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	<title>感情 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>感情 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>心の余白</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Apr 2024 13:23:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[余白]]></category>
		<category><![CDATA[心]]></category>
		<category><![CDATA[忙しさ]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
		<category><![CDATA[社会]]></category>
		<category><![CDATA[言葉]]></category>
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					<description><![CDATA[最近ワタシはふと、心の余白が足りなくなっていることに気づき始めています。 忙しく流れていく社会の波に揉まれていると、気がつかないうちに余裕がなくなってしまうのです。 心に余裕があった頃は、小さなことでも笑えていたし、些細 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>最近ワタシはふと、心の余白が足りなくなっていることに気づき始めています。</p>
<p>忙しく流れていく社会の波に揉まれていると、気がつかないうちに余裕がなくなってしまうのです。</p>
<p>心に余裕があった頃は、小さなことでも笑えていたし、些細な出来事にも喜びを見出せていました。</p>
<p>ちょっとしたことに<strong>「ありがとう」</strong>と言葉で伝え、そして感謝の気持ちを持てた自分を褒めることができました。</p>
<p>けれども忙しすぎると、目の前に転がっている当たり前で簡単なことにさえ、気づけなくなってしまうんです。</p>
<h4><span id="toc1">口から吐かれる言葉たち</span></h4>
<p>心の余白が足りなくなると、言葉として現れてしまうことがありました。</p>
<p>嬉しい気持ちを伝えられていた時は、声に出し、そのまま耳の中まで入り込んでくれました。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「あぁ、今ワタシには余裕があるんだなぁ。誰かのことを思い浮かべて、時には感謝をして、そして心が温かくなっていくことを感じられているんだ」</strong></span>そう思えました。</p>
<p>けれども、余白が埋まっていくにつれて吐かれた言葉はどんどん暗くなっていきました。</p>
<p>愚痴をこぼし、できないことに苛立ちを感じて、何かにつけて<strong>「でも」「だって」</strong>と言い訳がましくなっていきました。</p>
<p>言っている時は、一時的ではあるけれど感情が満たされてスッキリするんです。</p>
<p>でも時間が経つにつれて少しずつ心が重く、そして余白が足りなくなっていく感覚に襲われました。</p>
<p>そして反省をするんです。</p>
<p><strong>「どうしてあんなことを、言ってしまったんだろう」</strong>って。</p>
<h4><span id="toc2">悪いところが目について</span></h4>
<p>負の感情が強く出てしまうと、すぐに心は持っていかれるんです。</p>
<p>だから余計に、言葉として出てくるものは決して褒められるものばかりではありませんでした。</p>
<p>自分自身の嫌な部分から目を逸らし、できないことを嘆いて、その矛先が周りに向いてしまう時さえもあったのです。</p>
<p>どうにかして止めたい気持ちと、どうしようもできない気持ちとの間で葛藤して、どんどん心も、視野も狭くなっていきました。</p>
<p>自分の心と向き合おうとせずに、誰かの悪いところに目を向けて、その場限りの安心感に逃げていたのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc3">環境に左右されて</span></h4>
<p>心ではどうしようもできなかった時、ワタシが唯一できたことは環境を変えることでした。</p>
<p>前向きな言葉を自然と言える人たちと会い、忙しく回り続ける場所から離れる決断をしました。</p>
<p>ただ離れたからと言って、そう簡単に今までのクセが抜けることはなく、数年の時間をかけて自分の心の叫びを受け止め、負の感情と向き合うことを選びました。</p>
<p>自分ではどうしようもできない時には、心の余白を確保できている人に話を聞いてもらい、そして寄り添ってもらった時もあります。</p>
<p>今一番かけて欲しい言葉を必死で伝え、そして何度も何度も声に出して伝えてもらいました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「大丈夫だよ。あなたは一人じゃないから。抱え込まず、一人で悩まず、甘えることも大切なんだよ」</strong></span>と言い続けてもらいました。</p>
<h4><span id="toc4">五感で感じて</span></h4>
<p>数年の時間をかけて、少しずつワタシの心には余白ができているような気がします。けれども、染み付いてしまった負の言葉を吐くクセは、そう簡単に直ることはありませんでした。</p>
<p>一杯一杯になりそうになった時には、大きく深呼吸をしました。</p>
<p>他人を羨ましく思ってしまった時には、ほんの少しの間、関わりを持つことをやめて、自分だけの時間を作りました。</p>
<p>美味しいものを食べたり、友人と会ったり、時には少しだけ買い物に出かけることもありました。</p>
<p>嬉しかった時には<span style="color: #ff00ff"><strong>「嬉しい」</strong></span>と言葉にするようにしました。</p>
<p>楽しかった時には、<span style="color: #ff00ff"><strong>「ありがとう、あなたのおかげで楽しい気持ちになったよ</strong></span>」と言葉で伝えるようにしました。</p>
<p>悲しい感情が芽生えてしまった時には、気が済むまで泣きました。</p>
<p>怒りが沸々と湧き上がってきた時には、原因を探ってみることにしました。</p>
<h4><span id="toc5">言葉に責任を持ちながら</span></h4>
<p><span style="color: #ff0000"><strong>「責任」</strong></span>という言葉は、色々な場面で使われているけれど、いざ自分にその言葉がかけられると、<strong>「頑張らないと！しっかりしないと！」</strong>なんて肩に力が入ってしまう気がしていました。</p>
<p>ただ自分の今まで吐いてきた言葉たちは、巡り巡って自分の元へ返ってくることを知りました。</p>
<p>それはどんな言葉でもです。</p>
<p>嬉しい言葉も悲しい言葉も、時には乱暴な言葉でさえも自分に返ってきました。</p>
<p>そして呪文のように繰り返された言葉たちは鼓膜を通り、しっかりと心に刻まれていくのです。</p>
<p>だからこそ、言葉にだけはせめて責任を持たなければいけないと思うようになりました。</p>
<h4><span id="toc6">余白を作って</span></h4>
<p>文章と違って一度吐かれた言葉は、取り返すことも時間を巻き戻して無かったことにすることも不可能です。</p>
