことは、苦手なことを無理にでも平均点に近づけるのではなく、それぞれが苦手な部分と得意な部分を補いながら助け合うことだと思うのです。</p>
<p><span style="color: #ff0000"><strong>苦手なことを苦手</strong></span>だと周りに言える環境と、<strong>「分からない時や困ったときには頼ってもいいんだ」</strong>と思えるような関係性を築くことが何よりも大切なことだと思うから。</p>
<p>仕事をしていないワタシが言うのも間違っているかもしれませんが、もっと自由に、もっと色々なことを忖度なしで発言できるような環境が、今の働く世の中には一番大切なことだと感じました。</p>
<p>そしてこれから未来を歩んでいく若者たちが、自分の気持ちに嘘をつく必要がなく、興味が持てたことを色々な場面で、発揮できる環境づくりが大切だと心から感じました。</p>
<p><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #000000">「</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong>好き</strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #000000">、</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #0000ff">嫌い</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #000000">」「</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong>出来る</strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #000000">、</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #0000ff">出来ない</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #000000">」「</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong>得意</strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #000000">、</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #0000ff">不得意</span></strong></span><span style="color: #ff0000"><strong><span style="color: #000000">」</span></strong></span>の二択だけではなく、色々な考え方や想いを取りいれられる社会になることを願いながら・・・。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>授賞式でもう一度だけ保育士に</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 05 Oct 2023 12:00:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[伝えたいことが]]></category>
		<category><![CDATA[保育士]]></category>
		<category><![CDATA[思い]]></category>
		<category><![CDATA[授賞式]]></category>
		<category><![CDATA[経験]]></category>
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					<description><![CDATA[今週の日曜日は、人生で初めて授賞式というものに出ます。 その内容は、「働くことについて」ワタシが書いたエッセイが評価をされ、受賞者として呼んでいただいたからです。 あの日、ポストに一枚の封筒が入っていた時には、驚きで手が [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今週の日曜日は、人生で初めて授賞式というものに出ます。</p>
<p>その内容は、<strong>「働くことについて」</strong>ワタシが書いたエッセイが評価をされ、受賞者として呼んでいただいたからです。</p>
<p>あの日、ポストに一枚の封筒が入っていた時には、驚きで手が震えて、一瞬何が起きたか理解することができませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff0000"><strong>「おめでとうございます」</strong></span>と書かれた紙を何度も何度も読んで、たった一人きりの部屋で、<span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシの思いがようやく伝わったんだ」</strong></span>そう涙を流しました。</p>
<p>保育士だった頃の楽しさを、人生の中で最も辛く苦しかった日々を。</p>
<p>ようやく前を向いて、歩き出せそうな予感がする。</p>
<p>そう思えた瞬間だったのです。</p>
