ワタシには苦手なものがいくつもあります。
食べ物だったり、虫だったり、肩で風を切りながら歩いてこちらにアピールしてくる人だったり・・・。
まぁ、苦手なものをあげたらキリがないのですが、今回はその中でも異色のアイツらの話をしようと思います。
もしかしたら共感してもらえるかもしれないし、むしろ「おいおい、それはないだろう」なんて言われるかもしれないけれど、今回は、納言の苦手なアイツらについて書いていこうと思います。
それでは小話、スタートです。
まとわりついてくるアイツ
まず一つ目の苦手なもの、それは・・・片栗粉です。
意外でしたか?それとも「あぁ、なんとなくわかる気がする」という称賛の声が、遠くの方でこだましているでしょうか。
片栗粉というものは、料理をする時にたまに登場するんですよね。
とろみを付けたり、何かしらの料理に登場したり。小学生の頃は、お腹が空きすぎると、お湯で溶かしてわらび餅風のおやつを作るのにも大活躍してくれました。
だがしかし、アイツの恐ろしさをワタシは知っている。
触ると手の中でキュルキュルと音を立てて、全身から悪寒が走るほどの手触りを味わわせてくるんです。
どうもあの手触りが苦手で、付いてしまった粉を払おうとすると、余計に付いてキュルキュル地獄に陥るなんてこともあるんです。
誰が考えたんだ!あのキュルキュルは。
どうして手の中で異様な手触りのハーモニーを奏でてくるんだ。
ワタシがいつ「すみません。今日もいっちょ、よろしくお願いします!!!片栗粉先輩」なんてお願いしたんだよ!と言いたくなるほど、あの手触りがどうしても苦手なんです。
「そんなんだったら触らなければいいじゃない」と思ったそこのあなた。
そうワタシは、触らないための努力と改良を重ねてきました。
手袋をはめてみたり、筒の中に入って売られている片栗粉が出せるようなものを買ったりもしたんです。
しかし、やつは違った。
油断をしているこちらを見透かしてなのか、ほんの少しだけ溢れている粉に気づかずに触れてしまった時、不意にキュルっと感触を残して、攻撃を仕掛けてくる。
「お前は忍びなのか!!!!!」とツッコミを入れてしまいたくなるほど、油断も隙もあったもんじゃない。
といった具合に、今でも片栗粉との折り合いがつかないまま、本当にどうしても必要な時しか使用しないという愚策を行なっているんです。
床にスタンバってるアイツ
さてお次の刺客は、そう。
温泉やプールの床、そしてその狭間でじっと機会を伺っている髪の毛たち。
小学生の頃、プールが大好きでした。
もちろん海も好きだったし、温泉も好きだった。
しかし、思春期を迎えたあたりで気づいてしまったのです。
更衣室の床の網目と、その下に隠れている無数の髪の毛に。
それを見た時の気持ちは、今でも忘れません。
鳥肌が立ち、気持ち悪さに更衣室を飛び出してしまいそうになる程の脅威。何より全ての足をつけて歩くことが不可能になってしまった今、つま先立ちでなんとか面積を減らして歩くことを意識するしか、救われる道はありませんでした。
授業でプールがあるし、家族で温泉に行く機会だってある。
これはどうしたものか、本気で悩んだ時もありました。
そして今ワタシができることは、温泉にもプールにも行かないという最終手段です。
更衣室の床、水で濡れている床、そして誰の毛かも分からない毛が挟まっている隙間。全てが生理的に受け付けないのです。
これはもう、どうすることも出来ない・・・。
基本的に濡れた床というシュチュエーションが、もう無理なのかもしれません。
ただ旅行に出かけたり、祖父母の家に行った時には、どうしてもお風呂に入らなくてはなりません。
基本的に人の家のお風呂も苦手なので、入る時間を猛烈に短縮して、つま先立ちを意識して入っています。
こんなにもくつろげないお風呂の入り方をしているのは、色々と損をしている気もしますが・・・・
それでもワタシは、断固として温泉に入ることはしません。
ちなみに公共施設の床を素足で歩くなどの場面も全て無理なので、靴下を持参するか、なければその場で買うという不便さを感じながら生きています。笑
我ながら、大変な生き方をしているような気もしますが・・・。
苦手なものと向き合いません
ワタシは苦手なものと向き合うことをやめました。
というのも、昔は克服するために試行錯誤した時もありましたが、「いや待てよ。嫌なことは我慢しなくてもいいんじゃないか。だって嫌なものはあるんだもん。嫌いな食べ物も、苦手なことも、生活に必要なことなら頑張るけれど、これくらいなら、まぁいっか」と思って、頑張ることをやめました。笑
人間不完全だし、苦手なことも嫌なこともある。
本当に必要な時だけは、頑張ることに決めました。
皆さんには苦手なものや、「これだけはどうしても!!!」なんてことはありますか?
ちなみに納言は、蚊だけはどれだけ苦手で触りたくなかったとしても、退治します。笑
アイツだけは絶対に許さない。
血を吸うだけならまだしも、痒みを与えて恩を仇で返すような不届きものは、いくら苦手でも、大っ嫌いで排除しようと心に誓っているのです。
今まさにワタシの真横を優雅に通り過ぎた蚊を退治すべく、今日はこの辺で・・・。
待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!
絶対に仕留めてやる!!
ナイーブな私に勇気をください