<p>そして、その言葉を一番近くで聞いているのは自分自身なのです。</p>
<p>心に余白がある時に誰かに優しくできるのは、簡単なことかもしれません。</p>
<p>けれども心に余白がなくなった途端に、優しさを持つことが難しくなってしまいます。</p>
<p>そんな時だからこそ大きく息を吸い込んで、自分の言葉に耳を傾けながら正しい言葉を贈ることが余白を作るコツなのかもしれません。</p>
<p>ほんの少しの想像力を働かせて、そこにちょっとだけ思いやりをのせるだけでいい。</p>
<p>ただ忘れないで欲しいんです。</p>
<p>大変な時こそ、かけてもらった言葉はどれだけ時間をかけても忘れることはありません。</p>
<p>忙しく回り続ける社会にいるからこそ、心の余白を持ちながら生きていきたいと思うんです。</p>
<p>いつか同じように悩んでいる人に出会った時、ワタシの余白をお裾分けしたいから。</p>
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		<title>負けるな！！！！</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 02 Apr 2024 10:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[不安]]></category>
		<category><![CDATA[信念]]></category>
		<category><![CDATA[弱気]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
		<category><![CDATA[成長]]></category>
		<category><![CDATA[揺れ動き]]></category>
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					<description><![CDATA[突然ふと、負けそうになる時があります。 自分の現状に悩んで、才能の無さに嘆いて、時には言いたくもない言葉を口にしてしまう時だってある。 そんな時、ふと後ろを振りかえろうとすると、「心の敗北」がスタンバイしているんです。  [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>突然ふと、負けそうになる時があります。</p>
<p>自分の現状に悩んで、才能の無さに嘆いて、時には言いたくもない言葉を口にしてしまう時だってある。</p>
<p>そんな時、ふと後ろを振りかえろうとすると、<strong>「心の敗北」</strong>がスタンバイしているんです。</p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「ほらほら。もう諦めるんだろ？お前の夢はその程度だったんだろ？何者かになりたいだって？笑わせるなよ。続ける勇気も努力もしてないくせに」</strong></span>と。</p>
<p>その言葉に言い返そうとするけれど、ふと、<span style="color: #ff00ff"><strong>「そうかもしれない。だってワタシの人生は負け続きだったんだから」</strong></span>そう言ってしまいそうになるんです。</p>
<h4><span id="toc1">責任を押し付けて</span></h4>
<p>弱気なワタシはいつも誰かに、この気持ちを押し付けてしまいそうになります。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「だってあの人が」</strong></span>とか<span style="color: #ff00ff"><strong>「でも、そう言われたから」</strong></span>とか。そうやって、逃げる準備だけは一人前で、頑張る勇気は半人前どころか、何一つ準備すら整っていなかったんです。</p>
<p>そんな姿を見た心の敗北は、<span style="color: #000080"><strong>「ほら見たことか！」</strong></span>と言わんばかりに、また距離を縮めようとしてくる。</p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「諦めろよ！どうせ無理なんだから。最初から無理だと思ってるやつに、夢なんて語る資格はないんだよ」</strong></span>そんなことすら言われてしまう始末でした。</p>
<p>強気な気持ちで戦おうとすれば、途端に不安になって、いつも通り弱音が飛び出てしまう。</p>
<p>そうやって、逃げようと必死になっているワタシは、いつしか臆病者としての生き方しかわからなくなってしまいました。</p>
<h4><span id="toc2">どこから聞こえてくるのか</span></h4>
<p>そんな時、なんとなく遠くの方から聞こえてくる言葉がありました。</p>
<p><span style="color: #ff9900"><strong>「負けるな。負けるな。まだやれる。始めたばっかりだよ。あんたはまだ負けたわけじゃない。諦めるには早いだろ？ウジウジしてる場合じゃない。本当の敵は周りにいる他人じゃないことにそろそろ気づくんだ！」</strong></span>そう言われたような気がしました。</p>
<p>そうは言っても、ウジウジした気持ちが消えてくれるわけでもありません。</p>
<p>ただ、心がポキンと折れてしまいそうになる時には、そうやって声をかけてくれる<strong>“誰か”</strong>の声が聞こえてくるんです。</p>
<p>映画を観ている時に聞こえてくることもあれば、音楽を聴いているときに聞こえてくる時もある。</p>
<p>時には何もないところでふと、誰かに呼び止められた気がする時だってある。</p>
<p>気がつけばワタシは、そうやって名前も知らない誰かに喝を入れられ、時には応援団のように旗を振り上げて応援されることもありました。</p>
<h4><span id="toc3">強くなくてもいいんだ</span></h4>
<p>無意識にある<strong>「強くならなけれいけない｣｢言ったことは守らなければいけない」</strong>そうやって、クソ真面目にひたすら心に負荷をかけていたのかもしれません。</p>
<p>だから少しでもうまくいかなくなると、途端に不安の波が押し寄せて、絶望的になってしまうこともありました。</p>
<p>けれども、何度も声をかけてもらうにつれて、ようやく気がついたんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「強くある必要はないんだ」</strong></span>ということに。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「弱くても、どれだけ寄り道しても、たった一つだけ曲げずに貫く小さな信念さえあれば、いつかきっと、その信念は大きな幹になり、美しい花を咲かせる日が来ること」</strong></span>も。</p>
<h4><span id="toc4">弱さの中に芽吹くもの</span></h4>
<p>色々な感情を経験し、そして挫折もたくさん味わってきました。</p>
<p>何度も後ろを振り返り、そして丁寧に育ててきた花を自ら踏み潰して枯らすこともありました。</p>
<p>けれどもその行為は、何一つワタシのためにはなりませんでした。</p>
<p>その代わりに、<strong>「心の敗北」</strong>という不名誉な感情だけが、いつまでも残り続けてしまい、新しい芽を咲かせる妨げをしていたんです。</p>
<p>弱さを知った人だけが見える景色があるのなら、必要以上に後ろ向きになることはやめようと思います。</p>
<p>いや、やめるのではなく、新たな芽吹に気づけるような心を育てていこうと思うのです。</p>
<p>あらゆる言葉を聞き、自分の中にあるほんの少しの可能性を信じてあげられるように。</p>