<h4><span id="toc1">長く苦しいトンネルの中を</span></h4>
<p>仕事を辞めてから、もうすぐ一年が経とうとしています。</p>
<p>エッセイでも何度か書いた通り、今の生活を取り戻すために本当に様々な葛藤や困難、時には失望感を味わいながらひたすら向き合い続けてきました。</p>
<p>それはまさに、出口の見えないトンネルの中をひたすら歩き続けているような感覚だったと思います。</p>
<p>栄養失調に摂食障害、終わりの見えない頭痛、そして全身を覆い隠すほどの恐怖感は、ワタシの心を悪戯に蝕んでいきました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「子どもたちに会いたい、もう一度先生として関わりたい」</strong></span>そう思っていても、叶わない現実が、何よりも辛かったのです。</p>
<h4><span id="toc2">エッセイの中で伝えたこと</span></h4>
<p>今回書いたエッセイでも、今までの保育士の頃の話を書き連ね、必死に自分の思いを文章に起こしてきました。</p>
<p>まるで何かに取り憑かれたかのように、一心不乱に書いていたような気がします。</p>
<p>何かしらで保育士だった頃の自分を残したくて、そして子どもたちの思いを綴りたくて。</p>
<p>そんな思いでいっぱいでした。</p>
<p>その気持ちが伝わり、優秀賞ではななかったけれど、賞に選んでいただいたことだけでも、気持ちが少しだけ軽くなったような気がしました。</p>
<p>それはきっと、どこにもぶつけられない思いと、本当のことを知ってほしい気持ちから必死に伝え続けた結果が、賞として認められたと気付いたから。</p>
<h4><span id="toc3">夫が伝えたかったこと</span></h4>
<p>しかし、一度だけ悔しくて涙を流したことがありました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「もっと上の賞が取りたかった。とても悔しい」</strong></span>そう夫に言って、号泣してしまったのです。</p>
<p>すると夫はいつになく真剣な顔をしながら、こう話しました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「この賞を取った人の中で、きっと保育士で、壮絶な体験をしたのは君しかいないと思う。どういうことか分かる？君は保育士代表として賞をもらいに行くんだよ。今の現状を伝えるために、子どもたちの未来を背負った先生として、賞をもらうんだよ。悔しいのは分かる。けれども、一番大切なことは、君が何を伝えるかじゃないのかな。保育の現状を、思いを、伝えるのが君のやりたいことだろ？だったら、堂々と行くべきだ！『先生は夢を叶えたんだ』って。『自分の思いを相手に伝えられるように努力したんだ』って子どもたちに、同じ保育士の人たちに見せるべきだよ」</strong></span>と。</p>
<p>あの言葉でワタシは前を向くことを決意し、そして授賞式に向けて準備をすることにしました。</p>
<h4><span id="toc4">ずるかった過去と、向き合う今</span></h4>
<p>今までの人生で体験のできなかったものを、今週の日曜日に体験することとなるでしょう。</p>
<p>そしてもしも、話をする機会があるのであれば、ワタシは自分の意志で、思いを伝えたいと心に誓ったのです。</p>
<p>長かったです。</p>
<p>本当に長く、ワタシにとっても、彼にとっても毎日が苦しいことばかりでした。</p>
<p>ただこの日をずっと夢に見ていました。</p>
<p>保育士だった頃の出来事や、現状の厳しさ、辛さ、憧れや好きだけではやっていけない過酷な環境のことを。</p>
<p>夢だけで食べていける人は、ほんの一握りだと思います。</p>
<p>そして、好きな仕事に就けたとしても、ワタシのように現実の厳しさに耐えられず辞めてしまうことも当たり前のように存在してしまう。</p>
<p>けれども決してあってはならないことは、相手の気分や押し付けによって人間関係が壊れてしまい、仕事ができなくなってしまうことだけはあってはならないと思うのです。</p>
<p>それをワタシは、長い間経験をしました。</p>
<p>時にはターゲットになりたくなくて、同調をしてしまったことも、同じように陰口を叩いてしまったこともありました。</p>
<p>だからワタシも、嫌なやつだったんです。</p>
<p>それも全て、仕事を辞めることで気づきました。</p>
<p>ずっとずっと、目を背けていたことに・・・。</p>
<h4><span id="toc5">大きな舞台で凛と立つ</span></h4>
<p>この授賞式がどんなものなのか、正直わかりませんが、堂々と前を向いていこうと決めました。</p>
<p>そしてもしも、話す機会があるのであれば、保育士だった頃のことを話したいと思っています。</p>
<p>きっとこれが何かのきっかけになると、信じているから。</p>
<p>そして子どもたちにも、かつて同じようなことを言っていたんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「どんな夢も、信じてやり続ければ絶対に叶うんだよ。新しいものに変わってもいいんだ。でも、自分のことを信じないと、どんなことも叶わないから、信じてあげてね」</strong></span>と。</p>
<p>あの言葉が回り回って自分に返ってくるとは、思いませんでした。</p>
<p>ワタシはもう一度だけ、保育士として授賞式に向かおうと思います。</p>
