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	<title>葛藤 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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	<title>葛藤 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>ワタシは一体、誰なんだ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 Feb 2024 08:04:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[LGBTQ]]></category>
		<category><![CDATA[多様性]]></category>
		<category><![CDATA[性別]]></category>
		<category><![CDATA[救われて]]></category>
		<category><![CDATA[葛藤]]></category>
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					<description><![CDATA[ワタシは子どもながらにあることを思っていました。 「体の変化が怖い」と。 小学五年生の時の自然体験学習で初めてみんなでお風呂に入った時に、その感覚に襲われました。 大人びている同級生たちもいて、自分とは違った体の変化を目 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="padding-left: 40px">ワタシは子どもながらにあることを思っていました。</p>
<p style="padding-left: 40px"><strong>「体の変化が怖い」</strong>と。</p>
<p style="padding-left: 40px">小学五年生の時の自然体験学習で初めてみんなでお風呂に入った時に、その感覚に襲われました。</p>
<p style="padding-left: 40px">大人びている同級生たちもいて、自分とは違った体の変化を目の当たりにした時に、<span style="color: #ff00ff"><strong>「いつか自分もそうなるんだ。どうしよう。怖い」</strong></span>と感じてしまったのです。</p>
<p style="padding-left: 40px">けれどもそれが性に対しての考え方に直結するとはまだ思ってはおらず、恐怖の理由があまりわかっていませんでした。</p>
<h4 style="padding-left: 40px"><span id="toc1">二つの性に分けられて</span></h4>
<p style="padding-left: 40px">中学生に上がった頃から、スカートを履くことに少しずつ抵抗を持ち、何かにつけて<strong>「<span style="color: #0000ff">男</span>・<span style="color: #ff0000">女</span>」</strong>と記入をしなければいけない用紙に嫌悪感を抱くようになりました。</p>
<p style="padding-left: 40px">ワタシなりのほんの少しの抵抗で、いつも<strong>「<span style="color: #0000ff">男</span>・<span style="color: #ff0000">女</span>」の「・」</strong>のとこに丸を打っていました。するとそれを不思議に思った当時の担任は、<strong>「どうしてそんなくだらないことをするの？</strong>」と必要以上に聞かれることもありました。</p>
<p style="padding-left: 40px">けれどもその言葉に、ワタシは必要以上に言葉を重ねることはしませんでした。</p>
<p style="padding-left: 40px">自分でも理由がわからなかったんです。どうして素直に<strong>「<span style="color: #ff0000">女</span>」</strong>と書いてあるところに丸がつけられなかったのか。</p>
<h4 style="padding-left: 40px"><span id="toc2">ズボンに憧れて</span></h4>
<p style="padding-left: 40px">高校生になると周りは少しずつ性別を意識するようになり、女性はより女性らしく、男性はより男性らしさが表れていたような気がしました。</p>
<p style="padding-left: 40px">学校に来ても化粧をする子もいれば、同級生の中でも垢抜けて綺麗になっている子を性の対象で見ている人も大勢いました。</p>
<p style="padding-left: 40px">その中でワタシは<span style="color: #ff00ff"><strong>「ズボンを履きたい。スカートじゃなくて、ズボンで生活したい」</strong></span>と考えていました。</p>
<p style="padding-left: 40px">けれども昔は、ズボンを履いて学校に行くという選択肢はありませんでした。</p>
<p style="padding-left: 40px">だからこの頃からあえて髪を伸ばし、見た目だけでも女性らしさを追い求めるようになりました。けれどもその結果、名前も知らないような同級生たちがクラスに来て、<span style="color: #003366"><strong>「あいつ、サッカー選手に似てるよな」</strong></span>と変に注目されることもありました。</p>
