恋は盲目なほど、楽しい…。
それはきっと、目の前にいる人に一生懸命で夢中になっているからだと今の私は、思っています。
実は私も、過去に散々な恋愛を経験して、ボロボロになるまでの失恋を何度も経験してきました。
好きで、好きで、好きでたまらなかったという気持ちが、地獄への階段を猛ダッシュしていたんだと思います。
けど、それでも好きだったんだから仕方がない。笑
少しクズなくらいが燃え上がるかも?
私の歴代の彼氏たちは、大きな欠点を抱えている人ばかりでした。エッセイを書くきっかけになったのも、「元彼に復讐するんだ!」と闘志を燃やしていたことが、エッセイを書く原点だったのです。
今考えると、とても不純な動機ですが…。
そして、この「オリエンタル納言相談室」でも、密かに元彼のエピソードを書いていこうと目論んでいます。
💔見た目で判断するやつ
💔浮気をするやつ
💔ゴミ屋敷に住んでいたやつ
💔歯が8本しかないやつ
💔モラハラをしてきたやつ
💔結婚をちらつかせて山に籠ったやつ
💔マッチングアプリからネットビジネスに誘い込んできたやつ
まだまだ書き足りないですが、こんな感じで私は数々のダメンズを引き当てる天才だったのです。
ここに書かれていない人の中には、もちろんまともな人もいました。私のことを好きになってくれて、大切にしようとしてくれていましたが、私自身魅力を感じなくなってしまい、半年足らずで別れてしまうことがほとんどでした。
きっと、私自身もクズだったのでしょう。
盲目な恋には大きな代償が
盲目な恋をしている間、相当な時間と労力をかけて、彼らに尽くしてきました。彼らに好かれたくて、愛されたくて、常にイエスマンでいたような気がします。その蓄積がどんどん溜まっていき、最後には爆発してしまう。
「どうして、同じ愛を返してくれないの?」と贅沢なことを思っていたからこそ、押し付けられた方は、私の存在自体が重くなってしまったのかもしれません。
そして、盲目の恋には二次被害というものが存在します。
それが、友人たちを巻き込むことでした。
盲目度が加速していくと、周りを見ることをしなくなり、どんどん相手に溺れていきました。そんな時に彼と喧嘩をしたり、冷たくされて不安になったりした時に、よく友人に話を聞いてもらっていました。
周りから見たら「もっと冷静になれよ」と思うことも、盲目モードの私には何一つ伝わらなのです。
ただ話を聞いてほしい、共感してほしい、慰めてほしい…。
そんな身勝手な考え方をしてきたせいで、何度も友人たちには迷惑をかけたり、時には叱られたりすることもありました。
恋愛の本質
ある時、私の様子をずっと見ていた友人がこんなことを言ってくれました。
「愛するよりも愛されなさい。そして同じように愛しなさい。与えてばかりいたら相手は、それが当たり前になってしまう。当たり前になってはいけないよ。その瞬間に上下関係ができてしまうから。色々好きになるきっかけはあると思うけど、ずっと一緒にいたいと思うなら、尊敬できる人を選びなさい」と。
年上の友人から言われた言葉は、とても重く頭の中でいつまでも響き続けていました。
簡単に思えて、とても難しい。けれど、とってもシンプルなこと。
今までの恋愛を振り返ってみると、愛されることよりも、愛す方になっていました。彼らが望む姿になり、常に喜んでもらうためには、どうすればいいのかばかりを考えて、いつの間にか周りが見えなくなっていました。
一番大切にしなければいけない私自身の幸せや想いは、正直無視してしまっていたと思います。
しかし、今となってはエッセイを書くいいネタになったと思っているし、盲目な恋をしている間は、無我夢中で楽しくもありました。
ただ、やっぱり自分の人生の主人公は自分なのだから、その存在を無視してまで相手に合わせる恋は、いつか終わりが来てしまうことを知っています。
私のように、無意識にダメンズ製造機になっている人がきっといると思います。
そんな人たちがこの先、愛するよりも愛し愛される関係でいられるように、私の過去の恋愛も少しずつ話していきたいと思います。
最後に
私自身、沢山の支えがあって今があります。
盲目になり続けていたら結婚なんてできなかったし、もっと酷い目にあっていたかもしれません。
だからこそ、少しでも皆さんのお役に立てるのかもしれないと思っています。
恋愛で困っていることや悩みを、コメント欄やSNSを通して教えてもらえたら嬉しいです。
求めている答えが出せるかと言われれば難しい部分もありますが、皆さんの悩みや不安、困りごとを一緒に解決することができたら、こんな嬉しいことはありません。
少しでも幸せを感じられるように、少しでも自分を大切に生きてもらえるように、力になっていきたいと思います。
ナイーブな私に勇気をください
3ヶ月前の私が正にそうでした。
アルコール依存症でモラハラの彼氏で、周りからは反対されていました。
プレゼントは私があげても、口だけで何もくれない。
自分が出した写真集も私にくれたのに、いつの間にか売られていました。
彼は売れない写真家でした。
普段は溶接の仕事をしてます。
お酒にばかりお金を使って、私がお花一輪でもいいからちょうだいと言っても何も買ってもらえませんでした。
暴言はもちろん吐かれました。
公然でも。
最後私が爆発して別れました。
正直、見抜けなかった事で男性不信になっています。
こんなこと言ったらダメとわかっていますが、不幸になればいいと思っています。
エッセイを読んでくださり、ありがとうございます。
コメントを読みながら経験が重なり、勝手ながらすごく苦しくて、怒りさえ湧いてしまいました。
彼の写真集をもらい、見ていた時は、きっと嬉しくて幸せな気持ちだったと思うと、余計に胸がキュッと締め付けられる思いでした。
ただどれだけ幸せな瞬間があったとしても、大切な人に暴言を吐いたり、気持ちを踏みにじるような行動は、絶対に許されることではないと思います。
だから傷つけた相手を許すことなんてしなくていいんです。
されたことを忘れることもしなくていいんです。
私自身も浮気されたり、都合よく扱われた日のことを今でも根に持っています。
ただ、こんなダメンズばかりに引っかかってきた私でも、見捨てずに支え続けてくれた友人がいました。
「きっといつか、あなたを見てくれる人が現れるから」と、言い続けてくれた人たちがいました。
だから、私も言わせてください。
今は信じられないかもしれないし、辛い記憶を簡単に忘れることは出来ないと思います。
けれども、時間に身を委ねていくうちに「少しだけ、顔を上げて前を向いてみようかな」と思える瞬間が来ると思います。
恋を忘れるには、やっぱり次の恋しかないんですよね。
ただ焦らなくていいんです。
ゆうこさん自身が、少しずつ過去ではなく今を歩き始めた時、きっと違う世界の誰かが手を差し伸べてくれると思います。
大きな傷を負った後には、大きな幸せが舞い込んでくる、だからこそこの先の未来は、きっとゆうこさんにとっての幸せが訪れると、私は信じています。
とてもセンシティブな話を、教えてくださり本当にありがとうございました。
そしてゆうこさんにとって、これからの人生がより良いものになることを、心から願っています。