暑さが際立つ最近は、何をするにもうんざりすることばかりでした。
仕事に行くために車に乗るのもうんざりするし、仕事中じんわり汗をかきながら作業をするのもうんざりする。
休日に出かけようにも暑すぎて出かける気にもならず、家の中にいても場所によっては冷房が届かずに少し動いただけで汗をかく。
そんな毎日に正直うんざりしていました。
「暑い、暑い、暑い!@*$#!!!!もう、暑すぎるッ!!」と言葉にならないような叫びも交えながら、暑いだけの毎日にうんざりしていました。
そんなある日ふと、ワタシの頭の中である言葉が響き渡りました。
「そうだ。自然を見に行こう・・・」
お姉様方に連絡を
自然を見に行こうと決めてから、即座に仲のいいお姉様方にLINEでメッセージを送りました。
「ちょっと!!暑すぎてもうレジャーとかじゃなくていいから、自然の中で過ごしたい!」
「納言がそんなこと言うの珍しいね。自然か・・・。暑いしいいかもね」
「なら、キャンプ・・・とか?」
「BBQやって、花火やって、自然の中で寝るみたいなことをしたい」
「だったら、ロッジとかに泊まるのはどうかな?」
「それいいかも!!!」
「なら、予定立てようか!」ということで、お姉様方3人with納言の夏の納涼キャンプ祭が開催されることとなったのです。
夏の納涼キャンプ祭
キャンプ前日の準備は、夏の暑さなんて忘れてそれはもう今年1のスピード感を持って用意をしていました。
若干の潔癖が入っているワタシは、自分専用の布団とシーツまでもキャリーバッグに詰めて、明日のキャンプに備えていました。
頭の中ではすでに自然と戯れる想像をして、名前もよくわからない虫の声に耳を傾けて、友人たちとあらゆる話に花を咲かせる。
準備をしている時が一番ワクワクするし、キャンプまでの時間をさらにより良いものにしてくれる。もう気分はすでにキャンプ地について、お肉をほうばりながら最高のデトックスをしているようでした。
聖地イオンへ
キャンプ当日、いつもなら難しい早起きも楽しいことが待っているとなれば頑張れる。ということでいつもよりも早く起きて、しっかり化粧をして友人の迎えを今か今かと待っていました。
LINEに「着いたよ」とメッセージが届き、久しぶりの再会に喜んだのも束の間、私たちはひたすら話に夢中になりながらBBQの具材を買いに最寄りのイオンへ行きました。
いつも行っているイオンとは違うことに、4人揃ってテンションが上がり、具材を買うことも忘れて散策を始めました。
近くにあったガチャガチャで散財し、別の場所では服を見て、また別の場所で雑貨を買う。
今日の目的をすっかり忘れて、買い物に夢中になってしまいました。
自由人の集まりは
ワタシもかなりの自由人ですが、お姉様方もかなりの自由人です。
一緒に買い物に来ていても、それぞれが行きたいところにフラッと立ち寄って勝手に行動するのがもはや当たり前になっています。
なので「あれ、あの人どこ行った?」と探すこともよくあることなのです。
ただ自由人同士なので「どこに行ってたの!?」と変な空気になったり、喧嘩をすることはまずありません。
それぞれが行きたい場所に一人勝手に行こうが、誰かとはぐれてしまおうが、「どうせ後で会えるだろう」と思っていることも長く友人を続けられている理由の一つかもしれません。
いよいよキャンプへ
ひとしきり自由行動を楽しみ、全く関係ないものまで買ってから、ようやくBBQの具材を買うことを思い出した私たちは、時間を気にしながらも急いで買い物を済ませて、目的地へと向かいました。
天気予報には雷雨と書かれていたので、正直その辺は本当に心配をしていたのですが、「さっさとやっちゃえば、きっと外で食べられる」と頼もしい声も聞こえたところで、キャンプ場に着いた瞬間から準備が始まりました。
元々職場で出会った人たちだったので、彼女たちの仕事の速さは誰よりも知っています。
あれだけ自由な人たちでも、いざ準備となるとそれはそれは手際がよく、みるみるうちに準備が整っていきました。
一人は火を起こし、一人は野菜を切って、そしてもう一人とワタシは備え付けのテレビを見ながらエリンギを切る作業をしていました。笑
雷の中でのBBQ
スタートした時は、まだ空が少しだけ明るかったのですが、自然の中で聞こえる虫の声ではなく、地響きのような雷の音が遠くの方から聞こえていました。
これはもう、雨が降るのは時間の問題だと言わんばかりに徐々に雷の音も大きくなって、どんどん近づいてくるようにも思えました。
それでも焼いてしまった肉たちを処理しなければならないし、なんとかして花火までやるのが私たちのミッションでもあります。
楽しむ気持ちと片付けに焦る気持ちの両者と戦いながら、雷と雨がやってくるまで必死に食べることに集中したのです。
そのおかげもあってBBQも楽しめたし、なんとか花火までやることができました。
花火をやっている時にはもう空は真っ暗になっていたし、雷は夕方よりもさらに音が大きく響き渡っていました。
最強晴れ女
BBQも花火も終えて部屋に戻ると、外から一気にザァーーーーーと雨の音が聞こえてきました。
全員が窓の外を眺めながら、「間に合ってよかったね」と安堵したのです。
いつ雨が降ってもおかしくなかった状況で、BBQをやり切るのは難しかったのにも関わらず、全てできたのは間違いなく最強の晴れ女がいたからなのです。
彼女と出かける時には、たとえ雨予報だったとしても、雨が降っていたとしても私たちが出た瞬間には晴れになるという強運の持ち主がいます。
その彼女がいたからこそ、そしてその彼女が何よりも強気だったからこそ、雨に降られることもなかったのでしょう。
ありがとう、友よ
職場を辞めてから縁が切れた人はたくさんいます。どれだけ交流を深めていても、辞めてしまったら、関わりがあっという間になくなってしまうことがありました。
それでも彼女たちは、昔のままずっと仲良くしてくれています。同僚から友人に変わり、仕事を辞めた今でも遊びに誘ってくれたり、旅行に連れて行ってくれたりもします。
今回のキャンプはワタシのわがままから始まったことであったけれど、一緒に楽しんで、一緒にキャンプに全力を注いでくれたことに感謝しかありません。
大人になってから、こうして今も繋がりのある友人たちと出会えたことは、ワタシにとってこれからも大きな心の支えになっていくでしょう。
年齢が違っても、職場が変わっても、これからもずっと変わらない私たちでいたいと心から思いながら。
ナイーブな私に勇気をください
うん、自然を読んで
自然はいいですよね、また気心しれた友達と行くなら尚更ですね。
自然の中にいると不思議と気持ちも落ち着きリラックスし、深呼吸をするとスッキリもします。
ようは、『森林浴』や樹木が発散する揮発性物質(フィトンチッド)ですね。
また、美味しい食事に楽しい会話、今回のエッセイを読んでいるだけで、私もリラックスしスッキリした気分になりました。
さあ、これから美味しい食事と会話を楽しみます。ありがとうございます。
いつも読んでくださり、ありがとうございます!
自然はいいですよねぇ。家の近くにある自然とはまた違った良さがあって、幸せを満喫してきました。
何より1人で自然を満喫するよりも、気心知れた人たちとのんびりできたことが最高のリフレッシュとなったような気がします。笑
人生に行き詰まった時、なんだか心にモヤモヤした影が忍び寄ってきた時には、また自然の中であらゆる感情を洗い流してこようと思います。