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	<title>集団退職 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>それぞれの勇気の出し方を・・・</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 03 Dec 2024 11:00:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[ストライキ]]></category>
		<category><![CDATA[保育士]]></category>
		<category><![CDATA[子どものために]]></category>
		<category><![CDATA[自分のために]]></category>
		<category><![CDATA[集団退職]]></category>
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					<description><![CDATA[つい最近、あるニュースが目に止まりました。 それが「保育士の集団ストライキ」でした。 小規模園の保育士さんたちが、手作りのプラカードを持って路上に立ち、そして何度も何度も頭を下げながら思いを伝え続けている姿に、過去の自分 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>つい最近、あるニュースが目に止まりました。</p>
<p>それが<strong>「保育士の集団ストライキ」</strong>でした。</p>
<p>小規模園の保育士さんたちが、手作りのプラカードを持って路上に立ち、そして何度も何度も頭を下げながら思いを伝え続けている姿に、過去の自分と重なるようで重ならない部分がありました。</p>
<p>もしもあの時ワタシにも同じような気持ちを持った人たちと出会えていたら、ニュースの人たちのように抗議することができていたのかもしれない。</p>
<p>けれども現実はそう簡単にうまくはいかず、ニュースを見ながらぼそっと<strong>「すごいなぁ。同じ気持ちになって抗議をするなんて・・・ワタシにはそんな勇気も、同じ志を持った人を集める力もなかった」</strong>そう呟いていました。</p>
<h4><span id="toc1">限界保育士だった頃へ</span></h4>
<p>ワタシはかつて<strong>「限界保育士」</strong>でした。</p>
<p>毎日の業務に追われ、園独自の謎のルールに縛られて、なんとかその小さな社会の中でやり過ごす術を考え続けていました。</p>
<p>どれだけ懸命に働いても認めてもらえることもなければ、給料が上がる訳でもありませんでした。</p>
<p>せめて子どもたちとの平和な日々を過ごすことができたなら・・・そうやって思いだけが強くなるだけで、現場の環境も待遇も改善されることはありませんでした。</p>
<p>日々同じ現場で働く先生たちの目つきが鋭くなり、言葉がキツくなり、風当たりが強くなっていく姿をただ受け止めることしかできない状況が、苦しくて、辛くて、ワタシの心まで暗くにごらせていったような気がしたのです。</p>
<p>何度も思いました。</p>
<p>この現状をなんとかできないだろうか・・・と。</p>
<p>けれどもそんな行動を起こす勇気をワタシは持ち合わせてはいなかったのです。</p>
<h4><span id="toc2">戻りたくなる瞬間に</span></h4>
<p>今でこそ、ワタシは園という一つの社会の中で働くことを諦めて、別の形で子どもと関わる仕事をしています。</p>
<p>けれどもふと、過去の思い出がよみがえり、そして<strong>「もう一度子どもたちの成長を近くで見たい」</strong>と願ってしまうことがあります。</p>
<p>給料が安くても構わなかったあの頃。</p>
<p>子どもたちの笑顔だけがワタシの心の救いだったあの頃。</p>
<p>そんな<strong>｢あの頃｣</strong>が懐かしく、猛烈に戻りたくなってしまう時がありました。</p>
<p>けれども心を壊したことを思い出して、<strong>「もう戻ることはできないんだ」</strong>と胸が締め付けられる思いに駆られて、そして自暴自棄になる瞬間がやってくるのです。</p>
<p>ワタシの心に傷を負わせた人たちを恨むことは簡単でした。</p>
<p>見えていない相手に強い言葉で非難することも簡単でした。</p>
<p>けれどもその言葉の後に待っているのは、虚しさと寂しさだけだったのです。</p>
<h4><span id="toc3">勇気の行動に何を思う</span></h4>
<p>ワタシはニュースを見ながら、自分自身の過去と重ねていました。</p>
<p>そして<strong>「ただ子どもたちと笑って過ごしたいだけなんです」</strong>と書かれたテロップに、ぎゅっと胸を掴まれた気持ちになって、ひたすら画面を見つめていました。</p>