<p>きっとその繰り返しをすることで、心の敗北はいつか、成長へとつながるかもしれないから。</p>
<h4><span id="toc5">短い言葉に思いを託し</span></h4>
<p>夢を追いかけることは決して簡単ではない。</p>
<p>当たり前のことをやり続けることも、簡単なことじゃない。</p>
<p>ただ、いっときの感情に身を任せて、自分の信念を全て枯らすことは決してしないように・・・。</p>
<p>そう自分に言い聞かせるのです。</p>
<p><span style="color: #ff0000"><strong>「負けるな！」</strong></span>その短い言葉に、全ての思いを託しながら・・・。</p>
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		<title>人混みの渦へ</title>
		<link>https://orientalnagon.com/hitogomi/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 30 Mar 2024 11:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[人混み]]></category>
		<category><![CDATA[今]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
		<category><![CDATA[桜祭り]]></category>
		<category><![CDATA[過去]]></category>
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					<description><![CDATA[ふと周りを見渡すと、そこにいるほとんどの人は知らない人でした。 名前も知らなければ、会ったこともない。 そしてその人がどんな人生を送り、何で悩んでいて、どんな幸福を手にしてきたかもわかりません。 辺りにはキッチンカーだっ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ふと周りを見渡すと、そこにいるほとんどの人は知らない人でした。</p>
<p>名前も知らなければ、会ったこともない。</p>
<p>そしてその人がどんな人生を送り、何で悩んでいて、どんな幸福を手にしてきたかもわかりません。</p>
<p>辺りにはキッチンカーだったり、露店だったりが並んでいて、ここにいるほとんどが春の訪れを今か今かと待ち侘びていた人ばかりだったと思います。</p>
<p><span style="color: #ff99cc"><strong>「桜祭り」</strong></span>その場所にワタシもいました。</p>
<p>けれども、桜祭りを楽しもうとする気持ちよりも、人混みの渦に巻き込まれてしまいそうになる恐怖と向き合おうとしているところが、きっと彼らとワタシの一番の違いだったと思います。</p>
<h4><span id="toc1">好きなのに、嫌いな街</span></h4>
<p>ワタシが育ったこの場所は、あまりにも思い出がありすぎています。</p>
<p>この街は好きだけれど、時に猛烈に嫌いになることがあるんです。</p>
<p>ふと人混みに紛れた時に、突然襲いかかる悲しい過去たちは、ワタシの心を掴んで離そうとしてくれません。</p>
<p>体が変にこわばって、顔から笑顔が消える。</p>
<p>幸せそうに見える人たちを羨む気持ちが消えなくて、自分に無いものを持っているような雰囲気の人を時には妬ましく思ってしまう。</p>
<p>突然同級生に会ったらと思うと、どんな顔をしていいかもわからなくなる。</p>
<p>だから途端に怖くなって、人混みから離れた場所に逃げてしまいたくなるのです。</p>
<h4><span id="toc2">過去を引きずって</span></h4>
<p>きっといつまでも過去を引きずっているから、人混みの中に入ると不安になるのかもしれません。</p>
<p>向けられた声は、決していいものではなかった。</p>
<p>聞こえてくる笑い声は、ワタシを嘲笑っているようだった。</p>
<p>そんな過去が、今でも抜けずに心の中に留まり続けているのかもしれません。</p>
<p>他の街に行けば、こんな気持ちになることはあまり無いんです。</p>
<p>どうしてだか自分の生まれ育ったこの場所だけが、妙に心をざわつかせてくるんです。</p>
<p>楽しいはずの桜祭りは、恐怖と、不安と、悲しみの人混みの場所へと姿を変えてしまいました。</p>
<p>陰と陽が極端に分かれる街、それが生まれ育った故郷だから。</p>
<h4><span id="toc3">塗り替えることのできないあの頃を</span></h4>
<p>そんな姿を見ていた彼は、とても不思議そうにワタシの顔を覗き、こう尋ねました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「どうしたの？何か不安に思うことがあるの？人混み嫌だった？」</strong></span>と。</p>
<p>けれども、その時のワタシには答えることができなかったんです。</p>
<p>本当の理由が、明確ではなかったから。</p>
<p>楽しいはずの場所が、途端に不安の場所に姿を変えてしまった今、どうしてそんな気持ちになったのかまでは、ワタシ自身ですら上手く言葉にすることはできませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ごめん・・・。自分でもわからない」</strong></span>そう言うしかなかったんです。</p>
<p>結局この日は何も買うことなく、桜祭りの景色に心を踊らせることもせず、少しだけ下を向きながら歩いて帰ることしかできませんでした。</p>
<h4><span id="toc4">いつまでも続く足踏みは</span></h4>
<p>昔誰かがこんなことを言っていたような気がします。</p>
<p><span style="color: #ff6600"><strong>「過去はもう、過去の話なんだよ。周りの人は過去のことなんて気にせずに生きているんだから、大人になったあなたがいつまでも引きずる必要なんてないんだよ」</strong></span>と。</p>
<p>その言葉は、きっとワタシが欲しがっていた言葉とは少し違っていたような気がします。</p>
<p>今でも過去のことがふと走馬灯のように駆け巡り、当時の年齢に戻ったみたいに不安と恐怖に押しつぶされそうになる時があるのだから。</p>
<p>もしもあの時、違う言葉で声をかけてくれていたら、きっと気持ちは多少なりとも変わっていたかもしれません。</p>
<p>きっとワタシは、未だに同じところで足踏みをし続けているのだから。</p>
<h4><span id="toc5">決して忘れない記憶を</span></h4>
<p>生まれてから一度も、この街から離れたことはありません。</p>
<p>だから良いことも悪いことも、同じように心に残り続けています。けれども、悪いことにかぎって、なかなか記憶から消えてくれないんです。</p>
<p>人混みに入った途端に、見ず知らずの人が誰かの姿と重なる瞬間がある。</p>
<p>危害を加えられたわけでもなく、ましてや言葉を交わしてもない人でさえドキッとしてしまうことがある。</p>
<p>そんな街で、ワタシは生きてきたんだと思います。</p>
<p><strong>「世界はもっと広くて、あなたが思っているよりもずっと素晴らしいところだよ」</strong>そう教えてくれた人がいました。</p>
<p>その意味を、この街ではまだ味わったことがないのかもしれません。</p>
<p>外の世界を見ようとしているのに、どうしても小さな場所で巻き起こっていることに固執してしまうから。</p>
<h4><span id="toc6">人混みに紛れても</span></h4>