<p>先生と呼ばれたあの時のことを、思い出しながら。</p>
<p>みんなの顔を思い浮かべながら・・・。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>感謝を込めて、お手紙を</title>
		<link>https://orientalnagon.com/mashupi/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 12 Aug 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラボ企画]]></category>
		<category><![CDATA[ありがとう]]></category>
		<category><![CDATA[大切な人]]></category>
		<category><![CDATA[夫婦]]></category>
		<category><![CDATA[思い]]></category>
		<category><![CDATA[手紙]]></category>
		<category><![CDATA[気持ちを伝える]]></category>
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					<description><![CDATA[今回のリクエスト企画の中で、「ましゅぴについて」というお題をいただきました。 過去にもましゅぴが登場した回は沢山あったのですが、彼にフィーチャーして書いたことは少ないかもしれません。 そしてこのお題をいただいた時、せっか [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今回のリクエスト企画の中で、<strong>「ましゅぴについて」</strong>というお題をいただきました。</p>
<p>過去にもましゅぴが登場した回は沢山あったのですが、彼にフィーチャーして書いたことは少ないかもしれません。</p>
<p>そしてこのお題をいただいた時、せっかくならいつもと違うテイストで書いてみようと思いつきました。</p>
<p>こんなに文章で想いを綴っているのに、ましゅぴ相手になるとどうも照れがあるのか、恥ずかしくて直接<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ありがとう」</strong></span>とか<span style="color: #ff00ff;"><strong>「大好きだよ」</strong></span>と伝えることは少ないんです。</p>
<p>その代わり口癖のように<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ましゅぴ大嫌い」</strong></span>と言って反応を楽しみ、困らせるのが私の日常的なやり取りの1つになっています。</p>
<p>ましゅぴは普段<span style="color: #3366ff;"><strong>「納言ちゃん大好きだよ！納言ちゃんは？」</strong></span>と聞いてくるのですが、その度に<span style="color: #ff00ff;"><strong>「普通」</strong></span>と答えるか<span style="color: #ff00ff;"><strong>「嫌い」</strong></span>と答えてしまいます。</p>
<p>それを知っているので、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「普通」</strong></span>と答えた時には<span style="color: #3366ff;"><strong>「よかった普通は好きの裏返しだもんね」</strong></span>と言い、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「嫌い」</strong></span>というと<span style="color: #3366ff;"><strong>「ダメだよ・・・。そんなこと言ったら」</strong></span>としょげてきます。笑</p>
<p>本当は大切に思っているし、彼のおかげで今もワタシがいることには間違いありません。</p>
<p>しかし直接伝えることが苦手なワタシは、この機会を使って、いつもとは違った手紙という形でエッセイを書いてみようと思います。</p>
<p>最後までお付き合いしていただけたら嬉しいです。</p>
<p>それでは、スタートです。</p>
<h4><span id="toc1">ましゅぴへ</span></h4>
<p>出会ってからもうすぐ2年が経とうとしています。</p>
<p>初めて直接会った時のこと、覚えていますか？</p>
<p>変なマスクをつけて思い切り手を振るあなたの姿を少しだけ恥ずかしく思いながら、どこか懐かしく、そして何度か会ったことのあるような感覚に襲われたことを昨日のことに思い出すんです。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「お待たせ」</strong></span>と言ってはにかんだ顔は、マスク越しでも伝わるくらいでした。</p>
<p>この時はまだ伝えていなかったけれど、あの日ワタシは確信したんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「きっとこの人と、生涯を共にするんだろうな」</strong></span>って。</p>
