さて、もうすぐ月に一度の血の祭典、『血祭り』がやってこようとしています・・・。がしかし、最近は体の不調が加速したり、将来のことや夢のことを考えていると、突然不安に感じたりすることも多く、血祭りが一時ストップしてしまったのです。
元々不順だったワタシは、何か心の中に影が見え始めると簡単に流れが止まり、そしてただただイライラしたり、不安になったり、まさに情緒が不安定になることがあります。
そして絶賛、血祭りが通常通り来ないことで余計に心と体がうまくリンクしないことが増えていきました。
小さなことでイライラする。
些細なことで落ち込む。
そんなことが最近特に多かったような気がします。
フラストレーションの矛先
体全体のフラストレーションが溜まりに溜まったワタシは、あらゆる発散方法を試してみることにしました。
ある時は、ポテトチップスを買い、全て食べてやろうと意気込んでいましたが、半分も食べられずに胃もたれKOによってダウンしました。
ある時は、車の中で大声を出して発散しようと意味もなくドライブに出掛けてみましたが、車に乗った瞬間に妙に冷静になってしまい、これもうまくいきませんでした。
結局いつも通り、タバコを買ってそのタバコに火をつけてただひたすら煙を吸うだけの毎日を送ることになってしまったのです。
タバコを吸ったからといってストレスが減るわけでもなく、何か満たされるわけでもなく、ただただ口に中に苦味と煙の香りが体にまとわりつくだけでした。
思い出のミット
そんなある日、ワタシの怒りは頂点に達し、些細なことで彼に怒りをぶつけてしまったのです。
しかし、ぶつけたところで何かが変わるわけでもなく、怒りが鎮まるわけでもなく、余計にイライラが募っていくばかりでした。
そんな時ふと思い出したんです。
(そういえば昔、空手の練習で使ってたミットが家にあったよなぁ。それを使えば、もしかしたら発散できるかも・・・)と。
「あのさ、家にミットがあるんだけど、それを使えばストレス発散できるかもしれない」そう彼に伝えると、「よし!やろう!とことん付き合うよ」と言ってくれたので、私たちは、ミットを取りに行くためだけに実家に戻り、そして年季の入った過去の思い出を引っ張り出してきたのです。
深夜のミット打ち
久しぶりに手に取ったミットは、過去の思い出と今の怒りを絶妙にマッチさせてくれるような気がしました。
さっそく動ける服に着替え、入念に準備運動をしながら(早くこの怒りを、ぶつけたい!)とテンションを静かにあげていきました。
簡単に彼にミットの使い方を伝え、ワタシはグローブをつけていく。
その瞬間に、今まで眠っていた過去の闘争心のようなものが湧き上がり、気がつけば一心不乱にミットに拳を打ち込んでいたのです。
さすがに彼は未経験だったので、本気を出してやることはありませんでしたが、それでも時折、「これって、すごく大変だね。慣れてないから、難しい」と言いながらも付き合ってくれていました。
結局、体力的にもそこまで長くはできなかったので、数十分間だけ行い深夜のミット打ちは終わりました。
時に怒りは外に出し
きっとワタシ以外のほとんどの大人は、怒りを外には出さずに自分の中で抑えるか、一番身近な人に少し出してしまうかだと思います。
ただ中には、職場で怒りをぶつけてしまう人がいたり、プライベートでも怒りの矛先を誰かに向けて発散しようとしてしまう人がいることも事実です。
ワタシだって、怒りのボルテージがマックスまで上がってしまったら、冷静な判断ができなくなってしまうこともある。
そして些細なことでイライラしたり、不安になったり、態度に出てしまうこともあるかもしれません。
フラストレーションは、言葉ではどうすることもできない瞬間がある。
ワタシは美味しい食べ物を食べるとか、ドライブをするとかよりも、ミット打ちの方が落ち着くのかもしれません。
血祭りの終わりと共に
今はまだ、血祭りが来そうで来ないという一番しんどい時期にいるということも、このフラストレーションが溜まりに溜まっている理由の一つかもしれません。
怒りを誰かに向けることは、もちろん良くないことです。
けれども、我慢しすぎて自分自身が壊れてしまったらそれこそ、意味がなくなってしまう。
そんな時は、怒りを鎮めることを考えるのではなく、正しい形で怒りをぶつけられるような道具に頼っていこうと思いました。
もう随分前に辞めてしまった空手ですが、過去に父と一緒に厳しい練習に耐え、その度にミットに拳を当て続けてきた。
そんな思い出のミットには、今後はワタシのストレス発散要員として大活躍してもらおうと思います。
がんばれミット!
負けるなミット!
そしてワタシのストレスを、全ての怒りを受け止めてくれよなッ!!
ナイーブな私に勇気をください
夜中、私は荒れ狂うを読んで
今回のエッセイもそうですが、納言さんの『血祭り』関連の文章を読んでいるか、いないかによって女性への理解が大きく変わり、また女性に対しての理解も深まりました。
次のような内容のことを、何かの本で読んだのを思い出しました。うる覚えなので間違っているかもしれませんが、
『強い痛みとか、強い恐怖に見舞われると、理性が遮断される』
ようするに、別人になったような振る舞いをしてしまうとか。
動物なんかに例えたら、捕食されそうなのに、大人しくなんてしていられないし、逃げるか戦うしかないと言うことです。
納言さんの言う『血祭り』の前にパートナーに謝っておくと言うことが、よく理解できました。
今回、気になったことは···笑
正拳突きなのか···。
ジャブジャブ·ストレートなのか···。
失礼しました。笑
ありがとうございます。
TKさん!あの日の夜は、正拳突きをひたすらしながら、時に回し蹴りも繰り出してました。笑
そのおかげで、だいぶスッキリしました!
血祭りが始まった一週間だけが辛いのではなく、ワタシの場合はその前段階が結構しんどかったりするんですよね・・・。
実質二週間目とか、三週間前からイライラしたり、お腹の辺りがチクチクしたり。そういった絶妙なストレスの蓄積が何よりしんどいです。笑
それでも男性に「この痛みわかってよ!」とか「なんで優しくできないの!」と怒ったところで経験したことのないことは、わからないんですよね。
やっぱりお互いに歩み寄るには、事前申請制度が一番いいんだろうぁと、コメントを読みながら再確認させていただきました!
これからも、忍び寄る痛みの時には彼に事前申請していきたいと思います。笑