<p style="padding-left: 40px">笑われていることを誰が見ても理解できる状況でも、周りが助けてくれることもなければ、自分から<span style="color: #ff00ff"><strong>「やめてよ！」</strong></span>と立ち向かう勇気もありませんでした。</p>
<p style="padding-left: 40px">あまりにも言われすぎて惨めな気持ちに押しつぶされそうになったある日、ワタシは母にお金をもらって美容院に行き、髪の毛をバッサリ切りました。</p>
<p style="padding-left: 40px">すると今まで向けられた心無い言葉は、一瞬で言われなくなったのです。</p>
<h4 style="padding-left: 40px"><span id="toc3">拭いきれない気持ちは</span></h4>
<p style="padding-left: 40px">大人になってからも、性別について考える場面が何度もありました。元々体型がわかるような服装はあまりしてこなかったので、彼氏ができてからもそのスタイルを変えるつもりはありませんでした。</p>
<p style="padding-left: 40px">けれども、付き合うたびに<span style="color: #000080"><strong>「もっと女性らしい格好をしたら？」</strong></span>とか<span style="color: #008000"><strong>「髪の毛をもばしてみたらどう？」</strong></span>と、見た目を変えることを勧められていました。</p>
<p style="padding-left: 40px">ありのままのワタシではなく、<strong>「女性らしいワタシ」</strong>を彼らは望んでいたんです。そしてその望み通りの服装や髪型にすると、彼らは決まって<span style="color: #008080"><strong>「そっちの方が前よりもずっといいよ」</strong></span>と褒めてくれました。</p>
<p style="padding-left: 40px">この時のことを振り返ると、自分の気持ちを押し殺して、別人になる努力をしていたような気がします。</p>
<p style="padding-left: 40px">そして交際期間が一年を迎える前に、彼らはワタシと正反対の女性らしく可愛らしい人の元へと旅立っていきました。</p>
<p style="padding-left: 40px">決まり文句はみんな一緒で、<span style="color: #008000"><strong>「性格はすごく素敵だと思う。けど、なんか女としてみられない」</strong></span>だとか<span style="color: #0000ff"><strong>「俺じゃなくて、もっと別に全てを受け入れてくれる人が現れるよ」</strong></span>と言って、去っていったのです。</p>
<h4 style="padding-left: 40px"><span id="toc4">どこにも属せない苦しみを</span></h4>
<p style="padding-left: 40px">それから程なくして、一度だけ知人に相談したことがありました。<span style="color: #ff00ff"><strong>「もしかすると、</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>LGBTQ</strong></span><span style="color: #ff00ff"><strong>＋なのかな」</strong></span>と。</p>
<p style="padding-left: 40px">すると<span style="color: #ff6600"><strong>「えっ？恋愛対象が異性なんだから違うんじゃない？」</strong></span>と言われてしまったのです。</p>
<p style="padding-left: 40px">どこにも属すことの出来ない苦しみは、想像以上に辛かった。</p>
<p style="padding-left: 40px">ワタシは一体、何で苦しんでいるんだろう。</p>
<p style="padding-left: 40px">周りがワタシに求めている姿は、一体どんなものなんだろう。</p>
<p style="padding-left: 40px">そんなことが、頭の中でグルグルと渦巻いていたような気がします。</p>
<p style="padding-left: 40px">そしてしばらくの間、どこにも属せない、何者なのかもわからない状態が続いていたのです。</p>
<h4 style="padding-left: 40px"><span id="toc5">勇気を出して</span></h4>
<p style="padding-left: 40px">それから数年が経ったある日、ワタシは7年ぶりに会った友人にこのことを打ち明けました。</p>
<p style="padding-left: 40px">ワタシは一体何者で、どこにも属せない気持ちを抱えていたこと、そして実はLGBTQ +なのではないかということも。</p>
<p style="padding-left: 40px">すると友人は、さも当たり前のような顔をしながらこう言ったんです。</p>