<p>その言葉通り、数ヶ月後にはプロポーズをされて、籍を入れて、晴れて夫婦になりますね。</p>
<p>初めてのデートの時、ワタシは緊張していたのか、普段なら間違えないはずの電車を間違えて、<strong>急行</strong>で行くはずが<strong>普通電車</strong>に乗ってしまい、普段の倍以上に時間がかかってしまいました。</p>
<p>途中で<span style="color: #ff00ff;">（これって普通電車かも知れない）</span>と気づいた時にはすでに遅く、心の底から大恥をかいたワタシに、怒ることも責めることもなく、<span style="color: #3366ff;"><strong>「僕は電車に揺られる時間が好きなんだ。いつもよりも長い時間ゆったりと乗ることができて嬉しかったよ」</strong></span>と言ってくれましたね。</p>
<p>あの言葉で随分と救われたんです。</p>
<h4><span id="toc2">優しさの意味を</span></h4>
<p>当時のワタシは仕事に恋愛に全てが上手くいっていませんでした。今までにないくらい痩せ細り、ご飯もまともに食べることが出来なかった。心の病を抱えている人なんかよりも、もっといい人がいるはずなのに、<span style="color: #3366ff;"><strong>「君は僕自身を見ようとしてくれたんだ」</strong></span>と言って、付き合うことを選んでくれましたね。</p>
<p>数時間でも外に出ることがしんどいワタシに、<span style="color: #3366ff;"><strong>「無理しなくていいからね」</strong></span>と荷物を持ってくれて、ご飯も残してしまう申し訳なさを感じていることを察し、<span style="color: #3366ff;"><strong>「ほんの少しでいいから、無理しないでね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>全てワタシのペースに合わせて心遣いをしてくれたこと、そして見返りなんて求めないで寄り添ってくれたこと、本当に感謝の気持ちいっぱいでした。</p>
<p>しかし、仕事で沢山傷ついて、怒りのやり場がなかったワタシは、ことあるごとに喧嘩をふっかけてあなたを困らせてしまいました。</p>
<p>あなたの心をえぐるような酷い言葉も沢山浴びせてしまいました。</p>
<p>自分自身の気持ちを優先して、どうしていいのかも分からず、まるでロボットみたいに淡々と頭の中に流れてくる酷い言葉を羅列し続けていたんです。</p>
<p>最初の時は、<span style="color: #3366ff;"><strong>「どうしてそんなことを言うの・・・」</strong></span>と言われ、それが余計に腹を立ててしまう原因になっていました。</p>
<p>そんなある日、小さな喧嘩が発端となり、幼い頃からの癖でワタシがクローゼットに逃げ込んでしまったことがありましたね。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><span style="color: #000000;">心の中で</span></span><span style="color: #ff00ff;">（こんなことをしても何にもならない。もういっそのこと、嫌いになってくれたら楽なのに）</span><span style="color: #ff00ff;"><span style="color: #000000;">と思ったんです。</span></span></p>
<p>でもあなたは違いました。</p>
<p>コンコンと扉をノックして、そのまま中へ入ってきてくれました。</p>
<p>真っ暗な部屋で二人で体操座りをしながら向き合って、沈黙の中を数分間過ごしたのを覚えていますか？</p>
<p>そして一言、<span style="color: #3366ff;"><strong>「君の本当の姿を見れて良かった。クローゼットに僕も入れてくれてありがとう。きっと僕に対しての怒っているというよりも、今までのことや、行き場のない想いが怒りとなって出ているんだよね。大丈夫だよ。どんなことがあっても、過去の人たちみたいに見捨てたり、傷つけたりなんてしないから」</strong></span>そう言って、ひたすら背中をさすり続けてくれました。</p>
<p>本当に嬉しかった。</p>
<p>そして初めて泣きました。</p>
<p>自分でもどうしようもない感情の理由を知ることができたような気がして。</p>
<p>ワタシはあなたに怒っているわけではなかったんだって知れたこと。</p>
<p>今までされてきた酷いことに重ね合わせて怒りをぶつけていたこと。</p>
<p>それに気づくことができて、ホッとしたんでしょう。</p>
<p>その真っ直ぐで曇りのない優しさに、心の底から救われたような気がしました。</p>
<h4><span id="toc3">辛い日々に寄り添って</span></h4>
<p>あのことがきっかけとなり、お互いに本格的に結婚を意識するようになりました。</p>
<p>けれども、ワタシの体調はどんどん悪くなり、仕事以外ではどこかへ出かけることもままならないくらい、体力が落ちていました。</p>
<p>それでも嫌な顔をせずに会いにきてくれたり、ワタシの好きなものを買って二人で食べた日々は、とても幸せでした。</p>
<p>しかし、限界がすぐそこまできた時、ワタシは仕事を休職せざるを得なくなり、それと同時に同棲生活も始まりましたね。</p>
