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	<title>死後の世界 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>死後の世界と地獄見学　後編</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Jun 2023 10:00:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[オカルト]]></category>
		<category><![CDATA[体験談]]></category>
		<category><![CDATA[地獄]]></category>
		<category><![CDATA[実体験]]></category>
		<category><![CDATA[死後の世界]]></category>
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					<description><![CDATA[天国行きが決まった私たちは、スーツのおじさんに言われた通り、順番に長い長いエスカレーターに乗って、雲の上のそのまたさらに上を目指していました。 そこにいた誰もが穏やかな気持ちで、天国がある場所へと向かっていたと思います。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>天国行きが決まった私たちは、スーツのおじさんに言われた通り、順番に長い長いエスカレーターに乗って、雲の上のそのまたさらに上を目指していました。</p>
<p>そこにいた誰もが穏やかな気持ちで、天国がある場所へと向かっていたと思います。</p>
<p>誰1人として顔見知りではなかったのですが、天国仲間としてこれから仲良くしていきたいという気持ちもある、そんな雰囲気がエスカレーターに乗っている人たちから伝わっていました。</p>
<p>中には<span style="color: #008000;"><strong>「家族に会いたいなぁ。もう先に天国に行っているかもしれない」</strong></span>と話している人もいました。</p>
<p>しかし、私の家族は住み慣れた家の寝室で今も眠っているだろうから、私が家族に会えるのはもっと先のことなのかと思うと、なんだか嬉しい気持ちよりも切なかったり、悲しかったり、そんな負の感情の方が芽生えてしまいそうだったような気がします。</p>
<p>色々なことを考えながら、上を目指しエスカレーターに乗っていると<strong>、突如エスカレーターと並走するおじさん</strong>が現れたのです。</p>
<h4><span id="toc1">謎の乗り物に乗る謎多きおじさん</span></h4>
<p>おじさんはとても変わった<span style="color: #ff6600;"><strong>たまご</strong><strong><span style="color: #ff6600;">型の</span>小さなカプセル</strong></span>に乗って、登場したのです。</p>
<p>おじさんはカプセルの窓をオープンカーさながらに格好つけながら開けて、私に<span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃん！よかったねぇ〜。君は天国だってよ。いや〜、本当に良かった。私も嬉しいよ」</strong><span style="color: #000000;">と言いました。</span></span></p>
<p>話しかけられたこともあり、私はずっと心の中にあったことを思い切って聞いてみることにしたのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「あの、おじさん！「地』って書いてあった人たちは、どこに行くの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そんなの決まっているよ。地獄だよ。<span style="font-size: 18px;">じ・ご・く</span>！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「地獄って怖いところだよね？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃんも本とかで見たことがあるだろ？悪いことをした人たちが行くところだよ。まぁ、滅多に行くことなんてないんだけどね。でも、今日みたいにたまにいるんだよ、地獄行きになるやつは」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「じゃあ、『七』って書いていた人たちは？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「あの人たちは、何かやり残していたことがあったり、誰かが『お願い、もう少しだけ一緒にいて！！』と強く願ったりすると、『七』になることがあるんだ。まあ、それも中々少ないけどね」</strong></span></p>
<p>今まで本でしか知らなかったことを、おじさんは私にも分かりやすく教えてくれました。</p>
