幸運の前兆は、いつもどん底だ

オリエンタル納言日常日記

よく「幸運の前兆には、不幸が起こることがある」といった言葉を目にしたり、耳にしたことがありますが、今まさにワタシは、不幸の連鎖の中にいます。

というのも、最近やたら上手くいかないことが続いているんです。

ワタシも彼も「どうしてこんなに嫌なことが立て続けに起こっているんだろう」と、肩を落とし、そして気持ちがどんどん下がっていくような体験をすることが多くありました。

そしてポイントなのは、二人の間で起きていることではなく、全て外部からの影響で喧嘩をすることになってしまったり、体に不調が出たりすることがあるという、どうしようもない原因だということ。

こればかりは、二人の力でどうする事もできず、解決方法も分からないまま、どんどん気持ちは落ちていく一方でした。

新婚旅行事件

一番初めに起こったのは、新婚旅行に行けるか行けないか事件でした。

新婚旅行先は、フィリピンと決まっていたのですが、実は彼のママとの間で少し問題が起きてしまい、ある発言から溝ができてしまったのです。

内容は細かくは書けませんが、珍しく彼は大きな声をあげて怒りを出し、修復が不可能になるくらいまで話は拗れる騒動がありました。

ここで私たちは、ある選択肢を視野に入れ始めました。

フィリピン旅行を続行するか。

別の国に行くか。

旅行自体を延期にするか。

この三つの中での選択肢を二人で出したものの、時間はどんどん過ぎてしまう。

せっかく楽しみにしていた旅行もどんどん期日も迫ってくるので、焦りと、疲れと、解決しない問題に気持ちは沈むことになっていきました。

結果的に、他の国に行くことは時期的な事もあり、延期をすることもすでに職場に話していたため難しいと判断した結果、フィリピンに行くということで落ち着いたのです。

しかし、いまだに二人の溝は埋まらないまま、ママはひと足先に祖国へと帰ってしまったのです。

原因不明の体調不良

去年の11月からコロナの後遺症に苦しんでいた彼は、病院を転々としながら、時には薬を変えたり、治療法を変えたりしながら、治すための努力をしてきました。

しかし、原因不明の咳は良くなるどころか、ひどくなる一方で、体力も少しずつ低下していきました。

あんなに元気だった彼は、咳と呼吸の苦しさを訴えるようになり、中々完治しないストレスと、原因が不明な謎の症状に不安はピークに達していました。

薬の量だけが増え、病院を変えても「異常はない」と言われる始末。そこに更なるストレスを感じたまま、彼の原因不明の咳と倦怠感は、いまだに良くなる兆しがありません。

旅行会社との一波乱

これもつい最近起こった事なのですが、気持ちを無理やり前向きにしようと決め、旅行会社にプランを立てにいきました。

私たちは非日常を体験したいと伝え、それにあったものを探してもらうと、なんとホテルの空きがあり、二人で大喜びと共に心の底から安堵をしたのを覚えています。

しかし、問題はここからでした。

実はその旅行会社では、入金をしてからの予約となるという事もあり、入金した数日後に「実は予約が埋まってしまい、取れませんでした」と言われてしまったのです。

一度訪れた時には「空いています」と言われ、再度訪れた時も「空いています」と言われたから入金をしたのにも関わらず、なんと空きがなくなってしまったことに、大困惑。

しかし、事前に「予約が埋まって取れない場合があるかもしれません」と言ってくれていたのなら諦めもついたのですが、それもなく「事前に空きの確認をしますとこちらは言いましたよね」と言われたもんだから、珍しく納言は怒り狂ったのです。笑

悲しいやら、やるせないやら、もう怒りを通り越して頭の中はグチャグチャになりながらも、なんとか話を進め、とりあえず別の部屋で予約を取ることができました。

しかし、後にも先にもあんなに怒りを出し、そして悲しい思いを相手にしたことはないかもしれません。

負の連鎖は続いていく

ちなみにその他にも、悲しいことは何度か続き、私たちの中でも「どうしてこんなに上手くいかないんだろう」と今にも泣きそうな顔をしながら、二人で本気で凹んだことが何度かありました。

確かに「大きな幸運の前には、不幸は続く」と言われる事もあるけれど、それにしても「続きすぎだよぉ〜」と思うほど、最近は本当に悲しいことや、怒りを感じること、そして虚無感を抱くことが多くありました。

二人の問題ならば話し合いで解決できることも、全く別の人とのトラブルだから、どうしようもなく、振り回されてしまうことが多かったような気がします。

幸運が来るのはいつなのか

負の連鎖が続いている今、幸運がいつやってくるかを今はただひたすら待っている状態です。

きっとこれ以上の不幸が訪れてこようもんなら、私たちは立ち直れないかもしれません。笑

そして今はただ、これから起こる幸運のために、ひたすら寝る前に「神様お願いします。もう不幸は十分なんで、そろそろ幸運いいですか?」と願うばかりです。

 

コメント ナイーブな私に勇気をください

  1. TK1979 より:

    幸運の前兆···を読んで

     そうですね納言さん。
     なんででしょうか、不幸はつづくように思えますね。不幸自体インパクトがあるので、ほんの些細な幸せを忘れさせてしまうのでしょうね。
     冷静になって、ほんの些細な幸せを見逃さないようにします。
     そんな思いを抱かされるエッセイでした。ありがとうございます。
     追記
     納言さんの落ち着いた朗読、また文章と違った熱意が感じ取られ感動すら覚えました。ありがとうございました。また、何かの機会にお聴きしたいものですね

    • オリエンタル納言 オリエンタル納言 より:

      いつも読んでくださり、ありがとうございます。
      不幸が続いている時って、本当に暗いトンネルの中をひたすら歩いているような気がします。
      終わりのない道をずっと・・・。
      ただ永遠なんてものはなくて、それは不幸も同じことだと思うんです。
      辛い期間がたとえ長かったとしても、いつか光が差し込んで、新たな道が見えてくる日が来る。それをワタシは、焦らずに色々な人に頼りながら歩んでいきたいと思います。

      そして、朗読の提案をしてくださり、ありがとうございました。
      ワタシにとっても、新たな試みに久しぶりにワクワクしました。
      また機会があればやってみようと思います。

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