<p>新しい環境に職を失いかけている現実、何より子どもたちに会えないことが苦しくて仕方がなかった。</p>
<p>仕事から疲れて帰ってくるあなたに、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「おかえり」</strong></span>と出迎えてあげることができませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「いつもありがとう」</strong></span>と言ってご飯を用意することもできませんでした。</p>
<p>誰もが当たり前にやっていることが、できませんでした。</p>
<p>それもとても負担で、申し訳なさと不甲斐なさでいっぱいでした。</p>
<p>疲れて帰ってきているはずなのに<span style="color: #3366ff;"><strong>、「今日はどうだった？」</strong></span>と、あなたは聞いてくれました。</p>
<p>次の日も仕事なのに、夜が怖くて泣きそうになっているワタシに、歌を歌ってくれたり、楽しくなるような話をしてくれました。</p>
<p>時には絵本なんかも読んでくれたこともありましたね。</p>
<p>それでも不安は拭いきれず、どれだけ時間がかかってもワタシが寝るまで起きて、背中をさすり続けてくれました。</p>
<p>しかし、ワタシはあなたを裏切るようなことをしてしまったんです。</p>
<h4><span id="toc4">あの日の後悔を</span></h4>
<p>同棲して3ヶ月後の9月に入籍をしました。</p>
<p>世間から見たら幸せの絶頂だった。</p>
<p>でも、私たちの生活は不安定そのものでした。</p>
<p>頭の中では常に悪いことばかりが浮かんで、あなたへの申し訳なさで支配されていました。</p>
<p>晴れて夫婦となった1ヶ月後、ワタシはあなたの目を盗んで命を絶とうとしました。</p>
<p>もう限界だったんです。</p>
<p>あなたの優しさに応えることも、そして何一つ夫婦として支えてあげられていないことも。</p>
<p>誰かと比べてしまわないようにと考えても、思い浮かぶのは、<strong>「普通の夫婦」</strong>という関係性ばかりでした。</p>
<p>今のワタシは精神異常をきたし、何一つ支えてあげることができない。</p>
<p>それが一番辛かったんです。</p>
<p>だからいっそのこと消えてしまえば、あなたは新しい人生をやり直し、もっと素敵な人と出会って、幸せになる必要があると考えました。</p>
<p>そのためには、ワタシという存在は邪魔でしかないんです。</p>
<p>だから消えてしまおうと考えました。</p>
<p>しかし結果的に、あなたを深く傷つけ、声を出して泣かせてしまいましたね。</p>
<p>何度も<span style="color: #3366ff;"><strong>「お願いだから、いなくならないで。僕を一人にしないで。初めてなんだ。僕のことをちゃんと見てくれた人は、誰もいなかったんだよ。僕のことを見ようとした人なんて。君がいなくなったら、僕は、僕はまた一人になってしまう。だからお願い」</strong></span>そうやって、何度も何度も頭を下げられ、涙を流していました。</p>
<p>たった一言だけ、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ごめんね」</strong></span>と言い、ワタシは持っていたベルトをあなたに渡しました。</p>
<p>この出来事があったすぐに、保育士を辞めました。</p>
<h4><span id="toc5">あなたに出会って</span></h4>
<p>今ワタシには夢がある。</p>
<p>それはあなたが見つけてくれた夢でもあるんです。保育士を辞めてしまい、抜け殻のような生活のなかで、やり続けていたエッセイをあなたは毎回褒めてくれました。</p>
<p>どれだけ忙しくても、エッセイを読んで感想を伝えてくれました。</p>
<p>時にはわざわざコメント欄に別の名前を使って感想を書いてくれたり、DMで返事をしてくれることもありました。</p>
<p>夫としてのコメントではなく、一人の読者としての言葉をかけてくれた。</p>
<p>どれだけ<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ワタシには才能がないんだ」</strong></span>と落ち込んでいても、<span style="color: #3366ff;"><strong>「君には才能があるよ。文章を一番読んでいる僕だから、言えることなんだ。大丈夫、やり続けて！君と出会ってからずっと言ってるんだ。君は面白い人だって。きっとこれからの人生は面白くなるって。だから君と人生を歩みたいと思ったんだから」</strong></span>と。</p>
<p>言葉で伝えていないから、きっと知らないよね？</p>
<p>その言葉は、今までのどんな言葉よりも勇気を与えてくれたんだって。</p>
<p>今まで何者にもなれなかったワタシが、初めて何かになれるって思えたことも。</p>
<p>いつもあなたは、ワタシのことを常に考えて、ワタシの夢を応援してくれている。</p>
<p>でもね、その気持ちはワタシも一緒なんだ。</p>
<p>付き合ってすぐに、一緒に歌のオーディションへ向かった日、何かが始まる予感がしてワクワクしたこと。</p>
<p>あなたの歌声を聴いて、初めて涙を流したこと。</p>
<p>こんなに素晴らしい才能を持っている人がいることを知り、大きな勇気を与えてもらったんだ。</p>
