マルシェの縁はまた一つ

オリエンタル納言日常日記

ワタシの友人は、とても変わっている人が多いです。

その多くは、自分でやりたいことを見つけてどんどん先に進んでいこうとするような人ばかりでもあります。

その中に「お肌の革命家」と自らが名乗り、あらゆる人のお肌を改善しながら美を追求している友人がいます。

もうその友人との付き合いは10年以上になるのですが、同じ志を持った人たちが集まり、マルシェという形で交流を深めながら人と人を繋ぐイベントが年に一回開かれています。

ワタシは革命家に会いに行くことが一番の目的なのですが、マルシェで出会った人たちの縁が少しずつワタシにもいい影響を与えてくれているのです。

作家、アーティスト、占い師、革命家

このマルシェにはあらゆる人が、あらゆるものを提供しにやってきます。

美味しいおにぎりを作っている人。

カバンや小物を作っている人。

キャンドルで心を癒している人。

数秘術で数字からその人の本質を見てくれる人。

整体で体をほぐしてくれる人。

そしてお肌を改善するために奮闘する革命家たち。

あらゆる人のブースに立ち寄り、ワタシは必ずキャンドルを毎年のように買い、美味しいおにぎりを食べながら、数秘で自分の本質の再確認をする。

そして革命家たちと楽しく話しながら、自分自身のこれからを考えるきっかけにする。

それがマルシェに行く本当の意味でもあります。

そしてまた一人、そこで出会った整体をやりながらホロスコープができるお姉さんとの縁に、自分のこれからを考える機会を与えてもらったのです。

ガチガチの体と滑らかな手

去年行った時にも、整体のお姉さんはいたのですが、なぜだかその時はお願いする勇気がでなくて、やめてしまいました。

なので今年こそは整体をしてもらいたいと思い、勇気を出して「何時からなら空いてますか?」と聞くと、物腰の柔らかそうな笑顔の奥に芯の強さを感じさせるお姉さんが「ちょっと待っててね。うーんとね、14時15分なら空いてるよ」と答えてくれました。

待っている間、キャンドル作家のお姉さんと話をしたり、数秘術のお姉さんに「今年もよろしくね」なんて笑顔で声をかけてもらいながら占ってもらったりしながら、時間が来るのを待っていました。

するとお肌の革命家たちが、「納言は整体やってもらうの?」

「はい?予約してもらいました。けど、ホロスコープ?ってのも気になってるんですよね」

「あぁ、あれはね事前予約なんだって」

「そうなんですね・・・あぁ、残念」

「ホロスコープ面白いよ。私前世がね『坂本龍馬』らしいよ!」

「えぇ!前世が見れるんですか?」

「あとは自分の性格とか、潜在的なものとか、なんか色々みてもらえるよ」

「うわぁ、めちゃくちゃ気になる・・・」

そうこうしている間に「お待たせしました」と声をかけられたところで、茶色のパーテンションが備え付けられた場所に通され、姿勢や立ち方、骨盤の歪みなども見てもらいながらゆっくり、撫でるように施術が始まったのです。

「お仕事は何をしてるの?」

「保育士なんです」

「あぁ、だからかぁ。すごくガチガチだね・・・これは痛いよねぇ。ゆっくり優しくほぐしていくからね」と会話をしていると突然、「もしかしてだけど、納言ちゃん?エッセイストの」と言われたのです。

「えっ!?あっ、はい」

「やっぱり!私納言ちゃんと話してみたかったの!でも話せなかったからすごく嬉しい」そう優しい笑顔を向けられて、なんだか照れ臭いやら、嬉しいやら、体はほぐれていくわで色々と感情が入り混じっていました。

いざ鑑定へ

整体の施術をしてもらいながら、仕事の話やエッセイの話をしていました。そしてずっと気になっていたホロスコープのことを聞いてみると、お姉さんはすごく申し訳ない表情を浮かべて、「ごめんね・・・事前予約なの。でも、インスタで送ってくれたら、また鑑定することはできるよ」と言われて、これはもう、鑑定してもらうしかない!と心がそう叫んでいたので、インスタを交換し、後日鑑定をしてもらうことになったのです。

そんなやり取りもすっかり忘れ始めていた10月の初めに、久しぶりに整体のお姉さんから「納言ちゃん!鑑定できたから、いつなら会えそうかな?」と連絡が来ました。

ちょうど仕事を辞めて、人生にまたもや迷い始めていた頃のタイミングだったし、ワタシには縛られる時間もないこともあり、すぐさま日にちを決めて、お姉さんと会うことになったのです。