<p>いつか変わるでしょうか。</p>
<p>人混みに紛れても、過去の鎧を脱ぎ捨てて堂々と歩けるワタシに。</p>
<p>いつか変わるでしょうか。</p>
<p>過去にしがみつくことをやめて、今ある景色を楽しめるワタシに。</p>
<p>まだ少しだけ怖いと思う気持ちが多いこの街を、心から好きになることができません。</p>
<p>ただ、きっといつか変わる日がくるとしたら、過去の思い出も、そして今ある記憶も、全てを愛せるようになりたいと思います。</p>
<p>人混みの中に入ったとしても、見知らぬ彼らと同じように心から楽しめるようになりたいから。</p>
<p>季節の移り変わりが遅かったせいか、この日は桜は全く咲いていませんでした。</p>
<p>しかし、葉桜の中にポツンと一つ蕾が芽生え始めていました。</p>
<p>まるで過去の鎧を脱ぎ捨て、新たな姿に変わることを教えてくれているみたいに。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>ネガティブさん、再登場</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 28 Dec 2023 05:56:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[ネガティブさん]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
		<category><![CDATA[自信]]></category>
		<category><![CDATA[自分との向き合い方]]></category>
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					<description><![CDATA[大きな戦いを終えて、私はある感情が芽生えていました。 完成したと同時に達成感と解放感を感じました。約1ヶ月もの戦いはようやく終わりを迎えて、「ちょっと休憩でもしようかな」そんな風に思えばいいものを、またもやネガティブさん [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>大きな戦いを終えて、私はある感情が芽生えていました。</p>
<p>完成したと同時に達成感と解放感を感じました。約1ヶ月もの戦いはようやく終わりを迎えて、<span style="color: #ff00ff"><strong>「ちょっと休憩でもしようかな」</strong></span>そんな風に思えばいいものを、またもやネガティブさんを登場させてしまうような気持ちになっていたんです。</p>
<p>心の中でざわざわとする不安感や、自信の無さは、いつだってふとした瞬間に訪れてくるのです。</p>
<h4><span id="toc1">終わりを迎えた頃に</span></h4>
<p><span style="color: #008080"><strong>「すごいじゃないか！お前さんが頑張る姿に多くの人たちが『頑張れよ』『よくやった』なんて言ってくれるなんて。なかなかないぞ！」</strong></span><span style="color: #008080"><span style="color: #000000">とタバコをプカプカふかせながら語りかけてきたのです。</span></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「なんだ・・・また出てきたの？私はもう、不安で仕方がないよ・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「ほぇ？な、なんでそんなに不安がってるんだよ。作家はネガティブな人が多いっていうアレか？感傷に浸ってる場合じゃないだろ？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「そんなこと言っても・・・。私は本も読めないし、文章技術もないんだよ。それなのにきっともっとすごい人たちはたくさんい・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「もう！やろよ！俺はネガティブさんって名前だけど、お前にその名前を譲りたくなるような気持ちの沈み方は。俺のポジション取るなよ！どうして自信がないんだよ。あれだけの長編を書いといて、あれだけ人生賭けたのに」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「そうだけど・・・」</strong></span></p>
<h4><span id="toc2">ネガティブさんに叱られて</span></h4>
<p><span style="color: #008080"><strong>「俺はお前さんの小さい頃から知ってるよ。昔は自信に満ち溢れて、空手をやっていた時なんて『メダルを取ってくる』って言ったら、宣言通りとったじゃないか！それなのに、思春期を迎えたあたりからどんどん暗くなりやがって。お前さんは甘えてるんだよ。俺にも、周りにも」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・どういうこと？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「だってそうだろ？誰かが励ましてくれる。誰かが応援してくれる。そうやって優しさに甘えて、ずっとネガティブに逃げてるんだよ！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・それは・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「違うっていうのかい？図星だろ。自信っていうものはな、誰かに与えてもらうんじゃない。自分で作り出していくもんなんだよ。自転車に乗る時だって乗るのは自分だろ？その手助けをするのが補助輪だ。その補助輪を外して、何度も転んで乗れるようになるのは自分にしかできないんだよ。それをお前さんは、自転車にも乗ろうとしないで、『あーでもない、こーでもない』って言ってるんだ。ちゃんと補助輪がついてる自転車を用意されてるのに。あとは自分が乗るだけなのに」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「ほらなっ。何を言えないだろ。誰だって自信があるわけじゃない。けどな、それでも何度でも言い聞かせるんだよ。『自分なら大丈夫。自分ならできるんだ』って。そうやって踏ん張って、時には転んで、立ち上がって、ひたすら向き合っていくんだよ。そんなこともわからん奴に、誰が手を差し伸べると思うんだよ。いい加減に自分で漕いでみろよ。周りの声援を無駄にするな。周りの声に耳を塞ぐなよ」</strong></span></p>
<p>そう熱く語るネガティブさんの言葉を、真剣に聞いている私の目からは涙が溢れていたんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・わかってるよ。でも、怖いんだ。このままずっと何者にもなれないような気がして。夢も終わってしまうような気がして」</strong></span>そう伝えたんです。</p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「怖くない奴なんていないんだ。誰だって何かに対して不安を感じて、時には孤独に押しつぶされようになる。それでも前を向こうとするんだ。それはなぜだかわかるかい？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「なんでだろう」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「手を差し伸べて、言葉をかけてくれる人がたった一人でもいるからだよ。それがまさに『補助輪』的な役割をしているんだ。お前さんも孤独の辛さは嫌というほど味わってきただろ？でも今はどうだ。あれだけ多くの人に声をかけてもらってるじゃないか。お前さんに会ったこともない人たちでさえ『勇気をもらいました』って言ってくれてるんだぞ。そんな人生に俺はなってみたかったよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「ネガティブさんはそうじゃないの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #008080"><strong>「あぁ、俺は違うさ。悲しい感情を具現化したお前の想像の中のものなんだから。だから羨ましいよ。そうやっていろんな人に声をかけてもらってるお前さんが。いいかい？人はな、自分でしか人生の行方は決められないんだ。だったら、もっと楽しく、もっと未来に希望を抱いて生きるんだ。そろそろ漕ぎ始めるんだ。自分の足で、周りに支えてもらいながらでいいから」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「・・・わかった」</strong></span></p>