<p>ステージの上であなたが歌う姿を一度でいいから見てみたかった。</p>
<p>どんなことでもいいから、あなたの才能が認められて、嬉しそうに笑う顔が見たかった。</p>
<p>そうやってワタシも、あなたのことを想い続けています。</p>
<p>そして今、あなたにも新たな夢が見つかり、色々なことにチャレンジし始めましたね。</p>
<p>上手くいかない時もあるけれど、それでも諦めずに何度も立ち上がる姿を1番近くで見つめています。</p>
<p>そして自分自身と重ねながら、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「ワタシも頑張ろう」</strong></span>と思っています。</p>
<p>あなたは何度も言いました。</p>
<p><span style="color: #3366ff;"><strong>「才能の種は誰にだってある。けれど本当の才能は、やり続けることなんだ。どれだけ挫けそうになっても立ち上がって、信じ続けられた人に才能の花は開花するんだよ。君にはその力があるって、僕は信じているんだ」</strong></span>と。</p>
<p>それはあなたにだって言えることなんです。</p>
<p>大きな挫折を経験して一度は諦め、そして見つけた別の夢。</p>
<p>まさに今、自分の人生を走り出した姿に、才能の花が咲く予感がしています。</p>
<p>どうか諦めないで続けてください。</p>
<p>口にはあまり出さない不器用者だけど、あなたはきっと何にでもなれる力を持っている。それを一番知っているのも、ワタシだから。</p>
<h4><span id="toc6">最後に</span></h4>
<p>あなたと出会って知らなかったことや見えなかった景色を沢山見せてもらいました。</p>
<p>常に一定の速度で走ることよりも、立ち止まって視点を変えたり、息を整えて自分のペースで歩き出す大切さを教えてくれたのも、あなたでした。</p>
<p>どれだけ卑屈になって、どれだけ傷ついてきたか、あなたには散々話をしてきました。</p>
<p>そして絡まりすぎた糸を一つひとつ丁寧に解いてくれたのが、あなたでした。</p>
<p>あなたと出会わなければ、ワタシは結婚という選択も、仕事を辞めるという選択もしなかったでしょう。</p>
<p>そしてどこかで命の糸がプツリと切れて、後悔を残したまま人生を終えていたのかもしれません。</p>
<p><strong>ワタシに生きる希望を与えてくれて、ありがとう。</strong></p>
<p><strong>人を愛する気持ちを教えてくれて、ありがとう。</strong></p>
<p><strong>夢を追いかける楽しさに気づかせてくれて、ありがとう。</strong></p>
<p>これからの人生もきっと大変なことばかりで、時にはぶつかったり、昔みたいにクローゼットに入ったりするかもしれない。</p>
<p>そんな時はまた、背中をさすりながら<span style="color: #3366ff;"><strong>「大丈夫だよ」</strong></span>と言ってもらえませんか。</p>
<p>最後に、この広い世界の中でワタシを見つけてくれて本当にありがとう。</p>
<p>そして沢山の愛をありがとう。</p>
<p>これからの人生もあなたと共に歩んでいけるのなら、ワタシはもう少しだけ頑張ってみようと思います。</p>
<p>ワタシの人生の中での一番の幸福は、あなたに出会えたことでしょう。</p>
<p>心から感謝を、そして誰よりもあなたを愛しています。</p>
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		<title>根に持つことをやめないで</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 09 Aug 2023 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[ネガティブ]]></category>
		<category><![CDATA[思い]]></category>
		<category><![CDATA[根に持つ]]></category>
		<category><![CDATA[考える]]></category>
		<category><![CDATA[負の感情]]></category>
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					<description><![CDATA[「根に持つことは悪いこと」そんなことを昔から肌で感じていました。 嫌な思いをしたこと、心に残り続けた記憶も口にすれば「まだあの時のこと根に持ってるの？」と言われてしまう。 その度に、どうして根に持つ事はいけないことなんだ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #ff0000"><strong>「根に持つことは悪いこと」</strong></span>そんなことを昔から肌で感じていました。</p>
<p>嫌な思いをしたこと、心に残り続けた記憶も口にすれば<span style="color: #339966"><strong>「まだあの時のこと根に持ってるの？」</strong></span>と言われてしまう。</p>
<p>その度に、どうして根に持つ事はいけないことなんだろうかと、一瞬立ち止まって考えてしまうんです。</p>
<p>自分の中で許されないボーダーラインがあって、それを超えられた時、ワタシには根に持つ感情が生まれる。でもそれは本当に悪いことなんだろうかと、何度も自問自答してきました。</p>