<p>全国のテレビやネットにストライキの様子が流れ、そこには当事者の保育士たちの覚悟が垣間見えていました。</p>
<p>そしてその場所にいる先生たちはきっと、心の底から<strong>「子どもたちのために」</strong>そして<strong>「自分たちの尊厳のために」</strong>と勇気を出して行動を起こしたことでしょう。</p>
<p>その姿に、きっとワタシ以外の保育士たちも背中を押された部分はあったかもしれません。</p>
<p>狭く、排他的な環境だからこそ、こうして行動を起こしてくれたことは、あらゆる保育士の勇気に繋がることになったことでしょう。</p>
<h4><span id="toc4">ワタシなりのやり方で</span></h4>
<p>そしてワタシは、そのニュースを見ながら<strong>「ワタシなりのやり方で戦おう」</strong>という気持ちを再び思い出させてくれました。</p>
<p>エッセイを始めてから、ワタシも彼女たちと同じ気持ちを持ち続けて、文章に残してきた一人です。</p>
<p>この先の未来ある保育士さんたちが、虐げられる時代を終わりにするために。</p>
<p>そして本当の意味で子どもたちと共に笑顔で過ごせる環境にするためにも。</p>
<p>ワタシはワタシのやり方で、一人の保育士として戦うことを決めたから。</p>
<p>その気持ちをもう一度思い出させてくれた彼女たちの勇気ある行動に、心から敬意と感謝を込めて。</p>
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		<title>保育士の勇気を・・・</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 17 Mar 2024 08:37:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[保育士時代の体験談・過去のトラウマ]]></category>
		<category><![CDATA[ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[パワハラ]]></category>
		<category><![CDATA[保育士]]></category>
		<category><![CDATA[保育士の声を]]></category>
		<category><![CDATA[集団退職]]></category>
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					<description><![CDATA[最近あるニュースを見ました。 そのニュースは大々的に取り上げられて、連日放送されていたんです。 『保育士が集団退職！原因は会長のパワハラか』という見出しで、ニュースキャスターたちがこぞって問題について話をしていました。  [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>最近あるニュースを見ました。</p>
<p>そのニュースは大々的に取り上げられて、連日放送されていたんです。</p>
<p><strong>『保育士が集団退職！原因は会長のパワハラか』</strong>という見出しで、ニュースキャスターたちがこぞって問題について話をしていました。</p>
<p>以前保育士をしていたワタシは、そのニュースにあまり驚きはしませんでした。</p>
<p>そしてネットに載っているコメント欄を少しだけ見ると、同じような保育士たちがワタシと似た意見を持っていました。</p>
<p><strong>「これはどこの園でもありうること」「むしろ今でも同じような環境にいる」「保育士さんたちが勇気を出して辞められることが、どれほどすごいことか</strong>」そのような言葉が並んでいました。</p>
<p>ワタシもその文章を読みながら、ぼそっと言葉に出てしまったんです。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「こんなの氷山の一角だよ・・・。そしてほとんどの保育士は、誰にも助けを求められずにひっそり辞めていくしかないんだ」</strong></span>と。</p>
<p>かつてのワタシもそうだったから。</p>
<h4><span id="toc1">いつから主従関係に？</span></h4>
<p>ワタシは数々のエッセイでも書いていますが、働いていた頃からふとした瞬間に思うことがあるんです。</p>
<p><strong>「いつから保育の現場は主従関係が当たり前に存在していて、仕事以外の身の回りの世話までしなければいけないようになっているのか」</strong>ということを。</p>
<p>ワタシが働いていたところもそうでした。</p>
<p>縦社会だなんて可愛いものではなく、召使のようにこき使われることもあれば、感情のままに叱責されたり、理不尽な要求をされることもありました。</p>