<h4><span id="toc3">補助輪を外すまで</span></h4>
<p>感謝を伝えようとした時、もうネガティブさんはいなくなっていました。</p>
<p>確かに私は、自分に甘えていたのかもしれません。自信を持つことにとても臆病になっていたのかもしれません。</p>
<p>成功体験よりも、失敗した過去のことの方がどうしても心に残り、それがいつしか重荷になっていたから。</p>
<p>ネガティブさんは消える前に、私にこう伝えていきました。<span style="color: #008080"><strong>「自信を持つことは、人生を豊かにすることだ。何も調子に乗れなんて言ってない。ただ自分を信じて、ペダルを思い切り踏んでみることだ。そうすればきっと、乗れるようになるさ。そして信じて応援してくれる人たちに、応えるためにもな</strong></span><span style="color: #008080"><strong>」</strong></span>と。</p>
<p>名前の割にいつも心を軽やかにしてくれる彼は、落ち込んだ時にいつも隣に座って、足を崩しながら大好きなタバコを咥えて語りかけるのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「さて、ブログでも更新してみようかな」</strong></span>そんな気持ちを持った私は、自信を持つために、今日も机に向かいます。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>嫉妬の心が芽生えても</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 04 Sep 2023 10:05:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[受け入れること]]></category>
		<category><![CDATA[同級生]]></category>
		<category><![CDATA[嫉妬心]]></category>
		<category><![CDATA[心]]></category>
		<category><![CDATA[思い出]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
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					<description><![CDATA[ずっと隠してきた気持ちがありました。 誰にも言えずに、沸々と湧き出てくる想いをグッと堪えていた時期が。 誰かを見ては、何かと比べて自分自身を哀れに思っていたんです。 運動できる子が羨ましかった。 勉強ができる子が羨ましか [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ずっと隠してきた気持ちがありました。</p>
<p>誰にも言えずに、沸々と湧き出てくる想いをグッと堪えていた時期が。</p>
<p>誰かを見ては、何かと比べて自分自身を哀れに思っていたんです。</p>
<p>運動できる子が羨ましかった。</p>
<p>勉強ができる子が羨ましかった。</p>
<p>端正な顔立ちの子が羨ましかった。</p>
<p>常に誰かの会話の中に存在している人たちが、とてつもなく羨ましくて仕方がなかった。</p>
<p>そんな気持ちに気づかないように、ただ同じ空間の中で1日を過ごすようにしていたんです。</p>
<p>バレてしまったら、自分がとても小さい人間ということが知られてしまう。</p>
<p>他の人は、そんなことも気にせずに毎日をのびのびと暮らしているはずなのにと・・・。</p>
<p>今の今まで、どこかしらにあった嫉妬の心は、いつまでも消えることなく、まとわりついていたのです。</p>
<h4><span id="toc1">同級生のあの子</span></h4>
<p>小学生の頃、漢字が全く同じで読み方が違う同級生の子がいました。</p>
<p>とても明るくて、可愛くて、クラスの人気者だったあの子。</p>
<p>反対にワタシは、漢字が同じというだけで、彼女が持っているものを何一つ持っていませんでした。</p>
<p>スポーツが出来るわけでもないし、容姿が端麗だったわけでもなく、クラスの端っこにいて、同級したちを羨ましく眺めているだけの人でした。</p>
<p>同じ人であり、名前の漢字が同じだったのにどうしてこうも違うんだろうと、疑問と同時に小さな嫉妬心が芽生えたのを覚えています。</p>
<p>どうしようも出来ないことなのに、それがとても悲しく思えていました。</p>
<p>その時初めて抱いたのかもしれません。</p>
<p>人は、生まれた時から平等じゃないんだって。</p>
<p>それでも初めの頃は、みんなに振り向いてほしくて、話しかけてほしくて、試行錯誤しながら同級生の中輪の中へと入ろうとしていました。</p>
<p>しかし全て逆効果で終わり、どんどん孤立していったのです。</p>
<p>いつしか彼らの輪の中に入ることを諦めて、一人で生きていくという選択肢を選ぶようになりました。</p>
<p>小さな社会の中ほど、残酷なものはないのだと痛感した時期でもありました。</p>
<h4><span id="toc2">青くない春</span></h4>
<p>中学、高校ともなれば、少しずつ大人のように振る舞うことに憧れて、少し背伸びをするようになっていく同級生たちを見かけるようになりました。</p>
<p>青春を味わうかのように恋をしたり、ヤンチャをしたりしながら自分の存在価値を確かめていくような人たちも増えていきました。</p>
<p>学校帰りに彼氏と歩いて下校する姿を見て、羨ましいと思いました。</p>
<p>友人たちと恋バナをしたり、大人びたことをして優越感に浸るように、話に花を咲かせている人もいました。</p>
<p>ワタシはそのどれにも当てはまらなかったんです。</p>
<p>群からはぐれてしまったワタシは、好奇の目にさらされているようでした。</p>
<p>グループを作る時や、修学旅行でも<span style="color: #99cc00;"><strong>「あの子はかわいそうだから、入れてあげて」</strong></span>と担任がボソッと言って、渋々輪の中へ放り込まれたこともありました。</p>
<p>仲間に入れてもらった代償として、修学旅行中には楽しげな雰囲気に入ることもできずに、そっと遠くからその姿を眺めることしかできませんでした。</p>
<p>そしてまた、沸々と湧いて出てきてしまったのです。</p>
<p>どうしてワタシは今、こんなに惨めな想いをしているんだろうって。</p>
<p>修学旅行から帰ってきたワタシをさらに惨めにさせたのは、一枚に写真でした。</p>
<p>そこには、仲の良さそうな雰囲気をしながら笑顔で映る同級生と、その隅っこでピースをしながら作り笑顔で映るワタシ。</p>