<p>どうして嫌なことをされたのに、忘れなければいけないのか。</p>
<p>どうして悲しい思いをさせられたのに、許すことが当たり前になっているのか。</p>
<p>それが理解できなかったんです。</p>
<p><strong>「根に持つことは悪いこと」</strong>この言葉が、随分とワタシの心に影を落とし続けていました。</p>
<h4><span id="toc1">止まらない負の感情</span></h4>
<p>ワタシは昔から考えすぎてしまう性格のせいで、時折、頭の中が散らかり放題になることがあります。</p>
<p>嫌なことをされた時には、その映像が何度もフラッシュバックして、気持ちがぶり返してくる。</p>
<p>悲しいことがあった時も同じように、何度も何度もその映像が繰り返されながら、落ち込んだり、傷ついたりしながら、必死で解決をしようとするんです。</p>
<p><strong>どうしてこんな思いをさせられたんだろう。</strong></p>
<p><strong>どうして嫌なことを言われたんだろう。</strong></p>
<p><strong>もっと違う方法はなかったのかな。</strong></p>
<p><strong>もっと違う伝え方はなかったのかな。</strong></p>
<p>そうやって角度を変えて、見方も変えて、色々な方法を試すように何度も何度も自問自答しながら答えを探してきました。</p>
<p>結論が出た時に、<span style="color: #ff00ff"><strong>「やっぱり、あの言い方は違っていたはず」</strong></span>と納得すると、今度は怒りが沸々と湧き上がり、いつしかそれが根に持つことへと変化していきました。</p>
<p>けれどもその感情が悪いことだとは、今も思っていません。</p>
<p>それはきっと、ぐるぐる考えた結果、新たに見えた景色があるからなんです。</p>
<h4><span id="toc2">葛藤する気持ち</span></h4>
<p>根に持つとき、ワタシはいつも思うことがあります。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「この先、似たような場面に遭遇したら、同じような言葉は言わないで、もっと違う伝え方をワタシはしよう」</strong></span>と。</p>
<p>それは沢山嫌な感情と向き合わなければ、その結論にはならないとも思うんです。</p>
<p>もしも、嫌なことを言われた時に、全てを受け流してしまったら、何も感じないように心のシャッターを閉じてしまったら、他の人に同じことをしてしまうかもしれない。</p>
<p>それが何よりも怖いことだと思っています。</p>
<p>あの時された気持ちを忘れて、何事もなく振る舞っていたら、知らないところでワタシも同じように振る舞ってしまうかもしれない。</p>
<p>そしてそんな人たちを、嫌というほど見てきました。</p>
<p>少し立ち止まって考えた先には、きっと違う視点だってあったはずなのに、感情のまま自分の思いをぶつけて相手を傷つける。その連鎖はどんどん数珠繋ぎになって、繰り返されることを何度も経験してきました。</p>
<p>けれども当の本人は、自分の間違いに気づけていないんです。</p>
<p>それは過去にされたことも根に持つことをせず、自分が一体どんな思いをしたのかも忘れてしまったからだとも感じました。</p>
<p>忘れることも受け流すことも大切だけれど、大切な気持ちを踏みにじられた気持ちは忘れてはいけない。</p>
<p>嫌な思いをした感情を見逃してはいけない。</p>
<p>そんな風に思うようになったのは、きっと小学生の頃からだったような気がします。</p>
<h4><span id="toc3">小さな体で</span></h4>
<p>昔からよく頭の中で難しく考える癖みたいなものがありました。</p>
<p>言われたことを真正面から受け止めて、誰にも言えない気持ちを抱えながら、何度も自問自答を繰り返していたんです。</p>
<p>うまく説明できない感情は、行き場のない怒りとなって、そして心の奥底へと落とし込んでいく。それがきっと<strong>根に持つ</strong>に繋がっていったような気がします。</p>
<p>友だちはいなかったけれど、それでもワタシは<span style="color: #ff00ff"><strong>「絶対に同じようなことはしない。こんな悲しい気持ちを相手にはさせちゃダメだ」</strong></span>と考えるようになりました。</p>
<p>そしていつしか、今まで言われてきたことやされてきたことを思い出しながら、言葉を発するようになっていったんです。</p>
<p>そんな性格を知っていた昔の同僚や先輩は、<span style="color: #008000"><strong>「ちょっと考えすぎだよ」</strong></span>とか<span style="color: #ff6600"><strong>「いつまで引きずってるの？笑」</strong></span>なんて言うこともありました。</p>
<p>でも不思議なんです。</p>
<p>どうして嬉しいことは覚えているのに、嫌なことは忘れなければいけないのか。</p>
<p>根に持つことや負の感情は、そんなに悪いものなのだろうか。</p>
<p>それも理解に苦しむ部分でもありました。</p>
<p>きっと、負の感情だって必要なはずだと。</p>
<p>何か大切なことを教えてくれる気持ちだからこそ、忘れちゃいけないような気がする、そう思っていました。</p>