<p style="padding-left: 40px"><span style="color: #cc99ff"><strong>「そうだと思ったよ。でもとっくの前から気づいてると思ってた。確かに納言には性別を感じさせない雰囲気もあるし、出会った頃から『そうなのかな？』って思ってたよ。でも、それで何かが変わるわけじゃないし。むしろかっこいいアンタの方が、素敵だと思うよ。誰に何言われても貫けばいいじゃん。そっちの方が納言らしいし、私はそういうところも含めて、好きだよ」</strong></span>と。</p>
<p style="padding-left: 40px">その言葉を聞いて、ワタシは性別に縛られない生き方を選んだのです。</p>
<h4 style="padding-left: 40px"><span id="toc6">ワタシが誰かは、ワタシが決める</span></h4>
<p style="padding-left: 40px">過去のワタシは、常に誰かの意見を気にしすぎていたのかもしれません。それは周りの意見でもあり、世間の意見も含めて気にしすぎていました。</p>
<p style="padding-left: 40px">けれども、ワタシのように付き合ってきたのは異性だけど、性に対して違和感を感じて生きている人もいるでしょう。</p>
<p style="padding-left: 40px"><strong>「異性とばかり付き合っているじゃない」</strong>と、どこにも属せないことに絶望を感じることもあったかもしれません。</p>
<p style="padding-left: 40px">LGBTQ +には、ある程度定義づけられたものがある。けれども心の違和感は、自分の中にある葛藤や苦しみは、定義で片付けられるほど単純ではないとワタシは思うんです。</p>
<p style="padding-left: 40px">多様性という言葉が多く言われている世の中だけれど、その多様性もまた誰かが作った言葉であり、そして言葉だけが一人歩きしている状態の方が多くあるような気がします。</p>
<p style="padding-left: 40px">一番大切なことは、自分がどうなりたくて、どう生きていきたいか。</p>
<p style="padding-left: 40px">定義の中で生きるのではなく、自分のなりたい姿になって、自分の心が願う通りに生きること。誰かのために生きるのではなく、自分自身のために生きているのだから。</p>
<p style="padding-left: 40px">だからこそ、ワタシは今では自分の言葉のように、迷った時には繰り返し言い続けています。</p>
<p style="padding-left: 40px"><span style="color: #ff0000; font-size: 24px"><strong>「ワタシが誰かは、ワタシが決める」</strong></span>と。</p>
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		<title>ワタシを隠した心の殻</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 Sep 2023 12:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[人間関係]]></category>
		<category><![CDATA[信じる]]></category>
		<category><![CDATA[心]]></category>
		<category><![CDATA[気持ち]]></category>
		<category><![CDATA[葛藤]]></category>
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					<description><![CDATA[随分昔からワタシにはとても分厚く、そして脱ぐことの出来なかった殻がまとわりついていました。 信じていた人たちに裏切られて、また信じてみようと一歩を踏み出し、また裏切られる。 そのたびに一層、二層と殻に閉じこもるようになっ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>随分昔からワタシにはとても分厚く、そして脱ぐことの出来なかった殻がまとわりついていました。</p>
<p>信じていた人たちに裏切られて、また信じてみようと一歩を踏み出し、また裏切られる。</p>
<p>そのたびに一層、二層と殻に閉じこもるようになっていきました。</p>
<p>人間不信という言葉では片付けてはいけないような気がするほど、どんどん分厚くなっていく殻の中に入るようになっていったのです。</p>
<h4><span id="toc1">信じる気持ちを捨てて</span></h4>
<p>子どものころから人は簡単に嘘をつき、自分に利益があるものになびくことを学びました。</p>
<p>昨日までの友人は、明日になれば赤の他人になっていることがある。</p>
<p>言葉の行き違いで誤解が生じていても、そのことには触れずに、嘘が真実となって一人歩きしてしまうこともある。</p>
<p>だから言葉を重ねれば重ねるほど、誤解が生まれることは増えていくし、どれだけ相手を思い、態度に示したとしても、相手の気分一つで心の中に大きな傷を残してしまうことだってある。</p>
<p>そんなことを繰り返していくうちに、ワタシは少しずつ心を開くという作業をやめました。</p>
<p>自分を守るために、傷付かないようにするために。</p>
<p>そうでなければ、いつか自分が壊れてしまうから。</p>
<p>そうして歪んだ心は、少しずつ信じる気持ちを忘れて、疑う気持ちも捨てて、何も考えずにその日を生きることだけに一生懸命になっていったのです。</p>
<h4><span id="toc2">裏切りの連鎖は</span></h4>
