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	<title>魔法 | 社会の底辺からこんにちは</title>
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		<title>証明写真って・・・</title>
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		<dc:creator><![CDATA[オリエンタル納言]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Feb 2024 11:33:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オリエンタル納言日常日記]]></category>
		<category><![CDATA[スマホアプリ]]></category>
		<category><![CDATA[写真加工]]></category>
		<category><![CDATA[真実のカメラ]]></category>
		<category><![CDATA[証明写真]]></category>
		<category><![CDATA[魔法]]></category>
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					<description><![CDATA[免許証、パスポート、マイナンバー、履歴書。数々の証明写真というものを撮ってきたのですが、いつも思うことがあります。 「なんて間抜けな顔をしてるんだ。いつも撮っている写真は魔法が施されていて、この写真が真実なんだ・・・。こ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>免許証、パスポート、マイナンバー、履歴書。数々の証明写真というものを撮ってきたのですが、いつも思うことがあります。</p>
<p><strong>「なんて間抜けな顔をしてるんだ。いつも撮っている写真は魔法が施されていて、この写真が真実なんだ・・・。これはまさしく、真実のカメラによって写し出されているんだ</strong>」ということを。</p>
<p>数々の写真を撮ってきましたが、証明写真として撮った全ての顔が、なんとも言えない表情をしています。</p>
<p>左に偏っていたり、なんだか表情が歪んでいたり、時には薄ら笑いを浮かべているものまであるんです。</p>
<p>その写真を見て、改めて<span style="color: #ff0000"><strong>「真実のカメラは、見たくもない真実を突きつけてきやがる！」</strong></span>となんとも自暴自棄になることもしばしば。</p>
<p>昔はこんなこと、思わなかったのに・・・。</p>
<h4><span id="toc1">アプリとの出会い</span></h4>
<p>運命の出会いを果たしたのは、ちょうどワタシが大学生になった頃でしょうか。</p>
<p>友人が持っていたスマホアプリに驚愕しました。</p>
<p>肌のツヤは見たこともないほど美しくて細くて、しじみのような目元は不自然に大きくなっていました。</p>
<p>今まで見たこともない、鏡ですらそんな表情を拝めたことはなかったので、もうそれはそれは驚愕という言葉がぴったりだったと思います。</p>
<p>思わず友人に<span style="color: #ff00ff"><strong>「これは、魔法か何かがかけられてるの？何これ！技術の進歩が凄すぎる」</strong></span>と全力で感動を伝えたほどです。</p>
<p>すると友人は、<span style="color: #ff6600"><strong>「これで撮れば、普通のカメラじゃ撮れなくなるよ」</strong></span>と脅し文句のように話しました。</p>
<p>あの時の感動は、今でも忘れられません。</p>
<p>そしてそれ以降、ワタシはこの魔法のカメラ（アプリ）の虜になっていくのです。</p>
<h4><span id="toc2">お世話になったマッチングアプリでも</span></h4>
<p>その頃から、いかに可愛くアプリの中でも写りをよくするかを競うように、授業の合間には友人たちと写真を撮っていたような気がします。</p>
<p>いい具合の光を探して、もう別人だろうがなんだろうが、画面に写し出された顔が良ければそれでいいと誰もが思っていたでしょう。</p>
<p>その頃には、顔以外にも風景さえもアプリを使って写真を撮るようになりました。</p>
<p>すると不思議なことに、アプリの顔が少しずつ本当の自分ではないかと錯覚を起こすようになっていったのです。</p>
<p>そしてマッチングアプリ内でも補正された選りすぐりの画像を探し、プロフィールに載せていました。</p>
<p>しかし、ここであまりにも加工を入れ過ぎてしまうと、相手に不信感を与えてしまうことになると気づいたワタシは、ナチュラルに見える絶妙な加工をすることで、あらゆる人とマッチすることに成功したのです。</p>
<p>非モテだったから余計に相手の反応が嬉しくて、どんどん味をしめていくようになりました。</p>
<p>加工された顔を、<span style="color: #008080"><strong>「綺麗だね」</strong></span>とか<span style="color: #0000ff"><strong>「素敵だね」</strong></span>と言われるたびに、心に自信の水をあげているような気持ちになっていったんです。</p>
<h4><span id="toc3">真実のカメラと向き合わず</span></h4>
<p>大人になったワタシは、今でもスマホに入れてあるお気に入りのアプリを使って、写真を撮っています。</p>
<p>だから余計に書類に必要な写真だったり、履歴書だったりの写真を撮った時には愕然としてしまうことがあります。</p>
<p><span style="color: #ff00ff"><strong>「おいおい、これが本当の顔かよ・・・。スマホに写っていた人は一体誰なんだ」</strong></span>そんなことを思う場面も少なからずあります。</p>
<p>だから今でも、ほとんどの場合は真実のカメラと向き合いません。</p>
<p>それでいいと思っています。</p>
<p>顔に化粧を施すように、画面に魔法をかけてもらい、自分に自信がつけられるのであれば、それもまた必要なことだと開き直ることに決めて。</p>
<h4><span id="toc4">久しぶりの真実のカメラは</span></h4>
<p>そしてこの度ワタシは新たな就職先を探すべく、履歴書の写真を撮りに行きました。</p>
<p>機械の音声と共に椅子の位置を確認しながら表情を作って、なんとかいい写真になるように心がけましたが・・・結果は惨敗でした。</p>
<p>｢こんなにお金がかかるなら、もっといい写真を撮ってくれよ！｣と悪態をつきながらも、用意していた履歴書に写真を無表情で貼ったのです。</p>
<p>こんな気持ちになるのは、せいぜい年に1・2回でいいかなと思っています。</p>
<p>大学の頃に出会った魔法をかけてくれるアプリ、そのおかげで随分嬉しい思いもしたので、これからも細々とアプリを使いながら、心も見た目も魔法をかけ続けていきたいと思います。</p>
<p>いつまでも<strong>「素敵だね」</strong>と言い続けてもらえるように、せめて画面の中だけでも別の自分に変身していたいから。</p>
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