<p>そこでふと気になったのは、あの大声で怒鳴っていた男の人が連れて行かれた<span style="color: #800000;"><strong>「地獄という場所」</strong></span>でした。もしもできることなら、一度でいいから見てみたいと思ってしまったのです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「おじさん！地獄を見てみたいって言ったら、私は天国には行けなくなっちゃう？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「えっ！？地獄を見たいだって！？お嬢ちゃんは変わっている子だね・・・。地獄を見たいと言った人間なんて、今までいなかったよ・・・。見ても面白くないけど、それでも行きたいのかい？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「うん！本で見たことと同じなのか、確かめてみたいんです！」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「それなら、連れて行ってあげよう。地獄に行っても地獄行きにはならないから、それは安心してくれ。ほんの少しだけだよ？いいね？」</strong></span></p>
<p>ということで、おじさんの変わったたまご型カプセルに乗って、私の地獄見学はスタートすることになりました。</p>
<h4><span id="toc2">地獄見学</span></h4>
<p>地獄に向かう道中、おじさんは私が不安にならないように学校の話や、友だちの話、今は何が好きで何をしている時が楽しいのかも聞いてくれました。</p>
<p>しかし、私には友だちがいなかったので<span style="color: #ff00ff;"><strong>「友だちはね、1人もいないんだ・・・」</strong></span>と答えると、<strong><span style="color: #000080;">「そうかぁ・・・。それは悪いことを聞いちゃったね。でもきっとこの先では良いことが沢山待っているよ」</span></strong>と励ましてくれました。</p>
<p>なんとも言えない絶妙に気まずい雰囲気になりながらも、おじさんと私を乗せたカプセルは、どんどん雲をくぐって下の方へと降りていきました。</p>
<p>そうこうしている間に、景色は真っ暗な闇へと変わり、なんだか蒸し暑いような屋内プールにいるような、なんとも言えない湿度と匂いを感じながら、さらに下の方まで降りていきました。</p>
<p>気がつけば辺りは漆黒の闇に包まれていて、自分がどのような場所で、どんな状況になっているかも把握することができません。</p>
<p>おじさんがいる気配すらも感じることが難しいくらい、全ての光が遮断された、そんなような場所でした。</p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「お嬢ちゃん着いたよ。ここが、有名な『血の池』地獄だ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「え・・・！？何も見えないよ」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「まぁ、そのうち分かるさ」</strong><span style="color: #000000;">その言葉を合図に、カプセルは浮遊した状態で止まりました。</span></span></p>
<p>すると、どこからか<span style="color: #800000;"><strong>ドボン</strong><span style="color: #000000;">という音と共に、</span><strong>チャプンチャプン</strong><span style="color: #000000;">とこちらに近づいてくるような音が聞こえてきました。</span></span></p>
<p>なんとも言えない、静けさの中にあるのは水の中で何かが流れている音と気配、それだけでした。</p>
<p>何度も何度も繰り返される<span style="color: #800000;"><strong>ドボン</strong></span>という音と<strong><span style="color: #800000;">チャプン</span></strong>という水のような音を聞くだけで、全身がゾワっとしてしまうほど、言葉では言い表せない恐怖が植え付けられていくような感覚がありました。</p>
<p>それでも<span style="color: #ff00ff;">（せっかく来たんだから、本と同じことが起きているのかどうかを確かめたい！）</span>と思い、目を凝らしながら辺りを見渡し続けました。</p>
<p>すると下から急に、<strong><span style="color: #ff00ff;">ピンク</span></strong>、<span style="color: #3366ff;"><strong>青</strong></span>、<span style="color: #ff9900;"><strong>黄色</strong></span>、<span style="color: #008000;"><strong>緑</strong></span>、<span style="color: #ff0000;"><strong>赤</strong></span>、<span style="color: #cc99ff;"><strong>紫</strong></span>などの鮮やかな色で水のようなものを照らし始めたのです。</p>
<p>もしも例えるのなら、<strong>何一つ弾けていないナイトプールのような照明</strong>だったと思います。</p>
<h4><span id="toc3">「血の池」地獄で起きていたこととは</span></h4>