<p>大人になれば少しは状況が変わっていくと、微かな希望を抱いたこともありました。</p>
<p>色々なことを経験した人たちがいて、気持ちを分かり合える仲間がいて、そして自分自身の心もさらけ出せることができるのだと。</p>
<p>しかし、子どもの世界よりも大人の世界の方が、窮屈だったんです。</p>
<p>きっと、みんなが生きることに必死だったのかもしれません。</p>
<p>生きるために、誰かを生かしていくために、社会の波の中へ放り込まれて、その日を一生懸命くらいついて生きていく。</p>
<p>表向きでは優しいふりをして、心の底では正反対のことを思い、じわじわと姿を表していく。その姿を目の当たりにするたびに、また一つ殻を作って閉じこもるようになりました。</p>
<p>社会人になってからは、大人の汚さを嫌というほど味わってきたんです。</p>
<p>綺麗事なんかで済ませたくはないけれど、「どうしてもっと、優しい心を持てないのだろう」とか「どうしてもっと、相手の気持ちを考えずに話を進めてしまうんだろう」そんなことを日々考えて、頭を悩ませることも多くありました。</p>
<p>いつしか信じる心なんて捨てて、顔につけられたお面のようなものと向き合う生活をしていくようになったんです。</p>
<p>誰かに心の内を話すことは、できませんでした。</p>
<p>何層にも重なり合った殻を破ってまで、話をしたいと思う人も現れませんでした。</p>
<p>いつも何処かでもう一人のワタシが言うんです。</p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「こんな世界に期待したって何になるんだ」</strong></span>って。</p>
<p><span style="color: #000080"><strong>「もう諦めなよ。みんな自分のことで必死なんだ。だからもう希望を持つことも、信じようとすることもやめた方がいい。それは自分にとって、何一つプラスなんかにはならないよ」</strong></span>と。</p>
<p>そしてワタシは、その言葉にこう答えます。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「わかったよ。もう、殻から飛び出そうとなんてしないから」</strong></span>と。</p>
<h4><span id="toc3">痛みを抱えた人と出会い</span></h4>
<p>夫と出会った時、彼は自分のことを一度も話したことはありませんでした。</p>
<p>けれどもどこか、似たような心を持っているような気がしていたんです。</p>
<p>同じように分厚い殻に閉じこもっている、そんな気がしたんです。</p>
<p>付き合い初めの頃、大きな喧嘩をしたことがありました。</p>
<p>そしてその喧嘩がきっかけで、彼の心の中を覗くことができたんです。</p>
<p>小さいころから、ひとりぼっちだった事。</p>
<p>子どもではなく、小さな大人として生きてきたこと。</p>
<p>心の中はずっと<span style="color: #3366ff"><strong>「寂しい、ひとりにしないで」</strong></span>と助けを求めていたこと。</p>
<p>全てを聞いた時、ワタシは自分の殻が一枚ずつ剥がれていくことに気づいたんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「この人なら、気持ちを理解し合えるかもしれない」</strong></span>と。</p>
<p>しかし彼は、今でも自分のことをあまり話しません。ただ、それは話し方がわからないだけなんだと思います。</p>
<p>ずっと隠し続けてきた心を、出す方法がいまだに分からないのかもしれません。</p>
<p>だからこそ私たちは、一緒に殻から抜け出す方法を探り合い、そして、時には涙を流しながら、言葉に出してこう言うのだと思います。</p>
<p><strong>「ずっと寂しかったんだ」</strong>って。</p>
<h4><span id="toc4">心の殻を脱ぎ捨てて</span></h4>
<p>全ての殻を脱ぎ捨てることは、今でも出来ていません。</p>
<p>ただ昔よりも、お互いに自分の心の中の話をするようになりました。</p>
<p>ずっと見つけて欲しかった気持ちや、感情、そして孤独を。</p>
<p>それを一つひとつ丁寧に剥がしながら、伝えようとしています。</p>
<p>そして彼と出会い、ワタシは一つ知りました。</p>
<p>人は何かしらの孤独を抱えていて、それを分からないようにするために、何層もの殻を作り上げているということに。</p>
<p>今まで見てきた人たちも、もしかしたら何かしらの孤独や、寂しさを抱えて必死に隠してきたのかもしれない。</p>
<p>そしてその出し方を間違っていたのかもしれないと。</p>
<p>だから私たちは、今でもぶつかりながら、孤独を埋める作業をしています。</p>
<p>一番寂しい人は、孤独を分かち合うことも、誰かに聞いてもらうこともできずに、自分を見失い、ただただ感情のままに誰かを傷つけて自尊心を保っている人だと思うのです。</p>
<p>人は完璧ではないから、あらゆる方法で自分を守ろうとするのでしょう。</p>
<p>ただワタシは思うのです。</p>
<p>誰にだって不器用さがあって不完全だからこそ、たった一人でも信頼できる人に心を委ねることが、何より大切なことなんだと。</p>
<p>そして委ねるためには、殻を脱ぎ捨てて外に出る勇気と、気持ちを分かち合える<strong>‘’誰か”</strong>が必要だと思うから。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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