リクエスト企画「最もお金がなかった時」

コラボ企画

このテーマをいただいた時、「なんていいテーマをくれたんだ!いつもの納言のテイストとは違ったおちゃらけ回でもしちゃおうかな」なんて思いながら、ようやくブログで書く機会が巡ってきました。

本当にお待たせしました・・・。

ということで納言にとって、人生最大の危機「お金がなかった時」スタートです!

それは・・・今!

もうこの言葉につきます。笑

本当に今まさに、お金のない中で生きています。

というよりも、「社会の底辺からこんにちは」とブログのタイトルをつけているのですが、サブタイトルで「〜お金がないまま生きてます〜」的な言葉を添えたいくらい、今まさにお金のない状況の中で生きてます。

今でこそ、「ワタシは貧乏だけど頑張ってます」なんて前向きな言葉を言えるようになりましたが、少し前まではもう、それはそれはこの世の終わりみたいな顔をして、通帳と睨めっこをしていました。

お金がないと、心まで貧しくなってくる。

その言葉通り、ワタシはまさに感情もジェットコースターのように浮き沈みも激しく、やたらイライラしていたような気がします。

もういいて、年金

これは本当に、辛かった。

仕事を辞めてから、当たり前のように日常はやってくるのですが、何せ私たち夫婦は揃いも揃って病院通いをせざるを得なくなっていたのです。

ワタシは頭痛外来に通い、ましゅぴはコロナの後遺症であらゆる病院を転々と回っていました。

検査をするたびに異常なしと言われるもんだから、身体的にも精神的にもかなり疲労が溜まっていたと思います。

それなのに、ヤツはやってくるんです。

真っ赤な封筒に入れられて「年金事務所」という見たくもない文字を添えて、やってくるんです。

仕事を辞めてしまった今、頼りになるのは彼しかいません。

それなのに毎月病院代だけでもかなりの金額が消えていました。その上生活費から、あらゆる保険やローン。そして税金を払えばもうお金を捻出することが難しかったのです。

だから何度もかけ合いました。

「どうにか年金を減免してください」と。それなのに、真っ赤な顔してやってくる年金の紙に、我を忘れて「もう!!!年金はいいてっ!」とブチギレたこともありました。笑

働きたいけど、働けない

共働きだったら、年金事務所からのハガキに怒りをぶつける必要もありませんでした。

けれども、心も体も壊して仕事を辞めてしまったワタシにとって、すぐに仕事を探して働きに出ることが、とても難しい状態にあったんです。

だからこそ、今まで貯めてきたお金を切り崩しながら生きていました。

その現状は、変わっていません。

ただ唯一救われたのは、彼がワタシの分までなんとか生活費を捻出してくれて、ワタシも保育士として働いていた頃の蓄えがあったことだけは、心の底から(良かったなぁ)と思っています。

支えられて生きてます

ということで私たち夫婦は、今のところあらゆる人に助けられながら生きています。友人には「ごめん。今は無職でお金がないから、お金を使わない遊びにして」とお願いをして、子どもの頃に戻ったように、家でゴロゴロするだけの一日を過ごしたり、公園に行って一緒に体を動かして遊んだりしてもらっています。

何かあれば近くにいる両親に助けてもらいながら、なんとか毎日ご飯が食べられる状態になっています。

遠い昔のワタシなら、「結婚したら、自分でご飯を作って、生活を自分たちでしていくんだ!」そう思っていました。

しかし現実は、色々な人に助けられながら、色々な人に迷惑もかけながら毎日必死に生きているんです。

初めの頃は、その生活自体が本当に惨めで情けなかったです。

けれども今となっては、そんなことで自分を責めて、さらいに追い詰めることをやめました。

だから家族には、「有名になるまで宝払いにしといて」そう伝えています。笑

甘えることを覚えた今は・・・

かつてのワタシなら、完璧主義であるが故にどんどん自分の首を絞めて、今頃は生活さえもできなくなっていたかもしれません。

少し前までのワタシなら、こんな考え方をすることもできませんでした。

弱さを見せ、頼ることであらゆる人たちに支えてもらいながら、自分の身の丈に合った生活を送ることが出来ているのです。

この年齢なら当たり前にできていることが、今のワタシにはできていません。

けれども、それでいいんじゃないかって思っています。

人生の中で、立ち直れないほどに心を壊したことがありました。

あの頃に比べれば、お金がなくても生活に色があるような気がします。

贅沢ができなくても、心から笑えることが増えました。

だからもう少しだけ、家族にも、友だちにも甘えながら生きていこうと思っています。

いつか大きな恩返しができる、その日まで・・・。

ナイーブな私に勇気をください

  1. TK1979 より:

    最もお金が···を読んで

    お金がないまま生きてます~

     まずこの言葉で20代のころの先輩からの助言を思いだしました。
    『1人では生活できないけど2人ならできる』
     言われた時は、何を言っているのか意味不明でした。追々意味がわかるのですが長くなるので省略します。笑
     私も通算4年にわたり、立ち直れないほどの心を壊したことがあり、大切なものを色々と失いました。
     当然その中にお金もありました。
     仕事も失っていたので収入のあてがありません。すべて滞納でマイナスです。年金も。笑
     その時に生きて行く上でお金がかかる割に必要のないものをやめることにしました。
     まずはタバコ、そして体を壊しているのでアルコール。タバコは直ぐに止めましたが、アルコールは6年かかりました。心を壊している時アルコールにたよりすぎたからでしょうね。笑
     ひょんな出会いで他人様に仕事を紹介していただいて現在に至ります。
     どうしたら蓄えができるか、そんなことを考えながら日々納言さんのエッセイと向き合っています。笑
     ありがとうございます。

     

    • お金がないと考え方まで卑屈になり、今まであった自信さえも奪われてしまうような気がする時があります。
      タバコとお酒を断ち切ることは、想像を絶するほど大変な道だったことでしょう。
      大きな勇気と、自分と向き合う力がなければ簡単にできることではないと思います。
      ワタシも仕事を辞めてから、何度もお金が減っていく恐怖と向き合いながら、通帳と睨めっこをして生きてきました。
      そして今でもその渦中にいます。いつかTK1979さんのように、前を向いて、好きなことを純粋に楽しめるようになりたいと、改めて感じました。
      人は有形資産と無形資産の二つで支えられていると教えてもらったことがありました。
      有形資産は、実際に手にする対価だそうです。
      無形資産は、出会いや人のつながりを意味すると教えてもらいました。
      ワタシは有形資産は、同年代の人に比べて全くと言っていいほどありません。
      けれども無形資産は、ありがたいことにSNSの関わりも含めて少しずつ溜まってきているような気がします。
      お金では買えない価値のある存在をこれからも大切にしながら、生きていきたいと再確認させていただいたコメントとなりました。
      いつも勇気をくださり、本当にありがとうございます。

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