リクエスト企画「つるむこと」

コラボ企画

今回のリクエストは「つるむこと」についてです。

ワタシは昔からつるむこととは、あまり縁がありませんでした。

むしろ学生の頃は、大人数でつるんでいる人や団体行動をしている人たちを羨ましいと感じていたほどです。

そんな「つるむこと」について書いていこうと思います。

それでは、スタートです!

陰キャのワタシには無縁の世界

ワタシが住んでいた地域特有かもしれませんが、学生の頃からよく集団行動をしている人たちがいました。

学校でも目立った存在で、常に群れの中で生きているような感じでした。その姿は、サバンナにいる肉食動物のように、時には目線を鋭く光らせ、時にはハーレムを作りながら移動をしたりする。

そんな姿に憧れを抱いた人間は、きっとワタシ以外にもいたような気がします。

男女の隔たりが一見ないように見えて、どこかしらで関係を持ち、そしてあらゆるところで集まって行動をしていました。

まさに彼らを人々は、「陽キャ」と呼び、その姿をただ見つめて羨ましがるワタシのような人を、「陰キャ」と呼んでいたと思います。

人生個人プレー

学生の頃から友だちがいなかったワタシは、基本的に何をするにも一人でした。

トイレなんて一人で行くものだし、クラス移動も一人で行くことの方が多くありました。「絶対にこの子と一緒に行くんだ!」そんな人はいませんでした。

それが当たり前になってしまったから、誰かと常に行動を共にする経験がほとんどなかったんです。

しかし、短大に入ると初めてグループのようなものに属すことになったのです。

ただ、ワタシはどこに行くにも誰かと一緒があまり好きではなかったので、異様なまでに疲れたり、時には一人になりたいと願ってしまう時さえありました。

そんな時は、短大の中でも一番仲が良かった友人と共に過ごすことが増えていきました。一緒に同じことをするわけではなくて、ただその場にいるだけで全く違うことを互いにしているという状況が、心地よく感じていたんです。

一人自由気ままに

大人になってからは、基本的にグループに属すこともなければ、誰かと常に行動を共にしなければいけない環境でもありません。

学生の頃は、つるむ人たちのことを憧れていたけれど、いざつるんでみるとものすごく窮屈で疲れてしまうことがわかりました。

そしてそもそも大人数が苦手なので、昔はバーベキューとかご飯会に誘われた時でも、気がつけば何度もタバコを吸いに逃げていることも多かったです。

そもそも性に合わなかったことを、大人になってから気づきました。

「ワタシは、つるんだり、集団で全く同じことをし続けるのが本当に苦手だなぁ」って。

同じ性格の友人なら

ただずっと一人がいいわけではないんです。

同じように自由気ままで、一緒に買い物に行っても「ちょっとあっち見てくるね」とお互いに自由行動が始まったり、同じ空間にいてもまるで違う動きをしていることもある。

そんな友人となら、どんな状況でも一緒にいられるんですよね。

全く同じ状況を共にしなければいけなくて、思ってもいないことを前向きに言わなければいけない空気で、常に気を遣わなければならない状況が苦手だったことに今さらになって気がついたんです。

学生時代の頃がまさにそうだったから。

常に気を遣っていたし、正直面倒だと思っていたことも今後のことを思って断ることができなかった。友人だったはずなのに、グループの中ですら上下関係のようなものが生まれていくような雰囲気に嫌気がさしていたのでしょう。

自由人同士なら、そんなことは一切ない。

相手に対して気を遣ったり、全て一緒にする必要もないから。

この先も自由気ままに

学生時代にあったグループは、大人になった今では消滅しました。

ワタシはグループの中で過ごすよりも、一対一の方が性に合ってるんですよね。だからこれから先もきっと、グループに属することもなければ、自由気ままな友人たちと自由気ままに制限されることもなく、好きなように過ごしていくような気がします。

きっと集団の方が安心感があったり、大勢とワイワイするのが楽しいと思う人もいるでしょう。

ワタシのように一人で行動したり、少人数で過ごす方が落ちつく人もいる。

大人になってからは、1人で行動することが別におかしなことではないと分かったけれども、やっぱり子どもの時には一人でいることは悪い方向に考えられがちだったから、余計に憧れの気持ちが強く増していったような気もするんです。

でももしも、子どもの頃のワタシに会えたら、今のワタシはこう声をかけてあげると思います。

「誰かと常に行動をしたり、つるんだりしていても、大人になったらあっという間に縁が切れてしまうこともあるんだよ。一番大切なことは、大勢と同じことをして心が大きくなることじゃないんだ。大切なのはお互いに理解し合い、信頼し合えるかどうかなんだよ。分かり合えていたら、常に行動を共にしなくても友情は壊れることなんてないんだから。一人で行動できる、一人で楽しめる。それってすごいことなんだ。でも、だからと言って、好き勝手やっていいわけでもないんだよ。集団で行動している人も、一人で行動している人も考えなくちゃね。周りには自分以外の人たちも同じように生きていることを。そして、独りよがりになっていないか、集団の中で心が実際よりも大きくなって他の誰かを嫌な気持ちにさせていないかって。

それを考えられる人は、どんな状況でも

ナイーブな私に勇気をください

  1. まろ より:

    まろも 大勢のグループに憧れてた
    陰キャでした。

    でも 大人になって
    大勢のグループに属するコトが窮屈で
    ひとり行動がラクって気が付きました。

    親友とも出会えた。
    今だに年1、2回会うぐらい。
    その距離感がちょうどいいと思ってます。
    納言さんと共通点がたくさんあるので
    共感です◎

    • 返事が遅くなってしまい、すみません。
      そして読んでくださり、ありがとうございます!
      一度は大人数に憧れたことがありましたが、ふと大人になると「一人の良さもわかるようになってきたんだなぁ」と感じる場面が多々あります。
      全くもって一人きりだと、きっとそうは思えないですが、大切な人がいてくれて、絶対に離れていかないでそばにいてくれる自信があるからこそ、一人の時間を楽しめるのかもしれません。

      こうしてまろさんと出会い、お互いの共通点があること、とても嬉しく思います!
      いつも読んでくださり、本当にありがとうございます!

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