<p>対照的な姿を見た時の気持ちは、心の傷として今でも残り続けています。</p>
<p>一つ、また一つと経験を重ねるたびに、嫉妬の心は芽生えていく。</p>
<p>そして同時に、哀れさと惨めさを体験していく。</p>
<p>その繰り返しだったんです。</p>
<p>思春期に青春を味わった記憶は、これっぽっちもありません。</p>
<p>恋をして、胸がときめいて、友人たちとの思い出が記憶を潤わせていく。そんな経験をしたことも、もちろんありません。</p>
<p>常にどこかで思っていたんです。</p>
<p>ワタシの人生は、どこで間違えてしまったんだろうって。</p>
<p>どうして、ただ平凡に楽しいを味わうことができないんだろうって。</p>
<p>青い春と呼ばれている青春は、あの頃のワタシと無縁の存在だったから。</p>
<h4><span id="toc3">大人になれば</span></h4>
<p>それでも微かな希望は抱いていたんです。</p>
<p>大人になれば、見た目とか能力とかで判断されることもなく、一人の人間としてみてもらえるはずだって。</p>
<p>きっと子どもの世界なんかよりも、優しくて穏やかな日々がやってくるはずだって。</p>
<p>そう信じていたから、希望を捨てずに大人になれる日を待ち焦がれていました。</p>
<p><strong>今までできなかったことを、思い切りやってみよう。</strong></p>
<p><strong>今まで味わえなかった経験を沢山味わってみよう。</strong></p>
<p>そして、普通というものを手に入れることができたなら、きっとこの気持ちも晴れていくはずだと・・・。</p>
<p>けれども大人の世界の方が、もっと嫉妬の心が芽生える機会が多いことに気づいたんです。</p>
<p>昔よりもSNSというものが発達してから、簡単に色々な人の生活が見られるようになっていきました。</p>
<p>自分とはまるで違う世界を生きているように、切り取られたら一枚に幸せが常に転がっていたんです。</p>
<p>恋人と幸せそうに映っているところも、仕事や趣味に没頭しているところも、人生そのものを楽しんでいる姿は、やっぱりワタシとは違って見えていました。</p>
<p>保育士をしている頃、仕事にやりがいを持っていたはずだった。</p>
<p>けれども、それは健康も心も壊しながらがむしゃらにやり続けていたからでした。</p>
<p>それでも子どもたちが可愛くて仕方がなかった。</p>
<p>曇りのない笑顔でワタシを見つめてくれる姿に、随分と助けられていました。</p>
<p>どれだけ私生活が荒れ果てていても、どれだけ心が疲れ始めていても、子どもたちといればどんな辛いことも耐えられる気がした。</p>
<p>けれどもやっぱり、色々と限界を迎えながら走り続けた先に何もないと知った時、歩むべき道を見失い、気力さえもなくしてしまいました。</p>
<p>SNSの中では、沢山の幸せが溢れている。</p>
<p>そんな幸せを手に出来ずに生きていることが、情けなくなってしまったんです。</p>
<p>ある時から、SNSを全く見なくなりました。</p>
<p>そして大切な友人たちの連絡先を消して、SNS自体も消しました。</p>
<p>これ以上嫉妬の海に溺れてしまわないように。</p>
<p>そして、誰に対しても快く思えない気持ちが芽生えていることが、何よりきつかったんだと思います。</p>
<p>小さい頃から抱え続けた嫉妬の心は、大人になっても付き纏い続けて、とうとう周りが見えなくなってしまうほどの影響力を持ち始めてしまったのです。</p>
<p>全ての縁を切るように、関わりを遮断してしまったのです。</p>
<h4><span id="toc4">変わりゆく心、そして嫉妬心</span></h4>
<p>あれから随分と月日は流れ、ワタシは今また、SNSを再開しました。</p>
<p>嫉妬心がなくなったかといえば、そうではありません。</p>
<p>塞ぎ込んでいた頃は、昔と同じ感情が芽生えて向き合うことに随分と苦労しました。</p>
<p>こんな自分が嫌だと言い続ければ続けるほど、心は傷つき続けるだけでした。</p>
<p>だから、受け止めることにしたんです。</p>
<p>嫉妬する気持ちも、とても大切な感情なんだって。</p>
<p>誰だって羨ましいと思う時もあるし、時には憧れて誰かになりたいと強く願う瞬間もある。けれども、憧れた姿になれないことに気づいた時には悲観的になり、落ち込むことだってあるんだと。</p>
<p>今までの人生を振り返ると、どれだけ辛くても優しい言葉をかけてくれたのは、他人ではなく自分自身でした。</p>
<p>色々な感情が芽生えたとしても、葛藤しながら最後には受け入れるのは、自分自身だったのです。</p>
<p>ある時からワタシは、言ってほしい言葉を自分に向けるようになりました。</p>
<p>だから嫉妬の心が芽生えた時には、こう言っているんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「あなたは気づいていないかもしれないけれど、あなたにしか出来ないことがあるんだよ。とことん比べて、悲観することだってあると思う。でもね、きっといつか気づくはずだから。あなたにしか出来ない『何か』があることを」</strong></span></p>
<p>そうやって時には受け入れて、励ましながら自分の心と向き合い続けているんだと思います。</p>
<p>嫉妬の心がなくなることは、この先もありません。</p>
<p>でもそれでもいいと思えるようになってきていることを、少しだけ誇りに思えるようになりました。</p>
<p>きっとワタシ以外に、同じ想いを感じている人がいっぱいるはずだから。</p>
<p>それを隠しているだけで、嫉妬の心は誰にでも芽生えるものだと思うのです。</p>
<p>ただその感情をどのように出すのかが大切なんだと思います。</p>
<p>ただ「悔しい」と言って、何もせずに文句だけを言い続けることだってできる。</p>
<p>けれども嫉妬の心が芽生えた先に、何ができるのかを考えられた時、人は新たな感情と出会えるような気がするんです。</p>
<p>学びと気づきという感情に。</p>
<p>ワタシは嫉妬をしてきた中で、多くのことを学びました。</p>
<p>どれだけ羨んでも、その人自身になろうとしても、その人の人生を歩むことはできないということを。</p>
<p>そして気づいていないだけで、ワタシにも彼らにできなかったことができる才能があることを知れたから。</p>
<p>ワタシはこの先も、嫉妬の心を抱くことがあるでしょう。</p>
<p>そして時には、落ち込んだり、悩んだりするかも知れない。</p>
<p>けれども、それでいいんだと受け入れることにしたんです。</p>
<p>嫉妬をすることで、相手を深く見ようとすることを学んだから。そしてその先には、きっと新たな『何か』が待っていることも、理解できるようになったから。</p>
<p>もしも、嫉妬の心が芽生えた時にはとことん向き合ってみてください。</p>
<p>決して、知らんぷりなんてしないでほしんです。</p>
<p>どんな感情も、全て意味があるものだから。</p>
<p>そして、これだけは忘れないでほしい。</p>
<p>嫉妬心を抱いた相手でも出来ない『何か』をあなたは、きっと持っているはずだということを。</p>
<p>その不透明なものが、くっきりと輪郭をとらえながら形になっていくきっかけが、もしかすると嫉妬の心から生まれるかも知れないということも。</p>
<p>あなたの嫉妬の心は、いつ、どんな時に芽生えますか？</p>
<p>そしてその気持ちを、大切にすることはできていますか？</p>
<p>あなたの心を、あなた自身で受け止めてながら・・・。</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>ネガティブの種を蒔く</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 24 Jul 2023 10:00:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[ネガティブ]]></category>
