負けるな!!!!

オリエンタル納言日常日記

突然ふと、負けそうになる時があります。

自分の現状に悩んで、才能の無さに嘆いて、時には言いたくもない言葉を口にしてしまう時だってある。

そんな時、ふと後ろを振りかえろうとすると、「心の敗北」がスタンバイしているんです。

「ほらほら。もう諦めるんだろ?お前の夢はその程度だったんだろ?何者かになりたいだって?笑わせるなよ。続ける勇気も努力もしてないくせに」と。

その言葉に言い返そうとするけれど、ふと、「そうかもしれない。だってワタシの人生は負け続きだったんだから」そう言ってしまいそうになるんです。

責任を押し付けて

弱気なワタシはいつも誰かに、この気持ちを押し付けてしまいそうになります。

「だってあの人が」とか「でも、そう言われたから」とか。そうやって、逃げる準備だけは一人前で、頑張る勇気は半人前どころか、何一つ準備すら整っていなかったんです。

そんな姿を見た心の敗北は、「ほら見たことか!」と言わんばかりに、また距離を縮めようとしてくる。

「諦めろよ!どうせ無理なんだから。最初から無理だと思ってるやつに、夢なんて語る資格はないんだよ」そんなことすら言われてしまう始末でした。

強気な気持ちで戦おうとすれば、途端に不安になって、いつも通り弱音が飛び出てしまう。

そうやって、逃げようと必死になっているワタシは、いつしか臆病者としての生き方しかわからなくなってしまいました。

どこから聞こえてくるのか

そんな時、なんとなく遠くの方から聞こえてくる言葉がありました。

「負けるな。負けるな。まだやれる。始めたばっかりだよ。あんたはまだ負けたわけじゃない。諦めるには早いだろ?ウジウジしてる場合じゃない。本当の敵は周りにいる他人じゃないことにそろそろ気づくんだ!」そう言われたような気がしました。

そうは言っても、ウジウジした気持ちが消えてくれるわけでもありません。

ただ、心がポキンと折れてしまいそうになる時には、そうやって声をかけてくれる“誰か”の声が聞こえてくるんです。

映画を観ている時に聞こえてくることもあれば、音楽を聴いているときに聞こえてくる時もある。

時には何もないところでふと、誰かに呼び止められた気がする時だってある。

気がつけばワタシは、そうやって名前も知らない誰かに喝を入れられ、時には応援団のように旗を振り上げて応援されることもありました。

強くなくてもいいんだ

無意識にある「強くならなけれいけない」「言ったことは守らなければいけない」そうやって、クソ真面目にひたすら心に負荷をかけていたのかもしれません。

だから少しでもうまくいかなくなると、途端に不安の波が押し寄せて、絶望的になってしまうこともありました。

けれども、何度も声をかけてもらうにつれて、ようやく気がついたんです。

「強くある必要はないんだ」ということに。

「弱くても、どれだけ寄り道しても、たった一つだけ曲げずに貫く小さな信念さえあれば、いつかきっと、その信念は大きな幹になり、美しい花を咲かせる日が来ること」も。

弱さの中に芽吹くもの

色々な感情を経験し、そして挫折もたくさん味わってきました。

何度も後ろを振り返り、そして丁寧に育ててきた花を自ら踏み潰して枯らすこともありました。

けれどもその行為は、何一つワタシのためにはなりませんでした。

その代わりに、「心の敗北」という不名誉な感情だけが、いつまでも残り続けてしまい、新しい芽を咲かせる妨げをしていたんです。

弱さを知った人だけが見える景色があるのなら、必要以上に後ろ向きになることはやめようと思います。

いや、やめるのではなく、新たな芽吹に気づけるような心を育てていこうと思うのです。

あらゆる言葉を聞き、自分の中にあるほんの少しの可能性を信じてあげられるように。

きっとその繰り返しをすることで、心の敗北はいつか、成長へとつながるかもしれないから。

短い言葉に思いを託し

夢を追いかけることは決して簡単ではない。

当たり前のことをやり続けることも、簡単なことじゃない。

ただ、いっときの感情に身を任せて、自分の信念を全て枯らすことは決してしないように・・・。

そう自分に言い聞かせるのです。

「負けるな!」その短い言葉に、全ての思いを託しながら・・・。

ナイーブな私に勇気をください

  1. TK1979 より:

    負けるなを読んで

     納言さんは、ほんと真面目な方です。
     クソ真面目にひたすら心に負荷をかけてきた。そのようですね。
     私もそうですが、『心が軽石』のような状態になってしまったのでしょうね。
     些細なことでボロボロ砕けていくような感じがします。また、心もとない強い刺激を与えたら砕けちってしまいます。私は、柔らかなオブラートに包みながら働いています。
     私が復帰した時のことを思いだしながら、読まして頂きました。事務職から生産業の現場に変わったので、何がなんだかさっぱりわかりませんでした。1日目は、かなりの筋肉痛と食欲不振·吐き気に見舞われました。笑
    しかし、なんとなく勤労意欲が湧いてるのには驚きました。笑
     一年間アルバイトをして正社員になりました。アルバイトの時に感じたことは、『言われたことだけをしたら良い。また、良かれと思って自ら行うことは、大抵良くない』と言うことを学びました。あくまで私の場合のアルバイトと正社員の違いでしょうか。
     そんなことを思いださせて頂いたエッセイでした。ありがとうございます。

    • いつも読んでくださり、ありがとうございます!
      TKさんの言うとおり、ワタシはきっと「クソ真面目」なんですよね。笑
      ついつい昔の癖で、今の職場でも「何かやらなきゃ。動かなきゃ」と言う気持ちに駆られながら、一人焦っている自分がいるような気がします。笑
      あまりにもこんを詰め過ぎてしまうと、きっとまた同じことになってしまう。
      だからこれからは肩の力を抜いて仕事ができるように、少しずつ慣れていこうと思います。
      慣れていない場所、慣れていない業務、慣れていない人間関係、全てが慣れていない尽くしですが、気負いせずにゆっくりやっていきたいと思います。
      素敵な言葉を、ありがとうございました。

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