そこでワタシはとても不思議で、妙に納得してしまう体験をすることとなるのです。

初めてのホロスコープ

集合場所の喫茶店に到着すると、お姉さんはすでに席に座っており「納言ちゃん〜」と手をひらひらさせながらワタシを呼んでくれました。

あの時会った雰囲気とはまた違い、整体をしてくれたお姉さんから、人生の中で新たなきっかけをくれそうなお姉さんの姿へと変わっていたのです。

ちなみに、ホロスコープがどのようなもので、どのようなやり方で導き出されているのか、星の動きなどの説明を受けたのですが、全てを覚えられなかったので、ここでは割愛させていただきます。笑

とはいえ、どうやら人の性格には星の動きや元々持っている星の性質があるらしく、お姉さんは第一声に「納言ちゃんは、そのまんま星の通りに生きてる人だなと思ったよ」と話し始め、ワタシの性格や根本の性質なども教えてくれたのです。

一つひとつ聞いていくたびに、(あぁ、あぁ、あああああああああ!まんまだぁ!)と表では「うんうん」と聞いていながらも内心叫びたいほど、面白いほど、そのまま言われた通りだったのです。

納言の星たち

どうやらワタシは、「両性具有」の性質を持っているらしく、女性でも男性でもどちらでもない性の真ん中を生きている星を持っていました。

そして元々、繊細で、真面目で、愛情深い性格のようで、本を書いたり執筆したりすることにすごく長けていると教えてくれたのです。もうここまで聞くだけで、かなりの勇気になっていることは間違いありません。笑

さらに、「良くも悪くも目立つ人で、表に立っていろいろなことをやっていくことに向いているよ。だからもしも、エッセイをやり続けていくなら、そのままやり続けた方がいいね」と言われました。

ホロスコープの内容は他にも、前世やもっと本質的なこと、さらにワタシに合っている場所なんかも教えてくれたのです。

そして言葉を締めるように、「納言ちゃんに会えなかった去年から、なんだか気になる存在だって思ってね。実際に会ってみたらすごく雰囲気があって素敵な人だから、大変なことばかりだったかもしれないけれど、それには必ず意味があると思うんだ。そして自分の今後の手助けとして、今回鑑定したものを参考にしてもらいながら、やりたい夢を、進みたい道を、そのまま突き進んでね」と言ってくれたのです。

言われ続けて

元々占いが好きで、過去にも何度か占いに行ったこともあります。

オラクルカードを始めたきっかけも、占いに行くのはお金がかかるし、自分でやった方が早いんじゃないか、そんな理由で始めていました。けれども、オラクルカードで自分の夢について聞いた時のこと、そして今回のホロスコープで言われたことは、ほぼ全て一致していました。

その時、ようやくワタシの中で「やっぱりこれは続けていかなくちゃいけないことなんだ」そう思い、モヤモヤしていたものを取っ払ってもらったような、さらに後押ししてもらったような気がします。

占い自体は、信じる人もいれば信じない人もいる。

けれども、時に一つのツールを使いながら相手の心に寄り添って言葉をかけることで、人生の行先が見え始めたり、見つからなかったスタートラインが見つかることもあります。

ワタシは、自分では少しだけ自信がなかったものに対して、また別の人からの「大丈夫」との言葉に、立つべきスタートラインを見つけ出せたのかもしれません。

この先、ワタシ自身が表に立ち、あらゆる人の心に寄り添える活動を続けていくためにも。

そしてマルシェが結びつけてくれた縁がまた一つ、ワタシの人生に大きな意味を見つけてくれたことを噛み締めながら。

ナイーブな私に勇気をください

  1. TK1979 より:

    マルシェの縁は···を読んで

     納言さんが、エッセイを続けていくモチベーションになったようですね。本当、良いご縁でしたね。
     もうひとつご縁を発見しました。また、話は逸れますが、日本最古の随筆、いわゆるエッセイは平安時代の『枕草子』です。もうお分かりと思いますが、そう清少納言の随筆です。
     なんと言うご縁でしょう納言さん!笑
     ありがとうございます。

    • いつも読んでくださり、ありがとうございます!
      そして「枕草子」の部分で、「平安からもはや私とのルーツが!!!!」なんて思いながら、少し嬉しい気持ちになりました。笑
      どんな場所でも、どんなところでも、縁があって新たな出会いがありますよね。
      そういう出会いを大切に、これからもあらゆる縁を手繰り寄せていきたいと思います。

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