		<category><![CDATA[不安]]></category>
		<category><![CDATA[夢]]></category>
		<category><![CDATA[夫婦]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
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					<description><![CDATA[私はエッセイを書き始めた頃よりも、気持ちが前向きになりました。 常に抱えていた心の影を少しずつ受け止めて、「大丈夫。あなたなら出来るはず」そうやって、自分自身を受け入れることを学びました。 昔は「なんでこんなこともできな [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>私はエッセイを書き始めた頃よりも、気持ちが前向きになりました。</p>
<p>常に抱えていた心の影を少しずつ受け止めて、<span style="color: #ff00ff"><strong>「大丈夫。あなたなら出来るはず」</strong></span>そうやって、自分自身を受け入れることを学びました。</p>
<p>昔は<span style="color: #ff00ff"><strong>「なんでこんなこともできないの？どうして簡単なことも、失敗してしまうの？あぁ、そうか。私は無能で必要のない存在だった」</strong></span>と責める言葉を並べて、1番の味方でいなければいけないワタシ自身が、言葉の刃物を突きつけていたんです。</p>
<p>周りが羨ましくて仕方がなかった。</p>
<p>同じ人として生まれたのに、持って生まれた才能の違いを見せつけられることが、羨ましくて、苦しくて、そしてどうしようもなくてたまらなかった。</p>
<p>そんなワタシの唯一の才能は、自分自身を責めることだったんだと思います。</p>
<p>けれども、エッセイを書くようになり、少しずつだけれど、<span style="color: #33cccc"><strong>「納言ちゃんのエッセイ読んでるよ！」</strong></span>とか<span style="color: #99cc00"><strong>「過去を思い出しながら読ませてもらいました」</strong></span>と直接言ってくれる人が現れるようになりました。</p>
<p>時には感想をくれたり、応援をしてくれたりと、最近になって本当に多くの方々の支えに救われて、今のワタシが出来上がりつつある。</p>
<p>そんな風に思えるようになったんです。</p>
<p>しかし、時折芽生えてしまうのです。</p>
<p>小さなネガティブの種が。</p>
<p>どこからか顔を出して囁くことがあるんです。</p>
<p><strong>あなたは一体、何がしたいの？</strong></p>
<p><strong>あなたに出来ることなんてあるの？</strong></p>
<p><strong>ほら、見てごらん。あなたよりも優れた人がこんなに沢山いるんだよ？あなたは何もない、無名の作家もどきでしかないのだから。</strong></p>
<p>そんな種が一つまたひとつ増えていく感覚に襲われる時があるんです。</p>
<p>それは決まって、深く静かな夜の間でした。</p>
<h4><span id="toc1">夜が怖くて</span></h4>
<p>昔は夜が大好きでした。</p>
<p>澄み切った夜空にチラホラと輝く星を眺めながら、大好きな音楽を聴いて景色の一部になっている時間が。</p>
<p>何も考えなくていい。</p>
<p>誰かに何かを言われるわけでもない。</p>
<p>ただただ、ワタシがワタシでいられる時間が好きでした。</p>
<p>そして思うのです。<span style="color: #ff00ff"><strong>「ずっとこの時間が続けばいいのに」</strong></span>って。</p>
<p>それはきっと、忙しすぎる社会の中でがむしゃらに働きすぎていたからだと思います。子どもたちの声がいつまでも耳の中で響き、声を拾い上げようとしても、雲のように目の前にあるのに、掴むことができない。</p>
<p>そして嫌な言葉だけが、体にまとわりついて離れようとしないんです。</p>
<p><strong>どうして子どもたちのことだけを考えて過ごせないんだろう。</strong></p>
<p><strong>どうして自分の意見を言うだけで、こんなに怯えてしまうんだろう。</strong></p>
<p><strong>子どもたちのことが大好きなのに、保育士の仕事が嫌いになってしまう、それが1番辛いことだって分かっているのに・・・。</strong></p>
<p>そんな生活をしていたから、忙しない日中は何も考えられず、笑顔の仮面を被りながら、生きることに必死だったのかもしれません。</p>
<p>人という歯車の中で常に動かされていたあの時、ワタシはワタシを失っていたんです・・・。</p>
<p>しかし今では、社会の中には入らずに、一人でいる時間の方が多くなってしまいました。</p>
<p><span style="color: #3366ff"><strong>「行ってきます」</strong></span>と遠くの方から聞こえてくる声は、孤独が始まる合図でもあるんです。</p>
<p>機会音だけが鳴り響く部屋に、ワタシの話し相手はどこにもいません。けれども、外の世界が明るいから、まだ寂しくはならないんです。</p>
<p>暑さにうんざりしながらも、明るさを求めて、カーテンの近くで作業をする。少しだけ社会との関わりを感じて、生活音を聞きながら夫の帰りをただひたすら待てばいい。</p>
<p>保育士をしている頃は、とにかく朝が早くてあっという間に寝る時間になっていました。どれだけ怒られても、どれだけ悲しい出来事があっても、それでも疲れと共に眠ることができました。</p>
<p>しかし、遅くに起きて体も動かさずに過ごしている今の環境では、そう簡単に眠ることができないんです。</p>
<p>疲れ切って帰ってきた夫に話をするけれど、時折申し訳なくなってしまう。優しい彼は、なんとかワタシの話を聞こうとするけれど、少しずつ体力の限界を感じながら、返答もそぞろになっていく。</p>
<p>どこかで疲れているからと思っている部分と、1日の寂しさをなんとか紛らわしたい気持ちの両方が欲として出てしまうんです。</p>
<p>ご飯を食べてお風呂に入ると、あっという間に寝る時間になり、彼は疲れているから、ベッドにダイブして気づけば寝息をスースーたてながら深い眠りの中へ入ってしまうのです。</p>
<p>ワタシは眠れない時間寝返りを打ったり、何か楽しいことを考えても、不安の渦が少しずつ大きくなっていくのを感じ、どんどん目が冴えてしまう。</p>
<p>常にある罪悪感と、将来への不安。</p>
<p>何一つ見えない未来のことに対しての恐怖心は、夜の暗闇と静けさが余計に孤独を煽ってくるように感じてしまうのです。</p>
<p>頭の中で繰り広げられる妄想は止まることはなく、考えてはいけないことまで安易に想像させてしまう時もありました。</p>
<p>そして行き着く答えは、<span style="color: #ff00ff"><strong>「ワタシはこの先、どうなってしまうんだろう」</strong></span>という言葉と共に、ようやく眠り、そして夢の中にまで持ち込んでしまうのです。</p>
<h4><span id="toc2">いつまでも消えない想い</span></h4>
<p>仕事を辞めて、エッセイ活動に全勢力を尽くしている今、もしかしたら周りの反応はワタシとはまるで違った見え方をしているかもしれません。</p>
<p>好きなことを自由にしているように見えているかもしれない。</p>
<p>今ある自分の時間を有意義に使えていると思われているのかもしれない。</p>