<p>園の環境整備や子どもたちのことなら、雑用は仕事の一環だと思います。</p>
<p>けれども園長の私物である荷物を運ぶことや、園長の庭の手入れは保育士がする仕事なんだろうか。</p>
<p>園長が持って帰りたいものが大きいものだったら、保育士はもちろん保育を離れて手伝いに行かなければなりませんでした。</p>
<p>誰もがきっと疑問に感じていたのではないかと思います。</p>
<p><strong>「それは本当に、私たちの仕事ですか？子どもから離れて、やる必要のあることですか？」</strong>と。</p>
<h4><span id="toc2">無責任と言わないで</span></h4>
<p>このニュースを見ていてもう一つ、思ったことがありました。</p>
<p><span style="color: #ff0000"><strong>「集団で退職したら、残っている子どもが可哀想だと思わないの？保護者の仕事はどうなるの？」</strong></span>そんな言葉を目にしたんです。</p>
<p>ならば言わせてほしい。</p>
<p><strong>「保育士の心はどうなるの？」</strong>と。</p>
<p>そしてこのニュースでは、3月一杯でほとんどの保育士が辞めることが決まっていたそうです。なぜこの時期なのか・・・。</p>
<p>3月は卒園式が控えています。</p>
<p>もしも中途半端な時期に集団で辞めてしまったら、卒園する子どもたちは全く違うところで、慣れない環境の中で、思い出がない場所で卒園式を迎えなければなりません。</p>
<p>それを防ぐために、せめて卒園する子どもたちのために、3月までは残るという決断をしたのではないかと思うんです。</p>
<h4><span id="toc3">賛否両論あるけれど</span></h4>
<p>確かに、事前に集団退職について周知した上で3月まで残る、という選択肢を取ることもできたかもしれません。</p>
<p>けれども、園の内側で起こっていることは当事者にしかわからないんです。</p>
<p>もしかしたらなんとか続けられる方法を探し続けていたかもしれません。</p>
<p>子どもたちにとっても、保護者の方にとっても最善の方法を探し続けていたかもしれません。</p>
<p>けれどもその気持ちすら、きっと踏みにじられてしまったのでしょう。</p>
<p>ワタシはこのニュースを見て、たった一人ではなく、多くの保育士が勇気を出して辞める選択をしたことに意味があると思うんです。</p>
<p>同じ境遇に立たされている保育士は、多くの勇気をもらったことでしょう。やりがい搾取の中で働く選択肢だけではなく、一人の人間として、辞める決断をすることを肯定してもらったと感じる人もきっといると思うんです。</p>
<p>責める相手は、保育士じゃない。</p>
<p>保育士の心を傷つけて、結果的に子どもたちを、保護者の方を、巻き込む原因を作ったのは園のトップなのだから。</p>
<h4><span id="toc4">最後に</span></h4>
<p>どんな仕事にも責任があって、多少なりともうまく行かないことや不満が溜まることは誰だってあるでしょう。</p>
<p>だからと言って、その矛先を関係のない人たちにぶつけることは絶対にしてはいけないと思うんです。</p>
<p>今の時代は色々なことが重なりすぎていて、負担も不安も多くのしかかりながらそれぞれが仕事と向き合っているかもしれません。</p>
<p>ただあくまで仕事は仕事です。</p>
<p>仕事が好きで、仕事のために生きている人はそう多くはありません。一番は自分の生活を豊かにするために、自分の人生を充実させるために仕事をしてお金を得ていると思うんです。</p>
<p>それなのにいつしか仕事が生きる目的になって、心を壊してまでしなければいけないことのようになっている環境が存在しています。</p>
<p>だからこそ、このニュースには賛否両論がありましたが、保育士さんたちの選択は何一つ間違っていないと思うんです。</p>
<p>他人のために人生を生きているのではなく、自分の人生のために生きているのだから。</p>
<p>保育士は子どもたちの人生を全て背負うことはできません。</p>
<p>それでも必死に子どもたちのことを思い、そして寄り添っています。</p>
<p>どうか忘れないでほしんです。</p>
<p>保育士は、なんでもやってくれる便利屋でもなければ、何を言われても平気なロボットでもありません。</p>
<p>保育士である前に、同じ人であるということを忘れないでほしいのです・・・。</p>
<p>そして今もなおやりがい搾取の中で働いているのなら、どうか自分の人生のために辞める勇気を持ってほしいと思います。</p>
<p>あなたの価値を、あなたの才能をきちんと評価してくれる場所は、絶対にあるはずだから。</p>
<p>&nbsp;</p>
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