今回いただいたリクエストは「ファッションについて」です。
こちらは度々エッセイでも書いてきたのですが、新たな年の始まりに、ワタシなりの言葉で服に対しての想いを書いていこうと思います。
等身大の自分を愛せるようになった、大切な思い出を・・・。
それでは、スタートです。
羨ましくて仕方がたない
大人になった今では、好きな服を着て、好きなファッションに身を包んで、ありのままの姿を表現できるようになりました。
そこに至るまでには迷走を重ねて、自分のためではなく、誰かのために服を着ることを選んでいました。
「かわいいね」「素敵だね」とチヤホヤされている同級生たちが羨ましくて、彼女たちのようになりたくて仕方がありませんでした。
おしゃれを楽しむのではなく、「誰かに認めてもらいたい」ために服を着ていたんです。
失恋を繰り返すたびに
大人になれば、その対象は同級生ではなく彼氏へと変化していきました。
彼が好きそうなファッションを真似してみたり、常に流行を追いかけてみたりもしました。
好きそうな服が載っている雑誌は片っ端から買い漁って、その度に切り抜いて自分だけのファッションノートを作っていました。
けれども、彼らが「かわいい」と言っている服が、ことごとくワタシには似合いませんでした。
どれだけ努力しても心は追いついていかなくて、好きでもない服を着ている姿を鏡で見るたびに、とても傷つきました。
(どうして自分の好きな服ではなく、相手に合わせた服ばかりを探してしまうんだろう)って。
(ありのままのワタシが好きだと言ってくれたら、どれだけ気持ちは楽だろう)って。
それでも言葉の呪縛は取り切ることができず、彼氏が変わるたびにファッションも変わっていきました。
本当に着たい服は?
振り返るとワタシは自分のためではなく、常に誰かのためにお金を使って、服を買って、姿を偽っていたんです。
「髪の毛だって短くしたい、女性とか男性とかも関係ないファッションを楽しみたい」そう心は叫んでいたんです。
今まで凝り固まっていた気持ちがついに爆発したのは、全ての恋愛がうまくいかなくなった時でした。
合わせる相手もいなければ、「こうしてほしい」と要望を言われなくなった時でした。
この時にはもう、恋愛をすることは諦めていたんです。
(もう20代後半になって、いつまで他人に合わせた服を着るつもりなの?着たいものがあるのなら、誰になにを言われても着るべきだよ)そう言われた気がしたんです。
過去の姿を受け止めながら
「もう、自分自身を縛り付けるのはやめよう」そう思った時、途端に心は軽くなって、伸ばしていた髪を人生で一番短く切りました。
自分の中で「相手に可愛いと思ってもらえる服」を着るのではなく、「自分が堂々と前を向いて歩ける服」を着ようと決めたのです。
そして今のワタシのスタイルへと変わっていきました。
今ではもう、どうしてあんなに人に合わせることに必死になっていたのかが、疑問に思えるほど、自分らしさを大切にしています。
そしてようやく、幼い頃から抱き続けてきた周りへの劣等感を脱ぎ捨てられることもできたような気がします。
好きなファッションを楽しんで
世の中には流行があって、SNSを見るとおしゃれな人たちがたくさんいます。
ただどれだけ頑張っても、その人たちになることもできなければ、自分に似合うとも限りません。
今でこそ「個性的なファッション」として当たり前になってきたファッションも、一昔前では白い目で見られることだってありました。
自由に表現できるようになった分、情報が溢れている分、どこかで「周りと同じようなアイテムを持って、流行に追いつかないと」そう思っている人も、少なからずいるかもしれません。
ワタシは自分の好きな服に身を包んでいる時、指をさされて笑われることもありました。
「女なの?男なの?どっちだろう」そう聞こえるように言われことも何度もあります。
ワタシ以外にも心無い言葉を投げかけらたり、笑われた経験がある人もいるかもしれない。
けれども、どうか自分のスタイルを、着たいと思う服を着続けて欲しいと思います。
最後に
ファッションは心を映し出す鏡だと思っています。
その人の性格や、心も、ファッションに表れていると思っています。
だからこそ、自信がなかったワタシは常に着る服がブレていました。
どこかで「強く見られたい」そう思っていた時には、たくさんピアスを開けて、黒い服ばかり着ていました。
それも全てファッションを楽しむのではなく、鎧として身にまとっていたからなんです。
全ての人がそうであるとは、思いません。
どんな見た目になろうとも、自分が着ていて幸せになるような服を身にまとってほしいと思います。
誰かと比べるのではなく、自分自身の心に耳を傾けて。
新しい服を買えば気持ちが上がります。
いつもと違うリップをつけたら、色が落ちないように何度も鏡を見ることもあるでしょう。
買ったばかりの靴を汚さないように丁寧に歩き、いつもよりも靴が主役になるようなファッションを楽しむことだってある。
洋服は見た目だけでなく、心そのものも明るくするためのものだと思うから。
ナイーブな私に勇気をください
ファションを読んで
心そのものを明るくする
ああ、そうなんだと気付きましたw
私もSNSでファション垢でPOSTしています。なぜなんでしょうねw
納言さんは、ご覧いただいたことがあると思いますので説明が、分かりやすいと思います。
実は、私の着用しているトップスはほぼレディースです。さすがにボトムスはウエストが無理です。
お気づきになりましたかwww
個性的と言えばそうなのかもしれませんが、自分なりに分析をしてみました。
年齢を重ね老いを感じるようになってから、元気のでる派手な配色に魅了されるようになりました。
もう説明する必要ないですねw
納言さんの言われるとおりw
これからもレディース着ていきます。
なんて決意をさせていただいたエッセイでした。
ありがとうございます。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
誰かに評価されるために着るのではなく、自分のために、好きなものを身につけて人生に彩りを持たせてくれるものだと思っています。
TK1979さんの服装も、型にハマらず自由に楽しむことができているのですね。
これからもTK1979さんのスタイルを貫き続けてください。
その人自身が楽しみ、輝いているからこそ、どんなファッションにも魅力というものが生まれると思うから。