<p>SNSに投稿している写真たちは、ワタシのもう一つの姿であり、そして憧れている姿なのかもしれません。</p>
<p>好きな事をとことんやり、自分の思いを貫く姿は、ワタシが作り出した憧れの存在を具現化したものかもしれません。</p>
<p>本当のワタシは、とても弱くて脆い存在なのだから。</p>
<p>常に劣等感を感じて生きてきたから、誰かと比べてきた人生にお別れを告げることは、簡単なことではないみたいです。</p>
<p><strong>羨ましいと思わなかったことはありません。</strong></p>
<p><strong>自分にはないものを持っている人たちに、憧れなかったこともありません。</strong></p>
<p><strong>そして今も、その想いが消えることもありません。</strong></p>
<p>昔よりも薄らいできた感情ですが、ふとした瞬間に現れて、ワタシの感情ごと連れ去ってしまうことだってあります。</p>
<p>変化することが怖いくせに、変化しないことも怖くてたまらない。</p>
<p>未来に不安があるくせに、希望を持って期待をしてしまうこともある。</p>
<p>だからこそ、文章の中だけでも素直に自分の心をさらけ出す作業をしているのでしょう。</p>
<p>表現しようのない感情を表に出したくて、誰かに見つけて欲しくて、言葉にしているのかもしれません。</p>
<h4><span id="toc3">夫婦で表現することは</span></h4>
<p>ワタシは文章を書き、彼はAIアートを作ることをしています。それは側から見たら、面白いことをしている夫婦として見てくださっているかもしれません。</p>
<p>けれども、やっぱり先行きの見えない不安は時として、<span style="color: #800000; font-size: 18px"><strong>喧嘩</strong></span>という形で表に現れてしまうこともあります。</p>
<p>感情の行き場がない時、どうしようもない気落ちが溢れ出てしまった時、私たちは本音でぶつかり合い、そして声を出して泣きます。</p>
<p>お互いに繊細で、そして弱さを持っているんです。そして何より、報われてこなかった人生を歩んできたから、余計に不安と期待の狭間で闘い続けているのかもしれません。</p>
<p>今までにも表現の道への挑戦を何度も行ってきました。</p>
<p>表では期待はしていないと言いつつも、どこかで<strong>もしかしたら</strong>という感情を捨てきれず、期待をしてしまったことが何度もありました。</p>
<p>けれども、上手く行ったことなければ、期待を裏切られて、傷ついて帰ってくることの方が多かったです。</p>
<p><strong>「どうしてこんなに上手くいかないんだろう・・・」</strong>と何度も涙を流しながら、それでも<strong>「きっと大丈夫。きっとそのうち光が見えてくるから」</strong>と互いに言い続けてきました。</p>
<p>しかし、その成果を得られたこともないんです。</p>
<p>どこかで<strong>「もう、無理なのかもしれない」</strong>なんて思うこともありました。</p>
<p>けれども二人とも往生際が悪いから、<strong>「もう一度だけ、やってみよう」</strong>と諦めてこないまま、今の形になっているんだと思います。</p>
<h4><span id="toc4">ネガティブの種をまく</span></h4>
<p>今までの人生を振り返ると、ネガティブ以外で物事を考えたことは、ほとんどありませんでした。</p>
<p>そして、期待をした先にはいつも後悔の感情が芽生え、悲しい思いをしながらまた一つネガティブの種を蒔く作業をしてきました。</p>
<p>しかし、もしも悲しい経験がなければ、ネガティブな性格でなければ、きっとエッセイは書いていなかったと思います。</p>
<p>そして、もっと別の生活を送り、別の人との未来を歩んでいたと思うんです。</p>
<p>彼と出会い、ワタシはエッセイを書き始めました。</p>
<p>そして彼も、歌うことから離れたけれど、表現することはやめませんでした。</p>
<p>ネガティブの種は、少しずつ前を向くための花を咲かせようとしているのかもしれません。</p>
<p>一つひとつ蒔いてきた種に、涙という水をあげて。</p>
<p>時には声をかけながら、誰かに励ましという名の肥料をもらって。</p>
<p>そうやって今ワタシも彼も、新たな道を歩み始めているのかもしれません。</p>
<p>ポジティブだったらどれだけ楽になるんだろうと思ったことは、何度もありました。</p>
<p>別の考え方ができて、溜め込まずに発散する方法を知っていたら、病気にだってならずに済んだのかもしれません。</p>
<p>けれども、きっとこの性格にはそれなりの役目があるのだと思うんです。</p>
<p>同じ気持ちを抱いたことのある人、心に傷を抱えている人の想いを、ワタシは痛いほど分かるから。</p>
<p>それは同じようにネガティブの種を蒔いてきた側の人間だからこそ、痛みが分かるんだと今なら思うんです。</p>
<p>これまでの人生を振り返り、本当にロクでもない人生を送ってきました。</p>
<p>側から聞いたら<span style="color: #ff9900"><strong>「なんて運のない子なの？」</strong></span>と思われるような体験も、いっぱいしてきました。</p>
<p>それも全ては、痛みを分け合う役目を担う準備期間だったと思っています。</p>
<p>それが、ネガティブの種を蒔く作業だったのかもしれません。</p>
<p>生きていれば辛いことの方が多いと感じてしまうもの。</p>
<p>それは、どれだけ幸福を感じていても、傷つく感情の方が心や記憶に強く残るからなんです。</p>
<p>そしてその気持ちは、決して堪えなくていい感情だと思います。</p>
<p><strong>辛い時は辛いんだって言っていいんです。</strong></p>
<p><strong>苦しい時は助けてって言っていいんです。</strong></p>
<p><strong>嬉しい時は嬉しいと言うし、楽しい時は楽しいと言えるのに、負の感情は隠さなければいけないなんてことはないんです。</strong></p>
<p><strong>だってどれも大切な感情なのだから。</strong></p>
<p>もしもあなたが持っているネガティブの種を蒔きき終えた時、空を見上げるように考えてほしいんです。</p>
<p><strong>辛い時に言葉をかけてくれた人のことを。</strong></p>
<p><strong>涙をそっと拭いてくれた人のことを。</strong></p>
<p><strong>そして、<span style="color: #99cc00">「よく頑張ったね」</span>と言ってくれた人のことを。</strong></p>
<p>思い浮かべれた時、今度は種に向かって<span style="color: #33cccc"><strong>「ありがとう」</strong></span>と水をあげてほしいのです。</p>
<p>ネガティブの種は、悲しい感情から生まれるけれど、優しい言葉できっと綺麗な花を咲かせるとワタシは思っています。</p>
<p>相手を想う、思いやりの花を・・・。</p>
<p>そんなワタシも、ネガティブの種に水をあげているんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「どんな些細な言葉も、ワタシにとっては大きな勇気になっています。出会ってくれてありがとう。沢山の気持ちを伝えてくれてありがとう。そして何より、優しさを与えてくれてありがとう」</strong></span>そう言いながら。</p>
<p>いつか綺麗な花を咲かせた時、恩という形でお返しができるように、今日も静かにネガティブの種に水をあげて・・・。</p>
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