<h4><span id="toc4">子どもたちに伝えて</span></h4>
<p>ワタシは担任をしていた時、よく子どもたちに伝えていた言葉があります。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「嬉しい気持ちも、悲しい気持ちも、どっちも大切な気持ちなんだよ。その時に感じた気持ちは、大きくなっても忘れないでね」</strong></span>と。</p>
<p>喧嘩をした時、子どもたちは本気でぶつかるからこそ涙を見せたり、感情をむき出しにして怒ったりもします。</p>
<p>そんな時は、その気持ちをまっすぐ受け止めながら、今の心の中がどうなっているのかを聞いていきました。</p>
<p>どんな気持ちで、どんな風に思ったのか。</p>
<p>泣いている理由や、怒っている理由もできる限り聞いていました。</p>
<p>そして話していくうちに、子どもたちは気づいてくれるんです。</p>
<p>どうして今怒っていたのか、どうして涙が出たのか。</p>
<p>そうやって一緒に負の感情と向き合うのが、保育の一つのテーマでもありました。</p>
<h4><span id="toc5">根に持つことは・・・</span></h4>
<p>今でも過去のことに対して、いくつも根に持っていることがあります。</p>
<p>幼い頃から数えたら忘れてしまったものもあるけれど、それでも心の中に深く残った傷跡が癒えないものも沢山あるんです。</p>
<p>そしてふとした瞬間に、その時のことを振り返り、自分が当時はどういう気持ちだったのか、そして大人になったワタシはどう思うのかを自問自答しています。</p>
<p>ある時は、今まで根に持っていたことが煙のようにふぅ〜と上へと抜けていく感覚になる瞬間もありました。</p>
<p>またある時は、当時よりも怒りが増してきて、モヤモヤしてしまう事もあります。</p>
<p>でもどんな感情になったとしてもやっぱり最後に思うことは、<span style="color: #ff00ff"><strong>「同じ思いを他の人にはさせないように気をつけよう」</strong></span>になるんです。</p>
<p>されたことを忘れてしまったら、きっと知らないうちに同じようなことをしてしまう可能性がある。</p>
<p>そんな事は絶対したくない。</p>
<p>だからこそ根に持つ事で、自分の立場や相手の立場になって考える必要があるのかもしれません。</p>
<p>ワタシはとても不器用な性格だから、中々教訓だけを思い留まらせることが出来ないんです。</p>
<p>一つひとつ思い出しながら、ゆっくり咀嚼をしながらでないと、大切なことさえも忘れてしまうこともある。</p>
<p>だからこそ、どれだけ古い記憶でも鮮明に思い出し、考えようとするのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc6">本当の優しさとは</span></h4>
<p>このエッセイを書く少し前、夫と二人で根に持つことについて話をしたことがありました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「どうして納言ちゃんは、根に持つことにこだわるの？」</strong></span>と聞かれたことが発端でした。</p>
<p>その時に話したことがきっかけで、<span style="color: #3366ff"><strong>「そのテーマでエッセイを書いてほしい」</strong></span>と言われたんです。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「根に持つ事はいけない事だと思われがちだけど、きっとその分、嫌なことと向き合って沢山考えた証拠なのかもね。きっとその感情を忘れてしまったら、嫌な連鎖は続いてしまうことだってある。確かに忘れていいこともあるけど、当時の経験を振り返りながら、いろんな立場に立って考えることが大切なんだろうね」</strong></span>と言ってくれました。</p>
<p>この話になるまで、ワタシ自身も根に持つことに対して少しネガティブに考えていたところもあったんです。</p>
<p><strong>もっと簡単に忘れられたらいいのかな。</strong></p>
<p><strong>嫌なことなんていつまでも引きずる必要なんて、本当はないのかもしれないな。</strong></p>
<p>そうやって思っていました。</p>
<p>けれども今では、根に持つことも悪くはないと思っています。</p>
<p>根に持ち、恨んで、相手を傷つけることは絶対にしてはいけません。</p>
<p>けれども、根底にある当時の想いを振り返り、自分の中で消化しようとする作業は、大切なことだと思うのです。</p>
<p>自分の負の感情や出来事と向き合った分だけ、悲しみから優しさを学び、辛さから寄り添う大切さを知ることができるような気がします。</p>
<p>この先の人生も、良いことばかりではなく、負の感情と向き合わなければいけない時が出てくるでしょう。</p>
<p>過去の自分と今の自分を重ねながら考えることもあるかもしれない。</p>
<p>そんな時は少し立ち止まって、向き合ってみようと思います。</p>
<p>忘れてしまわないように、根に持つことにほんの少しだけ誇りを持って…。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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