保育士時代の体験談・過去のトラウマ

保育士時代の体験談・過去のトラウマ

気遣いと心遣い

「気を遣ってくれて、ありがとう」そう言葉にしてもらうたびに、心の中では微かな違和感を感じていました。 何一つ悪気があって言っているわけではないけれど、少しだけ寂しさを覚えるようになっていきました。 そして夫にも、「いつも気を遣ってくれて、あ...
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ワタシの心は、いつもどこかで

ワタシは今でこそ、自分の性について話をすることができています。 それは理解してくれる人がいて、心の中を知ろうとしてくれる友人がいるからこそです。 ただ独りぼっちの時間が長かったので、ワタシの心は一体何と葛藤しているのかが、分かりませんでした...
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ワタシを隠した心の殻

随分昔からワタシにはとても分厚く、そして脱ぐことの出来なかった殻がまとわりついていました。 信じていた人たちに裏切られて、また信じてみようと一歩を踏み出し、また裏切られる。 そのたびに一層、二層と殻に閉じこもるようになっていきました。 人間...
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大きく息を吸い込んで

大きく息を吸い込むことが、ワタシはあまり得意ではありません。 どこかで胸が苦しくなる感じがする。 胸の奥で何かがつっかえる気がする。 少しずつ呼吸は浅くなり、頭がぼーっとしたような感覚になる。 けれどもそれは、もうずいぶん昔からの癖のような...
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あなたへのギフトを

「人はそれぞれ神様から生まれた時に贈り物をされるんだ。それが個性となって才能となる。だからね、人と違うことを誇りに思っていいんだよ。それは神様から与えられた大切な『ギフト』なんだから」 この言葉は、ある時ましゅぴがワタシに言ってくれた言葉で...
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嫉妬の心が芽生えても

ずっと隠してきた気持ちがありました。 誰にも言えずに、沸々と湧き出てくる想いをグッと堪えていた時期が。 誰かを見ては、何かと比べて自分自身を哀れに思っていたんです。 運動できる子が羨ましかった。 勉強ができる子が羨ましかった。 端正な顔立ち...
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ワタシなりの保育観

今まで幾度となく保育士としての文章を書き綴ってきました。 きっとそれは、ワタシの中で保育士という仕事が、そして子どもたちと過ごした毎日が、かけがえのない大切な宝物として残っているからです。 辛いことも沢山あったけれど、子どもたちと一緒なら頑...
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教え子からの手紙

20歳の時、幼稚園に就職をしました。 希望と不安を胸に抱いて、新しい生活に期待をして、子どもたちと過ごせる毎日を夢に見た春。 外は桜が舞い散り、今まさに社会人になろうとしているワタシの背中を押してくれているようでした。 沢山イメトレはしてい...
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根に持つことをやめないで

「根に持つことは悪いこと」そんなことを昔から肌で感じていました。 嫌な思いをしたこと、心に残り続けた記憶も口にすれば「まだあの時のこと根に持ってるの?」と言われてしまう。 その度に、どうして根に持つ事はいけないことなんだろうかと、一瞬立ち止...
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才能の芽に花が咲く日まで

夫と出会うまでの私の人生は、本当に悲惨なものでした。 常に誰かを羨み、時には憧れが嫉妬に変わり、そして最後には「どうせ私なんて・・・」と下を向くことしかできませんでした。 いや、もしかすると、負の感情を抱きながら生きる事で、自分の気持ちをな...