<p>何一つ弾けていないナイトプールのような照明が、人らしき物を捉えることがあるのですが、その人の表情までは確認することができませんでした。</p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「おじさん、『血の池』地獄では何が起きているの？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「ここではね、水じゃなくて血のプールみたいになってるんだよ。だけどね、このプールは普通のやつとは違って、泳げば泳ぐほど下に沈んでいくんだよ。だからほら、よくあそこを見てごらん？」</strong></span></p>
<p><span style="color: #ff00ff;"><strong>「・・・。あっ！！人がいる！</strong>（もしかしてあの人・・・さっきの）。<strong>でも、泳いでない。なんかじっとしてるみたい」</strong></span></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうだよ。沈まないように動かずにじっとしてるんだ。声を出しても動いても苦しくなるだけだからね。まぁ、そんなことして足掻いたところで、無駄なんだけどね・・・」</strong><span style="color: #000000;">と静かに語るおじさんの表情は、まるで全てを悟っているかのような、なんとも不気味な表情をしていました。</span></span></p>
<p>何度も繰り返される血の沈む音と、下品な照明に照らされた人たちを、何も言わずにただじっと見つめていました。</p>
<p>私は他のところも見てみたいと思いましたが、おじさんの妙に冷めた声と、不気味な表情を忘れることが出来ず、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「もっと見たい！」</strong></span>とお願いすることは、やめることにしました。</p>
<h4><span id="toc4">おじさんとの別れ</span></h4>
<p>どれくらい時間が経ったかは分かりませんが、これ以上何かを聞くことも見ることもないだろうと思い、おじさんに声をかけることにしました。</p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「おじさん、連れてきてくれてありがとう！もう地獄は大丈夫」</span></strong></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうか、楽しかったかい？」</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「う〜ん。怖かったけど、本と違うことも知れたから」</span></strong></p>
<p><span style="color: #000080;"><strong>「そうかそうか。それなら良かった。でも、二度と地獄に行きたいなんて言っちゃダメだよ？次は、大変なことになってしまうからね？おじさんと約束だ」</strong></span></p>
<p><strong><span style="color: #ff00ff;">「わ、わかったよ！ありがとう。約束する」</span></strong></p>
<p>そう言ったところで、私は勢いよく体を起こしたのです。</p>
<p>そこに広がっていたのは、分厚い雲でも長い長いエスカレーターでもなく、見慣れた寝室の光景でした。</p>
<p>そしてあの日以降、私は死後の世界に行ったことは一度もありません。</p>
<p>この話を大人になって夫にした時、<span style="color: #3366ff;"><strong>「死後の世界は、その人が1番わかりやすい姿になって現れたり、見えたりするって何かの本で読んだことがあるよ」</strong></span>と言われました。</p>
<p>当時の私は空手を習っていたのですが、<strong>道場が死後の世界との中継場所</strong>になっていたのは、状況を理解させやすいようにするためだったのかもしれません。</p>
<p>大人になった今では、天国や地獄を信じるかと聞かれれば、<span style="color: #ff00ff;"><strong>「分からない」</strong></span>と答えるでしょう。</p>
<p>ただ当時の私は、この夢以外にも不思議な体験をすることが何度もありました。</p>
<p><strong>心霊現象</strong>や<strong>、幽体離脱</strong>、<strong>進み続ける夢</strong>に、<strong>予知夢</strong>、そして<strong>人の死期や別れが分かる感覚</strong>など、あげたらキリがないほどの経験をしてきました。</p>
<p>そしてその中でも、<strong>進み続ける夢</strong>と、<strong>人の死期や別れが分かる感覚</strong>だけは、今もうっすら残っています。</p>
<p>それらの全てが、あの悪夢を見たことがきっかけでした。また、当時私が住んでいたマンションは、霊道というものの上に建てられていたらしいのです。そして何よりも、あの頃の私がとても寂しい人間だったということ自体が、奇妙な現象や体験を呼び寄せていたのかもしれません。</p>
<p>それはあくまで、後付けで思ったことなのですが・・・。</p>
<p>もしも、私に死が訪れた時、<strong>「天」「七」「地」</strong>のどの漢字を見ることになるのかを、今では少しだけ楽しみにしています。</p>
<p>幼い頃の私が、本当に死後の世界に行っていたかどうかの確認をするためにも・・・。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 20px;"><strong>〜完〜</strong></span></p>
<p>&nbsp;</p>
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